先物取引とは|現物取引にはない3つのメリットとは

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先物取引とは、特定の商品について、あらかじめ決められた期日に決められた価格で売買することを約束する取引をいいます。価格や期日などの売買の条件をあらかじめ決めておくことができるので、価格が変動する商品を取引する際の価格変動リスクを抑えることができます。
 
この記事では、先物取引の初歩的な知識について、わかりやすくお伝えします。 
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木原 克明

木原 克明

システム会社経営、外資系コンサルティング会社勤務を経て、現在はエンジュク株式会社のシステム担当として勤務。IPO投資やイベント投資などの日本株投資を実践するほか、米国株オプション投資を実践している。好きな言葉は「感謝」。

1.先物取引の仕組み

まずは、先物取引の仕組みをお伝えいたします。オレンジを原料にオレンジジュースを作って売っているお店を例に見てみましょう。
 
例えば、Aジュース店では、搾りたてのオレンジジュースを販売しています。オレンジジュースの価格は100円ですが、原料のオレンジの価格は日々変動しています。通常はジュース1杯あたり1個のオレンジを使うのですが、オレンジ1個の価格は50円~120円の幅で変動します。オレンジジュースの価格は100円で固定して販売しているので、オレンジの価格が100円以上になると原料だけで赤字になってしまいます。
 
一方、原料のオレンジを作っているD農園は、オレンジの価格が50円以下だとコスト的に赤字になってしまいます。そこで、Aジュース店とD農園は次のような契約をしました。
 
「D農園はAジュース店に1年後にオレンジ1個あたり70円で販売する」
 
この契約によって、Aジュース店はオレンジを1個70円で買うことができ、市場のオレンジの価格が高くなっても赤字になるのを避けることができます。また、D農園としても70円で確実に売れるのであれば十分利益を確保できます。
 
このように、先物取引を使うことで商品の価格変動のリスクを抑えることができます。

2.先物取引の種類

先ほどの例では、Aジュース店とD農園の1対1の取引でした。上手く条件の合う相手を見つけることができれば良いのですが、見つけることが難しい場合も多々あります。そこで、スムーズに取引相手を見つけることができるように、先物市場が存在しています。
 
市場で取引されている先物の代表的なものとしては、次の2つがあります。

2.1.商品先物取引

商品先物は、東京商品取引所などで取引されています。金、銀、プラチナなどの貴金属、ガソリン、ゴムなどの鉱工業材料、とうもろこしや大豆などの農産物が取引されています。

2.2.株価指数先物取引

日本取引所グループで日経225先物、TOPIX先物などが取引されています。

3.先物取引の3つのメリット

次に、先物取引にはどんなメリットがあるのかをお伝えいたします。

3.1.価格変動のリスクをヘッジできる

これは、先ほど「1.先物取引の仕組み」で挙げた例でジュース店と農園が行った取引で得られるメリットです。Aジュース店は、原料のオレンジが値上がりしても赤字にならないように先物取引でオレンジを買っています。このように、購入対象の商品の価格上昇のリスクをヘッジ(=回避)する目的で行う先物取引を「買いヘッジ」といいます。

これに対して、オレンジを販売する側のD農園は、作っているオレンジが値下がりすることによって元が取れなくリスクを避けるために先物取引でオレンジを売っています。このように、販売側が商品の価格が下落することによる損失を避けるために行う先物取引を「売りヘッジ」といいます。

このように先物取引を使うことで、価格変動によって損失が生じることをヘッジすることができます。

3.2.売りから取引ができる

通常の取引では、まず商品を仕入れてから売る必要がありますが、先物取引は売りから取引を開始することができます。冒頭の商品先物取引の説明で「先物取引とは特定の商品について、あらかじめ決められた期日に決められた価格で売買する事を約束する取引」とお伝えしました。この説明にもある通り、先物取引はあくまで「売買する事を約束する取引」なので手元に商品がなくても売ることができます。

この場合、期日までに調達した商品を渡すことで決済したり、期日に売った価格と当日の価格の差額で決済することで約束を果たすことになります(詳しくは、『差金決済とは|現物の決済にはないメリットを学ぶ』を参考にして下さい)。

このように、先物取引は売りからも取引ができるので、将来取引対象の商品の価格が下落することを予測している場合に、手元に商品がなくても利益を狙うことができます。

3.3.レバレッジが効くので資金効率が良い

市場で行う先物取引は、商品の購入金額より少ない金額で取引することができます。例えば、楽天証券では日経225ミニを1枚75,000円の証拠金で取引することができます(2018年2月時点)。日経225ミニの取引単位は日経平均株価の100倍なので、1枚当たり約213万円になります。つまり、75,000円の資金で約213万円の取引ができるということです。

このように、先物取引は少ない資金で大きなレバレッジを効かせて取引できるので、非常に資金効率が良いです。

4.まとめ

この記事では、先物取引についての基本的な部分をご説明しました。「3.先物取引の3つのメリット」でもご説明したように、先物取引には現物取引にはない特徴があります。しかし、レバレッジをかけ過ぎると、相場が思惑と反対に動いた時には損失が膨らむ場合がありますので、資金管理を徹底することを忘れないようにして下さい。

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