ボラティリティとは|株式投資に必須の知識

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「デイトレするならボラが大きい銘柄を中心に手がけています」

デイトレやスイングなどをしている投資家からは上記のような言葉をよく聞きます。しかし、ボラティリティが大事だとはよく言いますが、ボラティリティとは何かについてはっきりと認識している人はそれほど多くはありません。

そこで、この記事では、ボラティリティと値幅の違いを明らかにして、投資にどうボラティリティを活用していくのかを確認していきましょう。

ボラティリティとは何か

ボラティリティとはウィキペディアによると下記のように定義づけされています。

ボラティリティ(volatility)とは、広義には資産価格の変動の激しさを表すパラメータ。狭義にはヒストリカルボラティリティなどを指す。年末年始や市場が開いているにもかかわらず主要国が祝祭日の時に、ボラティリティが小さくなる傾向がある。

wikipediaより引用

さて上記をみるとボラティリティは価格変動の激しさを指すとされています。

ここでボラティリティをより深く理解するために、標準偏差について見てみましょう。その後、標準偏差を利用しているテクニカル指標をご紹介します。

参考)標準偏差とは何か

ボラティリティーは標準偏差により数値化されて、リスクの度合いとして用いられる。例えば金融資産をどのように組むかを考慮するときに、標準偏差の数値が低いもので組めば比較的リスクの低い運用ができることになります。

標準偏差は、テクニカル指標の一つとしても使用され、例えばマーケットスピードの株価チャートにおいては以下のように使用されます(赤枠)

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上昇した標準偏差はやがて落ち着きを取り戻して再び下落していきます。この時、株価はたとえ下がらなくても標準偏差は下がっていくことがあることを知っておく必要が有ります。

参考)ボリンジャーバンド

ボリンジャーバンドは、移動平均線を中心に3本の線が上下にあるテクニカル指標の事をいいます。ボラティリティが高まると、バンドは拡大していきます。(下記図)

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バンドは株価の上昇に伴い拡大していきますがやがて収束していきます。株価が下がらなくても値幅が小さく小動きを繰り返すようになるとバンドは元の細い状態へと逆戻りします。ボリンジャーバンドは逆張りにも順張りにも使用できますが、もともとは順張りのためのテクニカル指標です。(後述)

値幅とは何か

一方で値幅とはある銘柄の1日の値動きの幅のことを指します。

例えば、前日終値2000円の銘柄が翌日2020円の安値で2050円の高値だった場合、値幅は50円ということになります。%で表すと2.5%ということになりますが、通常2~3%ほどの値幅で動く銘柄が、急に大きな値幅で動き始めると、ボラティリティが大きくなったことになります。

値幅とボラティリティは似て非なるものですが、密接に結びつくものですので、この点をしっかりと認識しておきましょう

また、株価が上昇すると株価が1日に動くことのできる値幅(値幅制限とも言います)も大きくなります。参考までに株価ごとの値幅制限表をつけておきます。銘柄の値動きが激しくなり株価が上昇すると値幅が大きく拡大することが考えられますので、ざっと目を通しておいてください。

参考)値段ごとの制限値幅表(日本取引所グループ)

ボラティリティを利用して値幅を取るための2つの方法

ボラティリティが上昇すると、株式銘柄の値動きは上下に大きく動き始めることが多いです。株式の場合は、企業になんらかの材料がでて、それまで落ち着 いた値動きだったものが急激に上下する動きに変わるのです。そして、この動き出すタイミングを捉えて値幅を利益に変えることはデイトレやスイングなど短期 投資をしている投資家にとっては必須になります。

ボリンジャーバンドを利用!偏差拡大に乗る

ボリンジャーバンドは標準偏差を利用したテクニカル指標であるとすでにお伝えしました。移動平均線に対して上下3本の線で挟まれています。

株価の値動きがそれほどなく横横の動きをしているとバンドは細く平均線に沿うように動きますが株価のボラティリティが高まるとボリンジャーバンドは少しずつ開き始めます。バンドウォークとみられる現象がおこり、ボリンジャーバンドに沿って株価は値幅を拡大させながら一方方向へと動いていくことがあります。

下記はハローズと言う銘柄ですが、チャートの半ばあたりからバンドが大きく上下に開き始めていることが分かると思います。

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バンドが開くにしたがって株価の値動きも大きくなり、株価がぐんぐんと上昇していきます。株価が高すぎる状態になると空売りをする投資家も多くなるので、値上がりの勢いが衰えなければ仕方なしに買い戻さざるを得なくなり株価が更に上がるという好循環となることがあります。ただ、加熱しすぎると株価は落ち着きを取り戻し本来あるべき姿まで戻ることになります。

デイトレやスイングを行う短期投資家はボリンジャーバンドを利用したトレードを行うと値幅取りも成功に近づくのではないでしょうか。

利益の源泉は投資家の恐怖心?VIX指数を利用

株価が大きく急落すると逆に大きく跳ね上がるVIXという指数があります。これは別名恐怖指数ともよばれます。

株価の値動きの傾向として、ゆっくり上昇して急激に値下がりするという特徴があります。つまり、株価が高値圏にあり、ボラティリティが非常に低くなっているところから、急激に株価が下げるようなことがあると、一気にボラティリティが高まるのです。

この指数に連動した金融商品があり、それを逆張り的に仕込んでおけば一気に値幅を取ることも可能となります。またスイングトレードをするときに高値圏で株を一時的に保有しておきたいときに、短期のヘッジ手段として買っておくというのも一つの手です(※長期には向きません)

例として、日本でも取引できるアメリカの代表的な指数先物VIX指数をベンチマークするETFをみてみましょう。

銘柄コード1552 VIX短期先物指数

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8月の中国市場の暴落問題を受けて世界的に売り一色と成りましたが、VIX指数はそれに反するように15から40へと跳ね上がりました。それを受けて上記ETFも512から一時は900を超えるまで一気に上昇。上昇率は2週間で80%にも登りました。

このように世界的な株安とくにパニック売り時にはVIX指数先物は大きく上昇する傾向があります。例えば相場が天井を示唆するシグナルが出現したときなどには逆張り的に上記のような銘柄を仕込むのもボラティリティを利用した値幅取り手法の一つとしておすすめです。

まとめ

ボラティリティは投資家の心理を如実に表した指標です。株価が暴騰、暴落する直後にはボラティリティは拡大するのは、人間の欲望やおそれが通常取らない行為をさせてしまうためとも言えるのです。そのためボラティリティはオプションなどでも利用され、株式取引の一つの保険として使われる局面もあります。下記の記事ではオプションでのボラティリティの基礎を解説していますので興味がある方はそちらもご覧になってください。

参考記事)オプションで利益を上げるために知っておくべき2つのボラティリティ

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