RSIとは|相場の天底をつかむ使い方と2つの注意点

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株を買ったら下がる、売ったら上がる。その繰り返しを経験したことはありませんか。株をやっていれば誰でもそのような経験はしたことがあるものです。

しかし、RSIというテクニカル指標を知っておくだけで、そのような相場に振らされて損をする確率が大きく減ることをご存知でしょうか。

RSIは、相場が方向感のない、よこよこ(横ばい)の動きをしている際に、特に力を発揮します。

このページでは、RSIとはなにか、その具体的な使用法や特殊な状況などを具体的な事例を交えてお伝えします。

RSIの計算方法

RSIは、株価がよこよこの動きをしている場合に威力を発揮するテクニカル指標です。

つまり、株価が上方向へも下方向へも進んでいかないどっちつかずの状態のときにその株価の動きを予測する指標として使用できるものです。下記チャートのローソク足の下部分にある2本の線がRSIです。

RSIの計算方法を見てみましょう。株価は終値ベースで計算されます。

一定期間の前日より上昇した日の株価の上昇幅の合計を、同じ期間の上昇した日の株価の上昇幅の合計と下落した日の株価の下落幅の合計を足したもので割って100をかけます。

例えば、ある銘柄の7日間の株価から具体的にRSIを算出してみましょう。ある銘柄の終値が以下の7つだったとします。

日数 終値 前日比
初日 100円 10円高
2日 105円 5円高
3日 115円 10円高
4日 107円 8円安
5日 113円 6円高
6日 118円 5円高
7日 114円 4円安

上記の場合7日間と期間を定めていますが、通常のRSIでは14日間の期間を設定します。では計算していきましょう。

上昇した日が、全部で5日間でとなり、その上昇幅の合計は、10+5+10+6+5=36となります。一方、分母となる上昇幅合計と下落幅合計を足したものは、上記の36+8+4で48という数値になります。

この7日間のRSI値は、36÷48×100=75 となります。この7日間の動きだけみるとそろそろ売りを考えてみてもいい水準になってきていることがわかります。

計算してみてわかったと思いますが、あくまで幅で考えているので何日も上昇していても、大きな下落が1回でもくるとRSI値は低くなります。試しに最初の計算式の7日目を20円安にしてみると、36÷64で56.25%という数値が出てきます。

この数値を利用して取引をする際には、株価がいまどのような状態なのかを考慮した上でRSI値が高いのか低いのかを考慮する必要があるのです。

RSIの基本的な使用法

RSIはパーセンテージ(%)で表示されます。50%を中心にして、買われ過ぎ売られ過ぎの水準を示すものです。通常は株価が80%以上の水準になると買われ過ぎ、20%以下の水準で売られ過ぎを示します。

チャートに、RSIを使用して、上記のような水準が来るタイミングで逆張り(下げ止まりを買う、もしくは買われ過ぎを売って利益を得る手法)を仕掛けるのです。基本的にはレンジ相場(株価が横ばい)において威力を発揮するテクニカル指標です。

  • RSIが80%以上の水準=買われ過ぎ
  • RSIが20%以下の水準=売られ過ぎ

ためしにチャートで確認してみましょう。6941山一電機の株価チャートにRSIを適用したものです。

rsi-1

買われ過ぎのライン(オレンジ)付近で株は反転している傾向がみられます。若干上昇気味ですが株価が横ばいの動きをしているためRSIがキレイに決まるチャート形状です。

しかし、実際にRSIを使用してみるとそうではない場合もあることに気づきます。それが次のRSIを使用する際に注意しておくべくことです。

RSIを使用する際の2つの注意点

RSIを使用する際には、株価がいまどのような状態にいるのかを確認することが大事です。

というのも、トレンド(株価の流れ)が発生している状態には、オシレータ系の指標であるRSIが全く役に立たず、大きな損失を被ってしまうことがあるからです(※オシレータ系の指標とは、株価の売られ過ぎや買われ過ぎを判断するためのテクニカル指標であり、RSIの他にもストキャスティクス等様々な指標が存在します。)

特にRSIに関しては次の2点を注意しておきましょう。

  1. トレンドの発生
  2. ダイバージェンス

1 トレンドの発生

典型的な例で言えば、株価がよこよこの動きを脱し、上昇トレンドに入った際にRSIはあきらかに買われ過ぎの数値を示しているのに一向に株価が下がらない場合に、逆張りの売りを仕掛けて損失を大きくしてしまうことがあります。

残念ながら、上昇トレンドにはいった銘柄は、一方的に株価を上げていくことが多く、もし逆張り売りを仕掛けて損失が膨らんでいるのなら早めに損失を確定する必要が生じます(下記チャート例)

rsi-2

先ほどのチャートと全く異なるのは緑の矢印でRSIは80%以上を示しているにも関わらず株価が下がらず逆にどんどん株価が上昇しているのです。いわゆるトレンドが発生している状態であり、逆張りの売りを仕掛けてしまっていたら確実に損切をしておく必要のある状態です。RSIが80%を示しているのだからいずれ下がるだろうと考えて、ナンピン売りをしてしまうと資産をおおきく飛ばしてしまう局面でもあります。

これは、逆に売られ過ぎシグナルが発生して場合の買いでも同じで、下落トレンドが明確に出てしまった場合、RSIが効かないのだということを認識しておきましょう。

次にRSIにはある種の特殊な状況が発生します。それがRSIのダイバージェンスと言われる現象です。

2 ダイバージェンス

RSiダイバージェンスとは、株価が高くなっているのにRSIは低くなっていく、またはその逆のことを言います。本来であれば、株価がさがるとRSIも低下し、株価が上がるとRSIは上昇するはずですが、その逆の現象が起きるのです。じつはほかのオシレータ系指標にもしばしばこのような現象が起きます。

以下に解説していきます。

RSIというのは、計算方法の項目でもお伝えしましたが、上げ幅の合計と下げ幅の合計を考慮して計算するものでした。

通常であれば、株価の動きとRSIの動きはある程度連動します。しかし、RSIと株価が逆向するという現象は見た目には上方向へと株価が向かっているのに、RSIはむしろ下がっていくという現象です。

先ほどと同じチャート事例を見てみるとダイバージェンスに近い状態が生じていることが分かります(赤い丸枠)

rsi-3

上記のようにRSIは下がっていくのに株価は下がらない場合には、ダイバージェンス発生となり一時的に株価が下落する傾向が強いです。ただしトレンド発生後のRSIと株価の関係において生じることが多いため、一時的に下落してもすぐに上昇トレンドの中に戻ることも多いようです。

RSIの一つの注意点として覚えておきましょう。

まとめ

株式トレードでは、様々な要素を考慮して取引をしていく必要があります。

その点、たった一つテクニカル指標を学べば勝てるというものは、ほとんどありません。しかし、RSIを随所で適用していくことで、レンジ相場での逆張りやレンジ相場を抜け出す瞬間を捉えることができるようになります。このページを読んで、また一つ新たなトレードにおける武器を手に入れてください。

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