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平均足の正しい見方でシンプルに稼ぐ方法

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平均足は、陽線と陰線の連続性に焦点がおかれ、ローソク足の始値と終値を修正したテクニカル指標(インジケータ)です。利点は、なんといっても一目でトレンドが分かることです。これは、他のテクニカル指標とは一線を画しているといえます。陽線が連続すれば上昇トレンド、陰線が連続すれば下降トレンドです。

そのため、シグナルが単純明快で、シンプルに売買判断を下すことができます。意味合いはローソク足と同じですが、価格の平均値を採用しているためダマシが少なく、トレンドフォローの順張りにおいて、ものすごい効果を発揮します。

もしあなたが、この平均足の上手な見方をマスターすれば、それはトレンドが発生するたび、利益を得られることを意味します。それほど、魅力のあるテクニカル指標です。

このページでは、勝つために必要な平均足の見方と使い方を余すことなく説明させていただきます。そして、平均足だからできるトレードの実例まで紹介いたします。参考にしてください。

1.一目で上昇か下落かを把握できるのが平均足

平均足の特徴は、視覚的にトレンドを判断しやすいことです。
それは、平均足の算出方法に答えがありますので、最初に平均足の計算方法を見ていきます。ローソク足と比較するとわかりやすいので、様々な場面でローソク足と比べていきます。
下図を見てください。

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チャートは2つあります。どちらも同じ相場ですが、最初がローソク足で、次が平均足になります。
注目して頂きたい点は、陽線と陰線の連続性です。

比較してみると、ローソク足の場合は、トレンドが発生しているときでも陽線と陰線に連続性がなく、上下動を繰り返している印象を受けます。また、ローソク足の長さも、短いものや長いものがあり、上昇なら上昇の規則性がありません。

一方、平均足では、上昇トレンドなら陽線が続き、下降トレンドなら陰線が連続しています。また、実体やヒゲの長さもトレンドが続いている間は似ていて、規則性があるように感じますね。

たとえば、矢印の箇所で、売りポジションを持っているとイメージしてください。

ローソク足の場合、途中で陽線が出ており、決済したくなる方も多いのではないでしょうか。陰線の長さもバラバラで、売りポジションを持っている根拠が崩れがちになります。

一方、平均足チャートを見ていると、ローソク足のように不規則に足が進んでいることがありません。また、ローソク足では陽線になっている箇所では、ダマシを防げることになります。そのため、自信を持って売りポジションを保有し続けることができそうに感じられますね。

このように、平均足は「トレンドは継続する」という相場の最も基本的な仕組みを、シンプルに反映しています。

1.1. ローソク足と「始値」と「終値」が違う点に着目する

では、平均足の計算方法を見ていきます。
これを理解すれば、その後の見方が容易に理解できます。先に、ローソク足の4つの構成要素を思い出してください。

 ・始値
 ・高値
 ・安値
 ・終値

※なお、ローソク足の詳しい見方については、「FXのローソク足の正しい見方と本当の使い方」を、チャートの見方については「FXチャートの見方|勝つための5つの視点と投資心理の読み方」を参考にしてください。

平均足も、上述の4つの要素が基本となります。そして、ローソク足と算出のしかたが違うのが、「始値」と「終値」です。
「高値」と「安値」はローソク足と変わりません。
始値と終値の計算は、次の通りです。

 始値:1本前の「始値」と「終値」の平均値(1本前の始値+終値÷2)
 終値:その足の「始値・高値・安値・終値」の平均値(現在の足の始値+高値+安値+終値÷4)

図で見るとわかりやすいです。

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始値から見ていきます。
1本前の実体部分の平均値です。つまり、前の足の実体の中心からスタートする、とお考えいただくと良いでしょう。
下図で確認してみます。

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計算方法を覚えるよりも、始値は1本前のローソク足の実体の真ん中になる、という覚え方をする方が分かりやすいと思います。陰線の場合も同様ですので、下図で確認してください。

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終値は、その足の4本値(始値・高値・安値・終値)の平均です。

前の足の終値と、次の足の始値には、常に価格差があることに注意が必要です。上図で確認してください。ローソク足の場合は、ギャップアップやギャップダウンが無ければ、終値と次の始値は同じになります。

1.2. 足が規則的に連続するためトレンドフォローが容易になる

上述で少し触れましたが、平均足のメリットは、一目でトレンドが把握できるように工夫されていることです。

ローソク足のように、デコボコした並びではなく、陽線なら陽線で整列しています。トレンド継続中のちょっとした価格変動のブレで、陽線と陰線が入れ替わることは無く、ダマシを防ぐことができます。そのため、平均足でトレンドを捉えることができると、ローソク足よりも利幅を稼ぐことが可能になります。

チャートを見たとき、考えるよりも先に、目で見たものを瞬時に判断するため、考える前に陽線か陰線が連続しているかどうか、視覚的に即座に判断できるのですね。
ただし、注意すべき点もあります。

ローソク足だと、4本値(始値・高値・安値・終値)が正確に反映されるため、細かい値動きを察知することができます。一方、平均足は細かい値動きよりも、もっと大きな流れになるので、細かい動きを把握し損ねる可能性があります。メリットがある反面、そのデメリットもよく理解する必要があるので、詳しくは後述いたします。

平均足に限らず、どんなツールでもメリットとデメリットはあります。それをよく理解し、いざ活用できる相場がきたときに、生かすことが大事です。平均足だからこそできるトレードも紹介していますので、順番にお読みいただき、あなた自身のトレードスタイルに取り入れてください。

2.平均足の正しい見方と使い方を覚えると確実にトレンドに乗れる

平均足は、どちらかというと、逆張りよりも順張りに向いているツールです。
これから、正しい見方と使い方を説明させていただきます。イメージとして、逆張りで反転を狙うのではなく、順張りでトレンドに乗るような相場を想像しながらお読みください。

2.1. トレンドの強さを把握するには正しい「ヒゲ」の見方が最も重要

平均足は、始値と終値の計算方法がローソク足と異なるため、ヒゲの意味合いがローソク足と異なります。
ローソク足の場合、たとえば上昇トレンドで長い上ヒゲが出ると、上昇する勢いが衰えてきたと認識するのが基本です。下降トレンドの長い下ヒゲも、下落する勢いが弱くなり、底を打ったかどうかを判断するタイミングと考えても良いでしょう。
ローソク足のヒゲは、次のようになります。

 ・長い上ヒゲ → 上昇する勢いに衰え
 ・長い下ヒゲ → 下落する勢いに衰え

細かく考えると、前後のローソク足を総合的に判断する必要がありますが、ここでは、平均足と比較するために大きなくくりでご理解ください。

2.1.1. 陽線の上ヒゲは強い上昇を表し陰線の下ヒゲは強い下落を表す

一方、平均足はその算出方法から次にようになります。

 ・長い上ヒゲ → 強い上昇力を示す
 ・長い下ヒゲ → 強い下落力を示す

よく計算してみるとヒゲの意味合いがローソク足と異なることは分かります。しかし、チャートを一目で理解するために、このように覚えると良いでしょう。
下図を見てください。

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陽線が連続している上昇トレンド(四角の箇所)では、全て上ヒゲになっています。同じような上ヒゲ陽線の平均足が連続している間は、トレンドが継続していきます。下落も同じで、下降トレンドが継続している間は、下ヒゲ陰線が続きます。このように、平均足ではトレンド方向へヒゲが出ると覚えてください。

上昇トレンドでは上ヒゲ、下降トレンドでは下ヒゲです。

2.1.2. 上昇トレンドでは下ヒゲが出ないことがさらなる強さを表す

次に、先ほどは逆に、上昇トレンドのとき、下ヒゲに注目してみます。
改めて上図を見てください。

四角の箇所では、陽線に下ヒゲがありませんね。下ヒゲが出ないということは、「始値」よりも一度も価格が下回らないままその足が確定したことを意味します。つまり、安値が始値よりも安くならなかったということです。前の足の終値と次の足の始値には、価格差がありますね。足が確定して次に移行すると、必ずこの価格差ができます。この価格差の範囲内で、安値が収まったということになります。

ちょっと難しく感じたら、上図の陽線を見ながら、平均足の算出方法をゆっくり考えてみてください。
始値よりも、安値が下回らなければ、下ヒゲはできないことになります。

下降トレンドの場合の陰線も、逆の見方ができます。
上述したことを言い換えると、次のようになります。

 ・陽線で下ヒゲが無い → 強い上昇力を示す
 ・陰線で上ヒゲが無い → 強い下落力を示す

そして、ヒゲの有無について、これまでの見方を合わせてみます。

一番強い上昇力を示すのは、陽線で上ヒゲがあり、下ヒゲがない足です。逆に、陰線で下ヒゲがあり、上ヒゲがない足は一番下落力が強いことを示します。上図の四角の箇所ですので、再度確認してください。
もう一度まとめます。

 ・陽線で上ヒゲあり、下ヒゲなし → 一番強い上昇を示す
 ・陰線で下ヒゲあり、上ヒゲなし → 一番強い下落を示す

一番強い相場の見方を基本とし、違うパターンが出たとき、どこが違うのかを確認すると良いです。
たとえば、陽線で長い上ヒゲが連続している最中、次の足で上下に長いヒゲが出たとします。それまでは、下ヒゲが出ていなかったので、たとえ陽線であっても上昇の勢い陰りが出始めるのではないかと準備できます。

平均足を活用するには、このヒゲがポイントになります。意味合いがローソク足と異なる点をよく理解し、見誤らないようにしましょう。

では、これまでの点をふまえて、平均足とローソク足を陽線で比較してみます。どちらも同じ場面です。実体の長さと、上下のヒゲの着き方を見てください。難なく理解できるのではないでしょうか。

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2.2. 長い時間軸で使うと陽線/陰線が連続しやすくトレンドフォローの確度が高くなる

 

平均足のメリットは、陽線/陰線の連続性にあり、トレンドがより明確になることです。
そして、使う時間軸により、その連続性の確度も違ってきます。

どちらかというと、1分足などの短い時間より、日足などの長い時間軸の方が精度は高いです。なぜ時間軸によって精度が変わってくるのか、一つの基準として、ダマシをどれだけ防げるかという点を考えてみると良いでしょう。
詳しく説明いたします。

平均足は、ダマシを防いで、大きなトレンドが継続している間は、陽線や陰線が連続します。しかし、細かいダマシは防げても、少し大きく逆行すると、それがたとえダマシであっても陽線と陰線の連続性は途絶えます。この、連続性が途絶える数が、多いか少ないかということです。

1分足と日足では、どちらがダマシの数が多いかというと、1分足の方が多いですね。そのため、連続性が途絶えることが多くなります。日足なら、1日の中で何度逆行しても、終値がトレンド方向へ進んでいれば平均足の連続性は継続しますので、細かいダマシに影響を受けません。

実際にチャートを見てみます。
下図は、1分足です。陽線のときは買いポジションを、陰線のときは売りポジションを持つとイメージしてください。

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白丸の箇所では、平均足の色が変わっているので、保有しているポジションは決済することになります。Aでは、価格は下がっているのに、その途中で陽線が何回も出現している箇所があります。もしトレードしていたら、売買回数だけが増えて損切りが連続し、結局負けてしまいます。

Bでは、前後の足を見ると結果的に上昇していま。しかし、ダマシがありますので買いポジションを保有し続け、利益を上げることは、難しいでしょう。

このように、時間軸が短い場合、平均足のメリットである陽線と陰線の連続性が途絶える回数が多いです。
では、日足を見てください。

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白丸の箇所でダマシに合ったとしても、トータルで見ると連続性が継続していることが一目で分かりますね。特に、Aのポイントは1ヶ月以上陽線が続いており、トレンドフォローのトレードで利益を上げることができます。1分足では何度も陽線と陰線が交錯していても、トレンドが継続していれば、始値よりも終値が高くなり、上図のように、日足では陽線になります。

反対の色が出たら損切りをし、同じ色が続いている間はポジションを保有しているだけでも、損小利大のトレードができます。1分足で同じようにトレードすると、莫大な売買回数になってしまい、スプレッドを考慮すると期待値はかなり低いでしょう。

このように、長い時間軸の方が継続性の確度が上がります。

では、平均足は1分足など短い時間軸で使えないかというと、そんなことはありません。連続性やダマシの数を見るのは大事ですが、もっと重要なのは、どの時間軸でも活用しだいです。上述の例は、全ての足でトレンドに乗るトレードを行なった場合を比較した場合です。時間軸やエントリーポイントなど考えず、安易に連続性だけでトレードすると勝てないという極端な例です。

ただし、長い時間軸で使う方が、細かいダマシが防げ、損小利大のトレードが可能となるのは間違いありません。

2.3. 平均足のメリットとデメリットを理解することでより正しい使い方ができる

次に、平均足のメリットとデメリットを詳しく見ていきます。

平均足は、トレンドを一目で捉えるためのツールです。メリット/デメリットをふまえた上で、どのような相場で活用できるか、イメージしながらお読みください。

その前に、これまでの見方を箇条書きにしましたので、思い出しながら見てください。重要ですので、再度ふれます。

2.3.1. 平均足の見方をまとめて覚えると容易に理解できる

上述してきた見方、特にローソク足と違う点は、忘れないようにしましょう。なお、下図のチャートでも示しているので、あわせて確認してください。

 ・陽線が連続すると上昇トレンド
 ・陰線が連続すると下降トレンド
 ・上ヒゲ陽線は強い上昇トレンド
 ・下ヒゲ陰線は強い下降トレンド
 ・陽線の下ヒゲは上昇トレンドに陰り
 ・陰線の上ヒゲは下降トレンドに陰り
 ・実体が前の足よりも短くなったら気迷い
 ・上下にヒゲが出ると気迷いで持ち合い

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2.3.2. 最大のメリットはトレンド方向へシンプルについていくこと

では、メリットとデメリットを見ていきます。

メリットは、トレンドの判断が分かりやすく、シンプルにトレンドフォローできることです。なぜこれが有効かというと、トレンドは継続するものだからです。相場は、ひとたびトレンドが発生すると、その方向性が否定されるまでとことん進んでいくものです。トレンドに乗ればFXでは勝てる、まず、これを強くご認識ください。

次が、平均足のメリットです。

 ・トレンドの把握がシンプル
 ・細かいダマシを防げる
 ・ヒゲに方向性が強く表れる
 ・トレンドの終了および転換が分かりやすい
 ・損小利大の売買が行ないやすい

2.3.3. 細かい判断ができないというデメリットをよく理解すること

平均足は、大きなトレンドに乗れる反面、細かい判断を見落としがちになります。
特に、ローソク足と違い、足を見ただけでは現在値が分からない点は注意が必要です。始値と終値に平均値を用いているということは、細かい分析はできません。

次が、平均足のデメリットです。

 ・現在値および実際の始値と終値が分からない
 ・急激な相場変動時に状況を把握しにくい
 ・数秒単位の超短期売買には不向き
 ・トレンドラインやサポートラインなどラインが正確に引けない
 ・節目となる価格帯がピンポイントで分からない

このように、平均足1本だけで相場分析をすることは、難しいです。
それまでの流れの中で、現在の足がどのような意味を持つのか、これを考えるようにすると良いでしょう。ローソク足と同じ感覚で見ていると、必ず判断を見誤ります。平均足は、大きなトレンドを探るものであって、短期的な値動きで判断しないようにしてください。

2.3.4. ローソク足と併用することがおススメ

上述したメリットを生かし、デメリットを解消するにはどのようにしたらいいでしょうか。
それは、ローソク足と併用することです。これで解消できます。

通常はローソク足で細かい分析を行ない、相場急変時もローソク足で現状を把握します。そして、いざトレンドが発生したときや、トレンドの渦中で、平均足を活用して判断材料のサポートにする位置づけにすると良いです。

平均足は、あくまでもテクニカル指標の一つです。ローソク足無しに、テクニカル指標たった一つだけでトレードするのは極めて危険ですね。平均足は、ローソク足に似ているため誤解しがちですが、移動平均線やトレンドラインといったツールと同じ部類だとお考えください。

ローソク足と平均足を併用することで、相場分析がより確度の高いものになり、的確なトレード戦略を立てられるようになります。

3.平均足を使ったトレード判断の実例

次に、平均足を使ったトレードを紹介します。目的は、平均足を活用し、トレードで利益を上げることですね。
あなた自身のトレードスタイルに合わせ、どのように活用できそうかイメージしてください。実際に私が利益を上げている例ですので、参考にしてください。

3.1. 三角持ち合いブレイクでトレンドにのる

下図は、ドル円1時間足のローソク足です。

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ラインを引いたり、相場環境を把握する細かい分析は、ローソク足チャートで行います。

三角持ち合いからAで上抜けし、上昇トレンドが発生しています。
単純にブレイクしたAで買いポジションを持ったとします。ローソク足では、ブレイク後の四角の箇所で、途中で陰線が発生しています。結果的に、この陰線はダマシでさら上昇していますね。陰線で利益確定していたら、もっと保有しておけばよかった、ということになります。また、この陰線を見つつ、保有し続ける方がメンタル的に難しいと言えます。

では、同じ場面を平均足で見てみます。
私は平均足にラインを引くことはありませんが、上図のローソク足と比較するため、今回はラインを引いています。

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ブレイク後の四角の箇所で、ローソク足が陰線になっていたポイントも、平均足では陽線のままです。ローソク足のように、頻繁に陽線と陰線が入れ替わることがありませんね。もし平均足をチェックしていたら、ダマシを防いでさらに利幅を稼ぐことができました。

トレンドはNの字で進む、という相場の仕組みと平均足を活用すると、小さな押し目では惑わされなくなります。トレンドは、明確に否定されるまでその方向へ値幅を出してきます。平均足でダマシを防ぎ、トレンドに乗る典型的な例です。

※なお、相場の仕組みについては「チャネルラインで相場の流れを読み利益を出す具体的な3つの方法」で詳しく説明していますので、こちらも是非確認してください。

今回の例では、ダマシを防いで大きな波に乗ることができました。

ただし、平均足の方が、ローソク足よりも陰線になるまでタイムラグがあるということも意味します。そのため、ダマシではなく本当に反転したときは、決済が遅くなり、利幅が減る場合があります。このような場合は、1回のトレードではなく、長く続けた場合の期待値で判断するようにしてください。

たとえば、同じような場面で1,000回のトレードを行なうとします。
毎回ローソク足の陰線が発生したときに利益確定していると、利幅を減らすことは少なるでしょう。しかし、大きな利幅を取ることが一度もありません。

逆に、平均足で判断した場合、利幅を減らすことはあっても、大きな利幅を取れるときも何度もあります。1,000回のように回数が多くなる程、後者、つまり利幅を伸ばせるときに大きく取った方が、トータルではかなりの利益額になります。なぜかというと、細かいダマシは頻繁に発生しながらトレンドは継続するからです。この仕組みを基本に、期待値で計算することが、トレードで大きな利益を重ねていくことが重要です。

短期で莫大な利益を出す、勝ち組トレーダーになるために必要な考え方ですので、おさえてください。

3.2. タイムラグがある平均足では逆張りは期待値が低い

平均足は、トレンド方向を視覚的に見やすくしたものです。トレンドが継続すれば、陽線なら陽線が続きますね。ローソク足に比べ、陰線になるまでタイムラグが発生します。そのため、トレンドにさからう逆張りで使用するやり方には向いていません。
下図は、先ほどと同じ平均足チャートです。

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もし、陰線になったからといって、Aで逆張りの売りポジションを持っても、その後はすぐに陽線になっていますので利益望めないですね。上昇トレンドが発生していると、押し目になる可能性が強いので、すぐにトレンド回帰して上昇していきます。押し目をつけ下げを狙っても、利幅は稼げません。

また、足の色が切り替わるまでタイムラグがありますので、Aのように売り注文を出したポイントから上昇していく、といった負けトレードが頻発するでしょう。

平均足は、トレンドフォローの順張りがメインで、相場にさからう逆張りをメインにすべきではありません。また、そうすることで、天底を狙うようなトレードをしなくなります。これはとても大事で、いつも天底を狙っていると、相場にさからうことが多くなり、冷静さを失って連敗するといった事態が起こりやすくなります。

3.3. 2つ以上の時間軸を組み合わせると極めて勝率が上がる

たとえ平均足であっても、トレンドの見極めは簡単なことではありません。事後的にトレンドだったと分かっても、渦中でトレンドを認識することが必要です。そのため、トレンドの見極め方が最も重要です。
そして、見極め方のコツは、長い時間軸を見ることです。

15分足でトレードするなら、1時間足や日足など、より長い時間軸をよく見ることです。そして、どの時間軸でもトレンドが同じ方向になると、平均足が最大限活用できる場面です。
下図を見てください。まず、日足です。

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前提として重要なことは、トレンドであること、つまり、ブレイクを確認することです。
レンジ相場のときにいろいろな時間軸を見ても、色が切り替わるばかりで、平均足は活用できません。

上図では、押し目をつけてレジスタンスラインを上にブレイクしています。黄色い丸のポイントで、日足で上昇トレンドが発生した可能性を認識できます。陽線が続いている間、買いポジションの戦略が立てられます。

では、日足のAの白丸のポイントを、1時間足で詳しく見てみます。

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日足で上昇トレンドですので、あとは1時間足で、どこでエントリーするかを判断します。
コツは、1時間足でもブレイクを待つことです。

上図ではABCDの4つのポイントでブレイクしていますね。もし、日足が上昇トレンドだからといって、陽線全てでエントリーしていたら、モミ幅では連敗してしまいます。そうではなく、ブレイクをしっかり待ち、トレンドが発生するポイントだけトレードするだけで、高勝率トレードが可能です。

日足で上昇トレンドですので、1時間足で上にブレイクすれば、上昇する確率は極めて高いですね。損小利大のトレードが可能になるトレード方法です。根拠が強ければ、価格がその方向へ進むのは当たり前のことですが、実際のトレードでこの認識をするには訓練が必要です。よく頭に叩き込み、これからチャートを見るようにしてくださいね。

まとめ

平均足を上手に活用すると、損小利大のトレードが可能になります。上述したメリットとデメリットを今一度よく落とし込み、あなた自身に合ったトレードに活用してください。まずは、ローソク足と併用し、様々な場面でどのような違いがあるのか、認識いただくことがおススメです。すぐに使わないと、あなたが相場から置き去りになるわけではなりません。焦らずに、時間をかけるつもりで、ローソク足と平均足を監視してみてください。そして、迷ったらこのページを見て復習してください。

 

 

 

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ぶせな

FX専業トレーダー。FXに特化した投資歴は10年以上で、累計利益は1億円を超える。 リスクをおさえることに重点をおき、短期売買を繰り返すスキャルピングと長めに保有するデイトレードを得意とする。一時的な利益でなく、継続的に利益を上げ続ける独自の投資スタイル。

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