ヘッドアンドショルダーの見方とトレード戦略

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ヘッドアンドショルダーは、10個あるチャートパターンの中でも最も強力な形です。エントリーすべきポイントも利益確定すべきポイントも明確なので、ヘッドアンドショルダーを見つけたら、大きく利益を伸ばす最高のチャンスとなります。

そのようにチャンスをつかむには、ネックラインというものの使い方が肝になります。

そこで、このページでは、ヘッドアンドショルダーを見たときに私が行なっているトレード戦略をそのままお伝えします。数あるトレード戦略の中でも、最も利益が出やすいものの一つなので、ぜひ覚えておいて下さい。

その他のチャートパターンについて
他のチャートパターンについては、『エリオット波動とは|億トレーダーの勝つための土台である最重要理論』で説明しています。全て、あなたにとってトレードの強力な武器となるものなので、目を通しておきましょう。

1. ヘッドアンドショルダーとは

ヘッドアンドショルダーは、数個あるチャートパターンの中でも、非常に重要なもので、「トレンドが終わる時」に形成されるものです。

大切なことなので繰り返します。

「ヘッドアンドショルダーはトレンドが終わるときに見られるチャートパターン」

これは、どのような時も、絶対に忘れないようにしてください。この大前提を忘れると、ヘッドアンドショルダーを有効に活用することは出来ません。

もちろん、トレンドが終わるときには、必ずヘッドアンドショルダーが現れるというわけではありません。しかし、これが現れたときは、非常に有効なトレード指標になります。また、これはトレンドがあるときでなければ見られないということも覚えておいてください。それを知っておけば、レンジ相場で闇雲に探して時間を無駄にすることがなくなります。

それでは、この大前提を理解して頂いた上で、次に、かたちを見ていきましょう。

1.1. ヘッドアンドショルダートップ(三尊)

ヘッドアンドショルダーは、以下のような形状のチャートパターンです。

 ②

ヘッドアンドショルダーは、このように、頭(ヘッド)と肩(ショルダー)で構成されていいます。見た目が、人間の上半身に似ていることから名称がついています。日本では、仏像が三尊並んでいるように見えるため「三尊(さんぞん)」とも呼ばれます。

実際のチャートでは、下図のように現れます。

①

このような山なりのヘッドアンドショルダーは、上昇トレンドが終わるときに見られるパターンです。ここが重要なので、頭に叩き込んでくださいね。

1.2. ヘッドアンドショルダーボトム(逆三尊)

下降トレンドが終了するときに見られるかたちは、ヘッドアンドショルダーボトム(逆三尊)と言われます。下図をご覧ください。

 ヘッド&ショルダーズ・ボトム

ヘッドアンドショルダーボトムは、実際のチャート上では以下のように現れます。

このような谷型のヘッドアンドショルダーボトムは、下降トレンドが終わるときに見られるパターンです。ここの知識は絶対にブレないようにしてください。

1.3. ネックライン

ここまでで掲載した図をあらためてご覧下さい。すべてネックラインというラインが引かれていることをご確認いただけると思います。

ネック(首)ラインは、ヘッド(頭)とショルダー(肩)の間の”首”のように見えることから、そう言われています。ヘッドアンドショルダーとネックラインは、必ずペアで覚えてください。なぜなら、ネックラインは、それ自体が、サポートライン・レジスタンスラインとして機能するからです。

下図をご覧ください。

プロセス

Fで、相場がサポートラインを下抜けることで、このネックラインが完成します。つまり、ネックラインそのものが、ヘッドアンドショルダーが完成するための最後の抵抗帯(サポートライン)となっているということです。

だからこそ、ネックラインが、サポートラインでありレジスタンスラインになるのです。

なお、サポートライン・レジスタンスラインは、売買が急増して相場が変わるポイントで、チャート分析のかなめと言えるぐらい重要です。詳しくは、『サポートラインとレジスタンスラインとは|引き方と使い方』で解説しておりますので、理解が曖昧な方はご確認ください。

ダブルトップ・ダブルボトム・トリプルトップ・トリプルボトム
ネックラインが重要なチャートパターンとして、他にダブルトップ、ダブルボトム、トリプルトップ、トリプルボトムというものがあります。『ダブルトップ・ダブルボトム・トリプルトップ・トリプルボトムとは』で解説しているので、ヘッドアンドショルダーと合わせて覚えておきましょう。

2. ヘッドアンドショルダーを活用した確度の高いトレード手法

それでは、ここから早速ヘッドアンドショルダーを活用したトレード手法を解説します。ヘッドアンドショルダーは、数あるチャートパターンの中でも、ゆっくり時間をかけて形成されるものです。

ゆっくり形成されるということは、それだけ多くのトレーダーが意識しており、これ単体で活用するだけでも十分な利益を得られるほど固いパターンになっています。これを覚えるだけでもトレード成績は向上するはずですので、ぜひ実践してください。

なおここでの解説は全て、ヘッドアンドショルダートップを例に行います。内容はヘッドアンドショルダーボトムにもそのまま当てはまるので応用してください。

2.1. ヘッドアンドショルダーを確認した後にエントリーポイントがある

ヘッドアンドショルダーで利益を出すポイントは、図のGのポイントです。これは大前提となるルールなので、必ず覚えておいてください。詳しく説明します。

プロセス

ヘッドアンドショルダーは、Fのポイントでネックラインを下抜けしたときに完成します。トレードチャンスは、その完成の後のGのポイントです。詳しく説明します。

Fで下抜けたネックラインは、その後、サポートラインからレジスタンスラインに役割を転換します。ヘッドアンドショルダーは、非常に時間をかけて形成されるため、相場を左右する力がとても強いチャートパターンです。そのため、Fのポイントを下抜けることによってレジスタンスラインに役割を転換したネックラインは、非常に強力な抵抗帯として機能します。つまり、Gのポイントで上抜けせずに反落する可能性が非常に高いということです。そのため、Gで反発することを確認して、売りポジションを持つことで、高確率で利益を得られます。

間違っても、Fのポイントで下抜けてヘッドアンドショルダーが完成することを予想してエントリーしてはいけません。ここは、ヘッドアンドショルダーが完成するかどうかを左右するポイントで、結局、ここで反発したためにヘッドアンドショルダーができなかったということも多々あります。ここを下抜けてこそ、ようやく相場において、非常に信頼度の高いチャートパターンであるヘッドアンドショルダーが出来上がるのです。

トレードを行うのは、そのような確度の高いチャートパターンを確認した後です。それでは、Gでエントリーしたら、どこで利益確定を行えばよいのでしょうか。次で説明します。

2.2. ヘッドとネックラインの二倍は値幅が出る

ネックラインを抜けると、下図のようにヘッドとネックラインの値幅の二倍が出るのが一般的です。

④

この図で、売りポジションでエントリーするポイントはCです。この時、利益確定の目安は、ネックラインを真ん中として、上下に同じ値幅だけ出ているDです。実際のチャートで見てみましょう。

①

青い線がヘッドアンドショルダーです。Aはヘッドで、Bがネックラインです。ヘッドアンドショルダーが完成した後、相場は、またネックラインまで戻し、反落してから下降トレンドにスイッチが入っています。

この時、ABと同じ値幅の分、下落するので利益確定はCで行います。いかがでしょうか。ヘッドアンドショルダーは、このチャートパターンを見つけさえすれば、実践は難しくないことがお分かりいただけると思います。

なお、ヘッドアンドショルダー・ボトムも、形が逆さまになっただけで同様の見方をします。下図をご覧ください。

⑤

ネックラインが水平ではなく、斜めになっています。このようなときは、右側のBを基準にすると良いです。ネックラインを上抜けると、AB間の値幅と同じだけ上昇したポイントであるCが利益確定の目安になります。

実際のチャートで見ると以下のようになります。

⑧

斜めのネックラインは水平のときと比べると、値幅が多少狭くなります。それでも、有効なチャートパターンであり、チャンスであることは変わりません。しかし、ネックラインが斜めになるヘッドアンドショルダーは、水平のときよりも分かりにくく、見落としやすくなりますので注意が必要です。

3. 更に勝率を上げるヘッドアンドショルダーの使い方

ヘッドアンドショルダーは、単体でも十分な威力のあるチャートパターンです。しかし、他の指標と組み合わせることで、更に、その確実性を高めることができます。

ここではほんの一例ですが、このように指標を組み合わせたトレードができるようになるということは、あなたが、どんどんFXでの成功に近づいていることを意味します。その時には、金銭面での成功はもちろん、この先何が起きても対応できるぐらいのトレード力がついていることでしょう。

トレンドラインとチャネルラインに関して
ここでは、ヘッドアンドショルダーと、トレンドライン/チャネルラインを組み合わせて相場を判断しています。『トレンドラインとは|引き方と役割と具体的な使い方』『チャネルラインとは|引き方と効果的な使い方』も確認しておきましょう。

それでは、早速下図をご覧ください。

ヘッド&ショルダーズと他の根拠

まず、高値が二つあるので下降トレンドラインを引くことができます。そのトレンドラインを傾きはそのままに下にスライドさせるとアウトラインも引くことができました。

アウトラインが支持線として機能しているAのポイントは、ヘッドアンドショルダーボトムのヘッドの頂点になっています。その後、相場は、ネックラインを上抜けてから反落し、Bで支持されて、上昇のスイッチが入っているのが分かります。実は、このときBのポイントは、下降トレンドラインも支持線として機能しています。

つまり、Bで、上昇トレンドにスイッチが入るサインが、

  • ネックライン
  • 下降トレンドライン

の二つ重なっているのです。このような場合は、Bで買いポジションを持つことができれば、確度の高いトレードになることは間違いありません。あとは、AB間の値幅の二倍の水準まで待って利益確定をするだけです。

実際の相場では、このヘッドアンドショルダー・ボトムにプラスして、他の上昇する根拠やサインを組み合わせ、交差するポイントでトレードする癖をつけると良いです。もし、このような上昇する根拠が強いポイントのみで、冷静にトレードができるようになると、それは常勝トレーダーに急速に近づくことに他なりません。

まとめ

ヘッドアンドショルダー(ボトム)を見つけたとき、それだけで、あなたは他のトレーダーよりも、チャンスに恵まれている状態です。そして、他のエントリー根拠と交差するポイントまで待つことで、チャンスをものにすることができる確率がアップします。

ヘッドアンドショルダーは、形成されるまで時間がかかる分、発見すると飛びつきたくなってしまいます。しかし、この形が現れたときに、本当にとるべき行動は、エントリーポイントまで待つことです。このような「待ち」ができるようになったトレーダーは、勝てるトレーダーです。

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FXで8年間の平均利回り163%を達成し1億5,000万円の資産を築いているトレード手法の全て

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ぶせな

ぶせな

専業トレーダー。認定テクニカルアナリスト。 2009年に本格的にFXをスタート。累計利益は、3年目で5000万円、5年目で1億円、2017年2月現在は1億5千万円を超える。 一時的な利益でなく、継続的に利益を上げ続けるために、リスクを抑えることに重点をおき、短期売買を繰り返すスキャルピングと長めに保有するデイトレードを得意とする。

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