FXの仕組み|為替レートを動かす二つの要因

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FXの仕組み

FXで稼げるようになるには、「為替市場において、何が為替レートを動かしているのか」という仕組みを理解することが大切です。結論から言うと、それは「投資家の集団心理」なのですが、「集団心理」という言葉が、どういう意味で使われているのかを正確に理解している人は、それほど多くありません。

FXにおいてチャートの裏側から見える「集団心理」を理解しておくことは重要です。以下は、ある著名な投資家の言葉です。

人が冷静さを失っているとき、あなたが冷静さを失わなければ、あなたは富を築くことができます。

このページは、まさに、為替市場を動かす「集団心理」は、具体的に何のことなのか、何が集団心理から冷静さを失わせるのか、そして、皆が冷静さを失っている時にあなたがどのように考える系なのか、出来るだけ分かりやすく解説させていただきました。

ここの部分を、しっかりと理解しているのといないのとでは、実践面で非常に大きな違いとなりますので、是非、じっくりとお読み頂ければと思います。

1. 為替レートを動かす二つの要因

FXとは』のページで、「FXは為替レートの違いを利用して為替差益を得る取引である」とお伝えしました。

例えば、為替レートが1ドル=100円の時にドル円を買い、1ドル=105円の時にドル円を売れば、1通貨単位当たり5円の利益を得ることができます。つまり、為替レートが上がるか下がるかが分かれば利益を得られるということです。

FX 仕組み

それでは、為替レートはどのような要因で上下するのでしょうか。結論から言うと、為替レートは、それぞれの通貨に対する需給によって決まっています。需給とは、言い換えると、以下の四つの勢力の攻めぎ合いのことです。

四つの勢力 影響
①ドルを買いたい人たちの勢力 ドル高:ドル価値を上げる
②ドルを売りたい人たちの勢力 ドル安:ドル価値を下げる
③円を買いたい人たちの勢力 円高:円価値を上げる
④円を売りたい人たちの勢力 円安:円価値を下げる

例えば、①の勢力が伸びればドル高が進みますし、④の勢力が伸びれば円安が進みます。同じ方向の勢力が組み合わされば、さらに強い力になります。例えば、①と④の勢力が伸びればドル高円安が加速しますし、②と③の勢力が伸びれば円高ドル安が加速します。

それでは、何がこの四つの勢力を動かす要因は何でしょうか。大きく分けて二つあります。

  • ファンダメンタルズ
  • テクニカル

突き詰めて言うと、この二つが為替レートの行方を決めています。それぞれ詳しく見ていきましょう。

2.ファンダメンタルズとは

ファンダメンタルズとは、国の経済状態を表す指標のことです。

例えば、日本の経済状態が良ければ、市場参加者は、「これから日本円の価値が上がるはずだ。」と考えて、円の需要が上がります(=円高)。同じように、アメリカの経済状態が良ければ、「これから米ドルの価値が上がるはずだ」と考えて、米ドルの需要が上がりドル高になっていきます。

そして、FX市場の参加者は、以下のような経済指標から、ファンダメンタルズ(その国の経済状態)を判断しています。

  • 雇用統計などの主要な経済統計の発表
  • 選挙
  • 要人発言
  • テロ

例えば、2008年後半にアメリカでリーマンショックが起きましたね。この時、ほとんどの市場参加者が、「アメリカの経済は危険なのではないか」と感じました。当然、その国の通貨である米ドルも、大きく価値を下げました。相対的に米ドルと比べた時の、各国の通貨の価値は上がりました。日本では、日銀短観発表や金融政策会合、景気動向指数や政策金利の発表などが日本円の需給に影響を与えます。

ファンダメンタル指標が、まず投資家の、ある通貨に対する認識を変えます(=投資家の集団心理を変える)。そして、投資家の集団心理が変わると、その通貨に対する需要が変わります。これがファンダメンタルズが、為替レートに影響を与えるメカニズムです。

ファンダメンタルズも後述するテクニカルも、どちらも重要ですが、デイトレードやスキャルピングなどの短期投資ではテクニカルが必須です。ファンダメンタルズは、基本的には、数ヶ月〜年単位の長期投資の時に重要になってきます。

ただし、国際サミットでの要人発言や、テロ事件のような出来事が、一時的に短期市場を動揺させることがあります。そのため、あなたがトレードをする日には、使用する通貨の国に、経済指標の発表の予定があるかどうかを確認して、そうした発表が短期市場にどのような影響を与える可能性があるのかを考えておくことが理想的です。

各国の主な経済指標の発表時期は、SBIFXトレードの『はじめてのFX』のページの「各国通貨紹介」のコーナーで詳しくまとめられているので、確認しておくと良いでしょう。

ファンダメンタルが相場に一時的な影響を及ぼす例
窓開け・窓埋めとは』のページの、「1.2.1. ギャップアップとは」で、2016年後半のアメリカ大統領選挙が、市場に与えた影響を解説しています。FXをこれから始める方にとっては、リンク先のページは難しいと感じるところがあるかもしれません。しかし、努力さえすれば必ず理解できるようになりますので、焦らず知識を吸収していきましょう。

3. テクニカルとは

投資家の集団心理を動かすもう一つの要因が、テクニカルです。ざっくりと言うとチャートの動きのことです。チャートには、相場の値動きがリアルタイムで表示されています。

FXをやっている全ての人は、必ずチャートを見ています。そして、チャートを見て「価格がこのポイントまで来たらドル円を買おう、あのポイントまで来たらドル円を売ろう」などと、売買のタイミングを計っています。そして、もし、多くの人が、同じポイントでドル円を買おうと考えているとしたら、そのポイントに来た時に、買い注文が急増します。つまり、ドルの需要が急増するということですね。これは、円安に進むことを意味します。

このことから、「チャートは、市場参加者の欲(通貨に対する需給)を反映している」といえます。

チャートに関する正しい知識を持って深く分析すれば、どこで価格が下げ止まるのか(=その他大勢の市場参加者は、どこで買いまたは売りポジションを持とうとしているのか)、価格がどちらへ動くのか(=その他大勢の市場参加者が、どこで買いまたは売りポジションを決済しようとしているのか)が分かるようになります。

テクニカルとは

ファンダメンタルズはなかったとしてもトレードは行えますが、チャートがなかったとしたら絶対に取引は行えません。チャートを正しく見ることさえできればFXで勝てるようになると言っても、全く過言ではありません。

FXではファンダメンタルズよりもテクニカルの方が、はるかに重要です。

テクニカルに関して
成功するために必要なテクニカル分析(チャート分析)について学びたい方は『FXチャートの見方の基本』から徹底的に読み進めて下さい。覚えるべき知識は多いですが、実際にトレードをする時に意識すべきことは、それほど多くありません。ただし、あくまでも正しい知識があることが必要なので、まずは集中して短期間で読み終えることを目標にして見てください。その後、思い出すたびに読み返して頂ければ、どんどん知識が深まっていきます。

為替レート(相場)は投資家心理で動く

ここまででお伝えした全てのことをまとめると、「為替レート(相場)は投資家の集団心理で動く」ということになります。

ファンダメンタルズは、投資家の、その国に対する見方を変えます。国に対する見方が変わると、その国の通貨に対する見方も変わります。良い見方であれば、その通貨の需要が増えて高くなりますし、悪い見方であれば、その通貨の需要が減ってやすくなります。需要を決めているのは、あくまでも投資家心理です。ファンダメンタルズは、単に投資家心理に影響を与える要因に過ぎません。

テクニカル(チャート)は、投資家の欲をそのまま表しています。そして、より多くの投資家の欲が重なるポイントほど、価格が止まったり、価格が動いたりするポイントになります。つまり、テクニカルでも、為替レート(相場)を動かしているのは、あくまでも投資家の集団心理だと言えます。

以上のことは、必ず覚えておいてください。相場の背後に集団心理が動いていることをしっかりと認識することは、実戦において大きな意味を持つようになります。

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ぶせな

ぶせな

専業トレーダー。認定テクニカルアナリスト。 2009年に本格的にFXをスタート。累計利益は、3年目で5000万円、5年目で1億円、2017年2月現在は1億5千万円を超える。 一時的な利益でなく、継続的に利益を上げ続けるために、リスクを抑えることに重点をおき、短期売買を繰り返すスキャルピングと長めに保有するデイトレードを得意とする。

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