先物取引とは?|3分でわかる基礎知識

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投資をしている方であれば「先物取引」という言葉は聞いたことがあると思います。

先物取引と聞くと、「リスクが高い危険な取引」というイメージを持つ人が少なくありませんが、実はもともとリスクを避けるために考えられた金融商品です。

先物取引は「レバレッジをかけて資金効率を高めることができる」「売りから入れる」などのメリットがある反面、制度を正しく理解していないと思わぬ大きな損失を招くことがあります。

思わぬ損失を避けるためにも、ぜひ、この記事で正しい知識を身につけてください。

1. 先物取引とは

日本取引所グループによると先物取引とは次のような取引をいいます。

「先物取引とは、

  • 1.将来のあらかじめ決められた期日に
  • 2.特定の商品(原資産)を
  • 3.現時点で取り決められた価格

で売買する事を約束する取引」

具体例をあげると「金1キログラムを現時点の価格で2017年11月30日に売買することを約束する」といった取引です。

現時点の金1グラムあたりの価格が5000円だったとします。

その後11月30日になった時点で4000円だったり6000だったりしても、約束通り5000円で買い取らなければなりません。

約束の期日に5000円よりも安ければ買い手の損失になり、5000円よりも高ければ買い手の利益になります。

通常の取引では、今ここにある商品を今の価格で取引しますが、先物取引は将来の商品を今現在の価格で取引することを約束します。

2. 先物取引の目的

ではどうして、このようなややこしい取引をするのでしょうか。

先物取引は次のような目的で行われます。

2.1. リスクヘッジ

先物取引は原資産のリスクヘッジをする目的で行われることがあります。

例えば、穀物の輸入商社が「とうもろこし」を1トンあたり2万円で買い付けて国内に輸入するとします。

現時点では1トンあたり2万1000円で売ることができるのですが、輸送には1か月ほどかかるため、その間に「とうもろこし」の価格が下落して赤字になってしまう可能性もあります。

そこで、先物取引を活用して現時点で、21000円で売る約束をしておいて、「とうもろこし」の価格下落リスクをヘッジすることができます。

ただし、その反面、1か月後に「とうもろこし」の価格が2万2000円になったとしても2万1000円で売らなければなりませんので、利益は限定されてしまいます。

それでも、赤字をださずに確実に収益をあげていかなければならない企業は先物取引を利用してリスクヘッジを行ったりします。

2.2. 投機(スペキュレーション)

また、先物取引は投機の一環として行われることがあります。

先物取引は一般に証拠金取引として行われます。証拠金取引では、一定の金額の証拠金を担保として、より大きな金額の取引を行うことができます。

つまり、少ない資金でレバレッジをかけた取引を行うことができます。

また、買いからではなく売りから取引を始めることもできますので、上げでも下げでも相場が動けば利益を狙うことができます。

こうした特徴があることから、先物取引は投機目的でも取引されます。

3. 先物取引の3つの要素

先ほどの定義にあるように、先物取引では「期日」、「原資産」、「価格」の3つの要素を決める必要があります。

そこで、ここで3つの要素を詳しくみてみしょう。

3.1. 期日

まず、1つ目の要素が「期日」です。

先物取引は将来の取引を約束するものなので、それがいつの時点なのかを確定する必要があります。期日は「決済期日」「満期日」「限月」などとも呼ばれます。「期日」は原資産によって複数の期日が定められています。例えば、日経平均株価指数先物取引の場合、13の期日の先物を取引きすることができます。

3.2. 原資産

原資産としては以下のようなものがあります。

  • 日経平均株価指数先物取引

国内では最もメジャーなものは、日経平均株価を原資産とした日経平均株価指数先物取引です。

日経平均株価指数先物取引

出典:楽天証券 マーケットスピードより

通常は日経平均株価の1000倍が取引単位となりますが、100倍のサイズに小さくした日経先物ミニという商品も取引されています。

  • 商品先物取引

国内では東京商品取引所で金、プラチナなどの貴金属、ガソリンなどのエネルギー、とうもろこしや大豆などの農産物の先物取引が行われています。

  • 海外の先物取引

株価指数を対象とした先物取引としてはS&P500先物、ダウ先物などが取引されています。

また、WTI原油などのエネルギー、金などの貴金属、大豆やとうもろこしなどの穀物など様々な商品を原資産とした先物が取引されています。

3.3. 価格

先物は限月ごとに取引されるので、価格も限月ごとに決まります。通常、先物は期先、つまり期日が先になるほど価格が高くなっていきます。

これを順ざや(コンタンゴ)といいます。

期先になるほど価格が高くなるのは、期先は期間が長い分、金利や保管コストなどが高くなることが主な原因です。もちろん、先物価格は様々な要因で決まりますので、期先になるほど安くなる場合もあります。

この状態を逆ザヤ(バックワーデーション)といいます。

4. まとめ

先物取引の基本的な知識を説明しました。

先物取引はヘッジに利用できたり、下げ相場でも利益を狙えたりするなど、うまく利用することで、投資の幅を広げることができます。

その反面、レバレッジが効くことから、過大なポジションを取って大きな損失につながるおそれもあります。

それぞれの投資レベルに応じてご活用ください。

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