デファクトスタンダード(3545)8月唯一のIPO 初値は好発進が期待できる 需給注意

 デファクトスタンダードはテレビCMで「ブランド売るならブランディア~♪」で知られている買取サイト「ブランディア」の運営を行っています。8月唯一のIPOなので7月IPOからの空白期間と知名度の高さから注目度が高い案件になります。また、公募売り出し数がやや多いので公募獲得がしやすい面が評価できます。IPOセカンダリーについては初値高騰が予想されるので初値が決まってから参加するスタンスで注目します。

銘柄情報
銘柄コード  3545 銘柄名 デファクトスタンダード 市場 マザーズ
事業内容 ブランド・ファッションに特化した自社運営サイト「ブランディア」
および他社提携のEC(電子商取引)サイトを通じた宅配買い取り、販売

評価

初値の期待度 セカンダリー妙味 総合評価
A B B
予想初値
 3,000円

公募申込戦略

デファクトスタンダードは公募売り出しが1,100,000株あります。シンジケートは主幹事の大和証券を始め、その他幹事証券7社で構成されています。主幹事の大和証券が90%の占有率なので990,000株に及びます。第2位の日興証券が33,000株、第3位のエース証券が22,000株なので主幹事への申し込みに集中したほうが良さそうです。(上位以下は11,000株と少数のため)大和証券は990,000株なので店頭が841,500株、ネットが148,500株になります。

需給面

 同社は公募売り出し株数が1,100,000株のため、想定価格1,630円では吸収額が20億円、時価総額が70億円になります。大株主にVCは含まれませんが筆頭株主のBEENOSが保有する2,607,500株はロックアップ(公募価格より1.5倍を上回った場合は売却して良い)がついていますので、グループ会社といっても一部利益確定してくることが予想されるので注意が必要です。SOについては480,000株のリスクがありますが、その内の約350,000株には業績に応じた行使制限がついているので実質130,000株が上場時のリスクになります。

成長性

 同社はネットに特化した買取サイト「ブランディア」の運営、サイトを通じたブランド、時計、アパレル、アクセサリー等の販売、ECサイト運営代行などを主に取り組んでいます。とりわけ買取サイト「ブランディア」はハイブランドから身近なブランドまで6,000種類以上と幅広く扱っており、2016年5月に利用者数が150万人を超えています。業績は増収増益であり、「ブランディア」の知名度の高さから初値については順調な結果になることが予想されます。セカンダリーについては初値形成後の急落を狙う方法を狙いたい。

【評価の解説】

初値の期待度とは、公募価格よりも高い初値が付く可能性が高いと考えられるものです。この評価が高い銘柄は、『IPO 株の当選確率を上げる3 つのテクニック』を使って、積極的に申し込みをすると良いでしょう。セカンダリー妙味とは、上場後に株を取得しても、尚、値上がり益を見込める可能性が高いものです。この評価が高い銘柄は『IPO セカンダリー投資で会社員が年間数100万円の利益を得た方法』を参考に、利益の増大を目指してみるのも手です。また、初心者の方は、IPO 投資の基礎として、『IPO投資で収益率26.6%の成功例!絶対知っておくべき2つのノウハウ』にも目を通しておきましょう。

基本条件
仮条件 1,500 ~  1,630 円
公募価格 2016年8月23日 決定予定
ブックビル期間 2016年8月16日 ~ 2016年8月22日
購入申込み期間 2016年8月24日 ~ 2016年8月29日
上場予定日 2016年8月31日
上場時発行済株数 4,347,500株 (別に潜在株式167,500株)
公募売出数 1,100,000株(公募1,100,000株)
想定発行価格 1,630円
購入に必要な
想定金額
163,000円
引受証券会社
役割 証券会社 割当数 割合
主幹事証券 大和  990,000  
引受証券 SBI  33,000  
引受証券 SMBC日興  22,000  
引受証券 岩井コスモ  11,000  
引受証券 いちよし  11,000  
引受証券 藍澤  11,000  
引受証券 エース  11,000  
引受証券 極東  11,000  
既存株主およびロックアップ条件(VCリスク:C)
氏名 株数 割合 ロックアップ
BEENOS 2,607,500株 69.91%  90日or 1.5倍
尾嶋 崇遠 410,000株 10.99%  90日or 1.5倍
伊藤忠商事 350,000株 9.38%  
植松 勇人 80,000株 2.14%  90日or 1.5倍
石田 和也 72,500株 1.94%  90日or 1.5倍
丸尾 隆 40,000株 1.07%  90日or 1.5倍
岸上 弘幸 40,000株 1.07%  
金子 俊一郎 23,000株 0.62%  
和出 憲一郎 18,750株 0.50%  
伊藤 純 18,000株 0.48%   
既存株主合計  3,729,950株  ロックアップカバー率 86.98%
ストックオプション付与状況(SOリスク:C)
総会決議日 株数 行使価格 行使期間
2008年9月22日 130,000株 152円 2010年9月23日~2018年9月22日
2010年9月23日 950株 1,335円 2017年6月23日~2025年6月7日
2016年6月8日 331,200株 1,335円 2015年6月23日~2025年6月7日
2015年9月30日 20,300株 1,335円 2015年6月23日~2025年6月7日
合計  482,450株 上場時行使可能株数  481,500株
直近の業績
業績動向(百万円) 売上高 営業利益 経常利益 純利益
(単独実績)2014.9 6,387 170 166 100
(単独実績)2015.9 8,622 195 201 143
(単独予想)2016.9 9,851 330 302 194
(単独3Q累計実績)2016.9 7,310 296 296 196

 

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柳橋義昭

柳橋義昭

IPO投資を中心にイベント投資なども実践する兼業トレーダー。 IPO投資については証券会社にてIPOの業務に携わっていた経験や証券ディーラーだった経験を活かして独自の攻略法を構築し抽選や裁量配分の収益よりもセカンダリーの収益の方が大きい。

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