チャネルラインでトレンドの値幅を知り利益を伸ばすための知識と方法

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FXにおいてチャネルラインは非常に多くの情報を与えてくれます。それも全て、以下のように重要な情報です。

  • トレンドの方向性や強さ
  • トレンドの中の反落ポイント(押し目と戻し目)
  • ブレイク後に値がどこまで動くか(=値幅)

そのため、チャネルラインを使いこなせるようになったら、あなたのチャート分析のスキルはまた一段レベルアップすることになります。そして、チャート分析力のレベルアップは稼ぎに直結します。そのためにも、ぜひ、しっかりと読んで頂き、吸収して頂ければと思います。

エリオット波動
当ページでお伝えしているチャネルラインの値幅の考え方や、相場はN字で進むという考え方は、エリオット波動と合わせるとトレーダーにとって非常に大きな武器となります。ぜひ、『エリオット波動とは?億トレーダーの勝つための本当の土台』も合わせてご覧ください。両方、理解して実践できるようになると、それは、あなたが勝てるようになっていることを意味します。

目次

1. チャネルラインとは

チャネルラインとは、トレンドラインと、それに平行に引いたラインの二本の線のことをいいます。以下の図をご覧ください。

③チャネルライン

ローソク足の安値同士を結んだ上昇トレンドラインAと、それと平行のラインをローソク足の高値側に移動させたラインがあります。この二本の線を合わせてチャネルラインと言います。二本のラインの傾きは必ず同じになります。

1.1. アウトラインとチャネルアップ・チャネルダウン

さて、チャネルラインについて学ぶ上では、以下の二つの用語を覚えておくと便利です。

  • アウトライン
  • チャネルアップ・チャネルダウン

それぞれ解説しておきます。

1.1.1. アウトライン

トレンドラインと平行に引いた線のことをアウトラインといいます。下図だと安値同士を結んだ上昇トレンドラインを、そのまま上方向にスライドさせたA・B・Cのラインのそれぞれがアウトラインです。

アウトライン2

下図はアウトラインだけを残したものです。

アウトライン1

下降トレンドの場合は、高値同士を結ぶ下降トレンドラインを、平行に安値側に移したものがアウトラインになります。

1.1.2. チャネルアップとチャネルダウン

チャネルラインのうち、下降しているものをチャネルダウン、上昇しているものをチャネルアップといいます。

④チャネルライン

1.2. チャネルラインの引き方(トレンドラインから先に引く)

 チャネルラインを引くときは、まずトレンドラインを引いてからアウトラインを引くようにしましょう。なぜなら、トレンドラインはトレンドがスタートする点を起点として、アウトラインはトレンドが終わる点を終点とするラインだからです。

ラインを引いて相場を正しく理解するためには、時間の流れに沿って、実況するような気持ちでラインを引くことがコツです。時間の経過で言えば、トレンドの起点が先にできて、最後に終点ができますよね。そのため、先にトレンドラインを引いてからアウトラインを引いた方が、相場を把握しやすいのです。

時には、先にアウトラインから引くときもないわけではありません。それでも、普段はできるだけトレンドラインを先に引く癖をつけましょう。

2. チャネルラインの見方のルール

続いてチャネルラインの見方を説明させて頂きます。見方には以下の三つあります。

  • 相場はチャネルラインの値幅で動く
  • チャネルラインの長さ・角度・値幅で相場の強さを判断する
  • 一つのチャネルラインだけでは判断しないこと

それぞれ見ていきましょう。

2.1. 相場はチャネルラインの値幅で動く

下の図の白い丸の部分をご覧ください。トレンドラインAを上にスライドしただけなのに、ローソク足は、高値と安値でピッタリと止まっています。

③チャネルライン

このように、相場は一定の値幅を何度も往復して動く傾向が強いのです。これは、レンジ相場でもトレンド相場でも同じです。

レンジ相場のときは、同じ価格帯を往復します。トレンドのときは、チャネルラインは斜めになります。しかし、チャネルラインの間で一定の値幅が保たれるのが基本です。このようにチャネルラインは、相場の動きと方向性をわかりやすく表してくれる大切なラインなのです。

以下の、何もラインを引いていないときのチャートと見比べてみましょう。チャネルラインがどれだけ相場をわかりやすくしてくれるかが一目瞭然ですね。

①チャネルライン

それでは、なぜ相場は、このようにチャネルラインの値幅で上下動するのでしょうか。ここで思い出していただきたいのが、『トレンドとは|FXで勝つための相場の基本』でお伝えした、「相場は常にNの字で動いている」というルールです。

以下の図をご覧ください。

③豪ドル円(0713)

どんなに強いトレンドでも、必ず押し目や戻し目をつけながらN字で動いていきます。トレンドが一直線に上がり続けることはありません。上昇トレンドのときは、上昇したら、小休止のために一時的に下落し(=押し目)、また上昇していきます。下降トレンドの時は、下降したら一時的に反発し(=戻し目)、また下降していきます。

なぜかというと、例えば、上昇しているということは、売りよりも買い圧力が強いということです。つまり、買いポジションを持っているトレーダーが大勢いるということです。そして、相場が高値を越えると、買いポジションを持っているトレーダーの含み益が増えます。そうなると、そこでポジションを売って、利益を確定しておきたいと考えるトレーダーが出てきます。このときの一時的な売り注文の増加が、相場の反落の要因です。

しかし、まだ上昇トレンドの最中なので、この下げを押し目だと判断したトレーダーが、また買い注文を入れます。このような買いや売りの圧力の上下動が、相場にN字の波を描かせる要因なのです。このようなN字の相場の波があるからこそ、チャネルラインを引くことができます。

2.2.チャネルラインの長さ・角度・値幅で相場の強さを判断する

次に以下の図をご覧ください。

アウトライン2

Aのチャネルラインの波で進んでいた相場が、Bの緩やかな角度に変わり、Bの上昇トレンドの波が終わって、Cの右肩下がりのトレンドになっているという相場環境です。チャネルラインがあることによって、A・B・Cのそれぞれの波の値幅と角度が非常にわかりやすくなっていることがわかると思います。

具体的には、チャネルラインは、以下の三つの視点で見て、相場を判断します。

  • チャネルラインの長さ:長いほど支持/抵抗の力が強く、ブレイク後の反動も大きい。
  • チャネルラインの角度:急なほどトレンドの力が強いが短くなる。
  • チャネルラインの値幅 :値幅が広いほど、そのトレンドは強く長く続く。

A・B・Cのチャネルラインは、それぞれ、長さ・角度・値幅が異なります。

まず、AよりもBの方が、角度が緩やかで、値幅も広いですね。そのためBの方が長くトレンドが続いています。しかし、Aの方が角度が急なので、短期で、強い上昇トレンドが発生しています。このように、三つの視点でチャネルラインを見ると、相場の動きをより具体的に分析できるようになります。

別の相場も見てみましょう。

チャネル抜け

黄色のチャネルラインは、太く長く緩やかに続いています。白色のチャネルラインは、細く短く急激に上昇しています。それぞれ太い幹と、細い枝のように理解すると覚えやすいです。幹が太ければ太いほど、その木はゆっくり大きく成長します。細い枝は、伸びるのは早いですが、長く伸びることなく途中で折れてしまいます。

ポイント!
チャネルラインの長さ・角度・値幅からトレンドの強さや長さを比べることができる。太い幹と細い枝に分けるとわかりやすい。太い幹は時間をかけて緩やかに成長していき、細い枝は、細く急激に成長する。

2.3. 一つのチャネルラインだけでトレードしないこと

チャネルラインを覚えたばかりのトレーダーによくある間違いが、チャネルラインの中だけでトレードするようになってしまうことです。単純な、トレンドラインに当たったら買い、アウトラインに当たったら売りという戦略では勝つことはできません。

なぜなら、トレンドラインと同様に、チャネルラインはいずれ必ずブレイクするからです。下図をご覧ください。なお、ブレイクに関しては『トレンドラインとは?引き方と役割と具体的な使い方』で解説していますのでご覧ください。

ブレイク

トレンドラインにあたったAで買い、アウトラインにあたったBで売りをすれば、勝ちトレードになります。

しかし、Aでポジションを持ったあなたは、果たしてBまで保有できるでしょうか。Bまで上がる根拠は、チャネルライン以外に何もありません。そのような薄い根拠では、実際のトレードの時は、いつ下落するか分からない不安でいっぱいになります。

たとえ含み益が出たとしても、すぐに利益確定したくなるでしょう。それならまだマシで、Aでポジションを持ったまさにそのときに、Cのようにチャネルラインを下抜けて含み損になる可能性もあります。一度はうまくいったとしても、絶対に長続きしません。一度でも、下抜けを経験するだけで、それ以降は自信を失い、同じ手法のトレードはできなくなることでしょう。

2.4. チャネルラインの中と外での戦略を考えるのが真の見方

チャネルラインを引いたときに考えていただきたいのは、上述のような、一つのチャネルラインに頼った安易な戦略ではなく、チャネルラインの流れが変わるポイントを探すことです。つまり、チャネルラインがブレイクするポイントとブレイクした後のことを考えるということです。

そうすることで、チャネルラインの中での戦略と、ブレイクした後のチャネルラインの外での戦略の両方を立てることができます。

最初からチャネルの中だけでトレードしようとすると、視野が狭くなり、絶対に勝てるようにはなりません。逆説的ですが、チャネルラインの外のことまで考えるからこそ、チャネルラインの中でも適切なトレード戦略が立てられるようになるのです。

イメージとしては、思考に以下のような違いが生まれます。

  • 狭い視野:現在このチャネルラインで上昇しているから、次にトレンドラインに当たったら買おう
  • 広い視野:現在このチャネルラインで上昇しているから、さらに上にいくには、トレンドラインとサポートラインが交差するポイントで上昇し始めるはずだ。逆にここを抜けてしまうと大きく反転するだろうし、さらに長い時間のチャートだと、下降トレンドの一時的な戻りの可能性もある。このポイント付近までは様子見をしよう。

例えば、以下の図をご覧ください。

セット2

チャネルラインだけではなく、レジスタンスラインや、別のトレンドラインを引いて分析しています。それぞれのラインが交差するところで、下落トレンドが発生する根拠を三つ見つけることができます。このチャートの事例に関しては、後ほど詳しく説明しています。

ここでは、チャネルライン一つだけではなく、ブレイク前後のことも考えて、広い視野で相場を見ることが重要だということをご理解ください。また、チャネルラインは、ブレイクすることを前提にした戦略を立てることによって、初めて活きてきます。

後述するトレード例をご覧いただくと真の意味がわかることでしょう。

3. チャネルラインのブレイク後の3つのルール

これまでは、主にチャネルラインの中での見方や考え方を説明させていただきます。ここからはチャネルラインがブレイクした後の戦略をお伝えしてきます。結論からお伝えすると、以下の二つを覚えておいてください。

  • ブレイク後はチャネルラインの二倍の値幅が出る
  • チャネルラインの値幅がトレンドの値幅の基準になる

これがチャネルラインの本当の使い所です。この使い方を身につけると、あなたのトレードの成績は驚くほど改善されることでしょう。

3.1. ブレイク後はチャネルラインの二倍の値幅が出る

チャネルラインをブレイクすると、そのチャネルラインの二倍の値幅が出ることがよくあります。下図をご覧ください。

③ユーロドル1分足(0429)

BC間のチャネルラインをブレイクした後、ちょうど二倍の値幅であるDまでローソク足が到達しています。なぜ二倍の値幅が出るのでしょうか。その前提として、相場に関する次の格言を覚えておいてください。

「相場は達成感があるまで進む」

達成感とは、市場参加者が、「ここまで値が動いたから、もう十分だろう」と感じることです。チャネルラインがブレイクしたら、相場は達成感があるまで進みます。そして、市場参加者が達成感を得る一つの基準が、チャネルラインの値幅なのです。チャネルラインをモミ幅(『三角持ち合いのブレイクを見極めるためにやるべき5つのこと』をご参照ください。)として考えてみてください。

3.2. チャネルラインの値幅はブレイク後のトレンドの値幅の基準になる

チャネルラインがブレイク後に二倍の値幅が出た場合、それは、あなたが引いたチャネルラインがしっかりと機能していることを意味します。機能しているということは、多くのトレーダーが同様に、そのチャネルラインを意識しているということです。

それは、今後の相場も、そのチャネルラインを基準に動く可能性が高いということです。そのような場合、その後のトレンドの値幅も、チャネルラインの値幅と同じになることが多く見られます。

下図をご覧ください。

⑤チャネルライン

モミ幅としてチャネルラインを形成し、下にブレイクしています。また水平のチャネルラインはレンジ相場になっています。次に、ブレイク後の値幅を見てみましょう。

下図をご覧ください。

⑥チャネルライン

Aの値幅が基準となり、BとCで同じ値幅が出ています。白い丸の箇所を見ると、全て最初のチャネルラインの幅を基準に、値が反転したり、ブレイクしたりしていることが分かると思います。

このとき、この先レンジ相場でもトレンド相場でも、この値幅を基準として相場が動くと想定することが大切です。それができていれば、チャネルラインの波が継続する限り、この値幅も継続しますので、トレードで連勝する可能性がとても増えます。

3.3. ブレイクでチャネルの二倍の値幅が出ない場合はトレンドが弱い

チャネルラインをブレイクしても、二倍の値幅が出ない場合は、トレンドが弱い証拠です。このようなときは、上下に振られるリスクが高まり、急反転したり、値がダラダラと進んだりしますので、様子見をすることがおススメです。

4. チャネルラインと他の指標を組み合わせた効果抜群のトレードの三つの実例

チャネルラインは、スキャルピング・デイトレード・スイングトレードの、トレードスタイルを問わず、有効なテクニカル指標です。また、順張りでも逆張りでも可能で、さらに、サポートラインなどの他の根拠と組み合わせると、より確度が高いトレードをおこなうことができます。つまり、チャネルラインを使ったトレード戦略を覚えていただけると、どんなトレードスタイルや手法でも、それを生かすことができます。

そこで、私が実践しているチャネルラインを使ったトレード戦略を説明させていただきます。

決してチャネルライン1本だけで判断しているのではなく、チャネルラインで相場の波を把握し、他の根拠と組み合わせて判断している点を、意識して読み進めてください。

4.1. チャネルラインをブレイクした後の逆張りトレード

まずは、チャネルラインのブレイクと、トレンドライン・レジスタンスラインを組み合わせた逆張りトレードの事例を説明します。なお逆張りとは、トレンドの方向とは逆のトレードを行うことです。

以下のようなプロセスになっています。

  1. チャネルラインをブレイクしたことから上昇トレンドが終わった
  2. その後、しばらくダラダラと上下どちらかに迷った状態が続いた
  3. 一時的な上昇を見せたがレジスタンスラインとトレンドラインが抵抗帯として機能した
  4. チャネルラインの値幅の二倍を利益確定ポイントとして設定して逆張りトレード

それでは、具体的に見ていきましょう。

4.1.1. まずブレイク後に下降トレンドになるのかどうかを予測する

早速、下図をご覧ください。

セット2

Aで上昇チャネルラインを下抜けています。上昇チャネルラインをブレイクしたという事実は、あくまでも一つの上昇トレンドが終わったことを意味するだけであって、必ずしも、下降トレンドが始まることを意味するわけではありません。ここは重要なポイントなので注意してください。チャネルラインのブレイクは、単にそのトレンドが終わったということしか意味しません。

さて、その後、相場はしばらくレンジとなりました。

そして、矢印の箇所で下落のスイッチが入って下降トレンドが始まっています。なぜ、ここが下落のスイッチだと判断できるのでしょうか。なぜなら、ここでレジスタンスラインと下降トレンドラインが交差しているからです。

  • Aのポイントでチャネルラインを下抜けした。(一つの上昇トレンドが終わった。)
  • その後、レンジ相場になった後に、矢印のポイントでレジスタンスラインが抵抗帯として機能した。
  • 同ポイントで下降トレンドラインも抵抗帯として機能した。

このように三つの根拠が揃った時は、今後の相場の方向性は下降トレンドだとかなり高い確度で予測することができます。

まず、チャネルラインを下抜けたときからしばらくは、ダラダラと進んで上下どちらか迷っていた状態(=レンジ)です。そのすぐ後に、一旦は上昇しそうになった相場は、レジスタンスラインとトレンドラインにたたかれたというプロセスを経ています。

ここでは、下落する根拠がいくつか組み合わさっているので、矢印の箇所で売りポジションを持つことが、勝率の高いトレードになります。

4.1.2. 下降トレンドを予測して売りポジションを持つときに利益確定ポイントを定める

では、ポジションを持ってから、どこで利益確定できるか見てみましょう。下図をご覧ください。

戦略

下降トレンドが正しければ、相場に達成感が出る値幅までトレンドが継続する可能性が強いです。

ここでの達成感が出る値幅は、黄色のチャネルラインを下抜けたときの、ローソク足の安値と、下降トレンドに入る根拠の一つとなったトレンドラインの起点を基準にして引いた青いチャネルラインです。なぜ、ここが基準になるかというと、チャネルラインを下抜けたときのトレンドの値幅の基準が、次の下降トレンドの値幅の最初の基準となるからです。

なお、この、青いチャネルラインは、トレンドラインとアウトラインではなく、サポートラインとレジスタンスラインです。レジスタンスライン側は、何度も反落した事実はなく、高値の価格帯にラインを引いています。トレンドラインと違って、レジスタンスラインとチャネルラインは直近の安値または高値の一点から水平に引くことができます。

トレンドラインは二点以上の安値同士、または高値同士を結ぶ必要がありますが、水平ラインは一点だけでも引くことができます。重要なことは、他の多くのトレーダーが引いていると考えられるラインを引くことです。

結果、相場は青いラインの値幅の二倍のポイントまで下落しました。二倍を達成したら利益確定しておくのが良いでしょう。

4.2. チャネルラインでの順張り

次に、チャネルラインを活用した順張りのトレードを見ていきます。なお順張りとは、トレンドの方向に沿ったトレードのことです。

このトレードは以下のようなプロセスになっています。

  1. チャネルラインを引くことで下降トレンドであることを認識する。
  2. チャネルラインとレジスタンスラインの二つの根拠から、反落ポイント(=戻り目)を見つける。
  3. 利益確定ポイントを見つける。

それでは、説明していきます。

4.2.1. 二つのラインからポジションを持つポイント(=戻り目)を見極める

下図をご覧ください。

ダウンチャネルライン

まず、相場は、B→A→Cと価格が進みました。このとき、先にBCのアウトラインを引いてから、そのアウトラインを上にスライドさせた黄色のチャネルラインを引くことができます。このチャネルラインから、相場が下降トレンドであることがわかります。

なお、このようにアウトラインから先に引いてチャネルラインを完成させることは、「1.2. チャネルラインの引き方」で説明した原則から外れます。そのため、このチャネルラインが本当に機能するかはまだわかりません。つまり、リアルタイムではDで反落するかどうかは、まだ分からないということですね。結果的には、反落していますが、トレードの渦中では、Dで売りポジションを持つことには自信を持てません。

そこで、他の根拠を探してみます。

Bの価格帯で水平のラインを一本引きました。すぐ上でもお伝えしましたが、このような水平のラインは、一つの起点からでも引くことができます。見てみると、この水平ライン上の白丸のポイントで、相場は何度も反転しています。つまり、この水平ラインが、サポートライン・レジスタンスラインとして機能しているということです。

Dのポイントでは、この水平ラインとレジスタンスラインと下降チャネルラインが交差しています。相場が動くスイッチが入るのは、同じ根拠がいくつか交差したポイントです。今回は、水平ライン(レジスタンスライン)と下降チャネルラインの根拠が重なりました。そのため、自信を持ってDで売りポジションを持つことができます。

このように、チャネルライン単体だけで判断するのではなく、他の根拠と組み合わせることが重要です。

4.2.2. 利益確定ポイントを定める

それでは、次に利益確定のポイントを考えてみます。下図を見てください。

戦略2

まず、下降トレンドラインの出発点を起点として水平ラインを引きました。これと、先ほどの真ん中の水平ラインの値幅の二倍が達成感のあるポイントになります。案の定、ここで相場が反発していますね。

ここで、「2.3. 一つのチャネルラインの中だけでトレードをしないこと」を思い出してください。チャネルラインの順張りトレードでは、多くのトレーダーが、チャネルラインだけを根拠に反落・反発のポイントを見ようとします。

しかし、この例を見ても分かる通り、チャネルラインの下側との接触を待たずに反発していますね。そのため、チャネルラインだけでは、根拠として非常に弱いことがわかります。

4.3. トレンドが強い時のチャネルラインを使ったトレード事例

次に、トレンドが強い時の事例を紹介します。

チャネルラインは、ローソク足の高値と安値をはさんだ形が基本ですが、トレンドが強い場合は、ローソク足が、チャネルラインからはみ出ることがあります。

下図をご覧ください。

推進波動

黄色のチャネルラインを引きました。このチャネルラインは、比較的、細く急なので、トレンドの力が強いと判断できます。このようにトレンドの力が強い時は、Bの箇所で確認できるように一時的にチャネルライン上抜けることがあります。

4.3.1. チャネルラインを抜けた時は4つの可能性がある

このように、チャネルラインを抜けたときは、その理由を考えることが重要です。結論から言うと、常に四つの可能性があります。

  • チャネルラインをブレイク
  • 一時的なダマシでその後ブレイク
  • ダマシからトレンド転換
  • 強いトレンドで一時的な推進(今回のパターン)

このうちのどれに当てはまるのかを、それまでのプロセスを分析することや、他のラインと交差するポイントを探すことで、判断することが必要です。判断する根拠がない場合は、それが見つかるまで様子見をしましょう。

4.3.2. ラインと組み合わせて判断する

この時は、ローソク足がチャネルラインを上抜けたときは、根拠が何もなくトレードを行うことはできません。その後、相場は下がり、上昇トレンドライン(下側のチャネルライン)と接触するところで反発しました。(矢印のポイント)

これにより、水平に引いたラインとチャネルラインの二本が支持線として機能していることがわかりました。なお水平のラインは、白丸のポイントまでに、レジスタンスライン→サポートラインと、複数回、役割転換をしていることから機能していると判断しました。

また、チャネルを上抜けた価格帯であるBの値幅と、それまでのAの値幅も同じですね。仮に、矢印のポイントから上昇のスイッチが入るとすれば、その後、またアウトラインにタッチするまで相場が上昇する可能性も高くなります。

このように、総合的に判断して矢印の箇所で買い注文を入れることができます。

下図をご覧ください。

推進波動2

チャネルラインの波は継続していますので、ABと同じ値幅を取ったり、アウトラインのタッチで利益確定をすることができます。

このように、トレード戦略を立てるときは、チャネルライン一本だけでなく、他の根拠と組み合わせて判断すると良いでしょう。根拠が強いエントリーポイントを探すことで、それは、イグジットポイントも見つけやすくなることにもなります。

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ぶせな

ぶせな

専業トレーダー。認定テクニカルアナリスト。 2009年に本格的にFXをスタート。累計利益は、3年目で5000万円、5年目で1億円、2017年2月現在は1億5千万円を超える。 一時的な利益でなく、継続的に利益を上げ続けるために、リスクを抑えることに重点をおき、短期売買を繰り返すスキャルピングと長めに保有するデイトレードを得意とする。

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