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大化けする成長株を見つけだす「新高値」とは?

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この記事では成長株投資において、具体的にどのように将来性のある会社を見つけるのかをお伝えします。

そして、2倍、3倍になる可能性のある成長株を見つける方法についても紹介していきます。

大化けする株を見つけるテクノファンダメンタル分析

はじめに、基本となる銘柄スクリーニングの考え方ですが、優先順位としては以下のようになります。

  • テクニカル1st
  • ファンダメンタル2nd

まず、テクニカル的に良さそうな株を株価チャートなどから見つけ出し、次にその株のファンダメンタル面を調べてから最終的な投資判断(買うか買わないか)をするということです。これは、テクニカルとファンダメンタルの両面を組み合わせておこなうことから、テクノファンダメンタル投資と呼ばれることもあります。

そうです。投資の精度を上げるためには、株価チャートを見るテクニカル分析だけでもダメですし、逆に、企業の業績を見るファンダメンタル分析だけでもダメなのです。この2つを組み合わせることで、大化けする成長株を見つけられる可能性が、より高まるのです。

テクニカルを優先させる理由を一言でいうと、株式投資は美人投票だからです。いくら自分が、「この株は最高だ。絶対上がるぞ!」などと考えていても、他の投資家の多くが同じように考えて、実際に買いに来てくれなければ株価は上昇しません。

誰でも同じような経験があるはずです。

「この銘柄は良さそうだ。事業の内容や会社の業績予想、中期計画を精査してみよう。実際にお店にも足を運んで、お客さんの様子も見てみよう。」

そして、多大な時間を費やして、ファンダメンタルの調査をします。そして確信します。

「これだけ調べたんだから大丈夫。絶対にこの株は上がるはずだ。よし買おう!」

準備万端で意気揚々とお目当ての株を買い付けます。

しかし、待てと暮らせど株価は上がらない。

「おかしいなぁ~。あれだけ調べて絶対に上がると思ったのに、なんで上がらないんだろう?みんなこの株の良さをわかってないな。でも、もう少し待てばきっと上がるはずだ。」

そうこうしているうちに、株価はじりじりと値を下げてきます。気が付くと含み損が増えています。

「あ~、もう○○円もマイナスだ。くそー!」

そして株を塩漬けにするか、損切りに追い込まれます。

このような事態に陥る可能性を極力減らすために、テクニカルを第一優先とするのです。買った直後に人気化し、株価が上がりそうな株を見つけるために、テクニカルを第一優先とするのです。

新高値銘柄でこれからの上昇を先取りする

では次に、テクニカルといっても一体何を見るのか?

その答えは簡単。新高値銘柄を見るのです。

日本の株式市場には、約3,500銘柄が上場しています。その株を2つのグループに分類するとすれば、以下のようになります。

  • 新高値銘柄
  • それ以外のすべての銘柄

人間を2つに分類するならば、男と女。国籍ならば、日本人と外国人。

地球上の場所を2つに分類するならば、海と陸。宇宙ならば、地球とそれ以外。

これらに匹敵するくらい、新高値銘柄グループを分けることは重要なのです。

ここで新高値とは、おおよそ過去2年以上の高値のことをいいます。

新高値銘柄に注目する理由は、一言でいうと、その会社に何か大きな変化が起こっているからです。過去2年以上抜けなかった高値を更新してきたということは、その会社の業績(ファンダメンタル)が新たな局面にすでに入っているか、その変化を先取りしている可能性が高いのです。

ミクシィの事例

一つ事例を見てみましょう。

以下はミクシィ(2121)の2013年11月の週足チャートです。(株価は分割調整後)

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ご覧の通り、ミクシィの株価は過去2年ほど、210円程度を底として行ったり来たりを繰り返していましたが、2013年11月末頃、突如出来高を伴って新高値を更新してきました。

チャート上の一番右側の株価が大陽線になっていること。出来高を示す棒も、大きく上に突き出ていることから、この時に何か大きな変化が市場で起こったことが読み取れます。

実際、この時に起きていたのは、「モンスターストライク」というスマホ向け新作ゲームが、ゲームランキング上位に顔を出し始め、累計ダウンロード数を伸ばし始めた時期でした。

ミクシィという会社は、交換日記や掲示板などをおこなう交流サイト(いわゆるSNS)であるmixiが主力で、その広告収入が主な利益の源泉でした。しかし、SNSも競争が激しく、フェイスブックやツイッターなどのライバルに脅かされ、それを受けて株価も低迷していました。

そこへ新たな利益の源泉となりうるゲーム事業が伸び始めたのです。ゲーム事業は、ゲーム上での有料アイテムを販売するなど、課金も可能なビジネスです。しかも、アイテム販売とはいっても、物理的に仕入れるのではなく、ゲームプログラムの設定上の話ですから、原価もほとんどかかりません。ゲーム利用者が増え、課金が伸びれば伸びるほど、利益が劇的に上がるビジネスモデルなのです。

市場参加者の期待を受け、新高値更新後、株価はぐんぐん上昇しました。

以下がそのチャートです。

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それまでの過去2年程度の高値であった株価500円レベルを上抜いた後、1年足らずで株価は6,000円を軽く超えてきました。12倍以上に上昇し、大化けしました。

では実際のファンダメンタルを振り返ってみましょう。

2013年11月に会社が発表した中間決算短信によると、2014年3月期の売上予想は80億円、経常利益は17億円の赤字予想でした。

しかしながら、その半年後2014年5月に会社が発表した年次決算資料では、2014年3月期の売上実績は121億円、経常利益は2億円の黒字でした。そして同時に、2015年3月期の売上400億円、経常利益100億円の予想を出してきました。ファンダメンタル上も大きな変化が、誰の目に見てもはっきりしてきたのです。この辺りから株価は2,000円を超えてきました。

そして最終的に2015年3月期の売上実績は1,129億円、経常利益は526億円という驚愕の結果でした。2013年11月当時は赤字予想であった会社が、わずか1年で劇的な変貌を遂げたのです。これはまさに、新たな利益の核となったゲーム事業によるものなのです。

このように、会社に大きな変革が起こっている時には、必ずと言っていいほど、株価チャートにその兆しが表れます。それが新高値なのです。

新高値はこのように大きな変化(ビッグチェンジ)を起こしている会社を探し出す強力なツールなのです。

ガンホー・オンライン・エンターテイメントの例

このような例はたくさんあります。

ガンホー・オンライン・エンターテイメント(3765)も、ミクシィの前例です。

同社は2012年2月に「パズル&ドラゴンズ(略称パズドラ)」というスマホ向け新作ゲームをリリースしました。当時の株価は20円(分割等調整後)を下回るレベルで低迷していました。

その後、このゲームの大ヒットとともに、株価は一時1,600円を超え、なんと80倍以上に大化けしたのです。この時も、ガンホーの株価は新高値を更新し続けていました。

このように、新高値銘柄に注目するということは、株式市場での勝ち組銘柄を探すことでもあるのです。

同じ業種の中でも強い銘柄を見分けるツールとなる「新高値」

新高値の重要性を理解するために、次は同じ業種間で2社を比較してみましょう。成長株ではありませんが、電気機器セクターの東芝(6502)とパナソニック(6752)のチャートを見てみます。

以下は、アベノミクスが始まって以来(2012年11月以降)の東芝の週足チャートです。

最近、過去からの不適切会計問題が明るみに出るなど、業績上も問題のある負け組銘柄の例です。

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2012年11月に300円程度だった株価は、2015年6月現在、不適切会計の問題もあり、450円程度で推移しています。アベノミクス開始時からは、ざっくり50%ほどの上昇ですが、2013年4月以降の2年間の株価は380円から550円の間をうろうろして低迷を続けています。

同じ期間の日経平均は、9,000円レベルから20,000円超えを果たしています。100%以上の上昇です。この点から、東芝は完全な負け組銘柄であることがわかります。東芝を買うくらいなら、倒産等の個別リスクがはるかに小さい日経平均連動ETFを買っておいた方が、倍以上儲かったことになります。

次に、同業のパナソニックの週足チャートです。期間は全く同じものです。

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2012年11月に400円程度だった株価は、2015年6月現在、1700~1800円程度で推移しています。この間に株価は4倍以上になりました。日経平均の上昇率の3倍、東芝の6倍です。このアベノミクス相場で、パナソニックの株価は新高値を更新し続けています。好調な業績が背景にあるのは言うまでもありません。

投資するからには、こうした勝ち組銘柄に投資しなければ勝てないのです。日経平均が2万円になったからといって、全員が勝てるわけではないのです。その勝つための強力なツールが、「新高値」なのです。

また新高値銘柄は、上値が軽いという特徴があります。過去2年以上の高値になっているわけですから、その株を保有している人全員が含み益の状態です。それまでに売りたい人は全て売ってどっかにいってしまい、あとはホールドしたい人だけが残っている状態なのです。

従って、一旦新高値を更新すると、それまでの雰囲気とガラッと違って、極端に売り圧力が小さくなることも多く、上値の抵抗らしい抵抗もない真空地帯の中を、急騰することも多いのです。始めに見たミクシィのチャートからも、それが見て取れます。

まとめ

新高値は大きな変化(ビッグチェンジ)を起こしている会社を探し出す強力なツールです。

2倍、3倍になる可能性のある成長株を見つけるために、ぜひ新高値銘柄に注目してみてください。

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DUKE。

DUKE。

成長株主体のテクノファンダメンタリスト。米国公認会計士。家庭では3児のイクメンパパ。2003年から株式投資をスタートし、2014年に累計利益が1億円を突破。

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