SBI証券でIPOを攻略する|当選確率を高める2つの方法とは

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SBI証券は、SBIホールディングスの傘下の証券会社です。オンライン証券事業を中心に展開しており、インターネット証券では最大手です。IPOの引き受け実績が最も多いので、IPOの獲得には必須の証券会社です。この記事では、SBI証券のIPOの特徴にお伝えいたしますので、ぜひお役立て下さい。 

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柳橋義昭

柳橋義昭

IPO投資を中心としたイベント投資で年間2000万程度のトレード利益を得ている株式投資家。証券会社でのIPOの業務の経験や、証券ディーラーの経験を活かして独自のIPO攻略法を構築。

1.SBI証券の特徴

1.1.口座数の比較

SBI証券は、SBIホールディングス株式会社の100%出資子会社です。複数の証券会社を順次買収して規模を拡大していきました。

取扱商品は国内株式だけではなく、米国株、中国株、韓国株、ロシア株、ベトナム株、投資信託(1000本以上)、海外ETF(120銘柄以上)、REIT、国債、社債、外債、FX(SBI FXトレード)、単元未満株、CFD、PTS夜間取引、日経225先物取引、日経225オプション取引、eワラントなど、インターネット証券の中で最も多くの金融商品を取り扱っています。

証券口座数は400万口座を超えており(2017年9月末時点)、証券口座数は野村證券に次いで2位となっています。また、国内株式の個人売買代金シェアはインターネット証券会社ではトップです。

<各証券会社の口座数のシェア>
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上のグラフは、インターネット証券会社の2013年~2017年までの証券口座数のシェアです。このグラフを見ると、SBI証券の口座数のシェアが圧倒的に多いことがわかります。それだけ多くの投資家に支持されているということになります。

1.2.IPOの実績

SBI証券は、IPOの引き受け実績が圧倒的に多いのが特徴です。ちなみに、引き受けとは、IPO公開後の資金調達時(募集・売出)において、証券取引所などの関係機関と協議・調整を行うことです。

引き受け数が多ければ多いほど、その証券会社で申し込みできるIPOの数が増えますので、引き受け数が多いSBI証券はIPO投資に向いている証券会社の一つです(併せて、 「IPOにオススメの証券会社まとめ」もご覧下さい)。

実際に引き受け数を見てみましょう。

  2013年 2014年 2015年 2016年 2017年
SBI証券 44 65 82 77 87
野村證券 40 54 49 38 40
大和証券 23 52 43 38 44
日興SMBC証券 43 60 80 73 76
みずほ証券 42 63 70 62 64
マネックス証券 34 39 52 46 49

※赤文字は、その年に一番引き受け数が多い証券会社

SBI証券は、大手証券会社(野村證券、大和証券、日興証券、みずほ証券)と比較しても引き受け数が圧倒的に多いのが特徴です。例えば、2016年の野村證券と大和証券の引き受け数が38社なのに対してSBI証券は77社あり、2倍の実績があります。

続いて、SBI証券の主幹事実績をお伝えします。ちなみに、IPOする企業を支援する業務を行う証券会社を幹事証券といい、その中で中心的な役割を果たす幹事証券のことを主幹事証券会社といいます。

下記は、主な証券会社の主幹事の実績を表したものです。

  2013年 2014年 2015年 2016年 2017年
SBI証券 6 5 9 13 8
野村證券 31 28 29 23 28
大和証券 6 24 16 16 16
日興SMBC証券 9 9 27 6 13
みずほ証券 8 8 16 20 16
マネックス証券 0 0 0 0 0

主幹事の実績は大手証券会社の方が多いですが、SBI証券はインターネット証券の中では主幹事を行っている件数が多いのも特徴です。主幹事証券がIPOの割当数が最も多いので、SBI証券はIPOを獲得するためには必須の証券会社です。

これを証明するために、SBI証券が主幹事になった時の各証券会社の割当数を2つの事例でお伝えします。IPOを申し込む場合は主幹事は必ず申し込むことがいかに大切かをご理解下さい。

(事例1) 2017年12月15日上場 イオレ(2234)

幹事証券 割当数 割合
SBI証券  216,800株  85.02%
みずほ証券  12,800株  5.02%
SMBC日興証券  7,800株  3.06%
マネックス証券  5,100株  2.00%
岩井コスモ証券  2,500株  0.98%
東洋証券  2,500株  0.98%
むさし証券  2,500株  0.98%
藍澤證券 2,500株  0.98%
極東証券  2,500株  0.98%

イオレの公募売出し数は255,000株で、主幹事のSBI証券の割当数は216,800株と全体の85%を占めています。他の証券会社の割当数が少ないので、SBI証券で申込むと獲得しやすいことがわかります。

(事例2) 2017年12月19日上場 みらいワークス(6563)

幹事証券 割当数 割合
SBI証券  182,100株  85.09%
みずほ証券  10,700株  5.00%
松井証券  4,300株  2.01%
マネックス証券  4,300株  2.01%
岡三証券  2,100株  0.98%
岩井コスモ証券  2,100株  0.98%
東洋証券  2,100株  0.98%
藍澤證券  2,100株  0.98%
極東証券  2,100株  0.98%

みらいワークスの公募売出し数は214,000株で、主幹事のSBI証券の割当数は182,100株と全体の85%を占めています。同社も他の証券会社の割当数が少ないので、SBI証券で申込むと獲得しやすいことがわかります。

1.3.公募価格と初値を比較する

下記は、SBI証券が主幹事になったIPOで、公募価格と初値を比較したものです。期間は2013年1月~2017年12月で、公募をもらって初値で売った場合の勝敗は39社中34勝4敗1分で勝率は87%という高い実績になります。

銘柄名 上場日 公募価格 初値 値幅
ジェイエスエス 2013年6月27日 950 1200 250
フォトクリエイト 2013年7月10日 1670 3775 2105
システム情報 2013年10月22日 740 3500 2760
オウチーノ 2013年12月11日 3500 8050 4550
アビスト 2013年12月18日 3450 3450 0
JIA 2014年9月11日 2550 5770 3220
AMBITION 2014年9月19日 960 1555 595
セレス 2014年10月22日 1860 2890 1030
ビーロット 2014年12月11日 2010 10500 8490
マークラインズ 2014年12月16日 1980 3510 1530
アルベルト 2015年2月19日 2800 6040 3240
RSテクノロジー 2015年3月24日 2750 2100 -650
モバイルファクトリー 2015年3月26日 1410 2812 1402
レントラックス 2015年4月24日 1750 2680 930
あんしん保証 2015年11月19日 1460 5730 4270
インベスターズクラウド 2015年12月3日 1870 3615 1745
ダブルスタンダード 2015年12月15日 2190 5010 2820
ソーシャルワイヤー 2015年12月24日 1600 2511 911
フィット 2016年3月11日 1890 1741 -149
エボラブルアジア 2016年3月31日 1800 2670 870
PRTIMES 2016年3月31日 1340 2130 790
エディア 2016年4月15日 1630 3165 1535
AWSHD 2016年6月21日 2490 8350 5860
デュアルタップ 2016年7月21日 1110 2520 1410
チェンジ 2016年9月27日 1200 2999 1799
アイモバイル 2016年10月27日 1320 1230 -90
フィルカンパニー 2016年11月18日 1310 4000 2690
エルテス 2016年11月29日 1790 6510 4720
キャリアインデックス 2016年12月14日 6060 6150 90
シンシア 2016年12月16日 2100 1950 -150
リネットジャパン 2016年12月20日 1830 3530 1700
ピーバンドットコム 2017年3月19日 1650 3530 1880
ナンバー・ワン 2017年3月28日 1570 3460 1890
ネットマーケティング 2017年3月31日 1140 1552 412
アセンテック 2017年4月25日 2000 5950 3950
ビーブレイクシステムズ 2017年6月15日 1670 7700 6030
DMソリューションズ 2017年6月20日 2500 7100 4600
イオレ 2017年12月15日 1890 5100 3210
みらいワークス 2017年12月19日 1840 6080 4240

2. SBI証券のIPO申込みについて

2.1.IPOの申込み手順

SBI証券でのIPOの申込みはとても簡単で、どなたでも参加できます。下記に手順をお伝えします。

1.SBI証券の取引画面を確認してログインする。その際、ユーザーネームとパスワードが必要です。

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2.ログイン後に上部メニューの「国内株式」をクリックし、その下の「新規上場・公募売出」をクリックする。

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上記の画面では、IPOのブックビルディングの情報から新規上場のスケジュールや取扱実績などが確認できます。

3.「新規上場株式ブックビルディング/購入意思表示」をクリックする。

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SBI証券で現在取り扱っているIPOの銘柄が表示されます。申込みを受付している場合はブックビルディングが行えますので、申込みをしましょう。

4.IPOのブックビルディングを行う。

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申込株数と価格を入力して、取引パスワードを入力すると申込み完了です。一番右側に「IPOチャレンジポイント」という欄がありますが、これについて後ほど説明いたします。

価格を入力する際の「ストライクプライス」とは、どのような価格で決定しても購入意思があることを示す価格のことです。また、空白に価格を入力して申し込む場合は、仮条件価格の上限の価格で申し込まないと後で説明するIPOチャレンジポイントがもらえませんので、ご注意下さい。

5.抽選結果を確認する

IPOを申し込んだら、抽選結果が発表されるのを待ちましょう。IPOが獲得できた場合は「当選」、獲得できなかった場合は「落選」と表示されます。

次の画像は、要興業(6566)というIPOで私が実際に当選した時の画面です。

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2.2.IPOチャレンジポイントとは

IPOチャレンジポイントとは、抽選に外れた回数に応じて加算されるポイントです。次回のIPOの申し込み時にポイントを使用するとIPOが当選しやすくなります。

下のグラフのように、SBI証券のIPO抽選は70%は完全抽選によって行われます。しかし、残りの30%はIPOチャレンジポイントを使って申し込んだ人の中から、ポイントが多い順に当選になります。

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IPOチャレンジポイントが貯まって、欲しいIPOがある場合は、ポイントを使って申込みをしてみましょう。その際、ポイントを使って当選した場合は使用した分は消滅しますが、外れた場合でも消滅することなく1ポイント加算されるだけですのでご安心下さい。

3.SBI証券でIPOをもらうコツ

繰り返しになりますが、SBI証券の抽選方法は70%が完全抽選で、30%はIPOチャレンジポイントによるものです。ここでは、2つの方法を使い分けて、SBI証券でIPOをもらうための申込み時のポイントをお伝えします。

3.1.完全抽選でIPOをもらうコツ

完全抽選の場合は、申し込み株数が多いと優遇される傾向があります。しかし、その株数分だけのお金を事前に入金しておく必要があります。

3.2.IPOチャレンジポイントを申請する時のコツ

IPOチャレンジポイントは、申込時に多く使用すると有利になります。何ポイントを使えば当選するという基準はありませんが、数ポイントではなく、多めに申請することがコツです。そのため、IPOを粘り強く申込み続けて落選してポイントを貯めて一気に使うと、何年かに1回は当選できることになります。

4.SBI証券だけのPTS取引とは

SBI証券は、PTSというSBI証券に口座を開設している人どうしで売買する独自の取引所を開設しています。PTSは私設取引所取引とも言われ、一般的には、日中取引(証券取引所)以外で行われる取引を指します。

PTSは現在はSBI証券だけが運営しており、通常取引が終わった後の17時~23時59分まで取引できます。そのため、SBI証券で現物株を買っていて、15時の引け後にいいニュースが出た場合はPTSの価格が上昇して始まることが多いので、そこで利益確定することもできます。

下の画像は、オプトラン(6235)のPTSの取引画面です。

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まとめ

SBI証券は、IPOの引き受け件数が圧倒的に多く、IPO投資を行うなら必ず口座開設しておきたい口座の一つです。その他にも、「Hyper SBI」という取引ツールは使いやすいと評判で、通常取引にも向いています。ぜひ、今回お伝えしたことを今後の投資にお役立て下さい。

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