FXの取引時間別の特徴とトレード戦略の立て方

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20171027

FXの最大の魅力は、なんといっても24時間取引できることです。

そのため忙しいサラリーマンでも、帰宅後にいつでもトレードすることができます。これは他の投資にはないメリットではないでしょうか。

例えば株式投資では、市場が空いている時間は9:00~15:00ですので、この時間に頻繁に売買することが不可能な方は多いと思います。FXは毎日どの取引時間帯でもトレードすることが可能です。投資で勝つには、まず、このような稼げる環境があることが絶対条件です。

この点についてFXは文句がありません。

ただし、FXは時間帯ごとにマーケットの特徴が異なります。このことを理解できないために稼ぐ糸口を見つけられない方は多く見られます。FXで勝つには、まずトレード手法が一番重要だと思うかもしれません。しかしそれ以上に重要なのは、その手法が、あなたがトレードする時間帯にマッチするかどうかです。

つまり、まず自分自身がトレードする時間帯を決めて、次に、その時間帯に合った手法を選ぶことが重要なのです。そうすることで、FXがあなたの生活に自然に溶け込み、負担のない投資生活が可能になります。ぜひ、取引時間帯ごとの特徴を理解し、FXでワクワクできる時間を見つけてください。それがモチベーションアップに繋がり、大きな利益になるでしょう。

そのためにも、ぜひ、この記事を参考にしていただければと思います。

1. 一日の流れは時差を知ることから

FX市場は24時間取引可能と言っても、通貨によって売買される時間帯はだいたい決まっています。

どの国でも為替のような金融商品が売買されるのは、その国が日中です。アメリカでは、アメリカが日中の時に株やオプションの売買が活発になります。日本では、日本が日中の時に金融商品の売買が活発になります。このようにFXも、売買が活発になるのは、マーケットをけん引している機関投資家のディーラーが売買する時です。つまり、日中です。

日本の機関投資家が参戦するのは、株式市場がオープンする日本時間の9時からです。そのため24時間の中でも売買が盛んになる時間、つまりトレンドが発生する時間帯は予測できます。そして、日本が15時になり1日のマーケットが終わりに近づく頃、ヨーロッパは9時を迎えますので、欧州ではこの時間帯から売買が盛んになりますね。

このように為替市場が盛んになる時間帯は、どんどんと次の市場へとバトンタッチしていきます。このフローを世界地図で確認してみましょう。

インターバンク市場

以上のように一日の中は、まず、オセアニア地域で市場が開き、次に、東京 → ロンドン → ニューヨークと順に開いていき、またオセアニアへとバトンが戻っていきます。

なおこの図は、私が実際に使っているJFXのホームページで解説されているものです。このように、初心者向けにFX業者が説明しているので、詳しく知りたい方はホームページをご覧ください。ひとつの業者ではなく、何業者かチェックすると良いでしょう。違う視点で解説していますので、理解が深まると思います。

ちなみにトレイダーズ証券は下図です。

トレイダーズ証券

では、実際のチャートで1日の流れをチェックしてみましょう。チャートはドル円15分足で、白い四角が24時間を表しています。日本時間で言うと6時から翌朝の6時です。

1日の流れ

FXは24時間オープンしていますので、月曜日の朝から土曜日の早朝まで、途切れることなく動いています。

Aの四角に注目してください。

1日を3つの市場に区切っています。アジアから始まり、欧州、ニューヨークへと移ります。そしてニューヨークからアジアへバトンタッチし、また1日がスタートします。

世界地図を見ると「なるほど!」と感じても、チャートになった途端に難しく感じるかもしれません。そのため、まだ手法が確立していない方は、なんとなくチャートを見るよりも、まずはこのように時間帯別に区切ることがおすすめです。

なお、この3つの市場の違いや、それぞれの時間帯における戦略の見方については後述していますのでご安心ください。

2. アジア→ロンドン→ニューヨークの3市場が重要!

上図で見たように、24時間で売買が活発になる市場の流れは、大きく分けて3つです。また、各市場の午前中が最も活発になります。その時間帯は、日本時間にすると、次のようになります。

  • アジア:日本時間9時~12時
  • ロンドン:日本時間15時~18時
  • ニューヨーク:日本時間21~25時

なお、オセアニア市場(日本時間5時から8時)は1日の中で一番取引量が少なく、安定してトレードできる環境ではないので省いています。

オセアニア市場は、多くの業者でスプレッドが広がっていたり、メンテナンスに充てている業者がほとんどです。そうなるとログインすらできなくなります。あえてこの時間帯にトレードすることもないでしょう。

2.1. アジアタイムは9時55分の仲値が最重要

日本の株式市場は9時にスタートします。それと同時に、為替市場も活発になっていきます。

この時間帯は、日本円がマーケットの中枢になるため、世界の基軸通貨ドルと組み合わせた、「ドル円」が最も取引されます。また、日本のFX業者は、人気があるドル円のスプレッドを一番低く設定しているため、日本の個人投資家、特にスキャルパーはドル円に集まります。

特に、9時55分に仲値がありますので、9時から仲値まではドル円の黄金時間帯といえます。

FX初心者の方はドル円から始めることが多いと思います。そうした方がほとんど勝てない理由の一つはここにあります。日本円がもっとも活発な時間帯である9時から仲値までではなく、日本円が全く動かない深夜にトレードしてしまっているのですね。

なお、仲値とは、金融機関が為替取引を行なうときの目安となるレートです。私たちが海外旅行へ行くときなど、外貨を両替しますね。そのとき、レートが常時変動していては両替できません。

両替時の外貨レートは固定されていて、「今日の両替レートは1ドル112.50円」などのように決まっています。この目安になるレートが仲値です。これは身近な例ですが、金融機関もその日のレートを仲値で決めるます。そのため、この時間帯は、投機的な値動きは少なく実需が中心になります。

仲値を活用したチャートの見方は後述します。ここでは仲値がアジア時間において重要だと覚えておいてください。

2.2. ロンドン時間から値動きが投機的になる

日本時間の15時 – 18時頃、欧州地域は午前になります。

3つの市場のうち、取引高において圧倒的にこの時間のロンドン市場が一番です。そのため、欧州の通貨であるユーロとポンドは、アジア時間とは比べ物にならないほど激しく動きだします。

取引量が多いということは、ボラティリティが高いということを意味します。そして、それはトレンドが発生したときに値幅が大きく出ることを意味します。

また、アジア時間では実需の取引がメインでしたが、この時間から投機筋が急増します。乱高下を伴った投機的な値動きになりますので、アジア時間と同じ感覚でトレードすると、痛い目を見ることになります。

特に、安易に逆張りすると、思っている以上に含み損が発生します。一方で、ポイントさえ掴めば逆張りでも面白いほど勝てます。むしろ、値動きの癖を掴めば莫大な利益が出せるようになります。順張りや逆張り問わず、やり方次第ではあることは言うまでもありません。

また16時から18時にかけて、欧州地域の経済指標が毎日のようにあります。経済指標に便乗した投機筋が仕掛けてくることがあり、これも乱高下の一因になります。経済指標の時は売買が急増するため、投機筋も仕掛けやすいですからね。

アジア時間の流れ続くのか、それともガラッと流れが変わるのかを意識しているだけでも、だいぶ違うでしょう。

なお、取引時間帯別に、どの通貨ペアが動きやすいかなど覚える必要があります。通貨ペアの知識としてまとめていますので、「通貨ペアとは|FXトレードで勝つための正しい選び方」を参考にしてください。

2.3. ニューヨーク時間は短期トレンドが出やすくチャンス!

私がこれまでに一番利益を出している時間帯、それがニューヨークの21時から25時です。

理由は、相場が動意づくイベントが目白押しで、短期トレンドが出やすいからです。短期トレンドが出ると、私が得意とするスキャルピングで、非常に利益を上げやすいですからね。どのようなイベントがあるのか、見てみましょう。

※サマータイムだと1時間早まりますので、今がどの時期か最初に確認してください。

  • 22:15 経済指標
  • 22:30 経済指標
  • 23:30 ニューヨーク株式市場オープン、経済指標
  • 24:00 ニューヨークオプションカット、経済指標
  • 25:00 ロンドンフィックス

このように、ニューヨーク時間はイベントが詰まっていて、一つのイベントから次までの間隔も一定ですね。そのため、ある経済指標をきっかけに上昇したら、1時間後の経済指標までその流れが続くことが多いです。

次の指標までリミットが1時間なので、「その間に売買して利益を出しておこう」と考える機関投資家がいることは容易に想像できます。このように、一定間隔でイベントがあることで、特に短期筋が戦略を立てやすいといえます。

つまりデイトレーダーもそれに乗じてトレードしやすいといえます。

また、この時間帯は、欧州地域の午後とニューヨークの午前が重なる時間でもあります。つまり、売買が活発になる要因が重なっているということです。多くの投資かが、「25時のロンドンフィックスまでに利益を出さなければいけない」という時間的なリミットがありますので、乱高下しやすくなるのです。

ロンドンフィックスを超えると、ピタッと時間が止まったようにレンジ相場になることは日常茶飯事です。ロンドンフィックスは、アジア時間9:55の仲値と同じことです。

私が兼業のときは、会社から帰宅して21時から25時まで、時には26時までトレードしていました。毎日4時間は集中して取り組んだ結果、トレードの利益が会社員の給料を上回るようになり、専業になることができました。

だらだらと何時間もトレードするよりも、トレンドが発生する取引時間に絞れたのが良かったと思います。また4時間から5時間という長さも、短すぎ長すぎずちょうど良かったです。FXが24時間取引でなければ、不可能でした。兼業時代にニューヨーク時間で成功できたこともあり、専業の現在でもニューヨークは得意な取引時間帯です。

3. 3つの市場を活用した実践的なチャート分析方法

では、実際に3市場をチャート分析していきましょう。

下図は、先ほど、上の方でご覧いただいたドル円15分足のAの箇所を、5分足で表示しています。

5分足まず、アジア時間が1日の相場観の土台を作ります。

アジア時間で高値になったのは、9時55分の仲値です。上ヒゲになっていますね。誰が見てもここが直近の高値であることは明確です。そのため、Aのラインをレジスタンスラインとして引くことができます。

このように、仲値がアジアタイムの高値もしくは安値になった場合、高い確率でレジスタンスラインもしくはサポートラインになります。それも、強い節目になります。そして、ロンドン時間では、アジア時間で形成されたレジスタンスとサポートが意識されます。

これらが、どちらにブレイクするか、よく観察することが肝です。

相場は、トレンドとレンジのどちらかです。トレンドが発生するならば、必ずどちらかにブレイクします。この流れを追うだけでも、チャート分析の目的ができます。この相場では、ロンドン時間に上にブレイクしましたね。そして上昇トレンドが発生しました。

そして、Bがロンドン時間の高値になります。ニューヨーク時間を見ると、このBのラインが節目になっていることが分かります。Bのラインを基準とし、ロンドンからニューヨーク時間にかけてトレンドが形成されています。トレンドの流れは、青色のチャネルラインです。これが、そのトレンドの値幅やローソク足の切り上げる角度を教えてくれます。

チャネルラインについては、「チャネルラインでトレンドの値幅を知り利益を伸ばすための知識と方法」を見てください。テクニカル分析方法も、一つずつ覚えてくださいね。

この日は、レンジからブレイクし、上昇トレンドが発生した相場になりました。アジア→ロンドン→ニューヨークの流れで追うと、分かりやすいのではないでしょうか。

4. 相場が動く理由を知れば勝てる!

続いて上図の、黄色の丸を見てください。

これは、支持帯/抵抗帯で、ブレイク、反発、反落している箇所です。動いていた価格が止まる、または、迷っていた相場が動く箇所ですね。

このように、相場には価格が動きだすポイントや、価格が止まるポイントが多数存在します。このようなポイントを見つけることがトレードで勝つ秘訣です。テクニカル分析によって、これらのポイントを見つけられるようになると、今までが嘘のように利益が出始めます。

また、取引時間帯別のテクニカル分析は、どんなトレードスタイルでも応用することができます。1分足で価格が動きだす(止まる)ポイントが分かれば、スキャルピングの戦略が立てられます。

5分足、15分足、1時間足なら長めにポジションをホールドするデイトレード、4時間足や日足レベルでエントリーとイグジットを決めるなら、スイングトレードです。

最初からトレードスタイルを決めつけるのではなく、まずはテクニカル分析をしっかり身に付けてください。そのうえで、どうやって利益を出すのがあなたにとって一番効率が良いか、考えると意外と簡単に答えは出ると思います。私も、最初からスキャルピングと決めてFXをスタートしたわけではなく、様々な相場を経験した結果、当時の状況に最も適していたスタイルがスキャルピングだと分かったのです。

その辺りは、「スキャルピングで5年で1億稼いだ私のトレード手法の全て」や「デイトレードで初心者が勝てるようになるために必要なこと全て」で詳しく解説しています。今回の取引時間についても書いていますが、違う視点であることや、必要なテクニカル分析を書いているので、ぜひお読みください。

5.まとめ

これからFXで利益を上げていくには、最初に取引時間の特徴をよく理解することが必要です。

そして、あなたの生活スタイルに合わせ、3市場のうちどれを主戦場にするのか決めましょう。得意な取引時間帯を作り、その時間が待ちきれないほど楽しみにしていくと、ストレスなく利益が出せるようになります。FXを楽しむつもりで、そして本気で取り組む姿勢を持ち合わせていきましょう。

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 FX

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ぶせな

ぶせな

専業トレーダー。認定テクニカルアナリスト。 2009年に本格的にFXをスタート。累計利益は、3年目で5000万円、5年目で1億円、2017年2月現在は1億5千万円を超える。 一時的な利益でなく、継続的に利益を上げ続けるために、リスクを抑えることに重点をおき、短期売買を繰り返すスキャルピングと長めに保有するデイトレードを得意とする。

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