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投資上級者への第一歩!逆張りの指標となるNT倍率の基礎知識

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株式投資とは企業の研究をして良い銘柄を選びだし、そこに投資をして利益を得るものです。

そういった意味では、個別の企業の研究がまず大事になってきます。ただ、それだけでは不十分で、相場全体の動きも同時に見ることが勝てる投資家になるための条件です。

投資で勝つには、全体相場の動きを見つつ、その中から活きの良い銘柄を選び出すことなのです。今回ご紹介するNT倍率は、一段上の投資家になるための、全体相場を深く読み解くための指標です。

NT倍率を構成する指数 日経平均とTOPIX

NT倍率とは、日経平均をTOPIXで割って求めた指標の事をいいます。

日経平均とは、日本の株式市場を代表する225銘柄からなる指数のことです。一方、TOPIXとは、東証1部に上場している全銘柄の時価総額から計算される指数の事です。両指数ともに日本を代表する株式指数です。その二つを使って求められる指標が、NT倍率なのです。

当然NT倍率はその時々の相場動向によってことなる数値をとります。最近では、この倍率が12倍台で推移しています。通常ではどの程度かという明確な基準はありませんが、だいたい10倍から12倍くらいで推移すると言われています。

さて、NT倍率を深く理解してトレードに応用していくために日経平均、TOPIXについて振り返ってみましょう。

復習1 日経平均とは

日経平均とは、日本を代表する225銘柄の株価(正確にはみなし株価)によって算出される株価指数のことをいいます。トヨタやUFJのような時価総額の大きな銘柄は投資初心者でも一度は聞いたことがあるでしょう。また、値がさ株と呼ばれる、ファーストリテイリングやソフトバンクなど日経平均の動きに大きな影響を与える銘柄も含まれます。

TOPIXと呼ばれる指数よりもカバーする銘柄範囲が狭い分値動きが荒くなる傾向があります。相場が上昇していくときには、まずはTOPIXより日経平均が先に上昇していく傾向があります。

復習2 TOPIXとは

TOPIXとは東証株価指数とも呼ばれ、東証1部に上場している全銘柄の時価総額を加重平均して算出された指数のことをいいます。日経平均と共に日本を代表する株価指数のことです。日経平均とは異なり、時価総額の大きな銀行株などの影響を強く受けます。

日経平均よりもカバーする銘柄が広く値動きが安定的なのが特徴です。特に投資信託なども銘柄を仕込むためのベンチマークとして利用している指数です。

相場の天井と底を見つける?NT倍率の考え方

それではNT倍率の使い方をご説明していきます。一般にこの数値は、相場の天井とそこを占う上で有用だと言われています。

どうして天井を見つけることができるのでしょうか。それを考えるためにはまずはこの倍率の開きを作り出す仕組みをしりましょう。

二つの指数を割り算させているのですから、日経の上昇率がTOPIXの上昇率を上回るなら倍率はあがり、その逆なら倍率は下がります。また、TOPIXの上昇率が日経の上昇率を上回るなら倍率は下がり、その逆なら倍率は上がります。

特にこの倍率が開く(大きくなる)時というのは、日経平均が大きく上昇する時です。そして、そんな時には225銘柄のうちの値がさ株という銘柄群が特におおきく上がる傾向があります。この値がさ株というのが曲者で、日経平均を一人歩きさせてしまう力を持っているのです。

そしてその力のせいで株価に一時的な歪みができます。その歪みを利用して利益を得ようとする人たちがいます。それが裁定取引を行う機関投資家です。

そのような機関投資家は裁定取引という取引を行い、割高になった日経平均先物を売り、割安な日経平均の現物を買うというパッケージを組みます。そんな時に現物の代表として真っ先に買われるのが、日経平均の構成率が高い値がさ株であるファストリやファナックなのです。

値がさ株や日経平均の構成率について知りたい方は、下記の記事で詳しく解説しています。

参考)日経平均寄与度から判別する日経平均入れ替え時の利益の狙い

そして、時期が来ると反対売買をしてそのパッケージを解消させるのです。(裁定解消売り)

裁定解消売りが生じると値がさ株が真っ先に売られ、相場全体が大きく下がるきっかけとなることがあるのです。そのため、日経が大きく上昇してNT倍率が開くときには天井のサインとして注意が必要なのです。

このような相場全体の動きを予測するためにも、NT倍率を確認しておきましょう。

NT倍率の動きの傾向をチェック

ここでNT倍率のチャートをチェックしてみましょう。過去5年間のNT倍率推移です。

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ここ数年は倍率が上昇傾向にあることが分かります。ちょうどアベノミクスが開始されたころから倍率が12倍台にのせています。直近の傾向でいえば、12倍台前半で買い、12倍台半ばを過ぎると売り目線となります。

注意が必要なのは、あくまで指数同士の倍率を基に計算されているので、指数に何らかの大きな影響を及ぼす市場の変化があった場合にはその変化を考慮する必要があります。TOPIXに影響をあたえる銀行株が買われ始めたりすると、TOPIXが上昇しNT倍率も下がったりしますので、個別の銘柄を見ながら倍率を有効活用していく姿勢が大事です。

NT倍率確認方法

NT倍率は様々な情報サイトで確認することができますが、おすすめは下記のサイトになります。

NT倍率(アセットアライブ)(リンク)

上記サイトでは、日経平均のPERやNT倍率など半年間分のデータを振り返りながら確認することが可能です。毎日目を通す癖をつけておきましょう。

その他の参考指標) NT倍率に類似した2つの指標

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さてNT倍率は相場の天底を当てるのに役立つことをお伝えしましたが、実はこれと似たような役割をする指標があります。それを2つお伝えします。どちらも天井と底を当てるのに役立つ指標です。それぞれを組み合わせたり、他のテクニカル指標を照らしあわせて相場の動向を探ってみてもよいでしょう。

1 信用評価損益率

個人投資家の信用取引の損益の評価損益がどれくらいかを示すものです。買い方の損益率がマイナス3%以上になると、相場の天井が近いといわれます。一方、損益率がマイナス15%付近となると、そこが近いといわれます。特に、トレンドが発生していないよこばいの動きにおいて威力を発揮する指標です。逆に大きなトレンドが発生してしまうと、効かなくなることがあります。

まれに損益率がプラスになるときがあります。はっきり言って個人投資家がほぼ全員プラスが出ている超危険状態です。2013年の5月の下落前にはまさしく、そのような状態になっていました。確実に売り目線になっておくことをお勧めします。

参考)バブル相場の流れを捉えるために必ずおさえておきたい信用評価損益率(リンク)

2 ブルベア指数

ブルベア指数とは、相場に対するブル派(株価は上がる!)とベア派(株価は下がる!)の意見からどちらかが強いかを指数化したものです。気をつけたいのは米国の指数であることです。

ただ米国の指数であってもアンケートには人間が回答をしているため、希望的観測が多いため、この指数は逆張りの指標となります。一般に指数50近くで売り、20を割ってくると底だと言われています。

ブルベア指数に関しては下記のまとめページが参考になりますので目を通しておくとよいでしょう。

参考)ブルベア指数を投資に活かす方法まとめ(リンク)

1週間遅れで発表される指数ではありますが、日本株が米国株の影響を受ける以上先行指数として知っておきましょう。

まとめ

ここでは相場の天井を占う一つの指標として、NT倍率をご説明しました。

最初のうちは全体相場の先行きを占うものとして数字を追ってみてください。いずれは、値がさ株の動きに絡めて、相場の歪みが見えてくるはずです。そんな時には個別銘柄での取引で利益を上げることも可能となってくるはずです。参考にしていただければ幸いです。

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