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損切りで投資の利益を最大化させるための具体的手法

損切り

デイトレードで勝ちたいなら損切りは絶対に必要です。

私が知る限り明確な損切り設定をしていない人でデイトレードで勝てている人は一人もいません。それどころか、損切り設定ができていないという理由だけで、大きな損失を出してしまい、投資を諦めてしまったという方を大勢見てきました。

損切りができるかできないかでそれぐらいデイトレの勝ち負けに影響するのです。

しかし、残念なことに、投資関連の書籍やサイトで、この損切りの重要性に触れてはいるものの具体的な損切り設定に関して解説しているものは実はほとんどありません。

そこで、ここではデイトレードで勝てるようになるために、損切りが必要な根本的な理由と、3つの投資手法における損切りの設定方法をご紹介します。

これは、とても重要なものなので必ず覚えていただきたいです。

また、もし、今は完全に理解することはできなくても、何度でも読み返すようにして下さい。ここでお話していることが分かるようになれば、かなり勝てるトレーダーになっていることでしょう。

1.デイトレに明確な損切り設定が必要な理由

損切りは必要です。それをきいて、『何をいまさら!』と思われるかもしれませんね。

ただ、短期投資(デイトレード)においては、損失を膨らませた挙句に退場する人がいまもなお多いこと、そして短期投資であれ長期投資であれ成功者が口を揃えて損切りの重要性を説いていることを考えると、やはり損切りというものは投資において最も重要なのです。

人間は投資において、どうしても利益は早く確定させて、損は出来るだけ確定させず戻るまで待とうとしてしまいます。これは全ての人間が持っている心理です。この人間心理(=あなた自身の心理)を理解して、投資に臨まなければ取り返しのつかないことになってしまいます。

詳しくご説明しますね。

デイトレ銘柄(テーマ株)の選び方』で書いた通り、デイトレードではテーマ株のように値動きの大きな銘柄を選んでトレードしていきます。

テーマ株のような銘柄は上がる時はガンガン上昇していきます。それだけ値幅も広くなるため大きな利益を上げることができます。しかし、裏を返せば同じ幅の損失を被る可能性があるということです。

参考までに下記チャートをご覧ください。これはあるテーマ株の一日の値動きです。

ケーエフシ(損切り

日足チャートを見ると9月5日の1日の値動きが4400円まで上がりきった後に、すごい勢いで3000円まで下落していることがわかります。 この上昇と下落はたった1日の間で起きているのです。実際にテーマ株は1日でこんなに大きく動くものもあるのです。このような下落の流れに巻き込まれて、損切りが出来ないでいると取り返しがつかないぐらい多くの資金を失ってしまうことになってしまうことはいうまでもありませんね。

このチャートにおいては実は高値を更新する場面では積極的に買いで仕掛けたくなるところではあります。しかし、4400円をつけた日に、おそらく大口の利益確定する売りがあったことで一気に株価が下げ方向に転じたのです。高いところ(4400円付近)で買ってしまって、その後手放さなかったら大きな損失になっています。

もしかしたら、「自分はこんなに下がる前に売るよ!」と思われた方もいるかもしれません。

しかし、先ほどもお伝えしたように損失は先延ばしにしようとするのが、人間の普通の心理なのです。投資初心者は、「いつか必ず値が戻ってくるからその時に売ろう」と思い、損失の確定を出来るだけ引き延ばしてしまいます。

実は投資においてはこれこそが致命傷になります。買いのタイミングや選んだ銘柄が悪いのではなく、損切りができないから利益を残すことが出来ないのです。

残念ですが、一度大きく下がった株価が、すぐ元の水準に戻ることはそれほど多くはありません。

1000円の株を買った場合に大幅に下落して1000円が仮に500円の半分になったとします。価格的には50%の下落ですが、そこから再び500円戻すためには50%ではなく100%、つまり、一度下がった株価が元の水準に戻るには、その倍の値動きが必要になるのです。

単純に考えてあなたが今すぐ株を買ってみて、その株が倍になる確率はどれくらいですか?ちょっとかんがえてみるとわかることですよね。

投資において損失は絶対に甘く見ては行けません。

以上が投資における損失の怖さです。

2.実例で見る!3つの損切り設定ポイント

株式投資の損失拡大の怖さはわかっていただけたかと思います。そのため、損切りは出来る限り早く行わなければいけません。「損切りはすぐに!」です。

言葉だけでは理解しにくい部分もあると思うので、ここからは実例を元に見て行きましょう。

デイトレで勝つための投資手法(スキャルピングは除く)はおおきくわけて3つあります。

  1. ブレイクアウト投資手法
  2. 逆張り投資
  3. 押し目買い投資

詳しくは後述しますが、実はデイトレードでは、この3つの手法の中の1つだけでも完璧にできるようになれば、大きな利益を手にすることができます。

2つ以上の手法を使えるようになれば、利益は更に加速してことと思います。それぞれが違う手法のため具体的な損切りポイントは違います。 それでは、それぞれの手法で、どのように損切り設定をすれば良いのでしょうか?

実例をもとに見て行きますが、その前に損切りを設定する際の損切り率の銘柄による違いについて注意点がありますので、見ていただきます。

銘柄ごとの損切り設定の仕方の違い

ちなみにチャートを使用した実例において使用している損切り値幅の%は取引で扱う銘柄によって異なります。たとえば3000円の銘柄であれば1%で30円なので損切り幅としては理想的です。

しかし株価が100円代の銘柄(低位株といいます)で1%の損切り率に設定した場合、その幅は1円から2円となってしまい、1%で損切りを設定しようものならすぐに損切りに引っかかってしまいますよね。それでは損切り貧乏になってしまいますので、100円代のような低位株の場合、3%ほど広めに損切り位置を取るなど、銘柄の値幅によって損切り位置を変更することが必要になってきます。(※実はこの損切り位置を一体どれくらい取るかは、非常に感覚的な問題も含みます。)

ただ、デイトレで使用する銘柄は基本的には、2000円~4000円と値段が比較的高いことがおおく、値幅もよく出る銘柄を扱うために、最初のうちは損切りの幅は1%前後と多少強引に損切り幅を設定しても良いです。

相場に慣れてくると、%などではなく株を買った後に、その後の注文の入り方やチャートの動きなどを見て、持っている株が強いか弱いかを判断して損切りをすることができるようになりますが、それは相場で経験を積んだ後に自然と身につくようなります。まずは相場で大きな損失を出さないようにしっかりと初めに損切り設定してください。

次項から始める具体的な解説においては値段が高く値幅の出る銘柄を扱うために、便宜上1%と設定させていただきます。

2−1.ブレイクアウト投資手法の損切り設定

ブレイクアウトはデイトレードで最もよく使用する投資法で、これだけでも使いこなすことができれば、大きく資産を増やすことが出来ます。私の知り合いにも、この手法を多用することで数百万の元手を使って一億円以上の資産を作った人がいます。

しかし、ブレイクアウト手法を行う上で絶対に知っておいて頂きたいことがあります。それは、ブレイクアウト手法は一つ一つのトレードの成功率は高くないということです。

ブレイクアウトは、成功した時の利益が非常に大きい手法です。そのため、全体的な勝率は低くても、伸びている時は極限まで伸ばし、負けている時はすぐに損切ることによって、利益を大きく伸ばすことができます。

つまり、損小利大の投資手法ということです。

ブレイクアウト投資の、詳しい方法や具体的事例などは、『ブレイクアウト投資で大きな利益を獲得するための心構えと具体的手法』で解説しているのでご確認下さい。

上の記事の中でご説明している通り、抵抗線を突破した(= ブレイクアウトした)株は、そのままどんどん上昇していきます。そのため、抵抗線を突破したタイミングで株を買い、値上がりを待つのですが、ブレイクアウト後に思ったように値が伸びずに、再び抵抗線の下に株価が戻ってきてしまうことがあります。

この場合は早めに見切って一度損切りをするのが基本です。

例を挙げて説明しましょう。

節目ブレイク

これは2014年10月7日の富士フィルムホールディングの株価チャートです。

赤い矢印を見ていただくとわかると思いますが、3700円が節目になっています。節目とはキリの良い数字のことで、投資の場では、3698円のようなキリの悪い数字よりも3700円というキリの良い数字の時に、売買が多くなる傾向があります。

これはキリが良い数字(節目)の時に決断しやすいという人間心理から起きることです。

このチャートを見ると、3700円のラインでしばらく停滞していたことが分かります。つまり、3700円という節目で株の売りと買いがほぼ同数だった、その売りと買いがほぼ同じ力でぶつかり合っていたのだ、ということですね。

この均衡が約15分続いた後(一つのローソク足が5分です。)ようやく買いが勝利して3700円を抜いて上方向へと株価が伸びていきます。ここがブレイクアウトのポイントです。

ブレイクアウト手法では、このポイントで買いに入ることになります。

この場合、抵抗線が3700円のラインでブレイクアウトしたので、3700円を下回ったら、思い切りよく損切りをすることが必要です。資金に余裕のある方は、もう少し幅を広くとって、損切りを3665円付近(約1%)に設定し、株価の上昇を待っても良いでしょう。

どのラインで損切りをするかは、あなたの資金の状況にもよりますが、基本はこのように、抵抗線を下回ったら、すぐに損切りをすることが基本です。

一方、抵抗線を越えてどんどん伸びている場合は、伸びるところまでどんどん伸ばしましょう。一般的に節目でブレイクした場合は、多くの場合次の節目まで株価が伸びていきます。

上の図でも、3800円まで伸びていますね。

余談ですが、このような力強いブレイクは大抵午前中の早い時間に起こります。

2−2.逆張り投資手法の損切り設定

逆張り投資も、デイトレードでよく使う投資手法の一つです。

逆張りとは、株価が下方向に進んでいて、支持線や節目で跳ね返って上昇に転じる時に買って、その後、値が伸びた時に売るという手法です。つまり、下方向へのブレイクアウトが失敗しそうだと判断できるようなときに株を買うことをいいます。

上記のブレイクアウトの逆の考え方の投資手法と言うことですね。

逆張り投資の場合、その銘柄を買う位置は支持線の少し上になります。支持線付近で売りが殺到している中で果敢に買いにいく手法のため慣れが必要ですが、成功すると大きな利益を得られます。

うまくいけばその日の最安値で株を買うこともできるので、その場合は非常に大きな勝ちを手に入れることができます。

それでは、逆張りの場合、損切りの位置はどこに設定するべきでしょうか?以下の図をご覧下さい。

逆張りの損切り

テックファーム(2014年10月14日現在)は出来高も多くとてもよく動く株です。

一見なんの変哲もないチャートのようにみえますが、このチャートにおいて仕掛ける場所は、節目での逆張りであることは明らかです。というのも、1日目の安値をつけたあと、2回目の安値は、ぴたっと1回目の安値と同じ位置で止まっていますね。つまりここが逆張りで仕掛ける位置です。1回目の安値を下回ったら損切りです。

またその後、2300円まで売られていますが、この場合も2300円という節目(キリのいい数字)でぴたっと株価はとまり反発しています。この場合は2300円付近で逆張りを仕掛け、損切りは2300円の節目が割る場所に設定します。うまくいけば大きな利益を獲得することが可能です。

逆張り投資は、支持線(節目)を抜けないと考えた上で、株を買うわけなので当然支持線を割って下方向へと株価が進むのならば、判断を間違えたと判断して、すぐに損切りをするべきです。

この場合も、余裕資金の具合にもよりますが、タイトに損切りするなら支持線のすぐ下に損切り設定、余裕が有るなら1%ぐらいは下を見てもいいかもしれませんね。

何にせよ、予測に反する動きをしたら、やはり、すぐに損切りをすることが基本です。

2−3.押し目買いのための損切り設定

デイトレードでは1日の中で株価が上昇と下落を繰り返します。上昇と下落の波がきれいな形になっていれば、その途中の波をうまく掴むことで利益を得ることができるはずです。

このようにチャートがきれいな波を描いている時に、その波のどこかの下値で買い、再び上昇した時に売るというのが押し目買い手法です。

その押し目買いは、スイングトレードなどの中長期投資の時は、日足チャートを確認した上で直近高値からどれだけ下落したか、離れていた25日移動平均線が今どれだけ近づいているかなどの指標を利用して、波の方向が変わる時を読むことができます。

しかし、デイトレの時の押し目買いは、残念ながら判断を助けてくれる有効な指標はありません。基本的に、あくまでも感覚的に波の動きを読んで、自分の目で下げ止まった場所を発見して買うことが必要になってきます。

こちらも実例を見ておきましょう。

押し目買いの損切り

3550円でスタートした株式が、値段をほとんど下げることなく3800円まで上昇しています。その後、3800円という節目をブレイクできずに株価は下げ始めますね。そこでこの場面では押し目を狙うことを考えます。一番無難な押し目は、半値押しと言って、高値から終値を引いて2でわると、押し目買いの位置が出てくるというものがあります。

この場合は3675円が半値となりますので、その辺を買いで狙います。繰り返しますがデイトレードにおける押し目には明確な位置とというのはなく、あくまで『あ、この辺が下げ止まりかな』というところを狙う必要があります。ほかにも、一度ブレイクを試みて成功した3700円や、キリのいい数字である3650円、という価格にはおそらくすこし多めの買い注文がはいると思われます。そのラインを割ってしまうと、逆張りの領域へと入っていきます。

買い目線にいる人たちは一度ブレイクした株を、より安い価格で買いたいと考えているため押し目で株を拾おうとするのです。

ただし押し目を狙って買うのは、タイミングを計るのが非常に難しいので、損切り幅は少しh広めに1%から1.5%ほどとってもよいでしょう。うまく押し目を買うことができれば、3800円までの上昇をとることや、その後のブレイクで上昇の利益を取ることも可能になってきます。

押し目買いの有効な点は、利益が乗ったまま、抵抗線付近の次のブレイクを迎えられることです。余裕をもってブレイクアウトを迎えることができれば、ブレイクと同時に株を買い増して大幅な利益をとることも可能となってきます。その場合通常よりは損切り位置を広めにとることもできます。

3.予測の逆を言ったらすぐに損切りを!

どのような投資手法でも、損切りの基本は、株を買った時に予測していた動きと逆の動きをしたら、すぐに切ることです。

ただ、どれぐらい「すぐ」にするかは、ひとり一人の状況によって違います。例えば、資金に大きな余裕がある人は、ミドルリスク・ハイリターンの投資ができます。しかし、資金にそれほど余裕がない人は、少しの損失でも命取りになるので、ローリスク・ハイリターンの姿勢が必要です。

具体的には、資金に余裕がない人は、株価が予測の逆に動いて、損失が発生し始めたら、その時点ですかさず損切りをする必要があります。資金に余裕がある人は、大体、損失が  よく動く銘柄を取引して1%から2%の時点で損切りすることになります。

このように、同じ投資手法でも、自分の資金状況によって、判断のポイントが変わってきます。これをポジションサイジングと言いいます。ポジションサイジングについては、次回の記事で詳しくご説明します。

何はともあれ、損切りのポイントは、厳密に決めておくことが重要です。例えば、損失が1% になったら切ると決めていたとしたら、絶対にその設定を守るようにして下さい。

本当に多くの人が、損失が出たら、少しでも回復するのを待ってから損切りをしようとします。回復を待つ過程で株を買って、平均取得金額を下げようとするする人もいます(ナンピン)。しかし、その考え方は自殺行為になります。ナンピンはもともと方向感が間違っていたところに、逆張りという難しい手法を加えたものであるために成功率は低いです。また意外と株価は元の位置まで回復することがすくないです。

私は、そうやって自分の心理に勝てずに理性的な判断を下せなかったおかげで、取り返せないほどの損失を被ってしまった人も沢山見ています。

損切りは投資で勝つために欠かすことができないものだということを必ず覚えておいて下さい。それを守ることができれば、遅かれ早かれ、デイトレードで勝つことができるようになるでしょう。

まとめ

損切りの説明を一気にしてきましたが、いかがでしたか?

損切りは徹底的に行っていかねばなりません。私も損切りに関してはまだまだ勉強中ですが、これまで取引において行った損切りは確実に自分の身を守ってくれていました。

手法を学ぶことも、銘柄をえらぶことももちろん大事ですが、トレードにおいて大切な命綱である損切りの技術をマスターしてあなたのトレードが成功するように祈っています。

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