シンシア(7782)IPO戦略は公募獲得が中心

 シンシア(7782)はコンタクトレンズメーカーです。コンタクトレンズといえば、ジョンソン&ジョンソン、シード、ボシュロムジャパン、メニコン、ロート製薬などのメーカーが知られていますが、シンシアは、その次になります。公募売り出し数は450,000株になりますので想定価格2,100円では市場吸収額が10億円、時価総額が43億円になります。コンタクトレンズメーカーでは昨年メニコンが新規上場しましたが当時は公募価格1,700円に対して初値は2,950円でした。もっともメニコンは国内の市場シェア上位の企業なので評価されましたが、シンシアの場合は知名度が業界の中では低いため、セカンダリーの妙味はなさそうです。

銘柄情報
銘柄コード  7782 銘柄名 シンシア 市場 マザーズ
事業内容 コンタクトレンズの製造および販売

 

初値の期待度 セカンダリー妙味 総合評価
B C C
予想初値
 2,600円

公募申込戦略 

 同社はSBI証券が主幹事です。SBI証券だけで382,500株ありますので、当選確率を高めるためにはチャレンジポイントの利用が考えられますが、同社については特にチャレンジポイントの利用は行うほどのものでもなさそうです。それ以外では準主幹事の東海東京証券の36,000株がありますが、ネット申込みは3,600株の配分になりますので主幹事証券中心で良いと思います。

需給面

 同社は公募売り出し数は450,000株になりますので想定価格2,100円では市場吸収額が10億円、時価総額が43億円になります。ただ、VCが144,000株、SOが185,000株ありますので、SBI証券主幹事の案件であることを考慮すると上場時には一定の注意が必要です。(VCにはロックアップ条項がないため)

成長性

 同社はコンタクトレンズメーカーではシェアが下位になります。業績は伸びていますが近年は使い捨てコンタクトレンズより、カラーコンタクトレンズの販売に注力している面がありますので、少しずつ伸びていくイメージがありますが、IPO投資の面で考えると公募株の売却による収益とセカンダリーについては初値が案外な場合に収益機会が得られそうです。

【評価の解説】

初値の期待度とは、公募価格よりも高い初値が付く可能性が高いと考えられるものです。この評価が高い銘柄は、『IPO 株の当選確率を上げる3 つのテクニック』を使って、積極的に申し込みをすると良いでしょう。セカンダリー妙味とは、上場後に株を取得しても、尚、値上がり益を見込める可能性が高いものです。この評価が高い銘柄は『IPO セカンダリー投資で会社員が年間数100万円の利益を得た方法』を参考に、利益の増大を目指してみるのも手です。また、初心者の方は、IPO 投資の基礎として、『IPO投資で収益率26.6%の成功例!絶対知っておくべき2つのノウハウ』にも目を通しておきましょう。

基本条件
仮条件 1,940円~2,100円
公募価格 2,100円
ブックビル期間 2016年11月30日 ~ 2016年12月6日
購入申込み期間 2016年12月9日 ~ 2016年12月14日
上場予定日 2016年12月16日
上場時発行済株数 2,089,000株 (別に潜在株式198,400株)
公募売出数 公開株数450,000株  
(公募200,000株、売り出し250,000株)
想定発行価格 2,100円
購入に必要な金額 210,000円
引受証券会社
役割 証券会社 割当数(株) 割合(%)
主幹事証券 SBI 382,500  85.00
引受証券 東海東京 36,000 8.00
引受証券 マネックス 4,500 1.00
引受証券 岩井コスモ 4,500  1.00
引受証券 東洋 4,500  1.00 
引受証券 水戸 4,500  1.00 
引受証券 藍沢 4,500  1.00 
引受証券 極東 4,500  1.00 
引受証券 日本アジア 4,500  1.00 
既存株主およびロックアップ条件(VCリスク:C)
氏名 株数 割合 ロックアップ
株式会社キャピタルメディカ 1,700,000株 77.33% 90日
株式会社シンシア 111,000株 5.05%  
中村 研 83,000株 3.78%  
オリックス株式会社 42,000株 1.91%  
かながわ成長企業支援投資事業組合 42,000株 1.91%  
みずほ成長支援投資事業有限責任組合 42,000株 1.91%  
清水 康久 24,000株 1.10%  
SBIベンチャー企業成長支援3号投資事業有限責任組合 19,000株 0.86%  
飯島 彰 16,000株 0.73%  
長嶺 英昌 16,000株 0.73%  
 既存株主合計 2,198,400株 ロックアップカバー率  77.33% 
ストックオプション付与状況(SOリスク:C)
総会決議日 株数 行使価格 行使期間
2014年3月28日 185,900株  500円 2016年3月29日~2024年3月27日
2016年9月8日 7,000株 7,502円 2016年12月17日~2024年12月15日
2016年9月8日 1,000株 5,002円 2017年5月28日~2025年5月26日
2016年9月8日 2,000株 12,002円 2017年12月23日~2025年12月21日
2016年9月8日 2,500株 12,002円 2017年5月28日~2025年5月26日
合計  198,400株 上場時行使可能株数 185,900株
直近の業績
業績動向(百万円) 売上高 営業利益 経常利益 純利益
(連結実績)2014.12 3,731 165 366 216
(連結実績)2015.12 4,244 203 318 211
(連結予想)2016.12 4,904 576 319 191
(連結3Q累計実績)2016.12 3,788 410 184 108

 

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柳橋義昭

柳橋義昭

IPO投資を中心にイベント投資なども実践する兼業トレーダー。 IPO投資については証券会社にてIPOの業務に携わっていた経験や証券ディーラーだった経験を活かして独自の攻略法を構築し抽選や裁量配分の収益よりもセカンダリーの収益の方が大きい。

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