逆指値注文の仕組みと新高値投資法と組み合わせて稼ぐ方法

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20170804

株式投資には、指値や逆指値、IOCやIFDなど様々な注文方法があります。その中でも、逆指値注文は、最も頻繁に使われる注文方法の一つです。言い換えると、稼げるようになるためには理解しておくことが必須ということです。

そこで、ここでは、

  • 逆指値注文の解説と具体的な使い方
  • 逆指値注文と相性の良い投資法の具体例
  • 私自身が逆指値とともによく使う機能と証券会社ごとの違い

を余すところなく解説します。

株式投資のヒントが満載ですので、ぜひじっくりとお読みください。

1. 逆指値注文とは

逆指値注文とは、「株価がある価格以上になったら買う」「株価がある価格以下になったら売る」という注文方法のことです。より具体的に理解して頂くために、

  • 基本的な3つの使い方
  • メリット

を解説します。

1.1. 逆指値注文の基本的な3つの使い方

1.1.1. 損切りラインとして設定する

s_逆指値①例えば、「忙しくて場を見れなかった間に、大幅に値下がりしていて、損切りできずに塩漬け株になってしまう」ということはよくあります。そんな時でも、逆指値注文で、あらかじめ損切りラインを設定しておけば、そのような事態を防ぐことができます。

1.1.2. 上昇トレンドの起点を捉える

s_逆指値②逆に、後述する「新高値投資法」のようなトレンドフォローの投資法において、逆指値注文で設定価格を上回った時に買うという注文を入れておけば、上昇トレンドの起点で株を買うことができます。

1.1.3. 利食いラインとして設定する

s_逆指値③また、上昇トレンド下で株を買った後に、利益確定ポイントとして売りの逆指値注文を出しておけば、相場を見られない間に、上昇トレンドが終わり下降トレンドが始まったとしても、利益を確保することができます。

1.2. 逆指値注文のメリット

1.2.1. パソコン画面に張り付く必要がなくなる

私たちのようなサラリーマンは、日中、常に株価を確認できるわけではありませんね。仕事中に株価を確認することは禁止されている場合がほとんどでしょう。そんな場合でも、前日夜や昼休みに、逆指値注文をセットしておけば、希望の価格で売買することができます。

1.2.2. 感情に流されることなく計画的に損切りや利食いができる

チャートを見ながらデイトレードなどをしていると、その日の調子や出来事によって気分や感情が変わります。それらは往往にして投資判断にマイナスの影響を与えます。しかし、逆指値注文は基本的に時間に余裕がある時に、理性的に損切りラインや利食いラインを考えて発注します。

これは損切りの時に特に有効で、通常であれば「損失を確定させたくないから様子見しよう」というようにズルズル損切りを遅らせてしまいそうな時でも、そのような誤った判断を防ぐことができます。

投資で成功するために必ず知っておくべき損切りルールの作り方』では初心者が陥りがちな損切りの失敗や、それを防ぐための知識とテクニックをお伝えしていますので、あわせて確認しておきましょう。

2. 逆指値注文と相性の良い新高値投資法

ここからは逆指値注文と相性の良い投資法を一つご紹介します。それが新高値投資法です。

2.1. 新高値投資法とは

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これはアメリカの著名な投資家ウィリアム・オニールの投資法です。一般的に株式投資は、「安値で買って高値で売る」が基本ですが、新高値投資では、「新高値(上場来の最高値)をつけた銘柄を買って、さらに高値で売る」という行動を取ります。

興味のある方は、『オニールの成長株発掘法』という書籍がオススメです。

また、ウィリアム・オニールの理論をもとにした手法でサラリーマンの個人投資家が1億円の資産を構築したりしています。その手法は『1勝4敗でもしっかり儲ける新高値ブレイク投資術』で公開されています。

どちらも秀逸な書籍ですので、新高値投資法の詳細について知りたい方はご確認ください。

2.2. 新高値投資法での逆指値注文の使い方

さて、それでは百聞は一見に如かずですので、実際の株価チャートで見てみましょう。

新高値投資法では、新高値銘柄の株価のパターンを利用して

  • 新高値をつけた銘柄を買う
  • さらに高値をつけた時に売る

という戦略を取ります。つまり、新高値を更新した時に株を買うということが重要です。

下図をご覧ください。

これは2017年7月26日までのシュッピン(3179)の日足チャートです。

WS000005

この時、同社の株価は、上場来、最も高い価格(新高値)をつけて、更新し続けています。

このような上場来高値を更新し続けている相場では、株を持っている人は、含み益がどんどん大きくなっているところなので、なかなか売ろうとはしません。そして、売り注文が少ないので、逆に、少しの買い注文で、株価がスルスルと上昇していく場合が多くみられます。

ここで、一つ前のローソク足をご覧ください。

長い上ヒゲが出て2,400円に達したところで反落し、ここのラインが節目となっています(ローソク足の見方は『チャートをより深く見るためのローソク足の正しい見方』で確認しておきましょう)。ここから二つの仮説を導き出すことができます。

  • 仮説1:2,400円のラインを超えるようなら、上昇が加速し、さらに高値を更新していく。
  • 仮説2:上昇が終わり2,400円のラインを超えずに反落する。

この状態で、もし2,400円で普通の指値注文を出せば、2,375円などの2,400円より下の株価で約定することになります。もし2,400円を超えて上昇していった場合には多くの利益を得ることができますが、この時点ではその確率は五分五分です。

しかし、2,400円を超えた2,410円で逆指値注文をしていれば、2,375円より高い株価で買うことになりますが、上昇トレンドを見極めてから株を手に入れることができます。五分五分だった確率は八分にも九分にもなります。

それでは、同社はこの後どうなったでしょうか?

下図のように、2,400円を超えることができずに反落しました。

シュッピン22

もし、2,400円手前で買っていたら、損失となっていましたね。

逆に、2,400円を超えた場合、さらに新高値を更新していくパターンが多く、その時に逆指値注文を出しておけば、その上昇トレンドの起点で買うことができ、あとは利益を伸ばすことを考えていればよくなります(もちろん高値をブレイクした後に反落する場合もあります)。

2.3. 逆指値と相性の良いその他の手法

新高値投資法以外にも、逆指値と相性の良い投資法は複数あります。

例えば、『会社員の私がIPO株投資で年2,000万円の利益を得た方法の全て』の著者でIPO投資家の柳橋氏は、逆指値で買い注文をいれておくことで新規上場銘柄がストップ高する直前の価格で株を手に入れるという方法を取ったりしています。

新規上場銘柄は、上場直後に、今後の業績に影響を与えそうなニュースが出れば、買い注文が殺到して株価がストップ高まで上昇することがあります。この時に、ストップ高より1円安い価格で逆指値を出しておくと、直前で株を取得することが出来ます。

ちなみに株価によって一日の上昇幅の上限が決められているので、ストップ高の株価は事前に調べることができます。

ストップ高のままで大引けを迎えると、翌日もその買い需要が持続して、さらに高値で始まる可能性が高くなりますので、利益になるというわけです。

3. まとめ

逆指値注文は、ほぼ全てのネット証券会社で使用することができます。ただし、それ以外の特殊注文については、各証券会社によって違いがあります。下表をご覧ください。

証券会社 特殊注文
楽天証券 逆指値、逆指値付通常注文、セット注文
ライブスター証券 逆指値、OCO、IFD、IFDO、IOC
マネックス証券 逆指値、ツイン指値
松井証券 逆指値、追跡指値、返済予約注文
GMOクリック証券 逆指値、IOC
カブドットコム証券 逆指値、W指値、トレーリングストップ、Uターン注文、リレー注文、±指値
岡三オンライン証券 逆指値
SBI証券 逆指値、IOC

これらの中から、実際に自分で試して、ご自身の投資法に理想的な注文機能をもつ証券会社を選ぶ必要があります。

例えば、私の場合は、「返済予約注文」という機能のある松井証券をメインの一つとして使っています。これは、「新規注文が約定したら、利食い注文と損切りの注文を同時に出すように予め設定する注文方法」です。

私はサラリーマンなので、昼休みを除くと、日中は注文を出すことができません。そこで、前日夜に銘柄を探して松井証券の返済予約注文で利食いと損切り注文を出しています。

そうすれば、株価がどちらに推移しても約定することになるので、仕事に集中しながら月数万円から数十万円の利益を得ることができます。

このように、逆指値注文をはじめとした特殊注文を活用すれば、日中に株価を見ることができなくても、株式投資で利益を得ることが可能になります。最近はネット証券の注文方法もツールもバラエティ豊かで、上手く使い分けて活用することで、忙しくても投資機会を増やすことが出来ます。

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近藤章仁

近藤章仁

証券会社で株式ディーラーを7年間経験。現在は、「投資の教科書」の運営を担当し、夜はFXの短期売買を行いながら日本株の中長期投資を行う兼業トレーダー。現場で培った経験から、皆さまに役に立つノウハウをお伝えします。趣味は、プロ野球観戦とFEEL CYCLE。

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