ナンピンとは?初心者が手を出してはダメな理由

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ナンピンとは、シンプルに言うと、ある銘柄の株を買った後に予想に反して値下がりしてしまった場合に、追加で買うことを言います。

「下手なナンピンすかんぴん」と言うぐらい、これが原因で大きな損失を負ってしまう初心者投資家が多いです。その為、結論から言うと、安定して稼ぎ続けたいならナンピンに手を出してはいけません。

その理由は、当記事で詳しく解説していますので、しっかりと理解しておきましょう。

1.ナンピンとは

ナンピンとは、株を買った後に株価が下落した場合に、その株を買い増して、1株あたりの平均取得可価格を下げることです。

例えば、ある銘柄を100円で100株買ったとします。その後、株価が80円に下がりました。そこで100株購入します。これによって、1株当たりの平均取得単価が100円だったものが、90円に下がります。

  株数 購入時株価 購入額 平均単価/1株
初めの買い 100株 100円 10,000円 100円
ナンピン買い 100株 80円 8,000円 80円
合計 200株 - 18,000円 90円

この後、思惑通り株価が回復して120円まで上がったとします。この時、ナンピンをしていない場合の利益は2,000円({120円-100円} × 100株)です。しかしナンピンをしていた場合の利益は6,000円({120円-90円} × 200株)になります。

このようにナンピンは平均取得単価を下げるので、その後、上手く上昇すれば、買い増した分だけ利益を多く得ることができるようになります。

ただし、株価がさらに下がった場合は、逆に損失が大きくなります。

上記の例で、株価が70円に下がったとします。この時、ナンピンをしていない場合の損失は3,000円({70円-100円} × 100株)です。しかし、ナンピンをしていた場合の損失は4,000円({70円-90円} × 200株)です。買い増している分、本来であれば100株分の損失で済んでいたところが、200株分の損失になってしまうのです。

このように、ナンピンは、良い方向にいった場合は利益を大きくしてくれる一方で、悪い方向にいった場合は損失を大きくしてしまいます。

だからこそ、ナンピンは計画的に行う必要があります。

2. 無計画なナンピンと計画的なナンピン

それでは、計画的なナンピンとはどのようなものを指すのでしょうか?まず、無計画なナンピンからお伝えすることによって、両者の違いを見てみましょう。

2.1.悪いナンピン(下手なナンピンすかんぴん)

悪いナンピンとは、一回のナンピンの失敗で大きな損失を出してしまうような「無計画なナンピン」のことです。特に、投資初心者によく見られます。初心者の頃は、特に根拠なく「上がりそうだから」と買ってしまう方が多いです。そして、その後下落してしまった時に、損失を確定させることができません。

それだけならまだいいのですが、「これ以上下がることはありえない。この後上がるはずだ。」と盲信し、ナンピンをして、上昇した時の利益を増やそうとしてしまいます。

気付いた時には大きな損失額になり後悔することになります。このような根拠のない感情的なナンピンはやってはいけないものです。

相場には「下手なナンピンすかんぴん」という格言があります。それぐらい無計画なナンピンで大損失を被る初心者投資家が多いということですね。

FXの例ですが、当サイトでFXノウハウを執筆頂いている億トレーダーのぶせな氏は、初心者の頃、無謀なナンピンで1,000万円以上の損失を出したことがあります。『FXで失敗して1000万円以上の大損失をした経験から得た教訓』をご覧頂くと、無計画なナンピンがどれほど危険かが良くお分かり頂けることでしょう。

2.1.良いナンピン

それでは良いナンピンとはどのようなものでしょうか。それは、一言で表すと、根拠のある計画的なナンピンのことです。

例えば、株式投資の手法で分割売買というものがあります。

これは、予め、詳細な分析によって下げ止まる可能性が高い価格帯を割り出します。ただし、最安値の価格どんぴしゃりで株を取得することは不可能です。そのため、その価格帯に入ってきたところで、一気に予定株数を買うのではなく小分けにして買います。これによって購入価格を当初の分析に近いところで慣らすことができます。

これが分割売買です。

このような根拠のある分割売買は、勘に頼った売買とは違って合理的です。当サイトで株式投資ノウハウを執筆している柳橋氏の『IPO株投資の全手法』などをご覧頂くと、経験と分析によって非常に精度の高い根拠のある投資ができることが分かります。

また、積立型の投資信託などはドルコスト平均法という売買手法を採用しているところが多いです。これは毎月同じ日に、一定の決まった金額分だけ継続して買っていく手法です。株価が高い時には少ない株数しか買わず、株価が安い時には多くの株数を買うことになるので、最終的な平均取得単価を下げることができます。

3. 初心者は決してナンピンをしないこと!

根拠のないナンピンでうまくいった経験がある方は、それは運が良かっただけだと肝に命じておきましょう。ナンピンはハイリスク・ハイリターンの諸刃の矢です。

投資で長く安定して成功するには、リスクをコントロールして、適切なリターンを得るという姿勢が必要です。そのため、ハイリスク・ハイリターンのナンピンは、よほどの投資上級者でない限り、やらない方が賢明です。

そもそも、ある銘柄を買うと決めた場合、その後に順調に上昇していくことを期待している方がほとんどでしょう。もし、その後に、思惑が外れて下落した場合、買った時の判断が間違っていたわけで、速やかに損切りしなければいけません。例えば、業績がいいと思って買った銘柄が下方修正を発表した場合や、下値サポートラインを割ってきた場合などです。

買った時の根拠が崩れたら、すぐに損切りをして、次のトレードチャンスを待つのが投資の鉄則です。

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近藤章仁

近藤章仁

証券会社で株式ディーラーを7年間経験。現在は、「投資の教科書」の運営を担当し、夜はFXの短期売買を行いながら日本株の中長期投資を行う兼業トレーダー。現場で培った経験から、皆さまに役に立つノウハウをお伝えします。趣味は、プロ野球観戦とFEEL CYCLE。

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