コメダホールディングス(3543)大型IPO 公募の獲得方法と7月~8月の注目イベント

同社は数年前から今後、株式公開をする企業として注目されてきましたので、今回の新規上場は多くの投資家から注目されると思います。同社は出店攻勢を強めており、2014年2月561店、2015年2月614店、2016年2月683店と伸びています。2020年までに1,000店舗まで拡大させる見通しですが、同社のフランチャイズは同業他社と比較してもロイヤリティの支払いコストが小さいので、今後も伸びていくと思われます。IPO戦略ですが、すでに株主優待を設定していることや知名度などから公募価格は上回る初値が期待できそうですが東証1部の案件であることと、同日にソラスト(東証1部~2部)のIPOがあることから初値は公募価格を多少上回る程度であると見ています。そのため、公募株数をどれだけ集められるか?という銘柄です。

銘柄情報
銘柄コード  3543 銘柄名 コメダホールディング 市場 東証
事業内容 「珈琲(コーヒー)所コメダ珈琲店」チェーンなどを運営する
子会社の経営管理およびそれに付帯または関連する業務など

評価

初値の期待度 セカンダリー妙味 総合評価
 C B  C
予想初値
2,100円~2,200円

公募申込戦略

申し込みは主幹事の大和証券が15,219,000株ありますので店頭は12,936,100株、ネットが2,282,800株になります。主幹事はどちらでも獲得機会はあります。次に注目すべきは三菱UFJモルガン証券です。9,345,000株ありますが店頭は8,410,500株、ネットは934,500株あります。この2社であればある程度株数は増やせるのではないでしょうか。

需給面

同社は公募売出数が26,700,000株あり、想定価格からは吸収額が600億円、時価総額が858億円です。大株主のMBKP III Limited による売り出しですので公募は0株になっています。VCとSOのリスクですがVCについてはロックアップがされており、上場時のリスクはありません。ただ、SOについては公募売出数の1割に及ぶ2,523,900株が上場時に権利行使される可能性がありますので注意が必要です。

成長性

同社は「珈琲所 コメダ珈琲店」と「甘味喫茶 おかげ庵」の2つのブランドで事業展開し、出店数が伸びています。この成長の背景にはフランチャイズにおける低ロイヤリティーが功を奏しています。同業他社は売上の2~3%のロイヤリティが発生しますが同社の場合は1席1,500円という単価設定なので、それが出店数を伸ばす要因になっています。上場後の株価ですが株主還元策について同社は株主優待をすでに導入していて、この権利獲得が8月になります。また、東証1部上場ということで7月にTOPIX絡みのイベントがあることから、上場時の初値が低調だとしても緩やかな値上がりが期待できそうです。

【評価の解説】

初値の期待度とは、公募価格よりも高い初値が付く可能性が高いと考えられるものです。この評価が高い銘柄は、『IPO 株の当選確率を上げる3 つのテクニック』を使って、積極的に申し込みをすると良いでしょう。セカンダリー妙味とは、上場後に株を取得しても、尚、値上がり益を見込める可能性が高いものです。この評価が高い銘柄は『IPO セカンダリー投資で会社員が年間数100万円の利益を得た方法』を参考に、利益の増大を目指してみるのも手です。また、初心者の方は、IPO 投資の基礎として、『IPO投資で収益率26.6%の成功例!絶対知っておくべき2つのノウハウ』にも目を通しておきましょう。

基本条件
仮条件 1,780円~1,960円
公募価格 2016年6月20日 決定予定
ブックビル期間 2016年6月21日 ~ 2016年6月24日
上場予定日 2016年6月29日
上場時発行済株数 43,800,000株(別に潜在株式2,523,900株)
公募売出数 30,700,000株
(公募0株、売り出し26,700,000株、オーバーアロットメント4,000,000株)
想定発行価格 1,960円
購入に必要な
想定金額
196,000円
引受証券会社
役割 証券会社 割当数 割合
主幹事証券 大和 15,219,100株 57.00%
引受証券 三菱UFJモルガンスタンレー 9,345,000株 35.00%
引受証券 みずほ 1,068,000株 4.00%
引受証券 SMBC日興 667,500株 2.50%
引受証券 SBI 200,200株 0.75%
引受証券 マネックス 200,200株 0.75%
既存株主およびロックアップ条件(VCリスク:C)
氏名 株数 割合 ロックアップ
MBKP III Limited 43,800,000株 30.76% 180日
臼井 興胤 788,400株 30.27% 180日
駒場 雅志 288,000株 5.04% 180日
高橋 敏夫 288,000株 4.88% 180日
その他 152名 288,000株 4.51%  
武藤 貴史 90,000株 2.79% 180日
長谷川 鉄也 60,000株 2.71% 180日
北川 直樹 52,500株 2.71% 180日
丸地 猛司 45,000株 1.95% 180日
山本 智英 45,000株 1.68% 180日
既存株主合計 46,323,900株  ロックアップカバー率  98.23%
ストックオプション付与状況(SOリスク:C)
総会決議日 株数 行使価格 行使期間
2014年11月28日 1,137,000株 334円 2014年12月1日~2023年5月31日
2014年11月28日 664,500株 334円 2014年12月1日~2023年5月31日
2014年11月28日 145,500株 440円 2014年12月1日~2023年5月31日
2014年11月28日 111,000株 454円 2014年12月1日~2023年5月31日
2015年5月29日 238,500株 674円 2015年6月1日~2025年5月29日
2015年5月29日 227,400株 674円 2015年6月1日~2025年5月29日
合計 2,523,900株 上場時行使可能株数 2,523,900株
直近の業績
業績動向(百万円) 売上高 営業利益 経常利益 純利益
(連結実績)2015.2 19,186 5,912 5,023 3,219
(連結実績)2016.2 21,721 6,559 6,335 4,125
(連結予想)2017.2 23,767 6,870 6,650 4,467

 

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柳橋義昭

柳橋義昭

IPO投資を中心にイベント投資なども実践する兼業トレーダー。 IPO投資については証券会社にてIPOの業務に携わっていた経験や証券ディーラーだった経験を活かして独自の攻略法を構築し抽選や裁量配分の収益よりもセカンダリーの収益の方が大きい。

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