ダブルトップ・ダブルボトム・トリプルトップ・トリプルボトムとは

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
ダブルトリプル

チャートの中には、トレンドが終了する時に見られるチャートパターンがあります。例えば、あなたが今、上昇トレンドの中で順張りでポジションを持っているとします。その時、「どこまで上がるだろうか」という期待感もあれば、「どこで反転するのだろうか」という恐怖感もありますよね。

そのような時に、トレンドの終了を示唆するチャートパターンを知ってれば、「あっ、このチャートパターンが出たから、トレンドが終了した可能性が高い。トレードの手仕舞いをしよう」というように判断できると、今までよりも遥かに安心してトレードが行えます。

ここでお伝えするダブルトップ・ダブルボトム・トリプルトップ・トリプルボトムがまさにそのトレンド終了の時に見られるチャートパターンです。しっかり押さえておきましょう。

ヘッドアンドショルダーとネックラインも一緒に押さえておくこと!
ダブルトップ・ダブルボトム・トリプルトップ・トリプルボトムの進化したチャートパターンにヘッドアンドショルダーというものがあります。ヘッドアンドショルダーでは、ネックラインを活用することで勝率も利益率も高いトレードを行うことができます。『ヘッドアンドショルダーの見方とトレード戦略』で、ネックラインとともに解説していますので必ず確認しておきましょう。ヘッドアンドショルダーとダブル・トリプルはセットで覚えておくと良いです。

1. ダブルトップ/ボトム・トリプルトップ/ボトムとは

まずは、実際のチャートで形を確かめて見ましょう。早速下図をご覧ください。

⑥

左からダブルトップ、トリプルトップ、シングルトップです。これらは全て上昇トレンドの終了を示唆します。しかし、山が一つしかないシングルトップは別です。これは出来上がってから気付くものであり、これを何かのサインとして活かすことはとても難しいです。

それでは一つ一つ具体的に見ていきましょう。

1.1. ダブルトップとは|上昇トレンド終了のサイン

ダブルトップは、主に上昇トレンドの天井で見られるチャートパターンです。これが出た時は、上昇トレンドの終わりを示唆します。上のチャートでも、ダブルトップが出た後に、相場は下降していることが分かりますね。

このダブルトップには、以下の三つのパターンがあります。

ダブルトップ3種類

いずれも天井となる高値が二つあります。しかし、二つの高値は、どちらも同じ価格帯で水平になることもあれば、左側や右側の方が高くなって、斜めのラインになることもあります。三つのパターンを全てダブルトップといいます。いずれにせよ、ダブルトップが形成されると、サポートラインになって線がネックラインとなります。

そして、いずれネックラインを下抜けてブレイクしていきます。ネックラインを下抜けてダブルトップのチャートパターンが完成した時が、上昇トレンド終了のサインです。

1.2. ダブルボトムとは|下降トレンド終了のサイン

ダブルボトムはダブルトップと反対で、下降トレンドに見られるパターンです。このチャートパターンが完成した時は、下降トレンド終了を示唆します。

下図でご確認ください。

3種類のダブルボトム

ダブルトップと同様に、安値ラインが水平なこともあれば、どちらかに傾いていることもあります。いずれにせよ、ネックラインを上にブレイクしていきます。その時に、ダブルボトムが完成して、下降トレンド終了のサインとなります。

下図をご覧いただくとイメージしやすいと思います。

elliottまとめ

相場はずっと下降トレンドでしたが、最後にダブルボトムが出ています。この時、下降トレンドが終了したことを視野に入れて、様子見をすると良いでしょう。なお、この時のチャート解説に関しては、『エリオット波動とは|億トレーダーの勝つための土台である最重要理論』の中の「4.エリオット波動の実践方法」で解説しています。

1.3. トリプルトップとトリプルボトム|意味はダブル系と同じ

ダブルトップ・ダブルボトムの場合は山が2つですが、3つのパターンもあります。それをトリプルトップ・トリプルボトムといいます。見方はダブルと同じで、トリプルトップが上昇トレンドの途中で出現したら、上昇トレンド終了を示唆しますし、トリプルボトムが下降トレンドの途中で出現したら、下降トレンド終了を示唆します。

トリプル

ヘッドアンドショルダーと似ているので迷う方もいるかもしれません。違いは山の形にあります。ヘッドアンドショルダーは、真ん中の山が最高値になりますが、トリプルトップは三つの山のうち、どれが最高値でも成り立ちます。形が少し変形しただけで、ヘッドアンドショルダーは、トリプルトップの一部であるということです。

いずれにせよ、実際のトレードではネックラインをブレイクするかどうかを分析することが鍵です。

2. 相場はネックラインを作りながらすすむ

これは余談になりますが、相場は、「レンジ」→「ブレイク」→「トレンド発生」を繰り返しています。その過程で相場は、常にネックラインを作りながら進んでいきます。

下図をご覧ください。上昇トレンドの途中以外の場所でもダブルトップの形はできますし、下降トレンドの途中以外の場所でもダブルボトムの形はできます。

⑦

ここで知っておいて頂きたいのは、このように相場に関係なく常にネックラインを引くことができるということです。小さなダブルボトムや、大きなダブルトップなど形は様々ですが、ネックラインを引けるということは、そこをブレイクするかどうかの分析ができるということです。

分析の結果、確信を得られたらトレードをして利益を重ねることができます。

ただし、ネックラインを活用したトレード戦略で最も強力で確実なのはヘッドアンドショルダーの場合です。ネックラインを見つけたからといって、それだけを頼りにトレードに参入するようでは勝てません。あくまでも相場の動きの仕組みとして覚えておくと良いでしょう。

サポートラインとレジスタンスラインも理解しておこう
サポートラインとレジスタンスラインを理解しておけば、ネックラインの重要性もより深く理解できるようになります。『サポートライン/レジスタンスラインの正しい見方と使い方』 を確認しておきましょう。ネックラインは、両ラインが特定の場所に引ける場合にできるものです。

まとめ

ダブルトップ・トリプルトップが上昇トレンドの途中に現れると、そこで上昇トレンドが終わることを示唆します。両方ともネックラインを下抜けた時点で完成します。ダブルボトムとトリプルボトムはその反対です。

しかし、トレンドが終了したら、必ず反転すると考えていると危険です。ある上昇トレンドが終了したとします。その時に考えるべき可能性は以下の三つです。

  • 再度上昇トレンドが発生する
  • レンジ相場になる
  • 下降トレンドに転換する

このうち、どれになるのかを見極めるのが大切です。

なお、繰り返しになりますがダブルやトリプルの形の一種として、ヘッドアンドショルダーという強力なパターンがあります。ダブルやトリプルでは、トレードの根拠として弱いので、私は飛び付きませんが、ヘッドアンドショルダーの時は、大きなトレードチャンスとして捉えます。

ヘッドアンドショルダーはネックラインを活用して、エントリーすべきポイントや利益確定するポイントを読むことができるからです。その確度も高く、値幅も大きく出ますので、大きな利益を得ることができます。

ダブルもトリプルもヘッドアンドショルダーもネックラインが鍵となるので、セットで覚えておきましょう。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
The following two tabs change content below.
ぶせな

ぶせな

FX専業トレーダー。FXに特化した投資歴は10年以上で、累計利益は1億円を超える。 リスクをおさえることに重点をおき、短期売買を繰り返すスキャルピングと長めに保有するデイトレードを得意とする。一時的な利益でなく、継続的に利益を上げ続ける独自の投資スタイル。

投資の教科書の購読はfacebookが便利です。

Twitter・RSSでも購読できます。