大型株とは|メリットとデメリット

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初心者がまず初めに投資をしようと考えた場合、最適な投資先の一つとして「大型株」と言うものがあります。
 
大型株はその名称通り、企業規模の大きな株式のことを指しますが、大型株の特性上初心者が手掛けやすくなおかつ動きが安定的、配当を継続して出している企業が多く、その存在を把握しておくだけでも大きなベネフィットがあります。
 
ただ、単純に大型株への投資を行えば安定した利益を出し続けることができるのかというと、もちろんそんなことはなく大型株投資にも注意すべき点が2つほど存在します。
 
この記事では大型株の基本と大型株を利用した投資の方法とその注意点をご紹介します。
 

大型株とは

大型株とは、時価総額の大きな企業群のことを言います。時価総額とは市場における企業規模をはかるためにある指標を指し次の計算方法により算出されます。
 
・時価総額=1株あたりの株価×発行済株式総数(既に市場で発行した株式の数)
 
例 えば、ある企業の発行済株式総数が100万株で株価が400円ならば上記の計算式に照らし合せて時価総額は4億円ということになります。この時価総額が数 千億円から数兆円程度の大きな時価総額の企業群を大型株といい、数十億から数百億程度の時価総額の小さな企業群を小型株といいます。
 
大型株の中でも日本を代表する超大型株はTOPIXコア30といいます。トヨタやソフトバンク、JTやソニーなど一度は誰しも聞いたことあるような企業が名を連ねます(※TOPIXは時価総額を基準にした株価指数。日経平均株価と並ぶ日本の代表的な指数)
 
参考)
・TOPIXLARGE70(core30の次に知っておくべき大型株リスト)
 
次項では大型株には特有のメリット・デメリットを見てきましょう。

大型株投資のメリット・デメリット

大型株へ投資する上での一般的なメリットとデメリットです。あくまで一般的なものなので、個別の企業事情により変わることもありますが、傾向を掴むためにまずは知っておくと良いでしょう。

メリット

  • 安定した堅い動きをする傾向がある
  • 業績が安定していれば高い配当を継続して出す企業が多い
  • 比較的売りたい値段買いたい値段ですぐに取引を成立させることができる
大 型株のメリットは何と言ってもその安定した値動きです。大型株企業になにか個別の悪いニュースがこなければ、日経平均株価(相場全体を表す指標)とほぼ似 たような動きをします。1日の値動きも数%ほどの日がほとんどです。成熟した企業も多く、成長して株価を大きく伸ばすよりは企業内の剰余金を配当に回すこ との方が多いです。また、多くの投資家によって売買されているがゆえにすぐに直近の取引値で取引を成立させることが可能です。

デメリット

  • 既に多くの投資家に買われていることもあり株価が大きく上がりにくい
  • 業績悪化により配当が減少または無くなると投資する旨味がほとんどなくなる
  • 全体相場(日経平均)の影響を受けやすい
大 型株のデメリットのひとつめは、多くの投資家に既に買われているために上がりにくいということがあります。時価総額が大きければ大きいほど動きが重たくな り、多少の良いニュースではさほどの値上がりはしません。また配当が減少したり、無配になったりすると大きな上昇が狙えない大型株においてはそれほど投資 をする旨味がなくなってしまうというデメリットもあります。最後に、大型株は全体相場に影響を受けやすいというデメリットがあります。これはのちに詳しくご説明します。

大型株への投資の仕方とそれに伴う2つの注意点

大型株への投資の魅力はなんといってもその値動きの安定性にあります。また国際的にも信頼度の高い企業が多く、個人投資家以外にも機関投資家(保険会社、年金基金など)や外国人投資家など多くの投資家に買われているという特徴があります。大きな資金は簡単には出し入れできないため何か重要な事象が生じない限りは、株式が売られることが少なく、安定した値動きをします。
 
特に初めは大型株の中でも安定性があり、配当利回りの高い銘柄は投資先としては狙い目だと言えます。例えば下記の企業は東京エレクトロンという大型株の特徴です。
  • 時価総額 1兆1505億2900万円
  • 配当利回り 3.14%
  • 業績安定度 伸び悩んでいない(下記IFIS業績天気予報より) 

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(上記IFISコンセンサス予想のHPでは業績の先行き見通しをグラフで確認することができます)

参考ページ)IFIS株予想

もし大型株への投資を考えているのであれば、成長性よりは業績の安定性や配当の高さに注目をして投資先を決定します。注意点として大型株への長期の投資に関しては重要な点が2つほど存在しています。それが次の企業自体の悪材料による株価下落と相場全体の下落です。
 
配当を得られると同時に、上手く行けば値上がり益も同時に獲得することができます。しかし同時に注意点があることも事実です

企業自体の悪材料による株価の下落

 大型株は安定的な動きをする。それは逆に言えば、何か大きな悪材料が企業に生じた場合、株価は容赦なく売られることを意味します。
 
ここで最近その好例となった企業である東芝を見てみましょう。東芝は粉飾決算による株価の下落です。
 
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東芝は粉飾決算が明らかになり、その後株価は右肩下がりで値を落としています。日経平均の動きに関係なく、悪材料の出た株は多くの投資家から売られてしまいます。特に大きな資金を投入している機関投資家や外国人投資家の売りは株価に大きな影響を与えます。
 
大型株と言ってもすべての株式が安定的と言うわけではないので、個別の銘柄ごとにニュースを確認して最低限、株価に影響を与える悪材料がないかどうかを確認しておきましょう。
 
参考)個別の株価に大きな影響を与える悪材料
  • 粉飾決算
  • 予定されていた新規事業の廃止
  • 業績の悪化・赤字かなど
  • 主要な提携先との提携解消
  • 製品の不具合(リコールや食品問題など)

相場全体の下落

これは先ほどデメリットの一つとしてもご紹介しました。
 
長期の投資だとどうしても避けられないのが、相場環境の変化です。好況で株式市場が上がっているケースでは株式は通常余程の悪材料が出ない限り株は安定して上昇トレンドを描きます。しかしいったん相場環境が悪化して、下落の流れになるとどんなに業績の良い企業でも株価は下がってしまいます。
 
その例としては、2015年8~9月に発生したチャイナショックがあります。この時、一時的に世界の株価は大きく下落しました。日経平均株価も同じように下落しましたが、業績の良い大型株も全体相場につられるように下落をしています。
 
先ほど悪材料が発生した株式の例をして東芝を上げましたが、その反対、好業績な大型株の例としても取り上げられる花王のチャート確認してみましょう。
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赤枠で囲まれた部分はちょうど2015年の8月からのチャイナショックが行ったタイミングでの株価下落です。
 
日経平均はじめ多くの株式がパニック的に売られたことで記憶に新しいですが、業績絶好調の花王ですら高値6612円から安値4962円まで株価を下げました。実に30%近い下落なので大型安定株でも相場全体の下げにはかなわないことを覚えておきましょう。
 
例えば外部環境が悪化した場合(為替が円高方向に振れる、世界経済に深刻な懸念が生じるなど)には、株をいったん売却してキャッシュのポジションを増やすなどの対策をすることが求められます。

まとめ

大型株の基本と注意点をお伝えしました。

まずは最初の方でお伝えした大型株のcore30とlarge70の100銘柄位を覚えて少しずつ動きや業績を追うようにしていってください。

大型株は動きが堅く初心者に向いていると言われます。ただ、注意点でもお伝えした通り、どうしても株価が安定的でなくなるような状況も場合によっては出てきてしまいますので、その点は注意するようにしてください。

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