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夜間に株の売買ができるPTS取引の基本知識と活用方法

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「自分はサラリーマンなので昼間の株の取引をすることはできない」

確かに日中働いている方には、株の取引をリアルタイムで見ることができませんが、夜間に株取引をリアルタイムで行うことができるのをご存知でしょうか。基本的には証券取引所が開いている時間帯で行われますが、証券取引所が閉まってからも株取引が行われることがあり、それをPTS取引(夜間取引)といいます。

このPTS取引は日中の取引ほど活発には行われていませんが、最近では多くの投資家に認知され始め徐々に活用の幅も広まってきています。

このページではPTSのメリット・デメリットや特徴などといった基本的知識と活用方法をお伝えしていきます。

PTS取引のメリット・デメリット

PTS取引とは私設取引所取引とも言われ、証券会社が独自に提供している取引所のようなものです。一般的には日中取引(証券取引所)ではないところで行われる取引を指します。

そんなPTS取引ですが、もちろんメリットとデメリットがあります。

PTS取引のメリット

株式の通常取引だと、平日の9:00から15:00が取引時間できる時間帯となります(11:30から1時間はお昼休み)

一方で、PTS取引だと、その後市場が閉まった後でも取引ができます(場が開いている時間帯も可能)これは15:00以降に何か国内外で大きなニュースが出た時に次の日を待たずに株式を処分することができるわけです。

また企業の決算などは15:00以降に出ることが多いので、決算情報にサプライズがあった場合、PTSを使用することで次の日を待たずに株を売買することができるという利点があります。

PTS取引のデメリット

通常取引に比べて流動性が少ないという欠点があります(注文が少ない)。

そのため、PTS取引ではニュースに敏感に反応した投資家たちが思わぬ値段で株式を買ったり売ったりしてしまいます。その一時的な動きに振らされて売買をしてしまうと、次の日には大して株価が上げなかったり、下げなかったりする分、損失が出てしまうことになります。

PTS取引可能な証券会社と3つの特徴

PTS取引を行うためにはPTS取引サービスを提供している証券会社に口座を開設しておく必要があります。

現在のところ、PTS取引のサービスを提供しているのはSBI証券のみです(2015年11月19日時点)正確にはSBI証券がSBIジャパンネクスト証券株式会社に取り次いで、「ジャパンネクストPTS」という場所で取引が行われることになります。

日中の現物株式の取引を中心に行う人でも、SBI証券の口座で取引を行うようにしていればいつでも気が向いたときにPTS取引を行えることになります。現在は国内の取引所に上場している3500銘柄が取り扱いできるなど充実しています。

ここでPTSに関する3つの特徴を確認してみましょう。

特徴1 手数料に関して

気になる手数料ですが、SBI証券のスタンダードプランに比べて、約5%ほど安くなっているようです。現在は下記のような手数料体系になっているようです(2015年11月19日時点)

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(抜粋元:SBI証券HP)

高い銘柄であれば、通常の株の売買においてもPTS取引を利用して株の売買をしてもよいかもしれません。

特徴2 取引時間帯に関して

PTS取引の時間帯に関してはデイタイムセッションとナイトタイムセッションの2種類があります。

デイタイムセッションは8:20~16:00までとなります。つまり通常取引だと取引することができない寄り付き前の40分やお昼休みの11:30~12:30や引け直後の15:00~16:00に取引が可能ということになります。

一方、ナイトタイムセッションは、19:00~23:59までとなります。こちらはヨーロッパ市場や米国市場の動きに合わせて取引することが可能となります。

特徴3 呼び値に関して

呼び値とは、価格が変動する際の変動幅のことを指します。株価は必ずしも1円ずつ値段が付くわけではなく今現在いくらなのかによって、変動幅が5円となったり、10円になったりします。例えば、ある銘柄の株価が2000円台のときには、2001円、2002円と取引できていたのが、3000円台になると3000円の次は3001円ではなく、3005円になります。

PTS市場におけるこの呼び値と、通常の取引所取引の呼び値では異なる設定がされています。特に5000円以下の銘柄に関してはコンマ一桁での発注が可能となっていますので取引所よりも有利な価格で約定になる可能性も十分あります。PTS取引における呼び値は下記の表で確認してみてください。

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(抜粋元:SBI証券HPより)

PTSを取引する際の参考サイトと注意点

PTSに関する情報がまとまったサイトが下記モーニングスターのランキングページになります。

参考ページ)PTS値上がり率ランキング

その日のPTSの注目のポイントをまとめたPTSニュースが掲載されていますので、目を通してみると良いでしょう。その上でランキングをみて、値段がどれくらい上下しているか、出来高(取引される量)はどれくらいかを確認しましょう。

加えてPTSを取引する際に注意点があります。

デメリットの時にも触れましたが、PTSを取引する際にはその流動性の低さに着目をしなければなりません。取引する際には、注文板をみて現在いくらでどれくらいの注文が入っているのかを確認する必要がありますが、そもそも銘柄によっては注文がほとんど入っていないか、とても安い値段で買い指値をしている場合があります。それを知らずに何らかのニュースをみてパニックを起こして成行注文を出してしまったりすると、思わぬ安値で約定してしまうこともあります。

PTSで注文をする場合には、慎重に指値注文を使って取引をするようにしましょう。

PTS取引の2つの活用方法

さてPTSの活用方法ですが、通常の取引と違い流動性の低いPTS市場の特徴を踏まえて大きく分けて次の2つを挙げてみます。

  1. 材料が出た時にいち早く株を売買することが可能
  2. 安値で株を仕込む・高値で売る注文を入れておく

1 材料が出た時にいち早く株を売買することが可能

悪材料が出た時にはいち早く株を売買できるという方法があります。

一例を挙げると、下記のさくらインターネットは2015年11月20日引け後に東証1部への指定替えを発表しました。その夜間さくらインターネットは300円を挟んでのもみ合いが続いていました。翌日買いが集まり、313円で寄り付きましたが、PTSで300円付近で購入できた投資家は4%ほどの利益を享受できたことになります。

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PTSはSBI証券でしか取引できないので、翌日はSBI以外の証券会社からも買いが集まることが予想できるため、あらかじめ先回りして買うことで利益が出た1例です。

2 安値で株を仕込む・高値で売る注文を入れておく

大引け後銘柄にニュースが出た際には、ちょっとしたパニックが起きて株を売ろうとする人がいたり、好材料だと早とちりして株を買ったりする人がいたりするものです。

こ の際にもPTSは活用できます。ニュースではインパクトがあるようなことを言っていても次の日になると市場は大して反応しなかったりもするものです。そのため、比較的注文板の薄い銘柄に安い値段で買い指値注文を入れたり、高い値段で売り指値注文を出すことで注文を約定させることができる場合があります。運がいいとストップ安に近い値段で銘柄を仕込むことも可能となります。

ただ、この方法はある程度PTS市場の特徴に慣れてから始めた方が良いと思われますので、慣れるまでは通常の取引を行うことに徹する方が良いでしょう。

まとめ

昔とは異なり、PTS市場もずいぶん身近な存在になってきました。証券取引をするならば、SBIに口座を持つケースが多いと思われます。時々PTS市場をのぞいてその雰囲気だけでも味わってみるというスタンスでいれば思わぬ利益に源泉に出会えるかもしれません。注文時はくれぐれも気を付けるようにして、PTS取引を活用してみてください。

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