FXの手数料について学ぶ|実質コストはスプレッド分

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
20171023

FXの手数料は、株式の売買を行う証券会社のように取引金額◯◯万円まではいくら、のような形では決まっていません。

この記事を読むことで、これからFXを始めようと思っている方は、FX取引にはコストがほとんどかからないことがおわかりいただけると思います。また、すでにFX取引をしている方は、現在使っているFX会社を再考するきっかけにもなると思いますので、ぜひ最後までお読み下さい。

1.FXの手数料について

まず最初にお伝えしたいことは、基本的に、FXには売買手数料というものはありません。中には、取引の条件に応じて、例えば1,000通貨の売買の場合は30~100円の手数料を取る会社もありますが、ごく少数です。

では、FX会社はどこで利益を得ているのでしょうか?そこで重要になってくるのが、「スプレッド」です。このスプレッドを理解することで、FXの注文の仕方や、FX会社を選ぶ際のポイントもわかってきます。順番に説明していきます。

2.FXの実質的なコストはスプレッド分

2.1.スプレッドとは

スプレッドとは、簡単にいうと「買値と売値の差」のことです。次の画像は、ヒロセ通商の注文画面です。

ヒロセ注文画面

この場合、右側のレート112.219円で買ってすぐに同じ価格で売ろうとしても売れません。左側のレート112.216円で売ることになります。つまり、買った瞬間に0.3銭(0.003円)の損失が発生することになります。0.3銭値上がりして初めて損益がゼロになり、利益を出すためには0.3銭を超える値上がりが必要になります。

実は、この0.3銭がFX会社の利益となります。つまり、トレーダーが最初から負担するコストがFX会社の取り分になります。FX会社は、112.219円で買い注文を受け付け、それより安い112.216円で売り注文を受け付けているので、112.219円-112.216円=0.3銭(0.003円)が儲けとなります。(スプレッドについては、『FXのスプレッドについて初心者に特に重要な3つの知識』をお読み下さい。)

たったこれだけの手数料でFX会社は経営が成り立つのかと疑問に思う方もいるかもしれません。しかし、為替市場は規模が非常に大きく、日本の年間国家予算100兆円の5倍の500兆円が1日で取引されているということから、薄利多売のビジネスで成り立っているといえます。

2.2.手数料の計算式

トレーダーの立場からすると、FXにかかるコストは、「売買手数料+スプレッド」ということになります。しかし、既にお伝えしたように、売買手数料を徴収しているFX会社はほとんどなく、無視して構わないので、実質的にはスプレッド分がコストになります。言い換えると、このスプレッドをなるべく少なくすることが、FXトレードで利益を残すコツの一つになってきます。 

ちなみに、米ドル/円のスプレッドが0.3銭のFX会社で10,000通貨を取引すると、0.3銭×10,000通貨=3,000銭=30円のスプレッド分がFX会社に支払うコストになります。

2.3.スプレッド比較表

スプレッドは、FX会社によって異なります。単純にスプレッドが狭い会社がベストということはなく、「スリッページ」や「注文が通りやすいか」、「システムの安定性」などの項目で総合的に判断して、複数のFX会社を状況に応じて使い分けているトレーダーが多いです。(スリッページについては、『FXのスリッページを理解して勝つために必要な4つのコト』をお読み下さい)

今回、2017年10月1日時点の米ドル/円のスプレッドが狭い順に表にまとめましたので、使用レビューの記事と一緒にご覧下さい。自動売買という、一定のルールに従ってシステムが繰り返し売買を行うサービスをメインとしているFX会社を除き、ほとんどの国内FX会社を網羅していますので、皆さまの投資スタイルに合ったFX会社が見つかるはずです。

FX会社  米ドル/円  ユーロ/円  ポンド/円  使用レビュー記事
SBI FXトレード  0.27 0.39  0.89  SBI FXトレードの使用レビュー|どのトレードスタイルでも優秀なワケ
 ヒロセ通商 0.3 0.5  1.3  ヒロセ通商のレビューとスキャルピングの利益を伸ばす使い方
 JFX 0.3  0.5  1.3  JFXの使用レビュー|稼ぐスキャルパーがメイン口座にする理由
トレイダーズ証券
(みんなのFX) 
0.3  0.4  1.0  トレイダーズ証券(みんなのFX)のレビューと投資スキル向上の方法
GMOクリック証券  0.3  0.5  1.0  GMOクリック証券の使用レビュー|取引ツールの見やすさNo.1!
DMM FX  0.3  0.5  1.0  DMM FXの使用レビュー|FX口座数第1位の抜群の信頼感
外為ジャパン  0.3  0.5  1.0  外為ジャパンの使用レビュー|DMMグループのもう1つのFX会社
 マネ-パ-トナ-ズ 0.3  0.4  0.9  私が考えるマネーパートナーズを使うメリットとデメリット
YJFX!  0.3  0.5  1.0  YJFX!の使用レビュー|MT4チャートが使えてスキャルピングを公認
楽天FX  0.3  1.1  1.0  楽天FXの使用レビュー|ネット証券で唯一MT4チャートが使える
FXプライムbyGMO 0.6  1.3  1.8  FXプライムby GMOの使用レビュー|他社にはない実戦的なツールに特徴あり
FXTF 0.8  1.4  2.4  FXトレードフィナンシャルの使用レビュー|Macで唯一MT4が使用可能
外為オンライン  1.0  2.0  3.0  外為オンラインの使用レビュー|miniコースを選べば1,000通貨単位で取引可能

※当該スプレッドは全て原則固定

ちなみに、スプレッドの単位は全て「銭」で表しています。ご覧のように、米ドル/円のスプレッドが狭ければ他の通貨もそれに比例して狭い傾向にあります。

スプレッドは、買って売るまでの期間が1週間以上の中長期投資家にはあまり気にする必要がないコストかもしれません。しかし、1日で何十回、何百回も取引を行うスキャルピングを行う方は、スプレッドが0.1銭でも狭いFX会社を選んでコストを最小にすることが利益の最大化に貢献します。

まとめ

FXの手数料は、実質スプレッド分だけということがおわかりいただけたと思います。そのスプレッドも、外貨預金と比べても非常に安く、FX取引には多くのメリットがあります。(詳しくは、『外貨預金とFXを比較するならどちらが良いか?』をお読み下さい)

この投資の教科書でFXの記事を数多く執筆しているぶせな氏も、複数のFX会社で口座を開いて局面に応じて上手く使い分けています。各FX会社の特徴をつかんで、自分の手法に合ったFX会社で取引をすることがFXトレードで成功するための第一歩です。(詳しくは、 『専業トレーダーぶせな氏が実際に使っている4つの口座』の中で説明していますので、併せてお読み下さい)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

無料動画:FXのスキャルピングで平均利回り163%を達成し、毎月150万円の利益を得ている具体的な手法

busenaこの無料動画では、当サイト、投資の教科書でFXの記事を執筆しているぶせな氏自身が、FXのトレード手法を、動画で直接解説しています。


ぶせな氏は、FXを本格的にスタートしてから、8年間負けなし(年ベース)で平均163%の年間利回りを記録しており、毎月安定して150万円前後の利益を稼いでいる超一流のFXトレーダーです。


この無料動画を見ていただくと、以下のようなことが分かります。


・ぶせな氏が8年負けなしで年間平均利回り163%を記録しているスキャルピング手法
・ローソク足と移動平均線を使ったシンプルなチャートの見方
・トレンドライン、サポートラインなどで勝率と利益率を上げる具体的な方法
・為替相場の波やチャートパターンで大きな利益を上げる具体的な方法


文字だけではなかなか伝わらない、細かいニュアンスや考え方、実際のトレードなどに触れていただくために無料の動画セミナー形式でご用意させていただきました。この一流トレーダーの本物のトレードノウハウが、あなたのお役に立つことをお約束します。


ぶせな氏のFXスキャルピング
投資手法を学ぶ

利益を最大化するために
ぶせな氏が使っている4つのFX口座

当サイトでFXコンテンツを執筆いただいているぶせな氏のノウハウを実践するなら、ぜひ口座選びにもこだわってください。

ぶせな氏は「口座選びを適当にやっていて勝てるようになったトレーダーは見たことがない」と仰っています。まずは、『FX口座の選び方|完全版』を読んで、その理由をしっかりと理解して頂ければと思います。ぶせな氏が利益を最大化するために実際に使っている口座は、『FX口座のおすすめ|億トレーダーぶせな氏が使っている4つ』で詳しく解説させて頂いております。

 

The following two tabs change content below.
近藤章仁

近藤章仁

証券会社で株式ディーラーを7年間経験。現在は、「投資の教科書」の運営を担当し、夜はFXの短期売買を行いながら日本株の中長期投資を行う兼業トレーダー。現場で培った経験から、皆さまに役に立つノウハウをお伝えします。趣味は、プロ野球観戦とFEEL CYCLE。

投資の教科書の購読はfacebookが便利です。

Twitter・RSSでも購読できます。

コメントを残す

*

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>