相場の波を徹底的に理解するためのエリオット波動理論の全て

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エリオット波動

為替相場の変動は、ランダムであるように見えて、実は、ある一定のリズムに則って動いています。そして、そのリズムにはパターンがあります。エリオット波動を知ることで、そのリズムやパターンが全て分かるようになります。

FXで勝つためには、それはとてつもなく大きな意味があります。

実際に、私はこれらを活用して日々利益を出しています。本気で実践していただければ、FXで信じられない位稼げるようになります。私自身がそうでした。あなたも、せっかくFXをやるのですから圧倒的な利益を目指してください。

勝ちへの布石の全てがこのページ内にあります。

自分でFXで成功しようと、色々なことを調べ、自力でこのページを見つけられたあなたは、このエリオット波動を絶対にモノにしてください。それだけで間違いなく成功に近づきます。それでは、見ていきます。

1. エリオット波動とは|基本的な使い方|

エリオット波動は、『相場は「5つの上昇波」と「3つの下降波」の「合計8つの波」を一つの周期として形成される」という理論です(下降トレンドの場合は、5つの下降波と3つの上昇波になります)。

下図をご覧頂くとイメージしやすいでしょう。

elliot wave

まず、黒線と赤線で示された、合計8つの波からなる大きなエリオット波動をご確認頂けると思います。そして、大きなエリオット波動の中に、小さなそれがあります。

「8つの波があること」や、「その中に34の波があること」、「第3波は第1波より長くなること」など、エリオット波動は、突き詰めて調べていくと非常に細かい定義がいくつもあります。

しかし、私たちトレーダーにとって重要なのはエリオット波動の理論を研究することではありません。いくら理論に精通しても勝てるようになるわけではありません。この世界には、理論ばかり詰め込んで、実際には全く勝てていない理論バカも沢山います。

あなたがなりたいのは理論バカですか?違いますよね。エリオット波動を実際のトレードに活用して、大きく稼げるトレーダーになりたいのですよね。だから、私はエリオット波動の枝葉の理論には興味もありません。そのため、ここでも、私が実際に実践しており、あなたが勝つために必要なことのみをお伝えします。

その必要なこととは以下の二つです。

  • エリオット波動(=相場のN字)を全てのトレードの基盤にする。
  • フィボナッチでより正確にエリオット波動を捉える。

ここからがエリオット波動を使いこなして、あなたが信じられないほど勝てるようになるための最大のポイントです。目を皿のようにして読み進めて下さい。

1.1. エリオット波動の真髄は「相場のN字の動き」にある

それでは、FXで勝つためにエリオット波動をどのように活用すれば良いのでしょうか。答えは非常に簡単です。「エリオット波動を全てのテクニカル分析の基盤にする」です。

具体的にお伝えします。

FX相場は常に上下動を繰り返し、ジグザグにNの字で動きながら、トレンド方向に向かっていきます。エリオット波動は簡潔に言うと、このN字の波を正確に理解するためのものです。

つまり、エリオット波動を全てのテクニカル分析の基盤にするということは、「相場はN字で動く」という原理原則を全てのトレードの軸にするということです。この点に関しては、当ページを隅々までお読み頂くと腑に落ちます。

必ず、この原理原則を胸に落とし込んだ上でお読み下さい。

「相場はN字で動く」は全てのトレーダーが押さえておくべき相場の原理!
これからエリオット波動の大前提として知っておくべき相場の原理があります。それは、「相場は常にN字を描きながら動く」ということです。『トレンドとは?FXで勝つための相場の基本』で詳しく解説させて頂いていますので、この理解が不十分だと感じられる方は、先に、そちらをご覧ください。

1.2. フィボナッチでエリオット波動(=相場のN字)を正確に捉えられる

エリオット波動の大前提は、「相場はN字で動く」です。言い換えると、このN字の中にこそ、あなたが勝つために必要な全てがあります。N字を認識することで初めて相場の大局(トレンドかレンジか)を正確に判断できるようになるのです。

「相場がN字を描く」ということは、相場は反転を繰り返しながら動くということです。ただし、一つ問題があります。それは、どこで反転するのかが分からないということです。

elliott wave 3

この問題を解決してくれるのがフィボナッチです。フィボナッチは、まさにどのポイントで相場が反転するのかの指標なのです。下図をご覧頂くとイメージがつくと思います。

elliott wave4

エリオット波動とフィボナッチは、どちらも遥か昔から続く市場の経験則を基に作られた理論です。それだけに相性も抜群です。エリオット波動(=相場のN字)を使いこなすということは、フィボナッチを使いこなすということを意味します。

これだけでもモノにすれば、あなたのトレード成績は大きく向上します。

フィボナッチについて
フィボナッチについては、『フィボナッチとは|FX相場の動き方のルール』で解説していますので、必ず、当ページと合わせて徹底的に理解して下さい。しつこいですが、これは、あなたがFXで成功するための最も強力な武器になります。

2. エリオット波動をの6つの波動と10のパターン

ここまでお伝えした、「エリオット波動の真髄は相場のN字の動きにある」と「フィボナッチで押し目戻し目(=反発するポイント)が分かる」というのがエリオット波動の基本の基本です。これだけでもあなたのトレードは進化します。

しかし、私の情熱は、あなたに、FXで成功するための知識、スキル、考え方を徹底的にお伝えすることにあります。だからこそ、ここからはエリオット波動で、相場の流れを、より深く見ていくための知識と方法をお伝えしていきます。じっくりと読んで頂ければ「相場の動きはこうなっていたのか」という気付きを得られます。相場の動きさえ分かれば、トレンドが発生している相場で、自由自在に利益を得られるようになります。

ぜひ、そうなることをイメージして下さい。

なお、ここからはエリオット波動の8つの波よりも、その中の一つ一つの小波動と、小波動が形成するチャートパターンに着目します。ここからが、私がエリオット波動で勝てている本当の肝の部分です。真髄です。

どうぞ、気合を入れてご覧ください。

2.1. エリオット波動の一つ一つの波には六つのパターンがある

エリオット波動は、相場のN字の波が連続してできる8つの波です。そして、N字の波を分解すると、以下の六つのパターンがあります。

  • I波動
  • V波動
  • Y波動(別名「逆ペナント」「ブロードニング」
  • P波動(別名「ペナント」「トライアングル」
  • N波動
  • S波動(別名「ロールリバーサル」)

図で示すと以下のような波動です。

sixwaves

それぞれの波は関係しています。まず、I波動が連続するとV波動になります。V波動が連続するとY・P・N・S波動になります。そしてN波動が連続するとエリオット波動になります。そして全ての波動はN波動の亜種です。

実際のチャートで確認してみましょう。 

6smallwaves

このように相場の波は、一つ一つの波動が入れ替わりながら作られているのです。相場を分析する時に、「これはY波動だ」「あれはS波動だ」「 それはP波動だ」というように自分の頭の中で分類しながら、見られるようになれば、あなたにとって大きな強みとなります。

それでは一つ一つ波動を見ていきましょう。

2.1.1. I波動とV波動

I波動は、上昇と下降を一本の直線で捉えたものです。V波動は、I波動が連続してV字を描いたものです。I波動が二本続いたらV波動になるという関連性を認識しておくことが大事です。そして、このI波動とV波動が転属したら、他の4つの波動が作られます。

2.1.2. Y波動(別名「逆ペナント」「ブロードニング」)

Y波動は、I波動とV波動が連続して続き、高値は切り上げながら、安値は切り下げながら形成される波動です。これは、単体で「逆ペナント」や「ブロードニング」と言われるチャートパターンでもあります。これは、トレンドの途中の小休止としてよく見られます。

2.1.3. P波動(別名「ペナント」「トライアングル」)

P波動は、Y波動の逆で、I波動とV波動が連続して続き、高値は切り下げながら、安値は切り上げながら、徐々に値幅が狭まっていくパターンです。これも、単体で「ペナント」や「トライアングル」と言われるチャートパターンです。例えば、上昇トレンドの途中のP波動は、単なる小休止で、その後また上昇を始める(=トレンド回帰する)可能性が高くなります。

P波動は三角持ち合い
P波動は三角持ち合いのことです。P波動は、トレンド回帰の傾向が高いのですが、上下どちらにも動く可能性を想定した上で、しっかりと判断する必要があります。『三角持ち合いとは|見方とトレード戦略』をご覧頂くと、「P波動の時はこうやって相場を見れば良いのか!」ということが分かります。

2.1.4. N波動

N波動も、I波動とV波動が連続した波動です。上昇/下降トレンドでは、相場はサポートラインやレジスタンスラインをブレイクしたり、押し目や戻し目をつけたりしながら、最終的には必ずN波動を描きます。全ての波動の基本となる形です。トレンドが出ているN波動の相場では、トレンドラインやチャネルラインが有効に機能します。

トレンドラインとチャネルラインについて
それぞれの詳細は以下の記事にてご確認ください。しっかりとお読み頂ければN波動というものがどういうものかが良く理解できるようになることでしょう。『トレンドラインとは?引き方と役割と具体的な使い方』『チャネルラインとは?引き方と効果的な使い方

2.1.5. S波動(別名「ロールリバーサル」)

N波動が形成されるプロセスでは、サポートラインやレジスタンスラインを度々ブレイクします。一度ブレイクすると、サポート/レジスンタンスは役割を転換します。この役割転換があった場合の形をS波動と言います。

S波動では、サポートラインとレジスタンスラインが役割(=ロール)を転換(=リバース)するので、「ロールリバーサル」とも言われています。

レジスタンスラインとサポートラインについて
理解が不十分な方は『サポートライン/レジスタンスラインの正しい見方と使い方』で詳しく解説しておりますのでご確認下さい。S波動の理解も進みます。

2.2. 波動の中のチャートパターンを見つければ八割勝てる

エリオット波動を形成する合計8波の中に、ここまでお伝えした六つの小波動が交互に出現することはお分り頂けたと思います。そして、この六つの小波動は明確なチャートパターンを形作る時があります。

例えば、下図は三角持ち合い(=トライアングル=P波動)というチャートパターンです。

⑤

下図はヘッドアンドショルダーというチャートパターンです。

①

このように小波動が特定のチャートパターンを形成することが分かれば、あなたがトレードで大稼ぎするようになるまで後一歩です。

例えば、現在の相場が、エリオット波動の第4波の中にあることが分かりました。次に、今の相場はP波動だということが分かりました。そしてP波動の中でも「三角持ち合い」というパターンになっていることが分かったとします。つまり、今、あなたが取るべきトレード戦略は、三角持ち合い下でのブレイク戦略だということが分かります。それなら、『三角持ち合いとは?見方とトレード戦略』を復習して、見るべきポイントを明確にすれば、あなたは非常に高い確率で大きな利益を手にすることができます。

いかがでしょうか?

稼ぎ方についてのイメージが鮮明になってきましたね。ということは、次に、あなたが覚えるべきはチャートパターンです。六つの小波動の中に見られるチャートパターンは以下の10個あります。

チャートパターン
トレンド回帰型
エリオット波動の第2波や第4波でよく見られる。トレンドの途中の小休止で、またトレンド回帰する場合が非常に多い。ただし必ずトレンド方向へブレイクする訳ではないので、チャート分析によって、それを予測することが重要
トライアングル
ブロードニング
ペナント
フラッグ
ウェッジ
トレンド転換型
トレンドの天井や底(第3波や第5波)で現れる。これが出ると非常に高い確率で、現在のトレンドが終わり反転する。
ヘッドアンドショルダー
ダブル
ソーサー
ライン
スパイク

上5つはトレンド回帰型、下5つはトレンド転換型のチャートパターンです。上記表内の解説はとても重要ですので、読み飛ばさないようにしてください。トレンド回帰型といっても必ず回帰するわけではないですし、トレンド転換型も必ず転換するわけではありません。

実際は、この10個のパターンを認識したら、ラインを引いて、監視しながら「どちらにブレイクするのか」を分析するというイメージです。チャートパターンが完成する前に、その兆候があれば、ラインを引いて、そのチャートパターンが完成するのを待つというイメージです。そして、最後の完成のポイント、またはその後がトレードポイントになります。

この点については、それぞれのチャートパターンを見ていきながら説明します。なお、この10個のチャートパターンは、トレード中に常に確認できるようにノートに書いたりプリントアウトしておきましょう。

2.2.1. トレンド回帰型の5つのチャートパターン

これらはトレンドの中段(第2波や第4波)で出てくるチャートパターンで、一旦、上昇または下降のための小休止をとっている状態です。

全てを一度に覚えようとするのは大変です。さらに、実際のトレードでは、これらのチャートパターンが完成する前に見つける必要があります。それにはコツがあります。「これはチャートパターンかな」と思ったら、以下の3つの観点で監視、分析するようにして下さい。

  1. 高値同士・安値同士のラインを引く
  2. 高値ライン・安値ラインが持ち合いの形になっていくかを監視する(チャートパターン名は意識不要。
  3. 監視していると、チャートパターンになるかどうか分かるので、後はどちらにブレイクするか分析する。

これらを意識して頂ければ間違いありません。言葉では難しく感じるかもしれませんが、以上の通りにラインを引いて、パターンが完成するかを監視することを徹底すれば、意外と簡単に見つかります。

後は、実践しながら慣れていきましょう。

トライアングル

まずトライアングルです。これは下図のように三種類あります。

three-triangles

いずれも三角持ち合いの一種なので、『三角持ち合いとは?見方とトレード戦略』に書いている戦略を用いて、上下どちらにブレイクするのかを見極めれば良いです。

ブロードニング

ブロードニングはY波動と同じです。相場では非常によく現れる形で、個人的には必勝の型がないので様子見をします。そのままトレンド回帰するケースが多いです。

フラッグ・ペナント・ウェッジ

これらは、それぞれ以下のようなチャートパターンです。

penant-flag-wedge

ペナントはトライアングルと同じ、三角持ち合いの形ですので稼ぐチャンスですね。フラッグはN波動です。『チャネルラインの引き方と効果的な活用方法』に、この時の戦略を書いていますので、冷静に分析して確実に利益を取りましょう。ウェッジは、個人的には必勝の型は持っていないです。トレンド方向へ回帰することが多いですが、様子見の型です。

2.2.2. トレンド転換型の5つのチャートパターン

次にトレンド転換型の5つのチャートパターンです。これらはトレンドの天井やそこに現れます。この5つに共通していることは、全てに「ネックライン」があることです。ネックラインは非常に強力なサポート/レジスタンスラインです。

支持線/抵抗線となんども役割転換しているラインなので、見つけるのは難しくありません。サポート/レジスタンスラインを引くことを習慣にしていれば、「ここはネックラインになりそうだ」と分かります。その時点で、これらのチャートパターンになるかどうかを監視して、なると分かればトレードチャンスです。

それでは見ていきましょう。

ヘッドアンドショルダー

ヘッドアンドショルダーは、下図のようにヘッド部分とショルダー部分で構成されており、トレンドが終わる時に見られる非常に強力なチャートパターンです。

②

ヘッドアンドショルダーの見方とトレード戦略』で解説していますので、必ず確認して下さい。リンク先ページではネックラインについても解説しています。しつこいですが、これは非常に強力なチャートパターンなので、稼ぎ逃すことのないように、しっかりと理解しておいて下さい。

なお、以下に続くダブルもソーサーも、基本的な考え方は同じで「ネックライン」を活用してトレード戦略を練って頂ければ勝てるようになります。肝はネックラインにあります。

ダブルトップ・ダブルボトム

ダブルトップは、上昇トレンドの終わりを示唆するパターンです。下図のように、二つ目の山が高値を更新するかどうかによって3種類あります。真ん中の谷がネックライン(サポートライン)になり、それを下抜けるとダブルトップの完成です。

ダブルトップ3種類 

次にダブルボトムです。これが完成すると下降トレンドの終わりを示唆します。

ダブルB

ダブルトップもダブルボトムも原理はヘッドアンドショルダーと同じです。セットで覚えておくようにしましょう。トレードのポイントは全てネックラインです。

ダブルについての詳細
ダブルには、山が三つになったトリプルトップやトリプルボトムの形もあります。『ダブルトップ・ダブルボトム・トリプルトップ・トリプルボトムとは』で確認しておきましょう。

ソーサー・ライン・スパイク

これらも全て、相場の天井(上昇トレンドの終わり)または底(下降トレンドの終わり)を表すチャートパターンです。

 ソーサーラインスパイク繰り返しですが、この3つも含めて、トレンド転換型のチャートパターンは、全てネックラインが決め手になります。

ただし、トレンド転換型のチャートパターンだからといって、必ず転換するわけではありません。例えば、ヘッドアンドショルダーが形成されている過程で、ネックラインを下抜けずに反発し、さらに上昇トレンド回帰して高値を更新していくことも多々あります。

しかし、チャートパターンが形成されていることを認識することは、とても重要です。そうすることで、ネックラインの箇所があらかじめ分かり、そこに価格がくるまで待つことができるからです。そして、「ネックラインを抜けたらエントリーしよう」「チャートパターンが読めないので、しばらく様子見しよう」というように冷静にトレードを行うことができます。 

3. エリオット波動の四つの値幅観測で利大トレード

さて、ここまででも、かなり勝てるイメージがついてきたと思います。しかし、あなたのトレード成績を向上させるスキルはまだあります。それが「値幅観測」です。

値幅観測とは、上昇トレンドであれば価格がどこまで上昇するか、下降トレンドであれば価格がどこまで下落するのかを予測することです。「そんなことができるの?!」と思われるかもしれませんが、エリオット波動を使うと、この予測が非常に正確になります。

もし、あなたがどこかでポジションを持ったなら、エリオット波動による値幅観測で、利益をどこまで伸ばせるかが分かります。ポジションを持っていないなら、値幅観測によって反転するポイントが分かり逆張りとしてのエントリーポイントが分かります。

つまり、値幅観測ができるようになれば、ポジションを持つポイントも、利益を確定するポイントも正確に分かるようになるということです。これは、FXの成功のセオリーである「損小利大」のトレードに限りなく近づくことを意味します。

さて、エリオット波動には、次の四つの値幅観測方法があります。

  • N計算
  • NT計算
  • V計算
  • E計算

チャート上では以下のように現れます。この図は重要なので覚えて下さい。トレード中は常に確認できるようにノートに書いたりプリントアウトしておきましょう。

値幅観測

ポイントは、すべてN波動が基準となっていることと、値幅は二倍出るということです。「上昇・下降・上昇」という三つの波の中で、どこを基準に計算するのかをしっかりと抑えておきましょう。最初は多少混乱するかもしれませんが、何度か実践すると、すぐに身につきます。

それでは、実際のチャートで見ていきましょう。

値幅観測はチャネルラインの応用編
FXで成功するためのスキルの位置付けとして、エリオット波動の値幅観測はチャネルラインの応用編です。『チャネルラインの見方と効果的な活用方法』も合わせてお読み頂くと理解が進むことでしょう。特に、「3.1. ブレイク後はチャネルラインの値幅の二倍出る」と「3.2. チャネルラインの値幅は次のトレンドの値幅の基準になる」にご注目ください。

3.1. 値幅観測の実践

下図はドル円の15分足です。四角の箇所では、三本の移動平均線がパーフェクトオーダーになっておりN波動を描いていますね。

パーフェクトオーダー

エリオット波動の値幅観測はトレンド相場の時に威力を発揮します。上昇でも加工でもトレンドは、このように明確なN波動を描きます。そして、値幅観測は、N波動が連続している時に強く機能します。さらに、パーフェクトオーダーはトレンドが強いことを示唆します。つまり、値幅観測が最も機能しやすいということですね。

それでは、ここに四つの値幅観測を当てはめて見ましょう。

パーフェクトオーダーについて
パーフェクトオーダーは三本の移動平均線の傾きが揃う状態のことです。『パーフェクトオーダーの時にとるべきトレード戦略』で解説しておりますので、ご確認ください。

N計算

N計算

NT計算

NT計算

V計算

V計算

E計算

E計算

いかがでしょうか?

どこを観測の起点にするのかの違いはありますが、どの計算方法も、元の値幅の二倍まで伸びていることが分かります。実践の時は、まずチャネルラインを引いて、それを上にスライドして観測するイメージを持っておくとやりやすいでしょう。

3.2. コツは値幅が小さい計算方法から先に見ていくこと

さて、ここで注目して頂きたいのが、それぞれの計算方法での値幅の大きさです。値幅は以下の順番で大きくなっていきます。

NT ≠ V < N < E

V計算よりもE計算の方が値幅が大きく、達成までの時間も長いので、相場の達成感もより大きくなります。

ここで重要になってくるのが、値幅を達成したらトレンドが反転するわけではないという事です。例えば上昇トレンドで値幅を達成した後、一度押し目をつけて、さらに上方向にブレイクすることもあります。値幅を達成しても、全く押し目をつけずに、さらにスーッと上昇していくこともあります。

仮に、最も値幅が小さいV計算のみを見て、その値幅を達成したら逆張りばかりしていると、確実に勝てません。どの値幅計算を達成したのかは確実に分析できるようにして下さい。そして、長い時間軸のチャートのトレンド方向と、他のテクニカル指標を組み合わせて、どの値幅計算まで達成するのかを総合的に判断しましょう。

いずれにせよ、値幅が小さい計算方法から順に見ていくことがコツです。

4. エリオット波動の実践方法

私にとって、エリオット波動は成功の源です。これに出会ってから、FXで信じられない位稼げるようになりました。

あなたも、どうせFXをやるのですから、圧倒的な利益を目指して下さい。

そのため、まずあなたに行っていただきたい事は、チャートを表示したとき、相場の大局と、その中にある細かい流れを説明できるようになる事です。例えば以下のチャートをご覧ください。

elliottまとめ1

これを見ただけでは、どこでトレードできそうか分からないですね。下げ相場というのはわかりますが、エントリーポイントは読めません。

それでは以下の図ではどうでしょうか。

elliottt2

パーフェクトオーダーが継続しているのでチャネルラインを引きました。下降トレンドが、この幅で進んできたことが分かります。AからGまで、相場原理に従ってN波動で進んでいます。これが大局です。このようにN波動が連続している時こそ、今まで解説してきたエリオット波動が最大限に活きる局面です。

それでは、この大局の中で、どこがトレードポイントになるのかを波動と値幅観測でみてみましょう。

それが以下です。

elliottまとめ

少し複雑に感じられるかもしれませんが、一つ一つ見て頂ければ、大局の中の小さな局面で相場がどのように動かされてきたのかが分かります。どこでエントリーすれば良いかも分かりますね。このチャートの中で、最も稼げるポイントは白丸の点です。

大前提として、相場は下降トレンドにあります。途中でネックラインとその下の白線に挟まれる部分で相場は動いています。この時、相場はラインボトムのチャートパターンになる可能性があります。ラインボトムは相場の底(下降トレンドの終わり)を示唆するパターンで、その後は、ネックラインを上にブレイクする可能性があります。

しかし、成り行きを監視していたところ、黄色のチャネルラインに押し戻されるように、相場は再度下降しました。このとき、同時に青色の75日移動平均線を上抜きしていたのですが、その後すぐにもう一度下抜きしました。ここで、下降トレンドのスイッチがもう一度入ったと考えられます。ラインボトムが完成しなかったので、相場はまだ下降トレンドです。

案の定、その後、それまでサポートラインとして機能していた白線を下向きにブレイクしました。下向きにブレイクした後、相場はまた戻ってきて、今度は白丸のポイントで白線をレジスタンスラインとして反落しました。ここまで観察してきたら、ここがトレードの最大のチャンスであることが分かります。ここで売りポジションを持ちます。

次は、どこまで利益を伸ばせるかですね。まず、相場はパーフェクトオーダーで、強い下降トレンドです。他に下降トレンドの勢いの陰りを示すサインはありません。そこで、最も値幅の取れるE計算です。その後、相場はE計算の値幅を達成しました。また、その直後に、下降トレンドの終わりを示唆するチャートパターンであるダブルボトムが現れましたね。

下降トレンドが否定されましたので、トレードをやめてまた様子見です。このように、N波動のトレンドが出ているいくつかの通貨ペアを監視して、チャートパターンが出ている明確な勝ちポイントが出ている通貨ペアで自信を持ってトレードをするのが、FXで勝つための最善の方法です。

もし、分からないことが沢山あるなら、当サイトを最初から隅々まで読んで下さい。そして、いくつかの通貨ペアのチャートを監視してください。必ず分かるようになります。真剣に読んで実践して頂ければ、必ず、あなたは勝てるようになります。

相場のN字を分析することが勝ちへの布石

改めて下図をみてください。この相場のN字を認識することが全ての出発点です。

Nwave1

そして、全てのトレンドは、必ずN字が連続して形成されます。

nnwave

このトレンドは全てN波動を描くという事実をしっかり認識することが勝ちへの布石になります。トレードは、必ず、このN字の連続によるトレンドが発生している時に行います。

このおかげで、チャートパターンの発見と分析、そして値幅観測が可能になるのです。もう一度言います。

  • N字の連続によるトレンドが発生している(=大局を把握する)
  • トレンドの中のチャートパターンを発見する(=詳細を分析する)
  • 値幅観測により利益確定ポイントまたは逆張りポイントを計測する(=利大) 

トレードはこれが全てです。常にこのステップで行い、相場の流れをしっかり把握してからトレードに臨んでください。これを前提に実践していけば、すぐに手応えを感じるはずです。スピャルピング・デイトレード・スイングトレードのどのスタイルでも同じです。

これを真剣に吸収して頂ければ絶対に徒労に終わらないことを約束します。

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ぶせな

専業トレーダー。認定テクニカルアナリスト。 2009年に本格的にFXをスタート。累計利益は、3年目で5000万円、5年目で1億円、2017年2月現在は1億5千万円を超える。 一時的な利益でなく、継続的に利益を上げ続けるために、リスクを抑えることに重点をおき、短期売買を繰り返すスキャルピングと長めに保有するデイトレードを得意とする。

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