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短期投資においてゴールデンクロスを使ってはいけない3つの理由

損切り

投資の世界ではゴールデンクロスという非常に有名な指標があります。多くの人はゴールデンクロスが出たときに株を買えといいます。しかし私の経験上、短期投資においてはゴールデンクロスの時に株を買おうとすると高い確率で負けます。

その理由を簡単に説明すると以下のとおりです。

  1. ゴールデンクロスが現れる場所で初心者が不用意に買いたがる
  2. そのため投資上級者は売ろう(利益確定)とする ※資金を持っている人は新規売を仕掛ける場合もある
  3. 投資上級者は投資初心者よりも大口なので株価は下がってしまう。

これがゴールデンクロスが勝てない理由です。詳しく解説していきますね。

移動平均線とゴールデンクロスとは

移動平均線とは、一定期間の株価の終値の平均値をつなぎ合わせた線のことです。この移動平均線とローソク足を組み合わせて株価の位置を見ることで、今その銘柄が短期的に買われているか売られているかを把握することができます。

またゴールデンクロスとは、そしてゴールデンクロスとは一般的には、買いのサインだと言われ、短期の移動平均線が長期の移動平均線を下から上へとクロスすることをいいます。下記チャートを見るとわかると思いますが、赤丸部分がゴールデンクロスの場所です。ちょっと見にくいかもしれませんが、長期の移動平均(緑)を長期の移動平均(紫)が上抜く形になっていますね。

この記事では、一般的には買いだと言われているゴールデンクロスが実際には買いではないのだということを書いていきます。

初心者が好んで使うゴールデンクロスをデータで検証

短期投資をする際に、初心者はゴールデンクロスが出ると株を買ってしまう習性を持っています。

それは巷に溢れている投資情報により、「ゴールデンクロスは買い!」だと教え込まされているからです。頼るべき道しるべをほとんどもっていない個人投資家が、本を出版している投資家にそう教え込まされれば、ゴールデンクロスは必要だと感じてしまうのも無理はありません。

しかし、実際にはゴールデンクロスというものは買いサインでないばかりではなく、負けトレードにつながる場合も結構多いのです。

ここで、システムトレードで実績と定評が有る斉藤正章氏のデータを引用したいと思います。斉藤正章氏は1983年から2005年までに株式市場で発生したすべてのゴールデンクロスで株を買った場合の結果を下記のように記しています。

勝ち数 負け数 勝率 平均日数 平均損益
27655回 53932回 33.90% 26.11日 +0.59%

 

この検証結果を大きく二つの年代で分けたところ次のような結果になりました。

  1. 1983~1989年のバブル期のような上昇相場では、ほとんどの年で利益になる
  2. 1990~2002年のバブル崩壊後のような下落相場では、ほとんどの年で損失になる

つまり、この手法の特徴を簡単にいうと、上昇相場では有効で下落相場では使い物にならない手法だということになります。人によっては、「過去23年間のトータルでは勝っているので、いいのではないか?」と思われるかもしれませんが、1983年時点の日経平均と2005年末の日経平均を比べると、はるかに2005年末の方が高くなっているので、トータルで勝っていて当然なのです。

斉藤正章氏「 株 勝率80%の逆張り システムトレード術 」より 引用

以上の検証からわかるように必ずしもゴールデンクロスは必ずしも勝てる手法というわけではないようです。斎藤氏は他にもこのデータはバブル時におけるかなりの利益の貯金があるからこそかろうじてプラスの利益を保てているとも述べています。ダマシの多い最近の相場ではほとんど役にたたないのではないのでしょうか。

投資上級者の行動パターンを知る

ゴールデンクロスで買ってしまう初心者が負けてしまうことが多いことはわかっていただけたかと思います。では投資上級者はゴールデンクロスで株を買っていないのかということが気になると思います。

結論から言うとゴールデンクロスで株を買う上級者はほとんどいないといっていいと思います。逆に、ゴールデンクロス誕生の瞬間、株価が大きく上伸する時に持っていた株を売って大きな利益を獲得しているものと思われます。

つまり、上級者はゴールデンクロスが出る前に株を仕込んでいるのです。

さらに言うと、資金力のある投資家はゴールデンクロスに合わせて、株の信用新規売(株価が下がると利益の出る取引)をする可能性もあります。その場合、下方向への売り圧力が大きくかかることになります。ゴールデンクロスで株を仕込む初心者たちにこの売り圧力を覆す力がない場合、当然株価は急降下することになります。

この一連の流れをメカニズムで言うと次のとおりです。

上級者の売りと初心者の投げで売りが一気に加速

上級者の利益獲得のための売りと新たな新規の売りがゴールデンクロス後に発生した場合、その後株価はどうなるでしょうか?

たしかにゴールデンクロス発生で株価が順調に伸びていくことはありますが、実際はゴールデンクロスと見せかけたダマシのような形状がチャートのいたるところで見かけられます。

その様子を模式図で表すと以下の通りになります。

移動平均が下方向へと大きく乖離した際に株を仕込んだプロが、ゴールデンクロスと同時に利益を得るために持ち株を売る。初心者はその位置で株を買います。しかし売りが出てくるので当然株価は上がらずゴールデンクロスの形は大きく崩れ始めます。

ここで注意すべきは、上級者は持ち株の売りのみでなく新規の売を仕掛けている可能性があるということです。単純に考えてここで売の力は2倍になります。

上級者の売りに耐えられなくなった初心者たちは、最初のうちは耐えていますが株価がみるみる下がってくると、耐え切れずに損切りをすることになります。投資の経験が長い人ほど早く売り、初心者ほど損切りは遅くなるので、徐々にパニック的な大きな下げにつながることになります。(※投資経験が長い=上級者、ではありません)

ここにおいて、上級者の売、新規売、素人の損切りと3つの売の連鎖で株価は急降下していくことになります。

まとめ

ゴールデンクロスは確かに長期投資であれば威力を発揮するものかもしれません。長期投資においてはゴールデンクロスは滅多に出てこないためその信ぴょう性もあがります。

しかし、ゴールデンクロスが頻繁に現れる短期投資においては、ゴールデンクロスのようなわかりやすいチャートのポイントにおいては、初心者にとっても上級者にとっても仕掛けをしやすい場所になります。

初心者にとって仕掛けやすいのだということは、上級者にとってはその動きを逆手に取れるのだということです。

これから短期投資を始める方は、以上のことを頭に入れて取引をしてください

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