先物取引やオプション取引でよく聞く「限月(げんげつ)」とは?

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先物取引やオプション取引で、「限月」(げんげつ)という言葉があります。これは、株の現物取引にはない概念で、先物取引やオプション取引では必ず理解しておかなければならないものです。この記事では、先物取引やオプション取引で必須の「限月」について解説します。

なお、先物取引やオプション取引の基本的知識については、『先物取引とは|現物取引にはない3つのメリットとは』、『オプションとは~取引前に初心者がおさえておくべきこと』をご参照下さい。

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木原 克明

木原 克明

システム会社経営、外資系コンサルティング会社勤務を経て、現在はエンジュク株式会社のシステム担当として勤務。IPO投資やイベント投資などの日本株投資を実践するほか、米国株オプション投資を実践している。日本の個人投資家に米国株オプションの魅力を伝えるエバンジェリスト(自称)。好きな言葉は「感謝」。

1.限月とは

限月とは、先物取引やオプション取引の期限が到来する期日のことです。先物取引では、将来のある時点の株価を今の時点で売買する取引を行います。

例えば、日経平均株価を対象とした先物取引を例にすると、2018年3月の時点で日経平均先物の6月限(「ろくがつぎり」と読みます)というものが取引されています。これは、期日が6月の先物であることを意味しています。

次の画像をご覧下さい。

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画像の①は取引対象が日経平均先物、②は限月が2018年6月、③は取引市場が大阪証券取引所、④は現在価格をそれぞれ表わしています。

この先物では、「将来の2018年6月の日経平均株価」を現時点で取引しているわけです。日経平均先物では、この他にも、2018年9月、2018年12月など複数の限月の先物が取引されています。

もう1つ、画像をご覧下さい。

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この赤枠の部分のように、先物取引では限月というものが存在しているので、同じ原資産(先物取引の対象となる資産)でも複数の先物が取引されています。

日経平均先物の限月は3月、6月、9月、12月で、2018年時点では2022年のものまで取引されています。売気配のところを見ると分かりますが、直近のもの以外はあまり取引されていません。

また、日経平均先物ミニや日経225オプションという商品もあります。こちらは、もっと多くの限月が取引されています。具体的にどの限月が取引可能かは若干複雑なので、詳細は日本取引所グループの日経先物ミニ限月取引早見表日経225オプション限月取引早見表をご参照下さい。

2.限月を利用した取引

2.1.限月間さや取り

先物取引では、これまで説明してきた「限月」を利用して利益をあげる方法も存在しています。その一つが、「限月間さや取り」と呼ばれる手法です。

ここでいう「さや」というのは、ある限月と別の限月の価格の差のことです。例えば、ある日の日経平均先物で6月限の価格が21,700円、9月限の価格が21,600円だとすると、6月限と9月限の「さや」は100円ということになります。

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限月間さや取りでは、この「さや」を利用して利益を狙います。

例えば、「さや」の拡大を狙って「9月限を売り、6月限を買う」といった組み合わせで取引したり、逆に「さや」の縮小を狙って「6月限を売って、9月限を買う」といった取引を行います。

2.2.VIX指数を利用した限月間さや取り

アメリカにはVIX指数(恐怖指数)というものがあり、この指数に連動した先物としてVIX指数先物が取引されています。

このVIX指数先物には、先の限月になるほど限月間のさやが狭く、近くの限月になるほどさやが拡大していくという傾向があります。VIX指数先物では、この動きを利用して限月間さや取りを行うことも可能です。

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なお、VIX指数先物の限月間さや取りについては、『VIX先物のカレンダースプレッドで利益を上げる方法と必要な知識』で詳しく説明していますので、ご参考下さい。

2.3.限月間さや取りのリスク

限月間さや取りにはリスクもあります。日経平均先物の例で、「さや」の縮小を狙って「9月限を売り、6月限を買う」という取引を行った後、首尾よく「さや」が縮小していけば、利益になっていきますが、逆にさやが拡大する場合もあります。

この場合、当初のポジションから「さや」が拡大することにより、損失が発生してしまいます。限月間さや取りには、このようなリスクがあることも認識しておく必要があります。

まとめ

「限月」は、先物やオプション特有のものです。仕組みをよく理解して手順さえ覚えれば、限月間さや取りのような手法も比較的簡単に実践できますので、ぜひチャレンジして取引の幅を広げていただければと思います。

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