トレンドを把握するためのパーフェクトオーダーの見方と使い方

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パーフェクトオーダー

パーフェクトオーダーとは、短期・中期・長期の三本の移動平均線のすべての傾きが同じ方向へ一致した状態のことです。パーフェクトオーダーが現れるということは、トレンドの状態が強いことを意味します。

FXにおいては、相場のトレンドの強さを測るために、非常に有用な知識で、多くのトレーダーが意識しています。ただし、よくある誤解として、パーフェクトオーダーをトレードの判断基準としてしまっている方が少なくありません。

そのような活用の仕方をしてしまうと、せっかくのパーフェクトオーダーを活かすことはできません。利益どころか損失が膨らんでいくことでしょう。そこで、このページでは、パーフェクトオーダーの説明の後、これを使って利益を出すための具体的なトレード戦略をお伝えします。

お読みいただくと、あなたがなぜパーフェクトオーダーで損失を出してしまうのか、その原因がハッキリすることでしょう。そして、今後、どのように活用すれば利益を生み出せるようになるのかも分かることでしょう。

1. パーフェクトオーダーとは

ここでは、パーフェクトオーダーを目で確認しましょう。下図をご覧ください。

黄線が25日移動平均線(EMA)、青線が75EMA、赤線が200EMAです。

 Aで移動平均線が三本ともデッドクロス(短期の移動平均線が、より長期の移動平均線を下に突き抜けること)しています。その後、Bでゴールデンクロス(短期の移動平均線が、より長期の移動平均線を上に突き抜けること)するまで下降トレンドが継続しています。

四角い枠で囲った下降トレンド中のときは、三本の移動平均線が全て下向きに傾いています。これがパーフェクトオーダーです。パーフェクトオーダーには、覚えておいてほしい特徴が二つあります。

  • 短いトレンドでは発生しない
  • トレンドフォローの順張りに徹する

詳しく説明しますね。

1.1. パーフェクトオーダーは短いトレンドでは発生しない

パーフェクトオーダーは、トレンドの期間が短いと発生しません。短期間で終わるトレンドは、パーフェクトオーダーになる前に、それぞれの移動平均線が収束(交差)してしまうからです。

また、パーフェクトオーダーでも、それぞれの移動平均線の角度が急なほど、トレンドが強いことを意味し、トレンドが継続する期間も長くなる傾向があります。

1.2. パーフェクトオーダーではトレンドフォローに徹する

パーフェクトオーダーでは、トレンドフォローと言ってトレンドの流れに合わせた売買戦略がトレードの基本です。現在のトレンドが反転するポイントを予測して、トレンドの流れと反対の売買を行うと、結局、何度も損切りするハメになる可能性が高くなります。

勘に頼った逆張りではなく、パーフェクトオーダーの流れに素直に従う戦略に徹しましょう。

2. パーフェクトオーダーのトレード戦略

さて、パーフェクトオーダーではトレンドフォローが基本だとお伝えしました。しかし、単純にパーフェクトオーダーを確認したら売買を行うというのでは、利益を出すことはできません。

以下の三つの視点を必ず押さえておく必要があります。

  • 短・中期の移動平均線を支持帯/抵抗帯としてみること
  • トレンドの初期の段階で、他の指標も組み合わせて、パーフェクトオーダーを読むこと
  • 予測が正しければ利益を伸ばし、外したらすぐに損切りすること

この中でも、トレンドの初期の段階で、他の様々な指標を見て、総合的に判断するという視点は、特に重要です。

それでは解説します。

2.1. 短期25EMAと中期75EMAに注目した順張りが基本

トレンドとは|FXで勝つための相場の基本』でお伝えしている通り、相場は、一度トレンドが発生すると、それを否定する材料が出るまで継続します。そして、上下動を繰り返しながらN字を描いて進んでいきます。

上昇トレンドなら、高値を更新したら、一時的に反落して(=押し目をつけて)、またトレンドへ回帰していきます。下降トレンドなら、安値を更新したら、一時的に反発して(=戻り目をつけて)、またトレンドへ回帰していきます。

この押し目と戻り目のポイントが、移動平均線だと25EMAと75EMAに現れやすいのです。具体的には、トレンドが発生すると、ローソク足が、何度も、両者にぶつかっては、トレンド回帰していきます。

これは、『移動平均線とは』の「3.3. 短期・中期の移動平均線は支持帯/抵抗帯として機能する」でもお伝えしていることなのですが、大切なことなので、おさらいとして、さらに解説しておきます。

下図をご覧ください。

黄色が25EMA、青色が75EMA、赤色が200EMAです。

チャートを見ると下降トレンドがパーフェクトオーダーで発生しています。そして、Aでは、ローソク足が25EMAと接触して反落(=戻し)しています。Bも同様に、それぞれが接触して反落しています。次にCでは、ローソク足は25EMAでは反落しなかったのですが、75EMAとぶつかって、さらに下降トレンドを強めています。DのポイントもCと同様です。

このように、短期・中期の移動平均線が、ローソク足が反発するポイント(=支持帯/抵抗帯《『サポートライン・レジスタンスライン』を参照下さい。》)として機能します。トレンドが強いほど、この傾向が強く現れるので、パーフェクトオーダーの時は、特に、売買の根拠としやすいのです。

2.2. トレンドを初期の段階で見極めることが重要

さて、パーフェクトオーダーのときは、トレンドフォローに徹するのが鉄則です。(パーフェクトオーダーのときだけでなく、FXトレード全般にとって、トレンドフォローが基本です。)そして、うまくトレンドの流れに乗るには、トレンド初期の段階で、その動きを見極めることが大切です。

トレンドを早く見極めることができれば、トレンドフォローで、安定して利益を得ることができます。それでは、トレンドを早く見極めるには、どうすれば良いのでしょうか。実例を解説しますね。

下図をご覧ください。

白い横線は、レジスタンスラインです。Aで、ローソク足がレジスタンスラインを上向きにブレイクしました。

ポイントはBです。Aでブレイクしたローソク足は、再びラインの水準に戻ってきて、Bで反発しています。ここで、レジスタンスラインが役割をサポートラインに転換したことを確認できました。

次に、移動平均線にも注目してみましょう。まず、同じBのポイントで、75EMA(青線)が、200EMA(赤線)をゴールデンクロスしています。このとき、同時に、200EMA(赤線)とローソク足が接触して反発しています。

つまり、Bの段階で以下の三つのシグナルを確認できたということです。

  • サポートラインでの反発
  • 75EMAと200EMAのゴールデンクロス
  • 200EMAでの反発

トレンドが上昇する兆候が三つもあるので、Bは、まさに、これからいよいよパーフェクトオーダーになるかどうかとポイントなのですね。ここで買いポジションを持ってもいいぐらい強い根拠が揃っています。

ここでは、特に、パーフェクトオーダーが出ているという根拠だけでトレンドを判断していないことをご確認ください。サポート/レジスタンスラインも、ゴールデンクロスも、長期の移動平均線とローソク足の反発も確認して、三つの要素が揃った時に、ようやくパーフェクトオーダーの可能性が高いと判断し、トレード戦略を立てています。

パーフェクトオーダーが出ていれば、買いなのではなく、このように、より多くの根拠が揃って、強い根拠となった時に、はじめてトレードができるのです。実質時間でいえば、分析九割、トレード一割の意識で取り組みましょう。

さて、その後、矢印の箇所で確認できるように、相場はパーフェクトオーダーになっています。ただし、それぞれの移動平均線の角度は緩やかなので、それほど強い上昇はなさそうです。しかし、トレンドは、それを否定する材料が出るまで継続します。逆にいうと、このまま否定材料がなければ、トレンドは直近の高値をブレイクして、さらに加速するということです。

つまり、この時点で、C(直近の高値の水準で引いたラインとチャートがぶつかるところ)でのブレイクを予測できるということです。この見立てがあれば、トレンドフォローで安定して大きな利益を狙うことができます。もちろん、確率的にそうなりやすいというだけで、十回中、何回かは想定を外すこともあります。そのような時は、すぐに損切りです。

2.3. 損小利大で利益を伸ばす

このような強いトレンドで、うまく流れに乗れた時は、利益を伸ばせるだけ伸ばすことが大切です。損小利大の考え方ですね。そして、利益を伸ばすために必要なのが利食いポイントの設定です。

結論から言うと、今回のように相場の見方が正しい場合、ブレイク後は直近の値幅の二倍は出ます。チャート上では、そのポイントはDです。私は、あらかじめ、このポイントを想定していましたので、Dに到達したとほぼ同時に利食いしています。

上図のようなパターンは、トレンドに乗ったときのトレードの典型です。チャート分析を徹底すると、このように、相場の動きをかなり正確にイメージできるようになります。あなたにも可能なので、ぜひチャートとしっかりと向き合ってください。

まとめ

いかがだったでしょうか。

今までパーフェクトオーダーを活用できていなかった方は、なぜうまくいかなかったのか理由がわかったことでしょう。パーフェクトオーダーを活用するためには、相場の正しい知識を持つこと、その他の指標と組み合わせて、妥協することなく判断の強い根拠を探すこと、 一度エントリーしたら利食い/損切りを徹底することの三つが重要です。

ぜひ、あなたのトレードに活かしていただければ幸いです。

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ぶせな

専業トレーダー。認定テクニカルアナリスト。 2009年に本格的にFXをスタート。累計利益は、3年目で5000万円、5年目で1億円、2017年2月現在は1億5千万円を超える。 一時的な利益でなく、継続的に利益を上げ続けるために、リスクを抑えることに重点をおき、短期売買を繰り返すスキャルピングと長めに保有するデイトレードを得意とする。

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