ライバルに差をつける!陽線と陰線の組み合わせ8パターン

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陽線 陰線

ローソク足には陽線と陰線の二つがあり、それぞれに4つの基本のパターンがあります。それは、『陽線の見方|4つのパターンと具体例』と『陰線とは|4つの基本パターンと実戦での応用方法』で説明した通りです。

一本一本のローソク足は、相場の動きを表すシグナルであり、そのシグナルをしっかりとキャッチできるようになることは、FXで勝ち続けるためにとても重要です。まずは、一本一本の見方をしっかりと身につけておきましょう。

そして、一本だけでも重要な情報を含むローソク足が、陽線と陰線の二本一組となって、典型的なパターンを見せることがあります。それらは、一本のみの場合と比べて、相場の力の大きさや方向性を判断するための、より確度の高い指標となります。

この二本一組のパターンは、大別すると八つあります。いずれも重要なものなので、しっかりと理解しておきましょう。

注意!
書籍などでは、「これらの八つのパターンを買いや売りのシグナルとして捉えるべし」というように勧めているものもあります。結論からお伝えすると、これらの八つのパターンは、基本的には相場転換の可能性をあらわすシグナルであって、売買のシグナルではありません。これらの八パターンを合図に機械的に売買をしていると最終的には必ず大損します。中には、売買の根拠となるものもありますが、決して、ローソク足だけでは判断してはいけません。チャートを使った他のテクニカル分析の情報と合わせて、さらに強い根拠を得た時に売買を行いましょう。

1. 陽線・陰線の八パターンの組み合わせ

二本一組のローソク足は八パターンあります。それらが以下です。

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これらは、いずれも相場転換の可能性を示す重要なものです。

1.1. それぞれの名前と意味合い

それぞれ、以下のような名前で呼ばれており、意味合いが異なります。

  陽線陰線の順番 意味合い
はらみ線 順不同 上昇トレンドや下降トレンドで発生すると、そこが天井や底値になる可能性がある。
包み線
たすき線

一定の連続性を持った動きの最後に発生すると反転を示唆する。

かぶせ線 大陽線・大陰線
あて首線 大陰線・陽線 戻り売り(売り圧力の増加)を示唆する。
入り首線
差し込み線
切り込み線 トレンドの下位に発生すると買い圧力の増加を示唆する。
※注意:売買ポイントと書いていますが、ローソク足だけでトレードするかを決めることは、まずありません。他のテクニカル根拠と組み合わせて、より深く分析したあとにエントリーすることが重要です。あくまでも判断のための根拠の一つとお考えください。

それぞれの名前を丸暗記する必要はありません。このようなかたちの陽線と陰線の二本一組の組み合わせを見たときに、「あっ、これはあの八つのパターンのものだ!」とピンと来るようになることが大切です。

その、ピンと来るアンテナを持つことが大変だと思われるかもしれません。

そこで、それぞれのパターンの詳しい解説の前に、これらをみた時に、ピンと反応するために必要な知識をお伝えしますね。

1.2. これらの八パターンに対するアンテナを立てるために必要な知識

この八つのパターンにはわかりやすい二つの共通点があります。

  1. 直前の足の終値と、次の足の始値に誤差があること。
  2. 陽線と陰線の組み合わせであること。

の二つです。

これさえ知っていれば、それぞれのパターンを見たときに、見落としすることなく反応できるようになります。早速説明していきましょう。

1.2.1. 直前の足の終値と、次の足の始値に誤差がある

下図をご覧ください。

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A・B・C・D・Eの箇所にご注目ください。いずれも直前のローソク足の終値と、次のローソク足の始値に誤差があることが分かるでしょうか?もし、ここがわからない方は、先に『ローソク足の見方|(始値・終値・高値・安値と時間軸)』を見ておきましょう。 

このように、終値と始値の間に、通常では見られない差ができるには、もちろん理由があります。ローソク足が切り替わるタイミングで、売りか買いかのどちらかの注文が急増しているのです。注文が急増しているということは、そこから相場に何らかの動きがうまれる可能性が高いということです。

だからこそ、二本一組の八パターンは、相場転換のシグナルとなる場合が多いのですね。

ただし、「パターンとしてそうなりやすい」というだけであって、「必ずそうなる」というものではありません。これらの組み合わせは、“相場が転換する可能性をあらわすシグナル”として活用し、これらを確認した後に(または先に)、『サポートライン』や『トレンドライン』などを引いて、テクニカル分析をおこなうことが重要です。

そうした分析によって得られる材料も含めて、総合的に判断し、確信が持てた時にトレードを行いましょう。

1.2.2. 陽線と陰線の組み合わせである

この八パターンに見られる、もう一つの共通点は、すべて陽線と陰線の組み合わせであるということです。つまり、二本の陽線と陰線の間の、終値と始値に差があれば、「ピン」と反応できるようにすることができれば、見落とすことがなくなるということですね。

なお、はらみ線・包み線・たすき線については、陽線と陰線の順番は固定ではありませんので、ご注意ください。

それでは、次からいよいよ一つ一つのパターンの解説に入ります。

ポイント!
これらの八つの組み合わせにピンとくるようになるには、①直前のローソク足の終値と次のローソク足の始値に差があるかどうか②陽線の後に陰線、または陰線の後に陽線の組み合わせになっているかどうかの二点を見る癖をつけること。

2. はらみ線

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はらみ線は、直前の大陽線の内側にすっぽりと収まる小陰線が出る組み合わせ、またはその逆の組み合わせです。前者を“陽の陰はらみ”、後者を“陰の陽はらみ”といいます。

これらが、トレンドのさなかに出現すると、その勢いが衰えていることを意味します。

2.1. 上昇トレンドのさなかの“陽の陰はらみ”は下降のシグナル

上昇トレンドの中で、“陽の陰はらみ”が出ると、買いの勢いが衰えて、これから下降トレンドに移る可能性をイメージする必要があります。前日に買いの勢いが上昇して値が大きく上昇し、大陽線を形成したにも関わらず、次の日に、値を下げて陰線が出ているので、買いの勢いの衰えを表しているということですね。

2.2. 下降トレンドのさなかの“陰の陽はらみ”は上昇のシグナル

逆に、下降トレンドの中で、“陰の陽はらみ”が出ると、売りの勢いが衰えて、これから上昇トレンドに移る可能性をイメージする必要があります。前日に売りの勢いが上昇して値を大きく下げて、大陰線を形成したにも関わらず、次の日に、値を上げて陽線が出ているので、売りの勢いの衰えを表しているということですね。

ポイント!
ただし、その後、相場は迷った末に、トレンド回帰することもある。いずれにせよ、これははらみ線に限った話ではないが、トレンドが転換する可能性を視野に入れて、その後のローソク足を注意深く観察することが大切。

3. 包み線

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包み線も、直前にあらわれた小陽線を包み込むようなかたちで大陰線があらわれる組み合わせ、またはその逆の組み合わせです。

3.1. 上昇トレンドのさなかの小陽線・大陰線は強い下降シグナル

上昇トレンドのときに、この陽線・陰線の順番の包み線が出ると、強い売り(=下降)への転換を示します。なぜなら、期中に一度記録した、直前の高値を大きく上回る高値を、さらに強く押し下げるほど売り圧力が強くなっているからです。

3.2. 下降トレンドのさなかの小陰線・大陽線は強い上昇シグナル

逆に、下降トレンドの最中に、陰線・陽線の包線が出ると、そこが底打ちとなり、上昇へ向かう強い根拠となります。なぜなら、期中に一度記録した、直前の安値を大きく下回る安値を、さらに強く押し上げるほど買い圧力が強くなっているからです。

もちろん、強いシグナルなだけであって、そうならない可能性もあります。大切なのは、相場転換の可能性が高まっていることを前提にトレード戦略を立てることです。

4. たすき線

たすき線

たすき線は、陽線と陰線の組み合わせで、以下の特徴があります。

  • 二本目の陰線の始値が、直前の陽線の終値よりも安い
  • 二本目の陰線の終値が、直前の陽線の始値よりも安い

また、陰線が先に来て、次に陽線が出ている場合の組み合わせで、以下の条件を満たすものも、どちらが先かが異なるだけで、同じたすき線です。

  • 二本目の陽線の始値が、直前の陰線の終値よりも高い
  • 二本目の陽線の終値が、直前の陰線の始値よりも高い

言葉で覚えるのではなく、上の画像で覚えておきましょう。どちらも、同じ位の実体の長さ、ヒゲの長さがあり、たすき掛けのように見えるのが特徴です。値幅の大小は関係ありません。

たすき線はトレーダーたちのせめぎ合いの激化を示唆する

たすき線は、もみ合いのときは、特に方向性を示しません。しかし、たとえば、小陽線が連続したあと、大陽線と大陰線のたすき線が出現すると、たすき線をきっかけに相場が大きく動き始める可能性があります。

なぜなら、小陽線の中に急に、大陽線と大陰線がでるということは、急に値幅が大きくなったことを意味するからです。そして、急に値幅が大きくなったということは、そこからトレーダー達の欲のせめぎ合いが、激しくなってきていることを意味します。この時は、トレンドが反転する可能性があることも視野に入れておきましょう。

5. かぶせ線

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かぶせ線は、直前のローソク足が大陽線で、その勢いに乗って次のローソク足が高く始まるものの、続伸できずに、大陽線にかぶさるように大陰線で引けるというものです。

かぶせ線がでた後は、続落する可能性が高くなるというのが基本です。そのため、上昇トレンドの最中に出た場合は注意しましょう。特に、大陰線の終値が、大陽線の始値付近にあるようなら続落濃厚といえます。ただし、陰線の終値が、陽線の中心よりも上にある場合は、“押し目(= エントリーのポイント)”となることもあります。

かぶせ線がでたときは、大陰線が、大陽線に、どれぐらいかぶさっているのかをよく確認しましょう。

窓開けと窓埋め戦略
ローソク足に窓ができている時は、その価格帯が一週間の間強い支持・抵抗帯になる場合があります。FXでは、窓は週明けの月曜日に見られる場合があります。『窓開け・窓埋めとは|効果的な活用方法と2つの注意点』で確認しておきましょう。

6. 差し込み線・切り込み線・あて首・入り首

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これらは、かぶせ線の反対に近いローソク足です。いずれも大陰線がでた後に、陽線がでるのが特徴です。

6.1. あて首線は続落を示唆するシグナル

まず、あて首線から説明します。これは、大陰線の次のローソク足が、売りの勢い余って、さらに下の価格から始まったものが、続落せずに小さな反発をして小陽線となるものです。しかし、買いの勢いも足りずに、直前の安値までしか戻せずにおわったものをいいます。

直前の大陰線に対して、反発の力が足らないことを表すので、戻り売りの狙い目として機能します。

6.2. 入り首線・差し込み線・切り込み線は買い圧力の上昇を示す

入り首線・差し込み線・切り込み線は、同じように大陰線の終値よりも、安い価格を始値として次の陽線が現れます。違いは、陽線の値がどこまで戻るかという点です。入り首線は、陰線の下位で、陽線が終わります。差し込み線は、陰線の中心部分に近くなり、切り込み線は、陰線の上位まできています。

もちろん、二本目にくる陽線の終値が高いほど、買い圧力が強いことを意味します。

これらがでた時は、あて首線のように戻り売りになるのか、それとも切り込み線のように上昇トレンドへ転換するのか、という二つの可能性を視野に入れながら、このあとのローソク足で判断する必要があります。

相場は様々な情報から総合的に判断する

ここでみた二本のローソク足の組み合わせの八パターンは、それ自体でも相場の状況や方向性を示唆します。

しかし、パターンとしてそうなりやすいという見方であって、これらが出現したからと行って、エントリーのシグナルにするのは早計です。サポートラインやトレンドラインなどの、他のテクニカル指標も同時に活用し、あなたの予測が正しいという確信を得るための材料の一つにすぎません。

総合的に判断する必要があるということは忘れないで下さい。

また、二本のローソク足の組み合わせによる見方を身につけるよりも、単体のローソク足の見方を完璧にすることが先決です。単体のローソク足の見方がしっかりとしていることが、チャートから、相場の状況を適切に判断するための最も重要な基礎です。

基礎があるからこそ、それを応用してトレード戦略を立てることができます。当サイトでは、そのような様々なテクニカル指標を組み合わせて、相場をより的確に把握するための具体的な方法をお伝えしていますので、一つ一つじっくり真剣に吸収していってください。

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ぶせな

専業トレーダー。認定テクニカルアナリスト。 2009年に本格的にFXをスタート。累計利益は、3年目で5000万円、5年目で1億円、2017年2月現在は1億5千万円を超える。 一時的な利益でなく、継続的に利益を上げ続けるために、リスクを抑えることに重点をおき、短期売買を繰り返すスキャルピングと長めに保有するデイトレードを得意とする。

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