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初心者必読!トレードで利益をあげるための日経平均先物の2つの使い方

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日本の株式市場をひっぱる株式指数には日経平均株価がありますが、その日経平均株価を先導して動かしている重要な指標があります。

その指標は「日経平均先物」と呼ばれすべての投資家に注目されています。

この日経平均先物の動きは日経平均株価に大きな影響を与えるため、必然的に日経平均を構成する225銘柄や日本の株式市場に上場しているその他多くの銘柄に影響を与えるのです。

つまり個別の株式を取引する際には日経平均先物に関する知識をどれだけ知っているかによって、その投資成果が変わってきます。

このページでは、日経平均先物に関する下記の情報をまとめました。

  1. 日経平均先物とは
  2. 日経平均先物の取引を始めるための4つの知識
  3. 日経平均先物の3つの種類
  4. 日経平均先物を使用した2つの投資手法

はじめに 日経平均先物とはなにか

日経平均先物とは日経平均株価225種の値動きを先取りする金融商品のことです。日経平均先物は先物という部類に、日経平均は現物という部類に入ります。

先物というのはもともと、将来の値動きの変動のリスクをできるだけなくすために作られたもので、あるものの将来の値段を先に決めてしまうという性質を持っています。そのため基本的には将来の値段と今の値段は掛け離れるはずです。

例を出してみましょう。

現在の日経平均が20000円だったとします。

数ヶ月後(3の倍数月)の日経平均株価はいくらになるかを投資家全体で決めたものが日経平均の先物です。みんながおそらく20500円になっているだろうと思えば、日経平均先物は20500円となり、現物である日経平均の値段20000円との間に500円分の乖離が生じます。

しかし実際にはそれほど大きな乖離はできません。なぜなら機関投資家などによって先物と現物の差を最小限にまで狭められてしまうからです(裁定取引の影響)

ここでは日経平均の数ヶ月後の価格を決めようとしている取引なのだということを最低限覚えておきましょう。

限月(げんげつ)、SQなど細かい知識に関しては下記の記事が参考にするとよいでしょう。

日経平均先物(リンク)

日経平均先物 ~スタートするための前提知識~

日経平均先物は通常の株式を取引をするのとは異なります。そのため初心者がすぐには取引できません。最低限必要な取引知識として以下の項目をチェックしておきましょう。

  1. 口座の作成に関して
  2. ショートポジションについて
  3. 証拠金のチェック
  4. リスク度合いを知る

1 口座の作成に関して

基本的には証券口座を持っていれば、先物用の取引口座を開設することが可能ですが、誰でも無条件に作れるわけではありません。というのも先物には取引の仕方によって大きなリスクが存在するので、取引をするには証券会社の基準をクリアする必要があるからです。

ちなみに楽天証券の審査基準は下記のリンクで確認することができます。

https://www.rakuten-sec.co.jp/web/fop/futures/startup.html

証券会社ごとに基準は異なりますが、通常の株式取引とは異なるものだということは理解しておきましょう。口座作成できず取引ができなくても、通常の口座で先物価格は見ることができますので、いずれ取引口座を作成するまでは値動きをしっかりと見ておくのが良いでしょう。

以下はおすすめの証券会社になります。

  • SBI証券
  • マネックス証券
  • カブドットコム証券
  • 楽天証券

2 ショートポジションについて

先物取引では、ちょうど株式の空売りと同じように売りから入ることができます。先に売っておき先物価格が下がったのち買い戻して利益をあげる手法です。この売りから入ってポジションを持つことを、ショートポジションを持つと言います。

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例えば日経先物が20000円の時にショートポジションを持ち、19500円で買い戻しをすると500円の利益がでます。20500円になってしまい、買い戻しをすると500円分の損失となります。日経先物は1000倍の取引に当たりますので、500円動くと50万円分の損益が出ます。

空売り同様に、先物価格が上がると損失となりますが、下落相場では利益を出すための大きな役目を担います。後でご説明するように先物のショートポジションにはリスクを的確にカバーする能力があるのです。

3 証拠金のチェック

日経先物を取引時には証拠金を証券会社に入れる必要が有ります。

この証拠金は前もって決められていて現在(2015年5月末)で日経平均先物を1枚取引するのに約60万円必要です。取引サイズが10分の1である個人投資家向けの日経平均先物ミニであれば証拠金は約6万円です。

日経平均先物1枚あたりの約定金額は、仮に日経平均の値段が20000円だったとすると2000万円となります。

ミニは1枚で200万円

なお楽天証券のHPでは証拠金がいくら必要か一発で計算することができます。

楽天証券証拠金計算(リンク)

株価が大きく変動すると大きな利益、もしくは損失が出ることもあるので余裕資金を十分に確保した上で取引する姿勢が必要です。ちなみに、この証拠金は株価の変動の大きさなどにより変更となることがあります。その場合は証券会社から証拠金の変更通知が届けられます。

4 リスク度合いを知る

長く投資をしていると自分が投資をした金融商品がどれくらいのリスクをはらんでいるかがすぐにわかりますが、初心者の頃はリスク度合いを掴めないかたというのは多いです。

そこで日経平均先物を1枚取引した時にどのようなリスクが発生するか具体的な事例をあげてみましょう。

今現在日経平均先物が20000円だったとします。ここから200円下げた場合、損失金額は先物1枚あたり20万円です。かなりおおきなリスクですね。

問題はパニック売りのときの損失です。日経先物にもストップ安のようなパニック売りの事態が稀にあります(例 大震災 リーマンショック 上げすぎた相場からの下落)

このような時には日経平均先物は実に1000円以上の値幅で下落します。単純計算で1枚あたり100万円の損失です。

上記のように自分が持つ金融商品のリスクが最大でどれくらいを見極めることが投資で大怪我をしないためには必要です。

個人投資家でまだ始めて数年ならば、日経ミニを1枚の取引で十分です。

以上日経平均先物を取引するための4つの前提知識です。次は実際にどのようにトレードに応用していけばいいのか考えてみましょう。

参考)レバレッジとは

投資においてレバレッジをかけるという言葉がよく使用されます。このレバレッジとは、少ない資金を元手に大きな金額の取引を行うことを言います。

例えば取引に100万円必要な株式があった場合には、当然100万円が必要ですが、レバレッジを利用すると40万円あれば100万円の取引ができてしまいます(信用取引)

日経平均先物のこれと同じように考えることができ、数十万円で数千万の取引ができます。その点、個別の銘柄の信用取引よりもはるかに危険な取引だといえます。初心者が中途半端な知識で、日経平均先物のラージを1枚取引すると大やけどをすることがあるのです。

そのため、日経先物にはミニという個人投資家向けの商品があるのです。レバレッジは基本的には借金であること、使い方を間違えると大やけどをすることを認識しておきましょう。

これだけはおさえたい!日経平均先物の3つの種類

日経平均の先物には以下の種類があります。

  1. 日経平均先物
  2. シンガポール日経平均先物
  3. シカゴ日経平均先物

1の日経平均先物はこれまで解説した日本市場における日経平均の先物です。2と3はシンガポールとアメリカの市場で取引をされる日経平均の先物です。実は、この他国における日経平均先物は、日本の市場に大きな影響をあたるのです。

ここでは、他国の日経平均先物2種類をご紹介します。

シンガポール日経平均先物(SG)

シンガポールは、香港と並び金融大国です。指数先物を取引するビッグプレーヤーの中にはシンガポールに住み先物の売買をして巨額の利益を上げているものもいます。

このシンガポール先物は日経平均先物(SG)と表記されます。日本とシンガポールはほとんど時差がないため取引される時間帯はかぶりますが、厳密には時間的な面で下記の部分で異なります。

通常の日経平均先物の立会時間

  • 日中 9:00~15:15
  • 夜間 16:30~翌日3:00

シンガポール日経平均先物の取引時間

  • 日中 8:45~15:30(日本時間)
  • 夜間 16:30 ~20:00(日本時間)

シカゴ日経平均先物(CME)

シカゴには世界的にも有名なシカゴマーカンタイル取引所が存在します。ここでは、金や原油、その他主たる作物の将来的な価格を決めるための取引が行われています。そして、そのような商品以外にも日経平均のような指数の先物取引も行われているのです。

基本的には、日経平均の値段は、前日のシカゴでの日経平均先物(CME)の値段にさや寄せされる形で決まります。朝起きて、CME日経平均先物が大きく動いているときには、日本市場も前日の値段から大きくかけ離れた値段からのスタートとなります。

CMEは下記でも説明するようにほぼ24時間に近い形で取引されている商品です。そのため米国市場でビッグイベントがあり、大きな動きが予想されるときにはCMEを取引するなどしてポジションを調整するのも十分ありです。最近ではCME日経平均先物を扱う証券会社が増えてきています。

通常の日経平均先物の立会時間

  • 日中 9:00~15:15
  • 夜間 16:30~翌日3:00

シカゴの日経平均先物の立会時間

  • 8:00~翌日6:15(日本時間)

シカゴ市場ではほぼ1日を通して取引されていることがわかります。シカゴ日経平均先物は日本の市場が開いている間は日経平均やアジア市場の動向により左右され、米国市場が開いているときには米国の指数の動きに影響を受けます。

米国市場に波乱が起きた時には日経先物も大きく動きます。すべての投資家が注視しておくべきなのがこのCME日経先物なのです。

日経平均先物のトレードにおける2つの使用法

トレードにおいて基本的な日経先物の使い方は次の2つです。

  1. 日経平均先物と現物株式の関係からトレードに活かす方法
  2. 日経平均先物で現物株の下落のリスクを軽減する方法

1は短期売買をする際の基本的な考え方となります。2は少し経験者向きの手法ですが、株価が高値圏にあるときに大きな力を発揮する手法です。

1 日経平均先物と現物株式の関係からトレードに活かす方法

日経先物と現物株式の関係を考えて株式の取引をする方法です。簡単に説明すると、チャートや業種別指数を使用して日経平均先物(もしくは日経平均)を上回る動きをしている業種や銘柄を見つけます。

まずは下記チャートをご覧ください。

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このチャートは楽天証券のある日の比較チャート(分足)です。

日経平均と銀行大手3社を比較しています。紫が日経平均、薄い緑がUFJ、オレンジが三井住友、濃い緑がみずほです。同じ業種であっても値動きに違いが見られます。中でもUFJは日経に比べ弱い動きをし、ほか2社は日経よりも強い動きをしています。

同じ業種であれば日経平均先物に比べて強い動きをしている銘柄を取引するのは短期投資の鉄則です。値動きが強く上昇する銘柄は信用の売りもたくさん仕掛ける投資家も多くいわゆる売りによる含み損を抱えている状態になっていることが多いです。そのため、株価が一時的に下落すると、これまで買いたくても買えなかった投資家や含み損を抱えた投資家の空売りの買戻しなどが手伝い、弱い銘柄よりもはるかに値を戻す傾向があります。

この際には日経平均より強いかどうかを判断すると同時に、次の貸借倍率も確認しておくとよいでしょう。

参考)貸借倍率とは

貸借倍率とは、信用買いに対して信用の売りがどれくらいあるかを倍率にしたものです。信用の買いが多い場合には、倍率が1を上回り、逆に信用の売りが多い場合には倍率は1を下回ります。信用倍率が1を大きく下回る銘柄は絶好の銘柄としてとらえておくとよいでしょう。

信用倍率はヤフーファイナンスの個別銘柄ページの下記の場所(赤い枠)で確認することができます。

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一方で、弱い動きをしている銘柄はどんどん株価を下げていく傾向があります。先ほどご紹介した比較チャートは分足を使用した日中取引の例ですが、基本的には日足の比較チャートでも同じように考えることができます。

また、信用倍率も先ほどとは逆の考え方となり、倍率の高い銘柄は上がりにくくなります。日経平均より値動きが弱く倍率の高い銘柄は最悪だということです。この点は取引で利益を上げるための基本となりますのでおさえておくとよいでしょう。

2 日経平均先物で現物株の下落のリスクを軽減する方法

1の方法で日経平均より強い株を保有した後値上がりを待ちますが、日経平均が値段を大きく下げるような暴落に巻き込まれてしまうとどれだけ強い動きをしていても損失が出てしまいます。

そんな時に役立つのが日経平均先物のショートです。

例えば200万円分の株式を保有していて、相場全体が大きく上昇しているときに、そろそろ日経平均が下げそうだなと考えたなら、日経先物のミニを1枚ショート(売り立て)するのです。

こうしておけば、日経が暴落してもショートポジションによる利益が出ますし、日経平均より強い銘柄をもっているなら株価もそれほど大きくは下げずに利益を残すことができます(※ただしNISA保有の現物株式と先物の利益にかかる税金の違いを考慮する必要があります。)

ちなみに日経平均全体が大きく下落しそうなタイミングを見計らう方法として下記の指標がおすすめです。

  • NT倍率
  • 信用評価損益率
  • 騰落レシオ

上記の指標は全体相場の過熱感を示すものです。相場全体が大きく上がり、過熱感が出ているときには先ほどご紹介した日経先物によるショートヘッジを考慮してみるとよいでしょう。

参考記事)

株取引で損しないために大幅下落に備えておきたい知識 まとめ(リンク)

一種のヘッジ手段として覚えておきましょう。

まとめ

日経平均先物の基本的な知識をご紹介しました。

短期投資をするならば、日経平均先物をウォッチすることは必須だと言えますし、長期で投資をする際にも思わぬ高値をつかまないためにも全体相場の基本指標となる日経平均先物を見ておくことは大事だといえます。日経平均先物の構造を理解し、市場でどのような役割を担っているのかを熟知して取引に役立てていただければ幸いです。

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