スワップポイントとは|FXで金利差益を狙う方法と注意点

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スワップポイント

スワップポイントは、FXで利益を得る方法の一つです。これはポジションを持っているだけで、毎日発生する利益なので、外貨預金代わりに利用する人が増えています。きっと、関心を持っている方もいらっしゃるでしょう。

そこで、このページでは、

  • スワップポイントとは何か
  • スワップポイントで金利差益を狙うリスク
  • FXで資産を増やすための最大のポイント

についてお伝えします。

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ぶせな

ぶせな

FXの専業トレーダー。2009年に本格的にFXをスタートし、累計利益は、3年目で5000万円、5年目で1億円、8年目の2017年には1億5千万円を超える。一時的な利益でなく、継続的に利益を上げ続けるために、リスクを抑えることに重点を置き、短期売買を繰り返す「スキャルピング」と長めに保有する「デイトレード」の両方の手法を得意とする。

1. スワップポイントとは

スワップポイント(金利差調整分)とは、文字通り2つの通貨の金利差のことです。FXは、為替取引(交換)によって為替差益を得ることが第一の目的ですが、実は、このスワップポイントからも金利差益を得ることができます。

例えば、アメリカの金利が年間3%、日本の金利が年間1%、1ドル=100円のレートの時に、ドル/円の1万ドル分の買いポジションを持って、そのまま次の日に持ち越したとします。この場合、1万ドルの買いポジションに対して、金利差2%(=3%-1%)の1日分を得ることができます。これがスワップポイントです。

仮に、1日分のスワップポイントが54.6円で変わらなかったとしたら、1年間では約20,000円(=54.6円×365日分)のスワップポイントを得られる計算となります。

スワップポイント解説図

このように、スワップポイントとは、高金利の通貨を買い、低通貨の通貨を売った時に得られる金利差額のことをいいます。スワップポイントに関してはこの程度の理解で十分なのですが、念のため、他の特徴も3つ挙げておきます。

1.1. スワップポイントは外貨預金と比べて利率が高い場合が多い

日本はゼロ金利政策が続いているので、日本円で銀行預金をしていても年間でもらえる金利はわずかです。一方、米国ドルを日本のメガバンクで外貨預金をしていた場合の金利は0.2~0.35%です。

では、日本円を銀行ではなく、FX会社でドル/円を買った場合のスワップポイントはどうなるでしょうか?スワップポイントは、ドル/円の場合は1万ドルあたり◯◯円という形で表されるのですが、これを金利で表すと0.26%以上のところが大半です。

1.2. スワップポイントの受け取りや支払いは毎日発生する

ポジションを保有している限り、スワップポイントの受け取りや支払いは毎日発生します。そのため、1日の中で取引が完了するスキャルピングやデイトレードといった手法では、気にする必要はありません。しかし、スイングトレードなど、長期間に渡ってポジションを持つようなトレードスタイルの場合は、バカにできない金額になりますので注意が必要です。

1.3. 為替差損になる時もある

スワップポイントが毎日入ってきたとしても、為替変動によって投資していた資金が減ってしまったら意味がありません。

たとえば、FX会社でドル/円を100万円分買って、レートが100円から110円の円安になれば10万円の為替利益になります。しかし、レートが100円から90円の円高になってしまったら、逆に10万円の為替差損になってしまいます。

スワップポイントの金利差の大きさだけに目がいったら魅力的かもしれませんが、このようなリスクも把握しておく必要があります(詳しくは、『FXのスワップ運用で初心者が一番大損する5つの理由』をお読み下さい)。

2. スワップポイント目的がお勧めできない2つの理由

今現在、スワップポイントの高い通貨は、南アフリカランドやトルコリラがあります。前者は6.55%、後者は何と12.71%もあります。例えば、FX口座に5万円の証拠金を入れて、レバレッジ20倍で100万円分の南アフリカランドで買いポジションを持ち、保有し続けるとします。

すると、1年間では、100万円×6.55%=6万5500円の収入になります。元手が5万円なので、年間利回りは100%を超えます。すごい利回りですね。ただし、そう上手くはいかないのが投資の世界です。スワップポイントで大きな金利差益を狙うには非常に大きなリスクがあります。

その理由は、金利の変動とレバレッジにあります。

2.1. 金利の変動

スワップポイントは、2つの国の通貨の金利差によって生じます。そのため、どちらかの通貨の金利が変化すれば、当然スワップポイントも変わります。

南アフリカやトルコなどの金利が高い国は、信用格付けも低く、金利の変動も激しいのが特徴です。昔の日本も例外ではなく、バブル期には6~8%の金利の時もありました。

いずれにせよ、スワップポイントでの金利差益を狙ってポジションを長期保有しても、なかなか期待通りの収益にはなりません。

2.2. レバレッジ

金利差益を狙うには、金利変動よりレバレッジの問題のほうが大きいです。例えば、5万円の証拠金で100万円分のドル(1ドル=100円として1万ドル)の買いポジションを持ったとします。

そして、FX会社の証拠金の必要最低額が2万円だとします。この時、ドル円の買いポジションの評価損が3万円を越えると、ポジションが強制的に決済されてしまいます。そして評価損が3万円を超えるのは、為替レートが1ドル=97円以下になった時です。

つまり、ポジションを持った後に強制的に決済されるまでの猶予は、僅か3円しかないということです。参考までに2016年のドル円の為替レートのレンジをお伝えすると、最高1ドル=121.68円から最低99.47円で、1年で約20円前後の値動きがありました。これでは、レバレッジを効かせた取引で大きなスワップポイントを得ることはできません。

それでは、年利5%〜10%でもいいので、レバレッジをかなり低くしてスワップポイントを狙えばいいのではないかと考えた方もいるかもしれません。それぐらいの数字は、南アフリカランドやトルコリラだとレバレッジ1倍で達成できます。

しかし、やはり現実はそんなに甘くはありません。これらの通貨価値は、簡単に1年で100%以上も上下します。待っているのは結局強制決済ですね。

3.FXの魅力はトレード(為替差益)にある

FXとは」でお伝えしている通り、FXの最大の魅力は、少ない元手から始められて、平日は24時間取引できることです。そして、為替取引を繰り返して、何度も為替差益を得ることで利益を大きく積み重ねていくことができます。

また、スワップポイントでは、たとえレバレッジを抑えたとしても、年利5%どころか3%ですら達成は難しいです。そのため、スワップポイント狙いでFXを始めることは、私はお勧めしません。

また、スワップポイント狙いでFXを始めるなら、他にもっと資金管理が容易で、大きな効果を見込める投資方法もあります。少なくとも、FXでスワップポイントを狙っても、リスクとリターンを考えると割に合わないということをご認識いただければと思います。

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