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TOPIXに関する取引上の知識まとめ

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株式投資をしている人ならばTOPIXという名の株価指数があることは知っているかもしれませんが、TOPIXが株式投資において非常に重要で、その内容を知れば知るほど収益機会が増えることまでを知っているひとは実はそれほど多くはありません。日経平均株価や日経平均先物などを注意深く見ていてもTOPIXを見ることまではついおろそかになってしまう投資家は多いものです。

TOPIXは東京証券取引の1部に上場している全銘柄から算出される数値で、日経平均株価よりもはるかに多くの銘柄によって構成されます。

そのため、ファンドと呼ばれる機関投資家がベンチマークとしての投資先にすることが多く、その動きを知っていることで意外な利益を狙うことが可能となるのです。また日経平均との関係性を探ることで相場全体の先行きを占うことも可能となってくるのです。

この記事ではそんな日本の株式市場を代表するもう一つの株価指数であるTOPIXに関する情報をまとめてご紹介します。

TOPIXとは

TOPIXとは、東証株価指数とも呼ばれ東証1部の全銘柄の時価総額から算出される指数のことをいいます。

「※時価総額とは、(現在の株価×発行済み株式総数)から算出される数字のことで、銘柄全体の重さのことを指します。ある銘柄全体を買うために必要な金額とも言い換えることができます。時価総額は、株式のやり取りがされるたびに変わります。現在日本で1番大きな時価総額を持つ企業はトヨタ自動車で、25兆6000億円です。(2015/9/9現在)」

TOPIXは、時価総額の大きな銘柄(トヨタ、銀行株、ソフトバンク)の値動きからの影響を色濃く受けます。日経平均株価とよく比較され、インデックス投資家が投資対象とする投資信託のベンチマークとなっていることが多いです。そんなTOPIXですが、大きく分けて3つの銘柄群から成り立っています。

  1. 大型株(TOPIX100)
  2. 中型株(TOPIX400)
  3. 小型株(TOPIX small)

名称の通り、1が時価総額の大きな100銘柄、2が時価総額の中ぐらいの400銘柄、3が1、2以外の時価総額の小さな銘柄となります。

時価総額が大きいからといって重要とは限らず、投資で利益を上げるためには大型株以外の中小型株をどのように攻略していくかが重要になってきます。

事項ではTOPIXの規模別にどのような投資方針をとるのかをご紹介します。

TOPIX大きさ別のおすすめ投資手法

さきほど3つの銘柄群を紹介しましたが、その大きさによってそれぞれどのような投資方針をとるかが異なります。初心者のうちは大型株に投資をしたくなりがちですが、じつはそれほど投資対象としての魅力はありません。順次紹介していきます。

1 大型株(TOPIX100)

大型株は流動性が高く、すでにたくさんの人が保有しています。TOPIXのウェイトの60%をこの大型株が占めています。

動きは比較的安定していると言えますが、残念ながら大幅な上昇は見込めないのが大型株の特徴です。例えバブルであったとしても、株価が数倍に上昇するような株はほとんど出てきません。配当利回りがよく値動きが安定的など、よほど「良い!」と思える株式がない限りは、投資対象にする必要はないでしょう。

ちなみにTOPIX100については呼び値が0.1刻みになっています。300円の銘柄が300.1という単位で購入することが可能となっています。

TOPIX100)トヨタ、三菱商事、UFJなど

2 中型株(TOPIX400)

中型株の特徴は、流動性もしっかりとありある程度値動きもある程度ある銘柄群です。

投資にある程度慣れてくると、大型株の動きを見ながら、同じセクター(業種)の中型株を取引できるようになります。同じセクターでも中型株の値動きは軽快で上昇率も高いのが特徴です。

また中型株には、テーマ株と呼ばれる銘柄も多く存在し、材料視されるとおおきな値動きが見込めるため、スイングトレードなど2日から1週間くらいの保有で利益を上げる取引に向いています。

株式投資で利益をあげるためにはこの中型株から投資を始めることを考えるとよいでしょう。

TOPIX 400)日通、川崎汽船など

3 小型株(TOPIX small)

お宝銘柄が眠っているのがこの小型株です。

時価総額が小さいため一度投資家に注目され上昇し始めると短期間で数倍になるような銘柄が多く存在するのもこの小型株です。小型株の中には株主優待を実施している企業がたくさんあり長期で投資するにも向いています。

短期にしても長期にしても投資をするなら一番旨味があるのが、この小型株と言えるでしょう。

小型株の特徴は数十億円という小さな時価総額の銘柄があることです。そのため、ひとたび材料がでて業績に大きなインパクトを与えたり、時事的なテーマ性(五輪やインバウンドなど)が付与されたりすると株価を大きく上昇させることが多々あります。

TOPIX買いとは

先ほどTOPIXの大きさ別に手法をご紹介しましたが、手法のなかでも特殊な状況の中にTOPIX買いを利用した手法が存在します。

TOPIX買いを利用した投資手法とは簡単にいうと、東証1部に上場したばかりの銘柄が強制的に投資信託などのファンドに組み入れられることを見越して、先回りして株を買ってその上昇を狙おうというものです。

TOPIXはさまざまな投資信託がベンチマークとして利用している株価指数です。そのため例えばある銘柄が東証2部から東証1部へと指定替えされたりすると、大抵はその上昇した翌月の末(売買最終日の大引け)に投資信託に組み入れられます。当然、そのタイミングで株価が上昇する可能性は高くなります。

そのためそれまで株式を保有しておき、組み入れられるタイミングで売却という投資戦略が一番シンプルなものになります。無事買値を大幅に上回るような不自然な上げが見られればTOPIX買いは成功したといえるでしょう。

また、銘柄を選ぶ基準として以下の点は押さえておきましょう。

  1. 直接上場より2部やマザーズ、他市場からの上場銘柄を狙う
  2. なるべく時価総額の大きな銘柄を狙う

もちろんTOPIX買いが機能しない銘柄があることも事実です。そのような銘柄は株価が上がらずに下落することもありますので、その点は十分注意しましょう。

TOPIXを考えるうえで無視できないインデックスファンドとは

インデックスファンドとは、日経平均やTOPIX、最近ではJPX400といった株価指数の値動きに連動するように銘柄を組んで運用する投資信託のことを言います。

特にTOPIXに連動するように銘柄を組み込みファンドの数は非常に多く存在しており、TOPIX構成銘柄への影響度合いは見逃せないものがあります。

例えば新たに東証1部に指定された場合には、先ほどご説明したようなTOPIX買いが発生しますし、ある銘柄に個別に悪材料が生じた場合にはその銘柄を除外する必要も出てくるのです。

自分で投資ができない多くの投資家が、このインデックスファンドを購入する傾向があります。特に年金を運用するGPIFの株式運用に関しては相場全他を動かしてしまうほどのものであるために常に注視しておくのが良いでしょう。

TOPIX運用に関する機関投資家の動きに関しては下記の記事でご説明しています。

参考記事)

株式市場に大きな影響を及ぼすインデックスファンドとは

国民年金を運用するGPIFの動きを利用して利益を得る3つの方法

NT倍率

TOPIXには実は株式市場全体の動向を図るための指標としての役割も存在します。

これはNT倍率という指標を使用するのですが、Nは日経平均株価、TはTOPIXを表しています。日経平均株価をTOPIXで割った指標がこのNT倍率です。この倍率が高くなると日経平均が買われていることを示し、この倍率が低くなると日経平均が売られている、もしくはTOPIXが買われていることを示しています。

日経平均が大きく上昇して倍率が高まるときには裁定買が増えてきているときであり、日経平均を上げるための銘柄が買われているときでもあります。膨らんだ裁定買いはいずれ解消されますので、相場が一時的に暴落するきっかけになります。この倍率を使用することでそのような危険をあらかじめ察知することができるようになるのです。

NT倍率チャートと毎日の推移

NT倍率が高くなるということはTOPIXに対して日経平均が高くなっているということです。実はアベノミクスがはじまった2013年の半ばに株価の一時的な暴落がありましたが、この時にはNT倍率が非常に高い数値になっていました。ただ、その時ですら、NT倍率は12.23倍と今と比べて低水準でした。つまりバブル時の今のような相場においてはNT倍率は通常では考えられない数字になることもあるのです。

ただ、その事実をしっておくことで、今はNT倍率が12.50付近だから買いを手控えようという慎重姿勢になり、短期的な株価の大幅下落に巻き込まれずにすみます。

参考にしていただければ幸いです。

まとめ

ここではTOPIXに関する基本情報をまとめました。日経平均と同時に投資をする際に重要になってくる指標です。TOPIXに関わる株式市場のイベントや指標などを最大限に活かして投資で成果を出していただければ幸いです。

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