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最も効率よく資産を増やすポジションサイジングの基本

ポジションサイジング

デイトレードを始めたばかりの人は株で勝つためには手法や銘柄選びなどが重要だということは認識している人が多いです。

しかし、残念なことに、実際に取引するのにどれくらいの量の株を買えばいいのか、また株を買い増ししたり、売って減らしたりするというポジションサイジングのルールを知らない方は多いです。

そのように取引量に関するルール作りが出来てない状態でトレードを行うと、多くの人がすぐにまともな精神状態ではいられなくなり、トレードにおいて絶対にやるべきでないことを繰り返し行ってしまい、ずるずると損失を増やして行ってしまうのです。

ポジションサイジングは長期的にみてデイトレードが成功するかどうかの鍵を握っています。

手法や銘柄選びには詳しいのに、なぜか勝てないという人は、必ずこの記事をよんでみてください。その理由が分かってくるはずです。

また、これからトレードを始めたいという初心者の方は、手法や銘柄選びの前に、まず、この記事を熟読して、確実に理解しておいて下さい。

ポジションサイジングとはそれだけ重要なものです。

1.ポジションサイジングは平静な精神状態を維持し、かつ、利益を最大化するための技術

デイトレードで勝てるようになるには、常に落ち着いた精神状態でトレードに臨むことが重要です。これは当たり前のようでいて中々出来ることではありません。

デイトレの世界は、予期できない出来事ばかり起こります。

たとえば経済が上向いていて株価全体が上昇していても地震などの災害もおきたりします。2011年の3月上旬には東日本大震災がおきました。

そのときは地震の影響で、多くの銘柄が急落状態になり、あらゆる材料から底値であると判断して買っていた場合には大きな評価損を抱えたはずです。

こういうときに限って普段であれば絶対やらない取引(ナンピン)しようとしてしまうのが人間です。後述しますが、ナンピンは短期投資においてはやってはいけないことの一つです(長期投資、割安株投資においては別)

ポジションサイジングのルールを破って、自分の許容量以上の額でトレードを行うと、損失が出た時に、頭が真っ白になってしまい、普段ではとらない行動を取ろうとしてしまうのが人間です。

これは人間誰しもが持っている傾向です。しかし、トレードの世界では冷静さを失った人間が先に脱落して行きます。いついかなる状況でも心を落ち着かせていられることが重要なのです。

つまり、ポジションサイジングは、まさに、常に自分が平静な精神状態でトレードを行うために必要な技術なのです。そして、平静な精神状態でいることで、おのずと利益が最大化するポイントまで落ち着いて保つことができるようになるのです。

2.ポジションサイジングの3つの基本技術

それでは、ポジションサイジングの基本となる3つの技術をご紹介します。これらは、常に落ち着いた精神状態を保つための技術です。

トレードを行う際は、必ず、この3つの技術を習得して下さい。

2−1.1回のトレードで発生しうる損失額を想定する技術

取引をする際に、ワントレードで発生しうる最大の損失額を前もって計算しておきましょう。

そうすることで、もし、一時的に大きな含み損(まだ確定していない損失)が生じたとしても動揺することなくトレードを続けることができます。

例えば、ワントレードでの損失が最大50000円だと把握しておけば、例え含み損が20000になろうが、30000になろうがそれほど気にはしませんよね。含み損が20000円になっても、最初から50000円の負けがあり得ることも想定しているので、余裕を持って先を動向を見据えることができます。

そのためにも損切り位置をしっかり決めておくことが重要です。損切り位置を決めておけば最大損失は(買値-損切り値)× 株数で計算できます。

そこまでは損になりうると決めておくのであれば、その間に生じる含み損には耐えられるはずです。重要なのは、あくまで負けることを想定するのではなく、自分はどこまでの負けなら耐えることができるのかを明確にしておくことです。

そして、その範囲内でトレードを行っていれば、常に平静な精神状態でいられるので、トレードの全体的な精度が高まります。繰り返しになりますが、トレードで勝つためには、まず、自分が常に落ち着いた状態でいられることが必要不可欠なのです。

その点を間違えないようにしてくださいね。

2−2.自分の度を超えない範囲の量の株を買う技術

人間の95%は、自分の度を超える量のポジションを取ってしまうと、それだけで平静ではいられなくなります。

例えば、1mの高さにある 長さ100m 幅 50cmの鉄骨を渡ることは誰だって出来ますよね。しかし、もし失敗したら、1億円の借金を背負うことになるとしたらどうでしょうか。渡ろうとしても、足が震え汗をかき、目の前が真っ暗になってしまうことでしょう。

しかし失う金額が100円程度であれば、へっちゃらなはずです。

このように、自分の精神状態を崩すようなポジション量をとってしまうことはトレードの世界では致命的です。きっと、あなたは株価の多少のブレで狼狽してしまい本来設定した位置に株価が動く前にもっている株を売ってしまうことになるでしょう。

そんなことにはならないように、初心者はまずは小さい金額から取引を始めて、これくらいなら大丈夫かという投資金額の最大ライン(300万円あるならそのうちの60%までMAXで株を買うことができる等)を決めておくことをおすすめします。

どれぐらいのポジション量に抑えれば良いかという明確な基準はありません。こればっかりは、実際に株を買ってみて、株価の変化と同時に出る損失により自分のメンタルへの影響度を測るしかありません。明確に言えることは、自分の度を越える量のポジションを持ってはいけないということです。

くれぐれもいきなり信用取引などを利用して、自分の持ち金の数倍の金額の株を買う、などといった無謀なことはしないようにしてください。

これも非常に重要なことなので、自分の許容量は確実に把握しておくことをおすすめします。経験を重ねるうちに、許容量も広がって行きますので、焦らずじっくりと広げて行きましょう。

2−3.銘柄の動きの特性を把握する技術

ポジションサイジングを、「平静な精神状態を維持する技術」と言い換えるとすれば、銘柄の動きの特性を把握しておくことも、ポジションサイジングの技術の一つだと言えます。

デイトレで扱う銘柄(テーマ株)は基本的にジェットコースターのような動きをする銘柄です。一日のうちで15%以上、値動きするものもざらにあります。

さらに、値動きのスピードが非常に早いので、本当の初心者のうちは、とても怖くて、中々手を出せないと感じてしまうことでしょう。このように、その銘柄の動きの特徴を掴んでいないうちに取引を始めてしまうと、混乱して、ワケが分からないうちに損失が出てしまったという状態になってしまいます。

しかし、あらかじめ動きの特徴を把握しておけば、全く把握していない状態に比べて、遥かに精神的な余裕を保つことができますよね。

そのため、最初のうちは、テーマ株でデイトレをすると決めたら、まずは大きな動きをするテーマ株の見つけ方をしっかりと習得して、そのような銘柄をたくさん観察・練習できるようにしましょう。

チャート上の値幅は前日の日足チャートなどを確認して、値幅が5%以内のものを選び練習をする。慣れてきたらじょじょに動きの大きなものに移行する、というステップを踏むのも良いでしょう。

3.利益を最大化するためのポジションサイジングの上級技術

ポジションサイジングは、平静な精神状態を保つための技術とお伝えしてきましたが、もう一つの側面があります。

それは、ポジションサイジングは利益を増やすための技術でもあるということです。

「利益は結局、投資手法や売買タイミングで決まるからポジションサイジングは関係ないんじゃないの?」と思われた方もいるかもしれませんね。

しかし、そうしたテクニック面以前に、まずポジションサイジングが重要です。

例えば、株を買うときに、自信のあるトレードとそれほど自身のないトレードで同じ金額買いに行きますか。行きませんよね?

そう、自信のあるトレードやすでに利益が乗っているトレード(つまり当たっているトレード)では投資資金を大きくする必要があるのです。

このように適切なポジションサイジングが出来るようになることが、投資で大きく儲けるための必須条件です。くどいかもしれませんが、大きく儲けるためにはこのような技術は必要になってくるのです。

その、適切なポジションサイジングが関わってくるのが、

  • 利食い(通常の利食いと分割決済)
  • 株の買い増し(ピラミッティング)

です。

注:まずは損切り戦略を持つこと!

これからお伝えする、利益を最大化するためのポジションサイジングの上級技術を駆使するためには、明確な損切り設定ができるようになっていることが前提です。投資で大きく勝っている人ほど、損切りポイントを明確に設定しています。詳しくは、『投資で稼ぐために絶対抑えておくべき損切りの設定方法』を必ず確認しておいて下さい。

3-1.利食いの技術(分割決済と一括利食い)

利食いとはすでに利益が乗っている株式を売却して、利益を確定することをいいます。この利食いの方法で抑えておいて欲しいものが2つあります。

分割決済

この利食いをするタイミングももちろん重要ですが、それ以上にどれくらい売るかということも重要です。利益が出ているのであれば全部売ればいいじゃんと思われがちですが、特に初心者の方などは実際の取引ではそう簡単には行きませんよね。

まだ上昇するだろうという気持ちがどこからかむくむくと湧き出てくるはずです。

総じて初心者の時というのはまだまだ上がると踏んで、株を持ち続けるのです。そして下がり始めると高値を通過してしまっているので、そこへ戻るまで待ち続けるのですが、実際には戻らないことが多く気持ちが萎えてしまうことが多いのです。

そこで分割決済をおすすめします。

これはたとえば最低売買単位が100株単位の銘柄を1000株分1000円で購入したとします。

順調に株価が上昇したとして、株価がそこから上げるか下がるかわからない位置、たとえば1020円で500株売却して利益を確定します。さらに1030円まで行ったら300株を売却、残りは場がとじるまで、そして買値に戻るまでずっと持ち続けるというものです。

これを使うとたとえば大陽線が出る日なんかは大きな利益が出ます。

1000円で買って仮に1100円で終了したとしても、10000円+9000円+20000円で39000円の利益です。

このように最初利確した19000円分は確実に利益となって、残りは大陽線がでたら大きな利益、出なかったとしてもそこそこの利益が取れますので、投資初心者にはオススメですね。

一括利食い

相場に慣れてくると、利食いを分割しなくても、ある地点で全部手放して利益を確定できるようになります。また、下がり始めることをある程度は読めるようになってきます。

分割決済をせずに、ささっと判断をすることで、資金を一つの銘柄に長時間拘束させることなく、複数の銘柄で最大の利益を狙うことができるようなります。

ただ一括利食いができるようになることと、完璧なタイミングで売れることは全く別のことです。利食いを入れた銘柄が、そこから5%~10%上がることなんてザラにあります。

しかし、それでいいのです。投資をしているかぎり、パーフェクトなタイミングで売れることがほとんどないため、それならばある程度のところで利益を確定し、別の売買タイミングを模索するか、ほかの銘柄を探すかするのです。

デイトレードをする場合は基本的に損小利大の戦略でいってるので、たとえ利食いのタイミングがパーフェクトではなかったとしても、勝ちトレードの場合は大きな利益を手に入れることができます。

3−2.買い増しの技術(ピラミッディングとナンピン)

株の買い増しとは、単純に説明すると、今持っている株を売らずにさらに同じ株を買って株数を増やすことです。しかしなぜそんなことをするのでしょうか。

実は2つの理由があるのです。

ピラミッティング

ピラミディングとは買った株が値上がりした後、さらにその株を買い増して更なる上昇後に大幅な利益を得ようという買い増し手法です。

例として、100円で100株購入したとして、102円になったらもう200株購入、105円で300株というふうに株を購入していきます。トレンド(株価の流れ)に沿ってどんどん攻撃的に買っていきます。

1流の投資家はこのピラミッディングを積極的に行っていきます。流れに乗った時に、利益が出た銘柄を利益確定させるのではなくどんどん買い乗せしていくので、株価が上昇トレンドで続く限りは信じられないほど大きな利益が出ます。

1000円で200株買い、1020円で300株、1030円で500株買って、場が閉じた時に1100円だったと仮定(利食いたいところで、逆に買っていく。感覚としては先ほどの分割決済の逆ですね)し、そこで利益を確定させたとすると、、、

20000円+24000円+35000円=79000円にもなります。

アメリカの有名な投機家で、グレートベア(空売りで相場を動かすのが得意だったから)の異名をとるジェシーリバモア(もう亡くなってますが)はこのピラミッディングを好んでよく使っていたそうです。ここぞというところで、強気で行けるところはやはり1流の投機家だなと思います。

ただこのような強気の手法ができるのは、相当の自信がある場合です。

そのために闇雲に買っていくのではなく、ここぞという時に勝負を仕掛けるものなのだということを忘れないでください。たとえば、自分が取引を何度も経験していて上がる確率の高いチャートパターンがでた時や、政府の金融政策が出た直後上昇トレンドに入った後など、わかりやすいときに本当に自信のあるときにだけ仕掛けてみると良いですね。

そうした、「ここぞ!」という時を見分ける技術も、広義でのポジションサイジングの1つだと言えるでしょう。

ナンピン

結論から言っておくと、ナンピンはやらないほうがいいです。

ナンピンとは、すでに持っている株にまだ確定されていない損が出ている場合にさらに同じ株をより安い値段で買い増して、平均取得単価を下げることをいいます。たとえばあなたが1000株100円で株を買ったあとに、90円に下がったところで1000株買い増すと、95円で2000株買ったことになります。このナンピンというのは少し戻れば損を取り返せると錯覚しがちですが、もともと方向感が間違っていたところに、さらに難しい逆張りという手法を加えたものであるため、成功率は低いです。

また一度ナンピンをし始めるとくせになるのでやめておきましょう。

まとめ

デイトレで勝つためにはもちろん手法や銘柄選びは大事です。しかし、地味に思われますが、ポジションサイジングも、それと同等、またはそれ以上に大事です。

おさらいですが、ポジションサイジングとは、「平静な精神状態を維持し、かつ、利益を最大化するための技術」です。つまり、最高の銘柄と素晴らしい売買タイミングを掴むための基礎がポジションサイジングなのです。

このことを心に留めてトレードの技術をより高めていっていただければと思います。

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