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FXで失敗して1000万円を失った私の事例と失敗者の6つの共通点

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「FXで大金を稼ぎ、いっそのことトレードで生計をたてていきたい。」

こう考える方は多いと思います。私もFXを始めたきっかけは、サラリーマンを辞めて専業トレーダーになりたいという希望でした。

満員電車での通勤、会社の人間関係や無駄な会議、安定しているとはいえ上限が抑えられた給料、、、
私は、こうしたことに強いストレスを感じて、耐えられなくなっていました。そんな状況を打破すべく始めたFXでしたが、現実は厳しいものでした。どれだけ時間をかけても上達せず、挙句の果てに、リーマンショックで1000万円以上の大損を経験しました。

その後、立ち直って、今では、専業トレーダーとなって、サラリーマンの時は考えられなかった額を稼げるようになりました。当時は目の前が真っ暗になり、絶望で一杯でした。

しかし、今になって当時を振り返ると、この大損がトレードを見直すきっかけとなりました。その中で、FXで失敗する人には共通点があるということを知ったのです。私が、大損をした時は、まさに、その共通点に当てはまっていました。つまり、大損は必然でした。これを改善しない限りFXで勝ち続けることは不可能です。

事実、私は、そこから勝てるようになりました。

このページでは、その時の気づきを基に、失敗する人の共通点を説明させていただきます。せっかくお金を稼ぐために始めたFXなのに、お金を無くして終わるという結果では、目も当てられません。そうならないよう、トレードであなたがどんな行動をとっているのか、よく認識してください。今のうちにあなた自身を理解することが、上達の秘訣です。

1.初心者が損する2つのパターンと投資心理

FXで失敗するというと、何を思い浮かべますか?

ほとんどの場合、損することに結びつきませんでしょうか。
損することは失敗の一つですが、失敗=損すること、だけではありません。適切な相場の見方ができないため、得られるはず利益を得る事ができないという、機会損失も失敗の一つです。

機会損失の場合、儲けそこなっただけで、何ら金銭的なダメージを受けません。そのため、この失敗を元に次は利益を上げようと心構えを作ることができますね。気持ちを切り替えれば、すぐに立ち直ることができます。しかし、損してしまうと、資金が減るという実害をもたらします。どんな理由であれ、FXで資産を減らすことは、失敗そのものです。

そこで、損しないようにするために、理解しておくべきことを詳しく見ていきます。FXは、勝つことよりも損しない意識を持つことが重要です。特に初心者の頃は、より重要になります。とにかく損して失敗しないようにしましょう。

1.1. 損切りできない理由を理解しておくこと

FXで負けるパターンは2つあり、おおよそ次のどちらかに当てはまります。

 ・1回のトレードで大損する
 ・徐々に資金を減らしていく損切り貧乏

なぜ2つに大別されるのか、これには投資心理と深くかかわっています。
人は、損得勘定に目を奪われると、損する行動を自然に取るようになります。決して、あなたのやり方が悪いのではなく、人間の心理上しかたないことです。しかし、改善ができないかというと、そんなことはありません。どのようなことか、しっかり理解し、意識することで充分です。

この2つの損するパターンと投資心理については、FXの損切りルールを決めて勝ち続ける戦略を作る方法」で詳しく説明していますので、理解を深めてください。

1.2. リーマンショックで大損した例

次に、失敗する例を見てみます。

上述の2つの負けパターンでいうと、1回のトレードで大損してしまう前者の場合です。これは、初心者の域から抜け出せない私が、実際に失敗してしまった例です。この失敗は心に深く刻まれ、今でも鮮明に覚えています。

リーマンショックの前からトレードはやっていましたが、勝ちと負けを繰り返し、損益はトントンといった程度でした。FXに慣れてきて、大きく負けたことがなかったため、ポジションが徐々に大きくなり始めた頃でした。そこに、リーマンショックが襲いかかってきました。

下図は、そのときのドル円日足です。

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2008年9月15日にリーマンブラザーズが破綻しました。これが下落に拍車をかけるきっかけになり、3ヶ月で約17円も暴落しています。買いポジションを持っていた私は、損切りができずに戻るのを待ちました。

9月15日以前のチャートを見ると分かりますが、たとえ少し下落しても、待っていれば戻っているのです。いずれ戻るだろうと、損切りせずに保有したままでした。それどころか、欲を出してこの相場で大きく勝とうとナンピンし、ポジションは恐怖を感じるほど大きくなったことを覚えています。

損切りをすると損が確定してしまうため、逆にポジションを増やしたのです。今までは、たとえ含み損になってもチャラ程度にはできていました。しかし、まぐれは長続きしません。

祈るような気持で下落がストップするのを待ちましたが、いよいよ含み損に耐えられなくなり、損切りをしました。たった1回の損切りで、1,000万円以上の損失を確定させたのです。

1.3. 大損した3つの理由

短期間で資産を失ったため、最初は現実を受け入れることができず、精神的にまともではなかったと記憶しています。幸い、当時は兼業トレーダーでしたので、安定した給料が翌月になれば入ってきます。これが救いとなり、再チャレンジすることができました。

このときに、私が大損した理由は次の3つです。

 ・売買ルールがない
 ・ポジポジ病
 ・根拠のないナンピン

これらは、初心者が失敗してしまう典型的な負け方です。あなたにも当てはまっていか、確認してみてください。ぞれぞれ、詳しく見ていきます。

なお、適切な知識をつけると、これら3つは解消できます。必要なことは、「FXデイトレードを初心者が始めて勝てるようになるまでの全て」で、解説しています。

1.3.1. 売買ルールが無いままトレードするのは負けにいくようなもの

売買ルールは、手法といえます。
FXを始めたときは、手法などあるはずないのは当然です。初心者が、売買ルールを最初から構築しているはずはありませんね。そのため、なんとなくポジションを取ったり、曖昧な根拠でトレードすることになります。そして、これが危険な行動の始まりです。初心者だからといって、ルールがないままトレードしていいはずがありません。

ひとたびマーケットに出れば、プロも初心者も同じ土俵で戦います。初心者に優しいことはなく、弱肉強食の世界です。売買ルールを持たないプロはいません。初心者だからといって、ルール無しでトレードするのは、お金を捨てに行くようなものです。

1.3.2. ポジポジ病はトレードやっている満足感しかない

ポジポジ病とは、ポジションを持たないと気が済まない状態のことです。
原因は、儲けたいという欲が全面的に出てしまうからです。たしかに、エントリーしないと利益を上げることは不可能です。しかし、利益が出るのは、期待値が高いポイントがくるまで待ち、そこでトレードすることですね。

ポジポジ病だと、ルールなど関係なくチャートを見ている今エントリーします。指をくわえてチャートを見ているだけでは、儲からないと思うのでしょう。まぐれでもいいから、今この瞬間勝ちたいという浅はかな希望です。当然勝てるはずもなく、さらに負けが膨らんで悪循環に陥ります。

トレーダーは、ポジションを持つことが仕事ではなく、利益を上げることが仕事です。これは勘違いしてはいけません。ポジションを持つことで、マーケットと深くかかわっているという満足感を持たないよう、注意しましょう。ヤミクモに100回トレードして負けるより、たった1回のトレードで利益を上げる方が、トレードの世界では正しいといえます。

1.3.3. 祈る気持ちでナンピンすると無間地獄の始まりとなる

想定と違う動きをしたとき、損切りをしないだけでなく、ナンピンしてポジションを追加するという行動は本当に危険です。無間地獄というと言い過ぎですが、ナンピンしてさらに逆行すると、資産を大きく失うことになります。中には破産する方もいます。大損した経験がない方こそ、リスクに対して敏感になってください。

リスク管理については後述しますが、リターンばかりに焦点を当て、リスクに目を向けず、負けを無かったことにする方がいます。根拠なくナンピンし、祈ったとしても、この願いは決してかないません。

1.4. 失敗しないにこしたことは無い

上述した3つの敗因は、失敗するトレードのオンパレードです。どれを取っても危険極まりない行動で、当然の結果といえます。

損は、過去にさかのぼって取り消すことはでません。二度と同じ失敗をしないように心がけるしかできませんが、失敗の経験をしたことで、真剣に取り組まなければFXでは勝てないと実感することができました。

失敗してこそ分かることがある、とお考えの方がいるかもしれません。しかし、失敗しないにこしたことはないです。確かに、私はこの失敗がきっかけとなり、本気でFXに取り組みました。スイッチが入るきっかけが大損だったのであり、もっと良いきっかけがあれば、当然そちらの方が良いです。

スイッチが入るきっかけは、結局メンタルです。中途半端な気持ちで取り組めば、良い結果は出ません。モチベーションが高く、相応の努力を継続すれば、勝ちながら上達する理想のトレーダーになれるでしょう。今日勝てなくても、明日以降チャンスは無限にあります。しかし、今日大損してしまうと、たった数分前でも過去に戻ることはできません。

2.初心者がFXで失敗する6つの共通点

これまでは、1回のトレードで大損した私自身の例を見てきました。行動が適切かどうかも考えず、思いついたままにトレードした結果です。投資心理で見たように、欲に任せた思いつきのトレードでは、絶対に勝てません。私に限らず、初心者が失敗する理由は、次の2つに分類されます。

 ・テクニカル分析の知識不足によるもの
 ・不適切な投資行動によるもの

前者のテクニカル的な知識は、覚えるしかありません。逆に、覚えればすぐに解消できることですので、FXデイトレードを初心者が始めて勝てるようになるまでの全て」でおさえてください。

そして、これから説明させていただくのが、後者の投資行動についてです。

行動というと、目に見える形ではないため、軽視されがちです。しかし、行動は考え方です。つまり、適切な考え方が伴っていないと、トレードでは勝てないということです。

トレードで失敗する人は、負ける思考回路になっていて、共通点があるものです。
次の6つの共通点を考えていきます。

 ・運と実力を勘違い
 ・目標設定が異常で気が焦って空回り
 ・他力本願の思考
 ・資金が少額なときほどレバレッジを高くする
 ・負けを無かったことにする
 ・検証という都合の良い解釈をする

トレードは、勝つことよりも負けないことでしたね。負けないために、これらの共通点に心当たりがないか確認してください。そして、反対の行動を取るように心がけてください。

2.1. 運を実力と勘違いしてしまうこと

「ビギナーズラック」という言葉があります。
初心者がまぐれで勝つことですね。これ自体は、なんら悪いことはありません。むしろ幸運です。勝つことの喜びを体感し、モチベーションがアップしてさらにFXに対して真剣に取り組むきっかけになることもあるでしょう。

一方、問題は、このビギナーズラックを「実力」と勘違いしてしまうことです。

通貨ペアの価格は、上がるか下がるかのどちらかです。極端にいうと、適当にポジションを取っても、2回に1回は勝つことができるのです。もし、あなたなりに根拠があってトレードし、大きく勝ったとします。「やっぱり勝てた!」と自信が持て、次から次へとトレードしたくなりませんでしょうか。

このとき勝てたのは、運が良かっただけかもしれません。売買ルールがなく、相場観でトレードしたなら、まぐれの可能性が高いです。まぐれは、長続きしません。実力と勘違いしたままトレードすると、いずれ痛い目に合うことになります。

初心者は、まぐれで勝って実力で負ける、という位に謙虚な姿勢が必要です。

2.2. 目標設定が異常で気が焦って空回り

少し勝ち始めると、「自分はもう勝てる!」と自信過剰になり、まるで聖杯を手に入れたかのような高揚感がわいてきます。そして、週や月単位で利益目標を設定するようになります。しかし、その目標に無理があることが多いです。負ける日を考慮せず、毎日勝つことを前提としてしまいます。

もう勝てると勘違いしている上、目標が高すぎて夢物語のような数字を計算するようになります。
「取らぬ狸の皮算用」というコトワザがあるように、これでは非現実的です。

しかし、本人はもう勝てるトレーダーになったと思っているため、いざ負けても、その負けを認めることができなくなります。そのため、前日の負け分を取り返そうとしてロットを増やしたり、本来のトレードができなくなります。気持ちだけが焦り、トレードが空回りするようになります。

2.3. 他力本願の思考

初心者が上達するコツの一つに、勝っている人のやり方を真似する方法があります。
相場の見方が身につくので、とても早くスキルアップできるでしょう。それに加え、あなた自身も知識や適切な考え方をインプットし、しだいに自分だけのやり方を構築していきます。トレードスタイルは、自分で作り上げるものですね。

しかし、失敗する人は、自分で作ろうとせずに、他力本願の考えです。ろくに勉強もせず、勝てる手法だけを探しまわるようになります。何回かトレードして勝てないと、「この手法は駄目だ!」と決めつけてしまい、次の手法を探します。勝てない理由を、他人の手法のせいにします。楽して儲けたいという心があるからでしょう。

謙虚に学ぶ姿勢がなければ、たとえ勝てる手法が目の前にあったとしても、あなたが手法をコントロールすることは絶対にできないでしょう。

2.4. 資金が少額なときほどレバレッジを高くする

FXは、比較的少額の資金でもスタートすることができる投資です。数万円あれば取引することができ、この手軽さもFXの魅力の一つです。

しかし、少額だからといってリスクが少ない訳ではありません。どんな資金量でも、リスクとリターンは同じです。資金が少額なときほど、早く増やしたいと思う気持ちが強くなります。そのため、まだ勝てる売買ルールが無いにも関わらず、大きな賭けをするような感覚で、ポジションを持つようになります。

また、海外業者には、300倍や800倍などの高レバレッジをうたっているところもあります。かりに、10万円をこのような高レバレッジでトレードすると、とてもリスキーで1回の負けで全て失うでしょう。トレードスキルが無い状態で高レバレッジは、負ける要素が重なっています。

運よく何回か勝てたとしても、間違った勝ち方は長続きしません。大きな失敗をするのは時間の問題といえます。

2.5. 勝ちに焦点を当てて損失は無かったことにする

勝ち負けの感覚が身についていない頃は、自分に都合よく解釈する傾向にあります。

たとえば、1回でも勝つと、「自分はすごい!」と考えます。一方、負けトレードに関しては、「あのときは仕方なかった。」「ルールを破ったからトレードに入らない。ルール通りやれば勝てていた。」などと、都合よく解釈し、損失は無かったことにします。なぜルールを守れなかったのか、という点は反省せず、次は勝てると信じます。

前向きな姿勢は良いですが、勝ちを自慢して負けを隠すような行動では、一向に上達しませんね。負けを認められないと、損しては口座へ入金することを繰り返し、そのうちトータルで大きな資金を失ったことに気付きます。負けに対して無神経にならないようにしましょう。

2.6. 検証という口実で適当にポジションをとる

売買ルールを作るには、何度もトレードして分析と実践を繰り返す必要があります。検証とはいえ、エントリーからイグジットまで根拠を作らないと、分析できません。これをしっかり守らないと、検証と言いつつ、適当にトレードするようになります。

イグジットポイントを決めないままエントリーしたり、ポジポジ病になったりすると、損切りが遅れていずれ大失敗をおかします。

売買ルールを構築するためには、実践で検証する必要があるので、線引きは難しいです。しかし、そのトレードが検証になるものか、このすみ分けは重要です。検証のためのトレードなのか、勘でトレードしているのか、一度考えてみましょう。

まとめ

FXで失敗する人は、上述したような共通点があります。
テクニカル的な知識ではなく、行動パターンであるため、意識しないと気付かないものです。頭では分かっていても、実際のトレードに結びつけること難しいかもしれません。しかし、テクニカル的なスキルアップは時間を要しますが、行動を変えることは、今すぐにできます。考え方しだいで、失敗する確率を今日から減らすことができます。負けないこと、それは勝つことを意味します。上述に心当たりがあれば、この機会に改善し、成功するためのトレードを行ないましょう。

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ぶせな

FX専業トレーダー。FXに特化した投資歴は10年以上で、累計利益は1億円を超える。 リスクをおさえることに重点をおき、短期売買を繰り返すスキャルピングと長めに保有するデイトレードを得意とする。一時的な利益でなく、継続的に利益を上げ続ける独自の投資スタイル。

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