東証一部昇格銘柄を活用して利益を得る株式投資法

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東証一部昇格は、株式投資で成果を出している方の多くが注目しているイベントです。

投資家は常に「株価が値上がりする材料」を探し、動向に注目しています。

その中でも、東証一部に昇格する銘柄は、株価が高騰することが少なくなく、ポイントを抑えておけば利益を得られる可能性が高いイベントです。そこで今回は、それを狙った投資手法についてご紹介します。この方法を知っておくと株式投資が有利にできるようになりますので、是非、参考にしてください。

1.  東証一部昇格とは何か?

上場企業が東証二部や東証マザーズ、ジャスダックなどの市場から、東証一部へ市場変更することを「東証一部への昇格」といいます。

東証一部には2000年の頃は1,447社でしたが、その後は東証二部やマザーズ、ジャスダックから昇格した企業や東証一部へ直接新規上場する企業などで年々増加し、2017年10月26日時点で2,034社が上場しています。

  • 東証一部の企業数推移
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東証一部へ昇格するためにはいくつかの条件をクリアする必要があります。また、東京証券取引所に認められなければなりません。

2.  東証一部への昇格する条件

東証一部へ昇格するためには条件があることをお伝えいたしました。この条件には、東証一部指定基準、市場変更基準がありますが、これは東京証券取引所が公表しています。

また、東証マザーズや東証2部に上場してから1年間経過すると、市場変更(東証一部へ昇格できる)できる可能性があります。これを「1年ルール」と呼びます。

さらに、東証マザーズの企業が上場後10年間を経過した場合は、東証一部か東証二部に昇格できる「市場選択制度」があります。これは「10年ルール」と呼ばれています。

東証一部への市場変更する基準は、下記の通りです。

  • 株主数:2,200人以上
    →会社四季報や株主通信などで調べることもできます。また、IRに問い合わせをすると教えてくれる場合があります。
  • 流通株式:2万単位以上
    →有価証券報告書から推測します。
  • 時価総額:40億円以上
    →ヤフー・ファイナンスで調べることができます。
  • 経常利益・時価総額::最近2年間の経常利益が5億円以上か時価総額が500億円以上
    →会社四季報で調べることができます。不明な場合は東京証券取引所へ問い合わせすることもできます。
  • 経営者の昇格申請やコンプライアンスなど
    →企業のニュースリリースや中期経営計画などで確認します。

上記の条件を満たして、東京証券取引所へ申請して受理されれば、東証一部へ昇格することができます。

3.  東証一部昇格銘柄は急騰する傾向がある

東証一部へ昇格すると企業のステータスが上がり、知名度が向上します。また、東証一部へ昇格することで、東証一部株価指数(TOPIX)と連動した運用をしている機関投資家の買い注文が入ることから株価が急騰するケースがあります。

東証一部へ昇格した企業の株価が翌日にどうなったか下記でお伝えいたします。

  • 東証一部上場の承認が発表された日の終値と翌日の始値
    (2017年1月1日~2017年9月31日)
コード 銘柄名 昇格前(終値) 昇格発表後
(始値)
差分 パーセント
2487 CDG 1612 1772 160 9.9%
3415 TOKYO BASE 3385 3475 90 2.7%
2924 イフジ産業 593 693 100 16.9%
5989 エイチワン 1649 1720 71 4.3%
6187 リタリコ 1650 1770 120 7.3%
3916 DIT 2013 2100 87 4.3%
3154 メディアス 1856 1998 142 7.7%
2884 ヨシムラフード 3045 3255 210 6.9%
9466 アイドママーケティング 565 573 8 1.4%
9768 いであ 933 1080 147 15.8%
7725 インターアクション 667 710 43 6.4%
7743 シード 1911 2050 139 7.3%
6191 エボラブルアジア 2821 2939 118 4.2%
2424 ブラス 1010 1040 30 3.0%
6167 冨士ダイス 689 769 80 11.6%
2130 メンバーズ 502 564 62 12.4%
6044 三機サービス 1450 1538 88 6.1%
3160 大光 892 1042 150 16.8%
3912 モバイルファクトリー 2920 3420 500 17.1%
9322 川西倉庫 1054 1354 300 28.5%
6258 平田機工 11500 11800 300 2.6%
4248 竹本容器 1756 1759 3 0.2%
6196 ストライク 5180 5000 -180 -3.5%
6289 技研製作所 2748 2670 -78 -2.8%
6184 鎌倉新書 1850 1868 18 1.0%
6200 インソース 2297 2249 -48 -2.1%
9386 日コンセプト 1300 1330 30 2.3%
3053 ペッパーフード 4285 4565 280 6.5%
7811 中本パックス 3025 3325 300 9.9%
3763 プロシップ 1955 2355 400 20.5%
3139 ラクトジャパン 3740 3690 -50 -1.3%
6157 日進工具 1877 1862 -15 -0.8%
3932 アカツキ 8500 9020 520 6.1%
1433 ベステラ 1976 2128 152 7.7%
3963 シンクロフード 1854 1795 -59 -3.2%
3741 セック 2288 2430 142 6.2%
6189 グローバルG 1885 2030 145 7.7%

全部で37社ですが東証一部上場の承認が発表された翌日は31勝6敗となっています。勝率にして83%になります。東証一部への上場承認が発表されると株式市場では高評価される傾向があります。

そのため、ここで大事なことは、上場承認発表後に株価が値上がりする傾向がわかっていますので、東証一部へ昇格する銘柄へ東証から「上場承認」が発表される前に投資を行うことです。

4.  東証一部昇格銘柄を見出すポイント

東証一部へ昇格するためには条件があることをお伝えいたしました。この条件には、東証一部指定基準、市場変更基準があります。また、東証マザーズや東証二部に上場してから1年間経過すると、市場変更(東証一部へ昇格できる)できる「1年ルール」があります。

  • 東証二部からの1年ルールに注目する

東証二部の企業は上場から1年間経過すると、市場変更できるようになります。これを「1年ルール」といいますが、実際に昨年、東証二部へ上場した企業を見てみましょう。

※2016年に東証二部へ新規上場した企業

コード 銘柄名 東証二部上場 東証一部へ昇格
7811 中本パックス 2016年3月
6237 イワキポンプ 2016年3月  
3539 ジャパンミート 2016年4月  
7190 マーキュリアインベストメント 2016年10月  
6540 船場 2016年12月  

2016年は東証二部へ新規上場した企業は5社でした。その後、中本パックスが東証一部へ昇格しています。続いて、2015年を見てみましょう。

コード 銘柄名 東証二部上場 東証一部へ昇格
1384 ホクリヨウ 2015年2月
3458 シーアールイー 2015年4月
6167 冨士ダイス 2015年6月
6171 土木管理総合試験所 2015年8月
3139 ラクト・ジャパン 2015年8月
1434 JESCO 2015年9月  
3924 ランドコンピュータ 2015年12月  
3465 ケイアイスター 2015年12月
6186 一蔵 2015年12月

2015年は東証二部へ9社が新規上場し、その後、7社が東証一部への上場承認を受けています。東証二部へ指定替えした企業や東証二部へ新規上場した企業は、東証一部指定基準の条件が緩和されて東証一部へ昇格できますので、東証一部昇格投資には大切なポイントになります。

  • 株主数の増加させる施策に注目する

東証一部へ昇格するためには東証一部指定基準に達しなければなりません。業績や株式の流動性に関する項目がありますが、企業が最も努力しなければならない項目に「株主数」の基準があります。東証一部指定基準には「株主数 2,200人以上」の項目がありますので、企業は株主数を2,200人以上にする施策を取らなければいけません。

株主数を増やすのための施策は、「株主優待の新設」と「立会外分売」などです。

株主優待とは、上場企業が自社の株式を保有する株主に対して、自社の製品や会社がある地域の特産品、商品券や割引券などを贈呈する利益還元策のことをいいます。上場企業は3,575社(東証のみ地方市場は含まない)ありますが、その中で株主優待を実施している企業は全体の3割程度です。

東証一部へ昇格するためには、株主数が基準を超えていないないいけませんので、安定して保有する株主に投資してもらうために企業は株主を新設して株主を募ります。

下記は、2017年3月に東証一部へ昇格したヨシムラフードサービスの例です。

20171027_2

(ヨシムラフードサービスのIRより一部抜粋)

同社はもともと株主優待がございましたが、2016年11月28日に株主優待の内容を拡充しました。変更前は500株以上の株主を対象としていましたが、変更後は500株未満の株主も株主優待の対象となります。

20171027_3

(ヨシムラフードサービスのIRより一部抜粋)

実際に2016年11月28日に株主優待の内容が拡充される発表がされてから、2017年3月に東証一部への昇格が発表されるまでの株価を見てみましょう。
20171027_4

同社の株価は東証一部への昇格が発表されるまで、株価が堅調に値上がりしています。このように東証二部や東証マザーズなどの企業で株主優待が新設されたり、株主優待の内容が拡充される場合は、東証一部への昇格を意識している可能性がありますので、東証一部昇格への大事なシグナルととらえましょう。

その他、立会外分売がありますが、この立会外分売は企業や大株主が証券取引所の取引時間外に株式を割引した価格で売り出すことです。この活動も株主を増やすための施策なので、株主優待や立会外分売の発表があった時は他の東証一部指定基準を調べてみましょう。

なお、このような発表は下記の適時開示情報のサイトが便利です。

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まとめ

今回は東証一部昇格投資についてお伝えしました。この投資手法は事前に確認しないといけない点はありますが、リスクを抑えて利益をあげることができます。是非、役立てて下さい。

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柳橋義昭

柳橋義昭

IPO投資を中心としたイベント投資で年間2000万程度のトレード利益を得ている株式投資家。証券会社でのIPOの業務の経験や、証券ディーラーの経験を活かして独自のIPO攻略法を構築。

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