ZMP(7316)12月のIPOで最も注目できる銘柄

 ZMP(7316)は自律移動ロボットテクノロジー事業を行う企業として以前から注目されていました。今回の新規上場では公募売り出し数が8,653,500株ありますので、想定価格760円では吸収額が75億円、時価総額が312億円に及びます。自動運転については2020年頃をメドに実用化される見通しのため、近年では自動運転技術を取り上げるニュースが多くなりました。それだけ注目度が高い中での新規上場になるので12月のIPOで最も注目できる銘柄といっていいでしょう。IPO投資についてはセカンダリーと公募の双方で収益機会が得られそうです。

銘柄情報
銘柄コード  7316 銘柄名 ZMP 市場 マザーズ
事業内容 自律移動ロボットテクノロジー事業

 

初値の期待度 セカンダリー妙味 総合評価
A  A  A
予想初値
 3000円

公募申込戦略 

 同社は主幹事の日興証券が全体の85%にあたる7,356,300株 の割当数になります。ネット申込みへの配分はおよそ730,000株になりますのでネット申込みでも割当される可能性が高いです。その他、大手証券会の配分もありますが、狙い目としてはマネックス証券の86,500株やエイチエス証券の43,200株になります。

需給面

 同社は公募売り出し数が8,653,500株ありますので東証マザーズでは吸収額、時価総額とも超大型級のIPOになります。また、VSリスクについてはVCが21,00万株と公募売り出し数より多いので注意が必要です。ロックアップが1.5倍~2.3倍と分かれていますが事前の人気を考慮するとロックアップは全て解除されるという見方をしています。SOは440万株ありますが、こちらも行使価格が小さめな設定から、即権利行使される可能性があります。上場時に人気化して吸収できるかどうかがポイントになります。

成長性

同社は売上は増収であっても赤字の状況です。ただ、今後の成長性や市場の将来性を考慮すると同社のIPOは数年前のサイバーダインがイメージできます。サイバーダインは上場時から株価が約5倍に値上がりしました。そのため、IPO戦略は公募獲得とセカンダリーの双方で望む方法がとれます。

 

【評価の解説】

初値の期待度とは、公募価格よりも高い初値が付く可能性が高いと考えられるものです。この評価が高い銘柄は、『IPO 株の当選確率を上げる3 つのテクニック』を使って、積極的に申し込みをすると良いでしょう。セカンダリー妙味とは、上場後に株を取得しても、尚、値上がり益を見込める可能性が高いものです。この評価が高い銘柄は『IPO セカンダリー投資で会社員が年間数100万円の利益を得た方法』を参考に、利益の増大を目指してみるのも手です。また、初心者の方は、IPO 投資の基礎として、『IPO投資で収益率26.6%の成功例!絶対知っておくべき2つのノウハウ』にも目を通しておきましょう。

基本条件
仮条件 760円~1,040円
公募価格 上場延期
ブックビル期間 2016年11月30日 ~ 2016年12月8日
購入申込み期間 2016年12月12日 ~ 2016年12月15日
上場予定日 2016年12月19日 (上場延期)
上場時発行済株数 42,297,000株 (別に潜在株式4,590,000株)
公募売出数 公開株数10,112,000株  
(公募3,505,000株、売り出し6,607,000株)
想定発行価格 760円
購入に必要な金額 76,000円
引受証券会社
役割 証券会社 割当数(株) 割合(%)
主幹事証券 SMBC日興 7,356,300  85.01
引受証券 大和 259,600  3.00
引受証券 SBI 173,000  2.00
引受証券 みずほ 173,000  2.00 
引受証券 J.P.モルガン 173,000  2.00 
引受証券 マネックス 86,500  1.00
引受証券 いちよし 86,500  1.00
引受証券 エース 43,200  0.5 
引受証券 エイチ・エス 43,200  0.5 
引受証券 東洋 43,200  0.5 
引受証券 岩井コスモ 43,200  0.5 
引受証券 東海東京 43,200  0.5 
引受証券 SMBCフレンド 43,200  0.5 
引受証券 岡三 43,200  0.5
引受証券 極東 43,200  0.5 
既存株主およびロックアップ条件(VCリスク:C)
氏名 株数 割合 ロックアップ
谷口 恒 9,788,000株 22.56% 180日
Intel Capital Corporation 6,400,000株 14.75% 90日or 2倍 
先端技術産業創造投資事業有限責任組合 5,600,000株 12.91% 90日or 2倍 
FVCグロース二号投資事業有限責任組合 2,400,000株 5.53% 90日or 2倍 
ジャフコV1-B号投資事業有限責任組合 2,170,000株 5.00% 90日or 2倍 
株式会社JVCケンウッド 2,000,000株 4.61% 180日 
日本再興成長戦略第1号投資事業有限責任組合 1,740,000株 4.01% 90日or 2倍 
富士エレクトロニクス株式会社 1,600,000株 3.69% 180日 
株式会社小松製作

1,332,000株

3.07%  
ジャフコV1-A号投資事業有限責任組合 1,300,000株 3.00%  90日or 2倍
 既存株主合計 43,382,000株 ロックアップカバー率  92.16% 
ストックオプション付与状況(SOリスク:C)
総会決議日 株数 行使価格 行使期間
2013年9月19日 782,000株  52円 2015年9月26日~2018年9月25日
2015年11月30日 16,000株 5円 2015年12月2日~2018年12月1日
2015年11月30日 2,028,000株 63円 2016年11月26日~2024年11月12日
2015年11月30日 120,000株 63円 2016年11月26日~2024年11月12日
2015年11月30日 1,222,000株 1,503円 2015年8月21日~2025年8月20日
2015年11月30日 140,000株 150円 2017年8月21日~2025年8月20日
2015年11月30日 178,000株 150円 2017年8月21日~2025年8月20日
合計  4,486,000株 上場時行使可能株数 4,168,000株
直近の業績
業績動向(百万円) 売上高 営業利益 経常利益 純利益
(単独実績)2014.12 639 92 92 83
(単独実績)2015.12 709 -84 -58 -59
(単独予想)2016.12 976 -173 -183 -313
(単独3Q累計実績)2016.12 652 -101 -75 -198

 

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柳橋義昭

IPO投資を中心としたイベント投資で年間2000万程度のトレード利益を得ている株式投資家。証券会社でのIPOの業務の経験や、証券ディーラーの経験を活かして独自のIPO攻略法を構築。

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