FXの用語で初心者が最初に覚えるべき超重要な14コ

FXの用語には専門的なものが多く、取っ付きにくいと思う方もいるかもしれません。

しかし、FXの場合、株式投資などの他の投資法と比べたら仕組みがシンプルなので、覚えるべき専門用語の数はそれほど多くはありません。

この記事では、FXを始めるにあたって、初心者が最低限覚えるべき用語を14個厳選しています。

それに加えて、その用語のFXでの位置付けや、どうトレードに活かすかのコツまでを、私の経験を基に解説しています。

トレードで勝つためには、基本的な用語の意味を押さえて、正しい取引方法をマスターする必要があります。ぜひ、用語集としても活用していただき、実際に利益を出せるまでレベルアップしていきましょう。

執筆者
ぶせな

ぶせな

FXの専業トレーダー。認定テクニカルアナリスト。 本格的にFXを開始してから10年で1億6,500万円の利益を突破。著書に、『最強のFX 1分足スキャルピング』『最強のFX 15分足デイトレード』(共に、日本実業出版社)がある。ツイッターアカウントは、『@busena_fx』。

はじめに:用語を覚えて経験を積もう

FXに限らず、トレードは、用語を覚えたらすぐに勝てるほど簡単ではありません。

基本的な専門用語を覚えるのは当然で、最終的には、売買手法を構築して利益を上げる必要があります。そして、そこに至るためには、莫大なトレード経験を積む必要があります。

流れを整理すると、

用語を覚えてトレードを実践する ⇒ 試行錯誤しながら、あなたに合ったやり方を見つける

という具合です。例えば、自動車免許を取るとします。

車の仕組みについては、全く知らない方がほとんどでしょう。最初に、タイヤ、エンジン、ギアなどの用語を覚えますね。しかし、用語を覚えてもすぐに運転できません。知っているのと、運転できることは異なります。免許取得にあたり、専門用語を覚えるのは絶対条件に過ぎません。

また、将棋なら、金銀などの全ての駒の使い方を覚えることからスタートしますね。使い方を知っているだけでは勝てませんが、知らないと、そもそも将棋ができません。全ての駒の特徴を完全に理解した上で、初めて戦略が立てられます。そして、その後に実践が必要になってきます。

FXも同じように、用語を覚えてから、実際のトレードで経験を積んでいくことが大事です。

初心者が最初に覚えるべき14個のFX用語

これから紹介する14個のFX用語は、トレードをしなくなるまで毎日のように使います。つまり、最も重要な基本的な14個なので、必ず覚えて下さい。

繰り返しになりますが、用語を覚えただけではトレードに活かせません。その用語の意味をしっかり理解して、トレード手法に活かすことが重要です。

また、実際のトレードに活かす方法は別の記事で紹介するので、最後にリンク先のページもお読みいただくと、より成果が高まるはずです。全て読みこなせた後には、上級者の知識量になっていることをお約束します。

それでは、始めましょう。

①pips(ピップス)

FX特有の共通した取引単位で、「ピップス」と読みます。FXは、2国間の通貨ペアを売買するので、特定の通貨で価格を表すことができません。

例えば、「値幅が1円」と表現しても、円だと、日本でしか通用しません。また、価格は常に変動しているので、対ドルで表すと、「値幅が1ドル」になる時もあれば、「0.9ドル」になる日もあります。

そこで、pipsを使って、「値幅が100pips」と表現すれば、対ドルでもポンドでも、共通の単位になります。

次の記事をしっかり読んで、最初からつまずかないようにしましょう。

FXの単位pips(ピップス)とは|読み取り方のコツ

②ロスカット  

含み損のポジションを決済する「損切り」のことです。一定以上の損失を防ぐため、業者が指定した基準に達すると、自動的に損切りする意味でも使われます(強制ロスカットとも言う)。

業者が自動的にロスカットするにせよ、自分で手動でロスカットするにせよ、同じ損切りです。

ロスカットを甘く見ていると、大損して退場する確率は極めて高くなります。逆に、ロスカットが上手くなると、利益が残るようになります。

次の記事を読んで、勝ち組トレーダーへの一歩を踏み出しましょう。

≫ 損切りとは?億トレーダーが実践している3つのロスカットルール

③マージンコール

先ほどの②の「強制ロスカット」が執行される前のアラームのようなものです。「そろそろ強制ロスカットになりますよ」ということをトレーダーに伝え、損失がこれ以上出ないように何かしらの行動を促します。

口座内の資金の証拠金維持率が低くなると、どの業者でもマージンコールが発生します。頻繁に発生するのであれば、資金管理ができていない証拠です。例えば、資金に対して取引量が多かったり、ロスカット基準が甘過ぎるなど、改善すべき項目はいくつかあるはずです。

次の記事を読んで、マージンコールに引っ掛からないためのルール作り学びましょう。

≫ マージンコールとは|FXトレーダーを守る仕組みと厳守すべきルール

④スキャルピング

数pipsのような、小さな利益を繰り返し取って利益を積み重ねる手法です。エントリーからイグジットまで、数秒から長くても数分と、超短期なのが特徴です。

スキャルピングは、損切りをしっかり行えば、1回のトレードで大損することはありません。そして、小さな利益を何度も積み重ねていくと、資産曲線は、安定した右肩上がりになります。

このスキャルピングのメリットは、トレードしていない時はポジションを持たないため、精神的なプレッシャーが少ないことです。

それに加えて、ボラティリティが高ければ毎日のように取引チャンスがあり、日中仕事をしている会社員でも、帰宅後の21時から25時など、時間を決めて売買することも可能です。

しかし、トレード回数が増えると、スプレッド(⑦で解説)という手数料がかさみます。

次の2つの記事で、私のスキャルピングのノウハウを全てお伝えしています。

≫ スキャルピングで5年で1億稼いだ私のトレード手法の全て
FXのエンベロープで1億円以上稼いだ具体的な使い方

⑤デイトレード

ポジションの保有時間が、数十分から数時間のトレードのことです。翌日に持ち越さないことが基本ですが、エントリーする時間によっては日をまたぐこともあります。例えば、23時にエントリーし、翌日まで利益目標と損切り幅のどちらにも到達しなければ、持ち越しになります。

デイトレードは、どんな生活スタイルでも可能な手法で、かつ1回のトレードで利幅が稼げるため、コツをつかめば効率よく利益を上げることも可能です。

次の2つの記事で、私のデイトレードのノウハウを全てお伝えしています。

≫ FXのデイトレードで初心者が成功するためのポイント
デイトレードを始める初心者が知っておくべき基礎知識

⑥スイングトレード

ポジションの保有時間が、数日から数週間のトレードのことです。そのため、1回のトレードで大きく勝つことも可能です。チャートに張り付く必要がないため、日々まとまった時間が取れない兼業トレーダーの方に特に向いています。

スイングトレードは、100pips以上の利益を目指す反面、損切りpipsも大きく、損益変動が激しくなるため、ある程度慣れて、一度に持つポジション量が大きくなってきた時に、勝ち負けの差が出てきます。

資金管理や損切り幅の設定など、価格を予測する以外にも重要なことがあるので、次の記事でポイントを学びましょう。

≫ スイングトレードで初心者が勝てるようになるまでの具体的手法

スプレッド

買値と売値の差額のことで、FXの実質的な手数料になります。

売買する度にスプレッド分がマイナスになるため、薄利で売買を繰り返すスキャルピングをやる場合は、特に注意が必要です。

スプレッドは、業者や通貨ペア毎に大きく異なり、数回のトレードなら損益への影響は少ないですが、1,000回、5,000回、10,000回と繰り返していくと、手数料がかさんでいきます。

そのため、スキャルピングをするなら、狭いスプレッドの口座を選ばないと、本来勝てるはずのやり方でも勝てなくなります。

余計な手数料を払わないように、次の記事でしっかり学びましょう。

≫ FXのスプレッドとは|無駄な手数料を減らすための必須知識
≫ FX口座のおすすめ|初心者に絶対知ってほしい6社の徹底比較

スリッページ

注文した時、意図していた価格と違う価格で約定することです。

スリッページは、「スリップする」「すべる」とも言います。システムが脆弱な業者だと、約定するまでの時間が長く、さらにスリッページが発生することが度々起こります。こうなると、注文する度に気になってストレスが溜まります。

このスリッページは、目に見えない上、全ての業者が発生率のデータを公表しているわけではありません。そのため、どの業者が優れているかは、実際に注文を出して感触を確かめるしかありません。

スリッページも、先ほどの⑦スプレッドと同様、スキャルピングをする際には注意が必要です。仕組みと、発生率が少ない業者は、次の記事をご覧下さい。

≫ FXのスリッページを理解して勝つために必要な4つのコト

テクニカル

テクニカル指標とテクニカル分析を意味します。

FXでは、テクニカル分析(チャート分析)の重要性が説かれることが多いです。つまり、エントリーからイグジットまで、チャートで判断するやり方です。

私は、FXは、テクニカルを学べば、勝てると断言しています。なぜなら、チャートには期待値が高いポイントがあるからです。どのテクニカル指標を使うかによって、期待値が高いポイントは全く異なります。これからFXを始めるなら、とにかくチャートを見続けることが重要です。

その際、どのテクニカル指標を使うかを比較検討するためにも、各テクニカル指標の役割と目的を知っておく必要があります。次のまとめ記事でしっかり覚えましょう。

≫ FXのテクニカル分析のまとめ
≫ FXのテクニカルを極めて利益を上げ続けるための3つのアドバイス

⑩ファンダメンタル

ファンダメンタルとは、その国の経済状態を表すものです。例えば、GDP(国内総生産)や雇用情勢、政策金利などのようなものです。

中長期的には、相場動向はファンダメンタルの影響が大きいです。具体的には、経済指標の結果により、通貨が買われたり売られたりして、大きなトレンドを形成します。

そのため、相場の大きな流れはファンダメンタルを意識し、売買に直結する細かい動きは、テクニカルを意識することをおすすめします。

FXで利益を上げるには、ファンダメンタルで未来を予測する必要はありませんが、マーケットを動かしている、旬の材料やニュースは常に把握することを心掛けて下さい。次の3つの記事でポイントを押さえましょう。

≫ FXのファンダメンタル分析とは|初心者が必ずチェックすべき6つの情報
≫ FXの仕組み|為替レートを動かす二つの要因
FXニュースの活用方法|利益を上げるために必要な4つの手順

⑪通貨ペア

FXは2国間の通貨を売買するため、必ず2つの通貨を組み合わせます。そのため、「通貨ペア」と表現し、ドル/円、ポンド/ドル、ユーロ/円などの組み合わせがあります。

初心者の方は、最初はマイナーな通貨ペアは避け、誰もが知っているメジャーな通貨ペアから売買することをおすすめします。

ただし、価格が変動する時期や時間帯などは、通貨ペアによって異なります。そのため、「ドルストレート」や「クロス円」など、仕組みの違いもよく理解した上で、あなたに合った通貨ペアを選択することが大切です。

もし、自分の投資スキルに合っていない難しい通貨ペアでトレードすると、勝てる見込みは低くなります。そうならないように、次の記事で正しい通貨ペアの選び方をしっかり学びましょう。

≫ 通貨ペアとは|FXで勝つための正しい選び方

スワップ 

スワップとは、2国間通貨の金利差のことです。外貨預金をイメージすると、金利が高い国の通貨を買うと、年3%や5%などの金利が付きますね。一方、通貨ペアを売買するFXでは、金利が高い通貨を買い、低い通貨を売ることで、スワップ(金利)が毎日もらえます。

しかし、価格変動による売買差益(キャピタルゲイン)と比較すると、スワップの利益(インカムゲイン)は微々たるもので、買った通貨ペアの価格が上昇しなければ、スワップを受け取る意味はありません。

さらに、長期保有を目的として初めてスワップ取引をする場合は、買った通貨ペアが暴落するリスクも考慮する必要があります。基本とリスクを次の2つの記事でしっかり学んで、本当にスワップ運用をやるかどうかを判断しましょう。

≫ スワップポイントとは|FXで金利差益を狙う方法と注意点
≫ FXのスワップ運用で初心者が一番大損する5つの理由

⑬レバレッジ

元手資金(証拠金)にかける倍率のことです。FXの個人口座では、最大25倍まで設定することができ、これを、レバレッジ25倍の取引と言います。例えば、30万円の証拠金でレバレッジ25倍をかけると、750万円分の取引が可能になります。

レバレッジを活用すれば、短期間で大きな利益を出すことも可能ですが、逆に、損した時も大きな痛手になります。リスクとリターンは同じなので、最初は安易にレバレッジをかけ過ぎないように注意しましょう。

ただし、トレードに慣れて利益が出るようになったら、レバレッジを徐々に大きくしていくことも必要です。そうすることで、その後の資産増加のスピードが加速します。

次の記事を読んで、レバレッジをかける場合とかけない場合の2つの視点から考えると、その有効性が分かります。

≫ FXでレバレッジの高いトレードができる人の3つの条件
≫ FXのレバレッジなしから考える|トレードする目的と稼ぎ方

⑭両建て

買いと売りの両方のポジションを同時に建てることです。買いと売りの値動きの変動が打ち消し合って、損益が固定されます。

しかし、買う時と売る時でスプレッドのコストが倍かかるので、戦略がないまま何度も両建てすると、確実に損します。

特に、初心者が両建てをすると、買いと売りのポジションを外すタイミングが分からず、混乱します。ただし、戦略を持って両建てを使いこなせるようになると、ポジションをコントロールする楽しさが味わえます。

そもそも両建てをする目的が分からない方は、次の記事を読んで、私のやり方を参考にしていただければと思います。

≫ FXの両建てで利益を上げるたった1つの超重要な知識

まとめ

FXは、専門性が高い投資です。もし、この記事で紹介した14個の用語を見た時に、あなたのFXの成功談や失敗談、他愛のない話が浮かんできたら、経験を積んでいる証拠です。

FXで成功するためには、本気で取り組み、各用語に思い入れを持つくらいの気持ちが必要です。

大きな利益を上げて、あなたの夢をぜひ実現させて下さい。

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