トレンドラインの引き方で迷った時の6つのコツ

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トレンドライン引き方

チャート分析において、トレンドラインは欠かせないツールです。多くの成功しているトレーダーは、チャートを開いたら、一番最初に、様々な時間軸のチャートで、トレンドラインを引いて、現在のトレンドを把握することを徹底しています。

しかし、初心者の方は、いざトレンドラインを自分で引こうとすると、最初は戸惑うことも多いことでしょう。そこで、トレンドラインの引き方の秘訣をお伝えします。

以下の六つです。

  1. 上昇トレンドラインは安値同士を引く
  2. 下降トレンドラインは高値同士を引く
  3. まずはラインを引けるだけ引く
  4. 短いラインより長いラインを残す
  5. チャートのプロセスを実況するつもりで引く
  6. 迷ったらローソク足の実体に合わせて引く

難しく考えることなく、これらの通りに引いてみれば、必ず機能するトレンドラインを引くことができるようになります。また、チャート分析のスキルもぐんぐん伸びていくことでしょう。

それぞれ、詳しく解説していきますので、ぜひ試してみてくださいね。

トレンドラインとは?
このページは、トレンドラインの引き方に特化して書いています。トレンドラインの機能や活用方法などは、『トレンドラインとは?引き方と役割と具体的な使い方』をご覧ください。

1. 上昇トレンドラインは安値同士を引く

上昇トレンドラインは、ローソク足の目立った安値を二つ以上見つけた時に、その安値を結ぶようにラインを引くとできます。下図をご覧ください。

この図では、AとBが目立った安値です。それらの点を結んで伸ばすと、このように右肩上がりのトレンドラインを引くことができます。

ローソク足の基礎をおさらいしておこう
安値に関しては、『ローソク足の見方(始値・終値・高値・安値)と時間軸』でおさらいしておきましょう。

2. 下降トレンドラインは高値同士を引く

一方、下降トレンドラインは二つ以上の高値を結んで線を引くとできます。下図をご覧ください。

AとBを結んで、そのまま伸ばしたら、下降トレンドラインになります。

上図の上昇トレンドラインも下降トレンドラインも、二点を結んで引きましたが、二点よりも三点、三点よりも四点を結ぶラインの方が、より多くのトレーダーたちに意識され、強く機能するラインとなります。

また、サポートライン・レジスタンスラインは、一点だけでも引くことができますが、トレンドラインは最低でも、二点以上の高値、または安値を結んで引きます。

3. まずはラインを引けるだけ引く

初心者の方が、チャートにトレンドラインを引くときは、「これで本当に良いのだろうか?」と、とにかく迷うことと思います。そんな方は、最初の一本で精度の高いトレンドラインを引くことは不可能だということを覚えておいてください。

チャートを開いたら、とにかくラインをたくさん引いてみてください。練習のつもりでチャートが見づらくなるくらいに引き、そのあと、徐々にトレンドラインを消したり動かしたりしましょう。

下図を見てください。

7

トレンドラインをたくさん引いてみました。白線が上昇トレンドラインで、赤線が下降トレンドラインです。このように、まず手当たり次第に、たくさん引いてから徐々に消していきます。

4. 短いラインより長いラインを残す

どのラインを残すべきかで悩んだら、短いトレンドラインよりも、長いトレンドラインを残していくイメージです。上の図の中で、最終的に残ったのは黄色の上昇トレンドラインと下降トレンドラインの二本です。

長いラインを残す理由は、そちらの方が、より強く機能するからです。単純にトレンドが続いている時間が長ければ、他のトレーダーの意識も集中してくるからです。

時間が経って、チャートに新たなローソク足が現れるたびに、引くことができるトレンドラインは変わります。下図をご覧ください。

最初は、ABCの三点を結ぶライン1が機能していました。その後、ライン1のトレンドは下抜けして、ADEの三点を結ぶ新たなトレンドライン2が機能しました。さらに、ライン2も下抜けしてAFGの三点を結ぶ都連ロダイン3が機能するようになりました。

余談ですが、このように同じ点Aを起点として、徐々に緩やかになっていく上昇トレンドラインは、相場全体の上昇圧力が弱まってきていることを示します。

次に、以下のように、時間とともに起点が移っていくようなトレンドラインもあります。

このように機転が移っていくトレンドラインは、角度が急になっていき、上昇圧力が強くなっていっていることを示します。まずはラインを引いて、長いものを残すことをイメージすると、このように市場について、より多くの発見があることでしょう。

そのような発見一つ一つが財産になります。

5. チャートのプロセスを実況するつもりで引く

トレンドラインを引くために、高値と安値を見つけるとき、チャートを左から右に見るようにしましょう。その時に、過去から現在にいたる相場の状況を、実況するつもりで見て、ラインを引いて行くと、非常に実践的な訓練になります。

ここで、1点注意して頂きたいことがあります。

自動でトレンドラインを引いてくれるツールがありますが、それらは最初から使わないようにしてください。自分でラインを引くことができなければ、本当のスキルは身につきません。自動ツールを使うと、このプロセスを省略してしまうため練習になりません。もし、ツールが使えなくなったら、また初心者に戻ってしまうことになります。

FXは、このような細かい部分を、どれだけ集中して行うか、他の人が機械的に行うことを、どれだけ深く考えて行うかで成績が大きく変わります。小遣い稼ぎ程度の認識であれば、そこまで突き詰める必要はないですが、FXだけで生計を立てたり、億以上の資産を効率よく安全に構築していくのであれば、どれだけ突き詰めて考えながら行うかどうかが、その成否と、目標達成のスピードを決めます。

6. 迷ったらローソク足の実体にあわせて引く

初めてトレンドラインを引くときは、誰もが、ローソク足のヒゲに合わせるべきかか、実体に合わせるべきかで迷います。結論から言うと、迷った場合は、トレンドラインはローソク足の実体に合わせて引くことをオススメします。

その理由について説明します。

FXは、重要な経済指標の発表や、要人の発言があると、数分間で価格が乱高下します。このとき、ローソク足の上下に長いヒゲができます。上下に長いヒゲがあるローソク足は、そのローソク足が形成される間、一時的な乱高下の影響で、相場が上下のどちらにいくか大いに迷っていたということを示します。

この場合、上下のヒゲによって表される高値と安値は、本来のローソク足の値動きから逸脱した水準になってしまっています。そのような逸脱した価格帯よりは、最終的な落ち着きどころである終値の方が、はるかに、本来あるべき価格に近いといえます。通常の相場でも、ヒゲよりも実体の方が、他のトレーダーに意識されやすいです。

このようなローソク足一本一本の読み方は、『陽線の見方』『陰線の見方』で解説していますので、ご確認ください。

それでは、下図をご覧ください。

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Aの箇所で、上下に長いヒゲが何本もあるローソク足がたくさんあります。これでは、どのヒゲをトレンドラインの起点にしたらいいか迷ってしまいますね。そこで、ローソク足の実体の最安値を起点として選びます。そして、Bと結ぶとトレンドラインが引けます。

このあと、Cで価格がぴったり反発していますので、このトレンドラインの引き方が他のトレーダーにも意識されており、よく機能していることが分かります。このように、ヒゲか実体か迷ったら、まず実体どうしを結んで引くと良いでしょう。

では、常に実体どうしだけしか引かないかというと、そのようなことはありません。実体からヒゲに引くパターンや、ヒゲから実体に引くパターンもあります。上図のようにヒゲが密集していて、迷うような場合は、最初に実体どうしを引いてみるということです。

まとめ

トレンドラインに限らず最初は、誰もがチャートにどのようにラインを引けば良いか迷われると思います。ただし、あまり迷いすぎずにまずは引いてみることが重要です。

ぜひ、参考にして下さい。

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ぶせな

ぶせな

専業トレーダー。認定テクニカルアナリスト。 2009年に本格的にFXをスタート。累計利益は、3年目で5000万円、5年目で1億円、2017年2月現在は1億5千万円を超える。 一時的な利益でなく、継続的に利益を上げ続けるために、リスクを抑えることに重点をおき、短期売買を繰り返すスキャルピングと長めに保有するデイトレードを得意とする。

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