外貨預金とFXを比較するならどちらが良いか?

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FXで金利収入を得るためのスワップ取引と外貨預金ではどちらが良いのかと考えたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?

現在の日本では超低金利のため、日本円で銀行に預けていてもほとんど利息を得ることができません。例えば、2017年10月現在で三菱東京UFJ銀行の普通定期預金の金利は0.001%の金利しかつきません。

定期預金になると少し金利があがり、0.01%の金利がつきますが、100万円を1年間預けて100円の利息しか受け取れません。

これでは、ATMで1回利用手数料を払うだけで消えてしまいます。

他方、海外では日本よりも金利が高い傾向にあります。例えば、三菱東京UFJ銀行の米ドルの普通預金金利をみると0.2%、定期預金だと0.5%の金利となっています。

それではFXと外貨預金を比較するなら、どちらが良いのでしょうか?

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木原 克明

木原 克明

システム会社経営、外資系コンサルティング会社勤務を経て、現在はエンジュク株式会社のシステム担当として勤務。IPO投資やイベント投資などの日本株投資を実践するほか、米国株オプション投資を実践している。日本の個人投資家に米国株オプションの魅力を伝えるエバンジェリスト(自称)。好きな言葉は「感謝」。

外貨預金とFXの4つの比較

結論からお伝えすると、外貨預金にはいくつかのデメリットがあるので、外貨預金の代わりにFXを利用したほうが、はるかにお得です。

実際に、外貨預金とFXの比較で

  • 手数料
  • 金利
  • 預入金の保護
  • 払い戻しのタイミング

の4つをチェックして見ましょう。

1. 手数料の比較

外貨預金には交換レートが定められていて、円を外貨に換えるときのレートと外貨を円に換えるときのレートが異なります。例えば、三菱東京UFJ銀行の外貨預金では2017年10月5日の取引レートは次のようになっています。

  • 円  → 米ドル 112.89円
  • 米ドル→ 円   112.39円

この場合、円をドルに換える際に1ドルあたり112.89円かかります。逆に米ドルを円に換える際には1ドルあたり112.39円しかもらえません。つまり、差額の50銭が手数料ということになります。

1万ドル(1,128,900円)を外貨預金する場合で考えると、預けて払い戻すだけで5000円の手数料がかかることになります。外貨預金でもネット専業銀行になると少し条件が良くなり、住信SBIネット銀行の場合、預けて払い戻す手数料は8銭で済みます。

1万ドルの外貨預金の手数料は800円で済みます。

これに対して、FXの手数料は0.3銭程度です。1万ドル(1,128,900円)をFXで取引する場合で考えると、ドルを買って円に戻すのに30円の手数料で済みます。

以上のように、手数料だけで考えると、

  1. 大手銀行
  2. ネット銀行
  3. FX

の順で手数料が安くなります。

2. 金利の比較

冒頭でもご紹介したとおり、大手銀行の外貨預金の金利は2017年10月時点の定期預金で0.5%です。

1万ドルを1年間預けて50ドル(1ドル112円で換算すると5,600円)の金利となります。ネット銀行では、住信SBIネット銀行が1年定期預金で1.35%となっています。1万ドルを1年間預けると135ドル(1ドル112円で換算すると15,120円)の金利

これに対してFXの場合、外貨預金の金利に相当するものとしてスワップ金利というものが受け取れます。スワップ金利は円の金利とドルの金利の金利差を日々受け取ることができるものです。詳しくは『スワップポイントとは』をご確認ください。

スワップ金利はFX会社ごとに異なり、日々変動もするので正確に算出することは難しいのですが、住信SBIネット銀行の1年定期預金と同程度の年換算利回りとなると考えてよいでしょう。

以上をまとめると、金利は大手銀行が少なく、ネット銀行とFXが多いということになります。

3. 資金の保護性

円預金の場合、預金保険制度の対象となり、1人あたり1000万円までが保護の対象となります。つまり、銀行が破たんしても1000万円の預金までは保護されます。

しかし、外貨預金については、預金保険制度の対象外です。万が一、預金先の銀行が破たんした場合、外貨預金については保護されません。

これは、ネット銀行でも同じです。

FXの場合は、顧客の資産は信託銀行に預けられて、FX会社の資産と分別されて、信託財産として管理されます。そのため、FX会社が破たんしても顧客の資産は信託銀行で保護されています。

ただし、この仕組みは金融商品取引法の適用をうける国内のFX会社のもので、海外のFX会社の場合はこの限りではありません。

4. 払い戻しのタイミングの自由度の比較

外貨預金の場合、定期預金として預入した場合は、満期にならないと解約できません。定期預金でなければ、いつでも解約できますが、その分金利は低くなってしまいます。これは、ネット銀行の場合でも同様です。

これに対して、FXの場合、いつでも反対売買を行うことで円に戻すことができます。

この点で、FXのほうが状況に応じて機動的に売買できますので、リスク管理の観点から優れています。

まとめ

以上、外貨預金とFXを比較しました。

外貨預金もネット銀行では手数料が低めにおさえられ、金利もFXと同程度の条件のものもありますが、資金の保護や払い戻しのタイミングの自由度の点でFXに劣ります。

収益性に差がないとしても、安全性の面ではFXでの運用に軍配があがります。「大手銀行だから安心」という考えではなく、しっかりと収益性と安全性を比較したうえで選択してみてください。

ただし、FXの魅力はスワップ金利による長期運用ではなく、やはりトレードにあります。金利差益のようなある程度長期的な資産運用を行いたいのであれば、FXのスワップ金利よりも有効な投資方法は他にいくらでもあるというのが私の考えです。

FXで大きな利益を得たいという方は、『デイトレード』や『スキャルピング』にも目を通して見てください。

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