損切りとは?正しいトレードルールの作り方

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損切り

損切りとは、あなたが持ったドル円のポジションで、含み損が生じている時に、ポジションを決済して、損失額を確定させることです。損切りは、利益ではなく損失を確定させる行動なので、当然イヤなものです。

しかし、私が知る限り、明確な損切りの基準を持たずに、FXで勝てている人は一人もいません。逆に、損切りができないということだけで、大きな損失を出してしまい、大事な資金を失ってしまったという人はいくらでも見てきました。

損切りができるかできないかで、それぐらい大きな差が出ます。

残念なことに、書籍や他のサイトは、損切りの重要性自体には触れているものの、具体的な損切りルールに関して解説しているものは、ほとんどありません。そこで、ここでは、あなたがFXで勝てるようになるために、

  • 損切りが重要な根本的な理由
  • 投資スタイルごとの損切りの設定方法

をご紹介します。これらは、とても重要なものなので必ず覚えてください。これだけでトレード成績が大きく改善されるぐらい意味のあるものです。

1. 損切りルールが重要な理由

損切りルールが重要な理由を簡潔に表すと、

  • ほとんどすべてのFX初級者が損切りが原因で大損するから
  • FXにおいて、人はもともと損失を大きくする行動を無意識に取ってしまうから

です。これから説明させていただきますので、しっかり理解しておいて下さい。

1.1. FXで負ける人の典型的なパターン

FXで負ける人の典型的なパターンは以下の二つです。

  • 損切りできずにコツコツドカン
  • 損切り貧乏

「二つだけ?」と思われるかもしれませんが、私が見てきた限り、FX初心者で失敗する人は、例外なく、いずれかのパターンで大きな損失を出しています。まずは、これを反面教師として、しっかりと理解しておきましょう。

1.1.1. 損切りできずにコツコツドカン

コツコツドカンとは、全体としては悪くない勝率でやってきたのに、損切りの重要性を理解していないために、たった一回のトレードで、大きな損失を出してしまうという負け方です。これは、FXを始めて、まだ間もない初心者に多く見られます。

偉そうに言わせて頂いていますが、実は、私がFXを始めて二、三年の頃、「自分は才能がある」と過信して、一千万円以上の損失を背負い、人生を諦めかけた原因が、このコツコツドカンパターンでした。その時の詳細は、『FXで失敗して一千万円を失った私の事例と気付き』で書かせて頂いております。

リンク先のページでは、あなたが、同じ失敗をする羽目にならないために、具体的に解説しているので必ず読むようにしてください。

1.1.2. 損切り貧乏

FX初心者の、もう一つの負けパターンは損切り貧乏です。これは、損切りの重要性は理解しているのですが、余りにも損切りの回数が多く、結局はトータルで見て、大きく負けていってしまうパターンです。

損切り回数が増える一番の原因は、相場の知識が欠けていることにあります。チャート上で、価格が止まるポイント、上下のどちらかに動き出すポイントの分析が足りていないのです。そのため、テクニカル分析をしっかり学び、実践すると成績は改善されるでしょう。

ただし、改善すべき点に目を向けずに、損切り貧乏を重ね過ぎたら、いずれメンタルが崩れ、冷静さを失い「負け分を取り返そう」と想定以上の数量で取引をするようになってしまいます。その時には、全財産を失っていることでしょう。もし、あなたが、損切り貧乏状態になっているなら、一度トレードは休んでください。その間に、もう一度、FXを徹底的に勉強して、負けトレードを分析して、勝つためのルール作りを行ってください。

そのための具体的なヒントは、すべてこのページ内に書かせて頂いています。

1.2. 人は損切りルールがなければ損をする行動をするようにできている

なぜ、FX初心者が、皆、同じ原因で大損をするのかというと、人間はもともと、利益を得られる場面ではすぐに利益を確定したくなり、損をする場面では損失から目を背けたくなる生き物だからです。人間のこのような心理を「プロスペクト理論」と言うようです。

しかし、FXの鉄則は「損小利大」です。これは、人間がもともと持っている自然な心理とは反対の行動です。そのため、普通にFXをやっていては、どうしても損をしてしまうのです。それでは、どうすれば、人間がもともと自然に持っている心理に打ち勝って、勝ちに直結したトレードができるようになるのでしょうか。その答えがルール作りにあります。

無意識に損をする行動をとってしまいがちなところを、ルールで矯正するイメージです。ポジションを持ったり、ポジションを決済する時に、必ず確認すべきルールがあって、自分の感情よりも、そのルールを優先した行動を取ることで防ぐのです。

私が失敗を乗り越えてFXで勝てるようになった最大のきっかけは、「損切りルールの徹底」をしたことでした。ぜひ、あなたも、この記事の中で、「今」損切りルールを作ってください。そして、実践と検証を繰り返して、そのルールを、より洗練されたものにしていってください。

2. 私が徹底している損切りルール

繰り返しですが、損切りルールは絶対的に必要です。損切りルールなしでは、人間は、本能的に、必ず損をする行動をとってしまいます。トレードに臨むにあたって、これだけは、必ず、真っ先に決めて下さい。

ここでは、私が実践している損切りルールを紹介します。私の損切りルールはたった一つだけです。それは、

エントリーの根拠が崩れたら躊躇なく損切り

というものです。

意外に思われるかもしれませんが、私の損切りルールはこれだけです。具体的に解説させていただきます。

2.1. エントリーの根拠が崩れたら躊躇なく損切り

これは、全てのトレーダーが共通して守らなければいけない最善の損切りルールです。事例を交えて解説します。

2.1.1. スキャルピングでの損切り事例

下図をご覧ください。これは一分足チャートでのスキャルピング事例です。

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黄色の移動平均線と陰線が接触しているAのポイントで、下降トレンドにスイッチが入ったと判断して、売りポジションを持ったとします。これから相場は左下の白線のように下降トレンドで動くと想定しました。

この場合、ローソク足が移動平均線に押し下げられたことを下降トレンドの根拠としています。そのため、ローソク足が移動平均線を上抜けしたら、移動平均線が抵抗帯として機能していないことになるので、下降トレンドの想定そのものが否定されます。つまり、エントリーの根拠が崩れたということになるので、すぐに損切りして仕切り直しです。

スキャルピングの場合、相場は数秒単位で動くので、損切りのタイミングはすぐに訪れます。そのため、エントリー時に定めた根拠がぶれることはありません。

2.1.2. デイトレードでの損切り事例

次に、一時間足を使ったデイトレードの事例です。

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Aのポイントで、ローソク足が、黄色の短期移動平均線と接触しています。これは、短期移動平均線が抵抗線として機能していることを意味します。同時に、黄色の短期移動平均線が、青色の中期移動平均線を下抜けして『デッドクロス』という状態になっています。デッドクロスは、下降トレンドが始まる可能性を示すシグナルになります。

その後、『ネックライン』を下抜けた時に、下降トレンドの明確なスイッチと判断して、売りポジションを持ちました。

さて、この場合、エントリーの根拠が崩れるのはいつでしょうか。私であれば、ローソク足が短期移動平均線を上抜けした時に、そう判断して、すぐに損切りをします。なぜなら、「下降トレンドが始まりそうだな」と判断した時の最大の根拠が、Aのポイントで、黄色の移動平均線が、ローソク足を押し下げていて抵抗線として機能しているのを見た時だからです。

デイトレードも、翌日にポジションを持ち越さずに一日の中で、売買が完結する取引です。そのため、エントリー時の根拠がぶれることはありません。

2.1.3. スイングトレードでの損切り事例

もう一つ見て見ましょう。日足チャートを使ったスイングトレードの事例です。

余談ですが、私はサラリーマンにスイングトレードはお勧めしません。なぜなら、スイングトレードは、ポジションを数日に渡って持ち越すスタイルのため、その間にテクニカル的な根拠も変化していくからです。

そのため、日中も監視することが必要です。サラリーマンは、日中にチャート分析を行うことはできませんので、仕事中にソワソワして落ち着かなくなり、仕事にもミスが出てしまいます。それでは本末転倒なので、私はサラリーマンにはスイングトレードはオススメしません。私がサラリーマンの時は、帰宅後の21時から26時の間に集中して、スキャルピングをしていました。

それでは見ていきましょう。

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この時は、『チャネルライン』を根拠に、Aのポイントで売りポジションを持ちました。この時点で、エントリーの根拠はチャネルラインのみですので、それを上抜けた時に損切りをすることになります。

この時は、幸いなことに、ポジションを持ってから、徐々に含み益が増えていきました。そして、ポジションを保有している間に、新たな『チャートパターン』が形成され、損切りの根拠も変わっていきす。

下図の四時間足をご覧ください。

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Aは、先ほどの一時間足チャートと同じポイントです。Aでポジションを持った後、相場は下落し、ネックラインが形成されました。ネックラインを上抜けることは、下降トレンドが終わる強いシグナルになります。そして、 下降トレンドが否定されると、ポジションを決済する必要があります。

 Bのポイントをご覧ください。ここで僅かに、ローソク足がネックラインを上抜けています。私はこれを見て、すぐにポジションを決済しました。結果的には損切りではなく利益確定になりましたが、「エントリー根拠が崩れたら損切り」というルールに沿ったトレードを行なっています。

繰り返しですが、スイングトレードの場合は、ポジションの保有期間が長いので、その間に、相場状況は刻々と変化していきます。また、スイングトレードは、すべてのトレードスタイルの中で、最もトレンドを重視する方法です。そのため、最初に上昇か下降トレンドであることを判断してエントリーします。

その後は、トレンドが否定される材料が出た時に、すぐに決済をするというイメージです。

2.2. 「○○円の損失で損切り」はNG

書籍では、よく「1万円の損失が出たら損切り」「口座資金に対して5%の損失が出たら損切り」というようなルールが紹介されています。

結論からお伝えすると、そのような自分の資金内容の変化を損切り基準にする考え方では成功できません。なぜなら、それはあなたの都合での損切りなだけであって、相場の状況に対応した損切りではないからです。

例えば、あなたが買いポジションを持ったとします。その時、チャート上では上昇トレンドの根拠は全く否定されていません。それにも関わらず、損切りラインを1万円と設定していたので損切りしました。ただし、チャート上では、上昇トレンドは継続しているので、その後、すぐに上昇を始めました。これは、「1.1.2. 損切り貧乏」でお伝えしたFXで負ける人の典型的なパターンです。

これだけでも、自分が今まで勝てなかった原因が分かった方もいるのではないでしょうか。資金管理は、一回当たりのトレードに投じる資金量でコントロールするべきものであって、損切りでコントロールするものではありません。この点は、非常に重要なので、理解できるまで何度でも、「絶対に!」読み返してください。 

3. 成功はうまい負け方を覚えることから始まる

FXでは、ごくたまに運だけで数十万円の元手を、一億円以上にする人もいます。無知すぎて、無茶なレートで取引を行って、たまたま長期間続くトレンドに乗ってしまった人たちです。彗星のように現れる彼らは、その後、それ以上のスピードで、それ以上の額を失っています。そして、もともと実力がないので、もう戻ってこれません。

もし、あなたが、まぐれで勝って短期間だけチヤホヤされたいというなら別ですが、私が、お伝えしたいのは、長く安定して勝ち続けることです。そして、あなたが望むだけの資産を、現実的に作っていただくことです。

そのためには、負け方が大事なのです。

一回で、資金を全部失ってしまうような負け方は、下手くそな負け方です。うまい負け方とは、損失を最小限に抑える負け方です。これさえ分かれば、あなたは、そう遠くないうちに望むだけ稼げるようになります。

リスク(損失)は最小限に留めて、リターン(利益)は最大限に伸ばすことがFXで資産を倍増させていく最大の秘訣です。「損小利大」ですね。そして、このページでお伝えしたことは、まさに「損小」にするための「うまい負け方」のテクニックです。

これが、あなたが成功するための出発点になります。くどいかもしれませんが、どうか、徹底的に理解して、トレードに臨んでください。

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ぶせな

ぶせな

専業トレーダー。認定テクニカルアナリスト。 2009年に本格的にFXをスタート。累計利益は、3年目で5000万円、5年目で1億円、2017年2月現在は1億5千万円を超える。 一時的な利益でなく、継続的に利益を上げ続けるために、リスクを抑えることに重点をおき、短期売買を繰り返すスキャルピングと長めに保有するデイトレードを得意とする。

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