FXの複利で失敗しないためには?仕組みを理解して最短で稼ぐ3つのステップ

FXにおける複利とは、トレードで得た利益を元手資金に加えて再投資し、資産を増やすスピードを速くさせる仕組みです。

しかし、取引量を増やした分、負ける額も大きくなるので、注意が必要です。

そこで、この記事では、FXの複利について、次の3つのことを具体的にお伝えします。

  • FXの複利の基本
  • 複利運用を行う際の3つの注意点
  • 複利を上手に活用するコツ

FXには、複利のような効率よく稼げる環境が整っています。私もこの複利を上手く利用して、億を超える資産を築くことができました。この複利を活用するには、まずは正しい知識を持つことが大切です。ぜひ、参考にして下さい。

執筆者
ぶせな

ぶせな

FXの専業トレーダー。認定テクニカルアナリスト。 本格的にFXを開始してから10年で1億6,500万円の利益を突破。著書に、『最強のFX 1分足スキャルピング』『最強のFX 15分足デイトレード』(共に、日本実業出版社)がある。ツイッターアカウントは、『@busena_fx』、ブログは『億トレーダーぶせなブログ』。

はじめに:FXの誤った認識を改める

複利とは、元本と利息分に対して利息が付くことです。FXに置き換えると、利益が出た時に元手資金に加えて利益も再投資し、さらに利益を狙う運用方法です。

少し難しいと感じる方でも、次のようなことなら聞いたことがありませんか?

  • 「FXは1年間で30万円が1,000万円にできる」
  • 「FXはフルレバレッジで雪だるま式に資金が増える投資」
  • 「FXで1日10pips取るだけで生計が立てられる」 

いかがでしょう?お金が増えるワクワク感がありますね。

FXは、複利を活用すれば、短期間で大きな利益を上げられる投資です。しかし、これは「複利運用が上手くいった場合」に限ります。

複利の力は凄いものがありますが、複利の扱いを間違えると大損します。

特に、初心者の方は、「短期で大きく稼げる」という複利の良い面ばかりを見てトレードを始める傾向があります。そのため、まずは、複利に関する正しい知識を身に付ける必要があります。

その後、複利をどう活用すべきか、あなた自身の状況に照らし合わせて考えていくと良いです。

  • 自分の運用方針に無理がないか
  • 適切な取り組みができているか

を意識して、読み進めていただければと思います。

1.FXの複利の基本

まずは、FXの複利の基本を押さえましょう。

1.1.単利と複利の比較

複利ではどんな増え方をするのか、単利と比較してみましょう。

  • 単利:最初の元本に対してのみ利息が付くこと
  • 複利:最初の元本とその後の利息に対しても利息が付くこと

例えば、元本100万円を年利10%で運用したとします。

単利の場合、1年間で10万円の利息が付いていきます。そうすると、1年後の資産は110万円、2年後は120万円、3年後は130万円というように、年間10万円ずつ増えていきます。そして、10年後は、資産が200万円になります。

このように、単利は、最初の元本に対してだけ利息が付くことがポイントです。

これに対して、複利は、利息に対しても利息が付くことがポイントです。

先ほどと同じ例で複利を説明すると、1年後の資産は同じ110万円で、2年目は元本100万円と利息分10万円の合計110万円に対して10%の利息が付くので、121万円になります。そして、3年目は121万円に対して10%の利息が付いて、133万になります。

その後、5年目には161万円、10年後には259万円になります(千円単位は切り捨て)。

単利と複利を比較すると、元本は同じ100万円にも関らず、10年後には59万円(=複利:259万円ー単利:200万円)もの利益の差になります。

ちなみに、元本が500万円の場合、10年後の資産は、単利が1,000万円、複利が1,296万円になり、約300万円の利益の差になります。

このように、同じ運用資金と年利にも関わらず、単利と複利の選択の違いだけで大きな差が出ます。これが、もし運用資金が3,000万円、5,000万円と増えていったら、どんどん利益の差が開いていくことは明らかです。

1.2.複利に並んでFXで高い利回りを可能にするレバレッジ

先ほどの例は年利10%で説明しましたが、銀行の低金利をイメージしていると、10%は高過ぎると思いますよね。

では、FXの世界では、実際にどれくらいの利回りが期待できると思いますか?

結論をいうと、FXは年利10%よりもっと大きな利回りが期待でき、50%や100%が当たり前の世界です。当たり前というと少し言い過ぎですが、勝てるようになると、実現可能な数字です。

私は、スキャルピングのコツを掴んでからは、年利は大体50%~200%の間で安定してFXで稼いでいます。ちょっと信じられないかもしれませんが、年利200%で運用できれば、100万円が1年後に300万円になります。

では、FXはなぜこのような高い利回りが可能かというと、レバレッジが掛けられるからです。

現在、個人口座だと最大25倍までレバレッジが掛けられます。つまり、運用資金に対して25倍までの取引ができます。このことは、100万円の資金を2,500万円を運用しているのと同じになります。つまり、次の2つは同じ取引になります。

  • 2,500万円をレバレッジ1倍で運用する(レバレッジなし)
  • 100万円をレバレッジ25倍で運用する(レバレッジを掛ける)

このように、元手が100万円しかないのに、レバレッジを掛けることで2,500万円分もの取引が可能になります。

FXが雪だるま式に増やせる投資だと言われるのは、このレバレッジの仕組みのお陰です。

ちなみに、レバレッジを掛ける場合となしの場合のリスクとリターンは常に同じなので、勝てないと、資金が減る速度も当然速くなります。詳しくは、『FXのレバレッジなしから考える|トレードする目的と稼ぎ方』でも解説しています。

1.3.複利運用をシミュレーションして有効性を確かめる

FXで複利運用するということは、利益が出る度に取引枚数も増やすことです。

もし、1日10pipsを安定して勝てれば、取引枚数も利益に応じて増やすことができます。そして、理論上は1年で年利10,000%以上が可能になります。10,000%とは、元本が100倍になることです。凄いことですね。ただし、イメージが沸かないと思いますので、計算してみましょう。

スタート時の想定資金は30万円で、トレードの各設定は次の通りです。

【複利運用シミュレーションの条件(共通)】

  • 運用期間:260営業日(1年のFX取引可能な日数)
  • 通貨ペア:米ドル/円
  • 元本:30万円
  • スタート時の取引枚数:5枚(5万通貨)
  • 1枚(1万通貨)あたりの必要証拠金:43,000円
  • 1日の利益:+10pips
  • レバレッジ:25倍
  • 枚数増加方法:5日ごとに増加(レバレッジ上限に近い枚数まで増やす)

この条件でトレードすると、結果は次のようになります。ちなみに、10日とは「10営業日後」、30日とは「30営業日後」のことです。

10日:325,000円(取引枚数7枚)
20日:400,000円(取引枚数9枚)
30日:495,000円(取引枚数11枚)
40日:610,000円(取引枚数14枚)
50日:755,000円(取引枚数15枚)

ここまでは、あまり驚くような数字ではありません。この後、加速度的に増加していきます。

100日:2,050,000円(取引枚数45枚)
150日:5,555,000円(取引枚数120枚)
200日:15,500,000円(取引枚数330枚)
260日:51,000,000円(取引枚数1,000枚)

ご覧のように、1年後(260日後)には、30万円がなんと170倍の5,100万円になっています。これは、1日10pips取れて複利で運用できれば、理論上は達成可能な数字です。

あなたが明日からできるわけではありませんが、例えば1,000人が同時に30万円からスタートすると、1年後に何人かは達成できるかもしれません。実際に、30万などの少額から始めて、わずか数年で何億円も稼ぐデイトレーダーは日本に数多く存在します。

1日10pips取るというと、簡単に感じる方もいれば、無理だと感じる方もいるでしょう。それでは、1日10pipsではなく、5pipsならどうでしょうか?

5pipsなら、数分もあれば取れてしまう数字です。

早速、先ほどと同じ条件で、1日の利益を10pipsではなく5pipsに変更して、1年後の資産を計算してみましょう。

10日:312,000円(取引枚数7枚)
50日:462,000円(取引枚数9枚)
100日:745,000円(取引枚数15枚)
150日:1,230,000円(取引枚数25枚)
200日:2,000,000円(取引枚数40枚)
260日:3,720,000円(取引枚数80枚) 

ご覧のように、1年後(260日後)には、30万円が372万円になっています。先ほどの1日10pipsのケースと比較すると少なく感じますが、1日5pipsの利益の差が1年積み重なると、これほどの差が出るのです。

これが、複利の力です。つまり、出た利益を再投資することで、倍々に利益を生み続けることができるのです。

ちなみに、1日10pipsでさらに1年運用した場合(合計2年、520営業日)の資産は、次のようになります(取引枚数の上限は、現実的に考えて10,000枚としています)。

300日:107,000,000円(取引枚数2,300枚)
400日:700,000,000円(取引枚数10,000枚)
500日:1,700,000,000円(取引枚数10,000枚)
520日:1,900,000,000円(取引枚数10,000枚) 

運用開始から2年で、なんと19億円もの利益になりました。元本は30万円だったので、6,300倍です。これは、何十億も稼ぐデイトレーダーも存在するので、理論上は可能です。

実際にできるかどうかは別として、稼げる土俵があるだけで、FXには夢がありますね。

19億円とはいわず、1,000万円や3,000万円くらいなら自分にも稼げそうだと感じませんか?

投資をする上で、この複利の仕組みはとても大事です。なぜなら、いくら頑張っても、稼ぎに上限がある投資なら、リスクを取る意味があまり感じないからです。

ちなみに、私がFXを始めた頃は、1日10pips取れば、何年後にはFXの専業トレーダーになれる!などと皮算用をしたものです。

もちろん、これは机上の空論であって、計画通りにはいきませんでしたが、実際に今こうして専業トレーダーで生計を立てていることは確かです。稼げる仕組みがあったからこそ、本気でFXに取り組めたのは事実です。

投資を始める前に、このように計画することは大切です。夢や目標があると、頑張れますよね。

ただし、リターンだけに目を奪われて、リスクを考えないのは問題です。次の章で解説する複利リスクをしっかり頭に入れて、しっかり計画を立てましょう。

ポイント!

FXが稼げると言われるカギは、複利とレバレッジにあります。チャレンジしてみる価値はありますね。

2.FXの複利運用の三つの注意点

複利運用はリターンだけではなく、リスクも受け入れなければなりません。リスクはあまり考えたくないものですよね。しかし、良い面ばかりを見て、悪い面から目を反らしていると、大損してから後悔することになります。

この項では、複利運用の3つの注意点をお伝えします。その前に、まず前提として次のことを理解しておきましょう。

「勝つことが前提になっていてはダメ」

1章の複利運用のシミュレーションは、毎日勝つことが条件で、プラスの方向へ進み続ける前提でしたね。具体的には、「1日10pips取れれば」「枚数を増やしていけば」の2つでした。

しかし、実際は1日も負けることなく1年間トレードすることは不可能で、もし1日20pips負けたら、翌日に40pips取れば平均して1日10pipsになります。

しかし、1日10pips目指していた人が、負けを取り返すために40pipsも取れると思いますか?

はっきり言って、現実的ではありませんよね。これは机上の空論で、相場の値動きを一切考慮していません。相場は刻々と変化しており、ボラティリティが高い時期もあれば、レンジ相場でチャンスが全くない日もあります。

トレードで大事なのは、チャンスがある時にトレードして、無い時はじっと待つことです。

日によっては、全くチャンスが無くてエントリーできない日もあるでしょう。そのような日に、相場を無視して自分がいいように解釈してトレードすることは危険です。

2.1.利益と損失は同じスピードで増えていく

FXは、先ほどのように、利益だけを計算すると夢がある世界です。

しかし、FXは凄いリターンが可能な反面、損失も同じように倍増していくトレード手法であることを忘れてはいけません(ただし、大きな額を稼いで夢を叶えたトレーダーは実際にいます)。

FXに限らず、投資をする時のリスクとリターンは常に同じです。つまり、ハイリターンなら必ずハイリスクで、ローリスクならローリターンです。ミドルリスク・ハイリターンという手法は存在しません。

ただし、投資にリスクがあるかどうかは問題ではありません。要は、あなたがどの程度リスクを認識して受け入れられるかどうかの問題です。

つまり、リスクを「認識」することは誰でもすぐにできます。重要なのは、実際にリスクに直面した時に、冷静に「受け入れられるかどうか」です。リスクを素直に受け入れるためには、リスクを認識するだけでなく、心に深く落とし込んでおく必要があります。

例えば、1日10万円の利益を上げるトレードをしているということは、その日に10万円の損失を出すリスクもあるのです。また、少し連敗すると、10万円どころか、30万円や50万円の損失が出ることは珍しくはありません。

この時、あなたにリスクを受け入れる態勢ができていないと、メンタルが崩れてしまいます。そうなってしまうと、チャンスがあっても怖くてエントリーできなかったり、チャンスではないポイントで焦ってエントリーしてしまったりと、負けのスパイラルに陥ることになります。

しかし、実際に複利の力で勝ち始めると、負けるまで複利運用を続けるのが人間の欲というものです。

例えば、30万円からFXの複利運用を始めて、500万円まで順調に増やしたとします。この時、「複利で運用し続けると一瞬で大損する可能性があるからトレードを止めよう」と考えられるでしょうか?

おそらく、このまま複利運用を続けて、1,000万、5,000万と増やしていこう!と欲張りになり、ここでトレードを止めると損した気分になるはずです。

このように、勝っている最中に潔くトレードを止める、つまり、投資の世界で”勝ち逃げ”することはとても難しいことです。

これが、何十億円も稼いで、モチベーション的にも充分だと感じるなら別でしょう。しかし、初心者がようやく勝ち始めたというのに勝ち逃げするのは、なかなか難しい話です。結局、負けるまでトレードし続けてしまうのが人間の欲です。

ただし、人間のこのような欲は、投資心理において自然な働きだと思います。実際に私も、短期間で儲けようとして大損した過去があります。ちなみに、この時の私の経験は、『FXで失敗して1000万円以上の大損をした事例と重要な教訓』で書いています。

複利で運用することは、資産が増加するスピードだけでなく、損失も倍増することを意味します。ぜひ、このことを受け入れましょう。この態勢ができていないと、私のように1回の損切りが取り返しのつかないことになってしまいます。

2.2.あなたの成長が資金増加のスピードに追い付かない

机上の空論でも、30万円が1年後に5,000万円、2年後には19億円になるのは凄いことですよね。そして、このFXの超ハイリターンを生み出しているが、複利とレバレッジの力でした

ただし、FXで加速度的に資金は増えたとしても、あなたの成長が資金増加のスピードに追い付かなければ意味がありません。どういうことかというと、最初は、恐る恐る30万円を運用してたのに、1年後には5,000万円もの資金を運用することを想像してみて下さい。

30万円と5,000万円では、同じ感覚で運用できるはずがありませんよね。

リスク管理は、実際にトレードをしながら、負けを経験して覚えていくものです。そのため、ある程度の時間と経験が必要で、数か月で体得できるものではありません。

資金増加のスピードが速過ぎると、リスク管理能力が追い付かず、大金を扱うことができなくなります。つまり、あなたの成長と資金増加のスピードは、同じである必要があります。少なくとも、あなたの成長のほうが遅いことは問題です。

大事なのは、レバレッジをかけて複利で運用することと、あなたの成長を同じスピード感にすることです。

ただし、このスピード感は人によって異なります。つまり、ある程度の年齢で資産が何千万円もある方なら、1年後に5,000万円を目の当たりにしても高揚しないと思います。しかし、大きな金額を見たことがない方が数か月で数千万円を稼いだら、冷静に扱えない可能性が高くなります。

2.3.取引枚数が増えると冷静にトレードできない

複利運用で最大のリターンが得られる理由は、利益が出る度に取引枚数を増やすからです。

先ほどのシミュレーションでも、最初は5枚(5万通貨)でしたが、5日ごとに枚数を増やしていくと、1年後には10,000枚(1億通貨)まで増える計算になります。なんと、1年で2,000倍もの取引枚数です。

それではここで、5万通貨と1億通貨の場合で、レートが1pips動くと損益がどれくらい変動するのか、比較してみましょう。

【レートが1pips動いた時の損益変動の比較】

  • 5万通貨:500円
  • 1億通貨:1,000,000円

ご覧のように、1億通貨の場合は、1pips動いただけで100万円も損益が変動します。10pipsなら1千万円です。

勝てば凄いことですが、負けると大変なことになります。要は、わずか数秒で何百万円もの資産が変動するわけなので、メンタルへの影響が尋常ではないことは容易に想像できます。

これほどの通貨量をトレードするようになると、5万通貨の時は冷静にトレードできたとしても、だんだんルールが守れなくなります。例えば、本来5pipsで利益確定するのがルールだとしても、怖くなって2pipsや3pipsで確定してしまうかもしれません。

逆に、-5,000,000円などという数字を見て損失が受け入れられず、我慢してさらに損失が拡大して大損する可能性もあります。

どちらにしても、人生で初めて数秒単位で何百万円も自分の資産が変動する経験に直面したら、きっと欲望や恐怖に耐えられないでしょう。もちろん、自分がどれくらいの損益変動まで耐えられるのか知っているはずもありません。

リスクを取ることが根本的に好きな人だったら、どんなに大きな枚数でもドキドキしないでエントリーできるかもしれません。しかし、ほとんどの方は、10万通貨以上とか、ある程度枚数が増えるとプレッシャーを感じるはずです。

FXとは本来、利益が増えるにつれてトレードが楽になるものです。なぜなら、資金が増えると経験値も積み上がるからです。さらに、リスク管理の方法も体得できて、大損しにくくなります。

しかし、複利運用で利益が増える度に取引枚数を増やしていくと、トレードが楽になるどころか、尋常ではないプレッシャーを自らにかけることになります。このように、取引枚数が増えると、欲望や恐怖といった感情が入り乱れ、一度決めたルールが維持できなってしまいます。

ポイント!

複利運用が及ぼす欲望や恐怖といったメンタルへの影響は、実際にトレードしてみないと分かりません。メリットだけでなく、デメリットも予め考えておきましょう。

3.複利を上手に活用するコツ

ここまでの解説で、複利は、リターンがある反面、リスクも高い運用方法だとお分かりいただけたと思います。1年で30万円を5,000万円にしようとすると、無理が出てくるのも当然ですよね。

そこで、目標を少し低くして考えてみましょう。

例えば、1年で5,000万円稼ごうとするとリスクは高いかもしれませんが、3年や5年、もしくは10年で5,000万円を稼ぐという、長期的な計画してみるのです。そうすると、市場から退場するリスクをかなり抑えることができます。

一見すると、リターンを小さくして退場するリスクを極限まで抑えることは、遠回りに見えるかもしれません。しかし、大損して資金を飛ばすことを避ければ、利益はどんどん積み上がっていきます。あえて遠回りすることで、回りまわっていずれ複利の効果が出るのです。

この章では、FXで稼いでいくための現実的な考え方をお伝えします。

3.1.取引枚数を自分の成長スピードに合わせて増やす

複利運用のリスクを排除するには、2章でお伝えした注意点と反対のことをすればいいのですが、具体的には、次のようなことです。

  • 負けることまで考慮して計画する
  • 損失を倍増させないために利益を求めない
  • レバレッジを下げる、もしくは複利運用をしない
  • 取引枚数を増やさない

しかし、これは極論なので、FXの魅力までも奪ってしまいます。これでは、稼ぐためにトレードしているのに、FXをやる意味が無くなってしまいますね。ある程度のリターンを求めるなら、リスクを取るべきだと思います。

重要なことは、

  • リスクを受け入れること
  • 過度なリスクを取らないこと

の2つに尽きます。そうすれば、冷静なメンタルが維持できます。

FXにおける複利の力は、レバレッジをかけて枚数を増やすことでした。ただし、メンタルを維持するためには、1章のシミュレーションのように取引の枚数をどんどん増やしていくのではなく、時には取引枚数を減らす時期も作ることをおすすめします。

例えば、自分が扱える枚数の許容範囲を超えたかもしれない、と少しでもプレッシャーを感じたら、迷わず取引枚数を落とすのです。エントリーしてドキドキしているようでは、その枚数は多過ぎるのもしれません。

このように、取引枚数を増やしたり減らしたりしながら試行錯誤していると、その間にあなた自身もトレードで成長し、自然に取引枚数を増やしていくことができます。

ただし、増やしていくスピードや上限は人によって異なります。そのため、無理せずにメンタルが維持できるスピードと枚数のバランスを意識することが大切です。

このように、前進することだけに躍起にならず、メンタルを小休止させるために時には後退するという考え方もFXでは大事になってきます。つまり、トレンドと同じで、前に進むためには、一度後退してする必要もあるということです。

3.2.利益分をあえて出金して再チャレンジする

勝てるルールを作れば、損益は安定してきます。しかし、FXはハイリスク・ハイリターンなので、安定といっても、「大損がなくなった」「利益の日が多くなった」「1か月トータルではプラスになる」などといった、感覚的なことです。

このように、ようやく勝てるようになってきた時期というのは、嬉しい反面、勘違いして調子に乗りやすい時期でもあって危険と隣り合わせです。つまり、欲が勝り、取引枚数を増やしてさらに利益を増やしたいと感じるものです。

しかし、ここからは経験したことがない世界で、大きな取引枚数でトレードするのは初めてな上、大きな負けも未経験です。そして、勝ち始めたトレーダーが大損するのは、このような時が多いです。

そこで、一発で退場しないように、勝ち始めたらあえて複利とは逆をすることがポイントです。

例えば、30万円を100万円まで増やせたら、複利運用するのではなく、70万円を出金して利益を確定させてしまうのです。

そもそもFXは、レバレッジ25倍で取引できるので、取引枚数を増やして常に複利運用をしなくても、大きな金額は稼ぐことができます。

もし、また30万円から再スタートするのは億劫だ、と感じたら危険なサインです。100万円から取引枚数を増やして、500万円や1,000万円の利益を狙えるかもしれませんが、それは勝てることが前提です。

負けて、利益分がなくなるどころか、30万円以下になって元本割れしてしまったら、もうトレードをする気が起きなくなります。

そうならないために、利益分の70万円を出金して、70万円の勝ちを確定させるのです。その後、再度30万円から100万円に増やすことができたら、さっきのは偶然ではなく、あなたのスキルが本当に身に付いたということになります。

万が一、再スタートした30万円を丸々損してしまっても、既に70万円の利益は確保してあるので、ほんの少しのショックで済むでしょう。むしろ、負けたことで学べるチャンスを与えてくれます。

そして、本当に稼げる自信が付いたら、複利で運用を始めてリスクを取ることをおすすめします。これも、一見すると、資金を増やすために遠回りかもしれません。しかし、実は勝ち続けるために必要な考え方です。

3.3.期待値が高いルールをまず作る

「1日10pips取る」「1日1万円稼ぐ」といった目標を立てて皮算用することは、決して悪いことではありません。しかし、相場では、「必ずこうする」「絶対にこうでなければならない」と固執した考え方は危険です。

なぜなら、相場のボラティリティに安定がない以上、損益も必ずこうなる、と目論見通りに進めるのは困難だからです。また、pipsや金額だけにフォーカスするのも危険です。

例えば、1日10pipsを目標にした場合、何通貨でトレードするかによって意味合いが異なります。つまり、同じ10pipsを取るにしても、1万通貨でトレードするのと100万通貨でトレードするのとでは、金額が全然違いますね。同じ10pipsの値幅でも、利益は100倍変わってきます。

また、1日10万円といった金額を目標にした場合、20枚で50pips取ったらいいか、100枚で10pips取ったらいいのか悩むことになります。勝てるルールを構築できれば、このように試算することも大切です。

しかし、一番重要なトレードルールが構築できていない段階から試算しても意味がありません。pipsと金額のどちらかにフォーカスしても、もう片方で悩むことになります。そうならないように、試算するにしても、pipsと金額のどちらかにフォーカスし過ぎないようにすると良いです。

絶対にこうする!ではなく、軽く試算して、あとはトレードしながら決めていくという柔軟な考えも大切です。初めからルールをガチガチに決めず、少ない枚数でとりあえずトレードを始めてみて、まずは期待値の高いルール作りに専念することが、実は近道になる可能性が高いです。

ポイント!

勝てるようになれば、いくらでも複利の力を活用できます。そのため、初心者の方は無理をして最初から複利運用をしないようにしましょう。

まとめ

FXで複利の力を上手に活用できるか否かは、あなたのやり方次第です。

大事なことは、複利を軽はずみ的に使うのではなく、トレードを実践しながら様々な複利のパターンを考えることです。試行錯誤して、複利を使う時期、使わない時期を判断できるようになりましょう。

この記事を何度も読み、複利のリスクとリターンについてしっかり落とし込むことができれば、いずれ複利の力を大いに活用できるようになるはずです。そのタイミングこそが、あなたがFXで資産を爆発的に増やせるチャンスです。

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