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株式投資に使える先物の3つの前提知識と商品先物の2通りの見方

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「原油が売られているからリスクオフ(株は売り)だ!」

そのような言葉を新聞やネットの情報で聞いたことがあるかもしれませんが、具体的にどのような意味なのか分かっていない方も多いのではないでしょうか。

株式投資をしていく上で株式市場の動向を常にウォッチしておくことは必要ですが、それと同時に株式市場以外の金融商品の動向を眺めることも重要です。

株式市場に影響を与える要因は為替だったり外国情勢だったりさまざまですが、その中のうちの一つに商品先物があります。

今回は株式市場とも相関関係の深い商品先物についてご説明していきます。

まずは先物に関して3つの前提知識

商品先物を説明する前に、先物について簡単に説明しておきます。次の3つの点をまずはおさえておきましょう。

  1. 将来の値段を今決めるもの
  2. 証拠金(担保金)のみで取引が可能
  3. 先物の対象は多種多様

1 将来の値段を今決めるもの

先物とは、将来の価格を前もって決めておくことで、将来起こりうるリスクを回避するために存在する金融商品の事をいいます。

たとえば、とうもろこし1本が1年後、50円で売れると前もって決めたとします。

その後1年以内に豊作があり、値段が30円に下がったとしたら、本来であれば20円値下がり分が損になりますが、先物取引を利用で50円で売る約束をしていたため、値下がりのリスクを回避することができるのです。

ただ、逆に不作になってしまいとうもろこし1本100円に暴騰した場合にも50円でしか売れず、本来得られるはずだった50円分の利益は無くなってしまいます。

簡単にいうと将来の需要と供給を予想して未来の値段を今決めるのが先物取引です。

2 証拠金(担保金)のみで取引が可能

証拠金とは、前もって決められた先物を取引するために必要な最低担保金のことをいいます。対象の先物の値段が変わるとこの証拠金も変化します。

たとえば、ある先物を1000万円分取引しようとします。この時、必ずしも1000万円必要ではなく300万円あれば取引が可能であったりします。この300万円を証拠金といいます。ただ、これはあくまで1000万円取引するのに最低でも300万必要ということなので、先物の値段が下がりその価値が1000万円から900万円になったとしたら、値下がり分の金額を保つために証拠金を再び差し入れなければなりません。

上記のような担保を使って担保金以上の金額の取引をすることをレバレッジをかける取引といいます。自分の持分以上に取引を行うことが可能となるため、よく知らずに取引をしてしまうと大きな損失となってしまうことがあります。

3 先物の対象は多種多様

先物となる対象は実に多様です。

それは、農作物だったり、工業品だったり、株式指数だったりします。

まず農作物ですが代表的な物として大豆、小豆、とうもろこし、コーヒー、米などがあります。次に工業品ですが、金、銀、プラチナ、アルミ、原油などがあります。最後に株式指数ですが、アメリカや日本などの代表的な株式指数(S&Pや日経平均、TOPIXなど)が先物の対象として取引されています。

上記のうち、農作物、そして工業品が商品先物に該当する部分です。特に、工業品は商品先物のうちでも株式投資に直結するものですので、確実におさえておきましょう。

ここまで商品先物(先物)の前提知識をお伝えしていきました。

もちろん、全てをお伝えしようとすると1枚の記事ではとても伝えきれませんので、より詳しく知りたい方は下記のサイトを参考にしてください。

商品先物取引 – wikipedia(リンク)

株式投資に使える商品先物の2種類の使用法

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ではここからは株式市場と商品先物の相関性から、具体的にどのように株式投資に活かしていくかご説明します。ここでは2種類の考え方に分けてその使用法を考えてみます。

  1. 株式市場と商品市況の関係
  2. 商品と経済指標の関係

1 株式市場と商品市況の関係

株式市場には相場が良い時と悪い時があります。相場が良い時には株が上がりますし、悪い時には株価は下がります。ただ株式市場は単体で動いているわけではなく、為替や金利、商品市況の影響を受けながら動いています。

たとえば、代表的なものが原油価格です。原油価格は基本的には不況時に値下がりし、好況期には上昇する傾向がみられます。アメリカのWTI先物の動きは、リスクをとる投資家たちがもっとも視線を集める資産のうちの一つです。

この先、アメリカのシェールガスが台頭してくれば原油の地位も大きく停滞するかもしれません。実際に2014年半ばから世界的な好景気に関わらず、原油価格が大きく売られています(下記チャート)。商品市況は常に変化しますので、その需給を確認しておく姿勢が必要です。

2 商品と経済指標の関係

株式市場に影響を与える経済指標の中には、商品と密接な関係のあるものが存在します。この項目では、そんな商品に絡んだ経済指標を解説していきます。

1 価格面での指標

ここでは金価格を例にとってご説明します。

金はリスク回避を目的として不況下に買われる資産なのです。金の価格が上昇している時には、株式市況が停滞に陥っていると判断することが可能ですし、逆もまた然りです。最近は2012年に高値をつけた金が停滞しています(下記チャート半ばからの下落)

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金価格下落の理由の1つ目は世界的に好景気になっていること。

また、景気が良くなるとインフレに伴い金投資が増えるとみるむきもありますが、ここ10年間の金の動きを見ると不況期でも金の価格は上昇していますし、必ずしも好景気の時に金が上昇していないことがチャートからも判断できます。

理由の2つ目は中国での金需要が失速気味になっていることです。

特に中国での需要が大きな金は、その需給動向の影響を大きく受けます。金は通貨的な側面を持ちますが、人民元との兼ね合いで金への投資を一時的に失速させていることも一要因だといえるでしょう。

銅も様々な製造業で使用される重要な指標となります。具体的には3ドルを超えていると製造業の需要が大きく、景気拡大が期待されますが、逆に2ドルを割ると景気は停滞気味と判断できるようです。

2 在庫面での指標

①LME在庫(銅の需要と供給)

銅は様々な製造業で使用され、その値動きは経済の上がり下がりをいち早く知るための重要な指標となります。

具体的には3ドルを超えていると製造業の需要が大きく、景気拡大が期待されますが、逆に2ドルを割ると景気は停滞気味と判断できるようです。銅は、工業原料となるため、その需要と供給をはかるためには便利な指標となるのです。

当然、在庫の量が増えると、消費量より多く産出されているということになり銅の価格も下がり始めます。逆に在庫量が減りはじめると経済状態のアップが見込まれ、製造業(銅の消費が多い業種)などに注目が集まります。

そのような銅の需給動向を見ることで、投資の活かすことができます。そして銅の需給を知るためには、LME在庫を知ることが有効です。下記のサイトで銅の在庫を短期から長期までのスパンで確認することができます。

LME銅在庫(リンク)

②原油在庫

原油は企業が活動を行っていくうえで重要な資源です。

この原油需要が高い時には原油の在庫はひっ迫しますし、需要がない時には在庫はたくさん余ります。経済が活況な時ほど原油需要は伸びますので基本的に在庫減ならば経済は好調、逆に在庫増ならば経済は停滞気味と判断できます。

米国原油在庫統計(リンク)

もともと原油は経済状態を図るための重要指標でしたが、近年はアメリカの代替燃料の登場によりその需要が将来的には少なくなっていくとみられています。

ただ今後しばらくは原油の動向は、経済状態と密接な関係を維持すると思われます。

まとめ

商品先物は、株式市場以上に生活に密接な関わりのある金融商品です。

このページでは、金や原油などを中心に解説しましたが、農作物、たとえば小麦の値段が上がれば当然、小麦を利用した製品の値段も上昇します。そういった意味で物の価格を司る商品先物市場の知識は、ぜひしっかりと身につけていただければ幸いです。

《参考文献》 経済指標の読み方のルール 上野泰也

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