FXの複利で失敗しないためには?仕組みを理解して最短で稼ぐ3つのステップ

「複利」という言葉を聞いたことはありますか?

資金を効率的に増やすための仕組みだとなんとなくわかっていても、トレードで実践できている人は意外と少ないのではないでしょうか。

そこで、この記事をお読みいただくと、次のことを学ぶことができます。

  • FXで常に複利運用することが大きな利益を稼ぐとは限らないこと
  • トレードでプレッシャーを感じた時の対処方法

FXには、複利以外にも億を超える利益を稼ぐ環境が整っています。ぜひ、最後までお読み下さい。

執筆者
ぶせな

ぶせな

専業トレーダー。認定テクニカルアナリスト。 本格的にFXを始めて8年で1億5千万円を突破。 自身のブログ『FX億トレーダーぶせな「スキャルピング」「デイトレード」』では、定期的にトレードの損益を公開中。著書に、『最強のFX 1分足スキャルピング』(日本実業出版社)がある。

はじめに

複利とは、元本と利息分に対して利息が付くことです。FXに置き換えると、利益が出た時に元手資金に加えて利益も再投資し(証拠金に充てること)、さらに利益を求める運用方法です。

少し難しいと感じる方でも、次のようなことなら聞いたことがありませんか?

  • 「FXは1年間で30万円が1,000万円にできる」
  • 「FXはフルレバレッジで雪だるま式に資金が増える投資」
  • 「FXで1日10pips取るだけで生計が立てられる」 

いかがでしょうか?お金が増えるワクワク感がありますね。

これらは、複利を利用すれば可能です。FXが、短期間で信じられないほど利益を上げられる投資商品であることは間違いありません。

しかし、いずれも「上手くいった場合」です。複利の力は凄いものがありますが、扱いを間違えると、大損します。特に、初心者のトレーダーは、良く知らないうちから「短期で大きく稼げる」という複利の良い面ばかりを見てトレードしてしまう傾向があります。

まずは、複利に関するきちんとした知識が必要になります。その上で、複利をどう活用すべきなのか、あなた自身の状況に合わせて考えていくとよいでしょう。

運用方針に無理がないか、適切な取り組みができているかなど、次の項からの具体的説明を参考にしていただければと思います。

1.FXの複利とは

FXの複利とは、元本と利益を再投資することです。実際のトレードに当てはめると、利益が出たら、「取引枚数を増やす」ことになります。

どのようなことか、具体的に見ていきます。

1.1. 単利と複利の比較

まず、複利ではどんな増え方をするのか、単利と比較するとイメージしやすいです。

  • 単利:最初の元本に対してのみ利息がつくこと
  • 複利:最初の元本とその後の利息に対しても利息がつくこと

たとえば、元本100万円を年利10%で運用したとします。

単利の場合、1年間で10万円の利息がついていきます。そうすると、1年後の資産は110万円、2年後は120万円、3年後は130万円というように、年間10万円ずつ増えていきます。10年後は、資産が200万円になりますね。

最初の元本である100万円に対してだけ、毎年10%の利息がつくことがポイントです。

一方、複利は、利息に対しても利息がつきますので、次のようになります。

1年後の資産は110万円で、ここまでは単利と同じです。2年目は、元本100万円と利息分10万円の合計110万円に対して、10%の利息がつきますので、121万円になります。

3年目は、121万円に対して10%の利息がつき、133万です。5年目には161万円、10年後には、259万円になっています(千円単位は切り捨て)。

単利と複利を比較すると、10年後には59万円(=複利259万円-単利200万円)もの差になっています。

ちなみに、運用資金が500万円の場合、10年後の資産は、単利が1,000万円、複利が1,296万円になっている計算になります。

同じ元本と年利にもかかわらず、単利と複利の選択の違いだけでこれだけの差が出てきます。運用資金が3,000万円、5,000万円と増えていくにつれて、差がどんどん開いていくことは明らかですね。

1.2. FXで高い利回りを可能にするレバレレッジの仕組み

上述の例は、年利10%で説明しました。銀行の金利をイメージしていると、10%でも高いですね。

では、FXの世界では、実際にどれくらいの利回りが期待できると思いますか?

FXは、年利10%よりもっと大きな利回りが期待でき、50%や100%が当たり前の世界です。当たり前というと少し言い過ぎかもしれませんが、勝てるようになると、実現可能な数字です。

私は、勝てるようになってから8年が経過していますが、年利は、おおよそ100%~200%で運用できています(詳しくは、『スキャルピングで稼ぐために初心者が知っておくべき10のコト』をお読み下さい)。

ちょっと信じられないかもしれませんが、年利200%で運用できれば、100万円が1年後に300万円になります。もちろん、勝つという前提が必要になります。

FXはなぜこのような高い利回りが可能かというと、レバレッジがかけられるからです。

2018年4月現在、個人だと最大25倍までレバレッジがかけられます。レバレッジ25倍とは、運用資金に対して25倍までの取引ができるということです(詳しくは、『FXでレバレッジの高いトレードができる人の3つの条件』をご参考下さい)。

これは、100万円の資金なら、2,500万円を運用しているのと同じになります。つまり、次の2つは同じ取引になります。

  • レバレッジ1倍(レバレッジをかけない)で、2,500万円を運用する
  • レバレッジ25倍で100万円を運用する

FXが雪だるま式に増やせる投資対象と言われるのは、このような仕組みのためです。

ちなみに、リスクとリターンは常に同じなので、勝てないと資金が減る速度も速くなります。リスクを管理することの大切さについては、後ほど詳しくお伝えいたします。

1.3.複利運用のシミュレーション

FXで複利運用するということは、利益が出る度に取引枚数も増やすことです。

仮に、1日10pipsを安定して勝てれば、取引枚数も利益に応じて増やしていくことができます(pipsについては、「FXの単位pips(ピップス)とは」をご覧下さい)。

そして、理論上、1年で年利10,000%以上が可能になります。10,000%とは、元本が100倍になることです。凄いことですね。イメージが沸かないと思いますので、実際に計算してみましょう。

スタート時の想定資金は30万円で、トレードの各設定は次の通りです(初心者におすすめの資金については、『FXはいくらから始めるべきか?』を参考にして下さい)。

  • 運用期間:260営業日(1年のFX取引可能な日数です)
  • 通貨ペア:米ドル/円
  • 元本(最初の投資資金):30万円
  • スタート時の取引枚数:5枚(5万通貨)
  • 1枚(1万通貨)あたりの必要証拠金:43,000円
  • 1日の利益:+10pips
  • レバレッジ:25倍
  • 枚数増加方法:5日ごとに増加(レバレッジ上限に近い枚数まで増やす)

この条件でトレードすると、結果は次のようになります。ちなみに、10日とは「10営業日後」、30日とは「30営業日後」のことです。

10日:325,000円(取引枚数7枚)
20日:400,000円(取引枚数9枚)
30日:495,000円(取引枚数11枚)
40日:610,000円(取引枚数14枚)
50日:755,000円(取引枚数15枚)

ここまでは、そんなに驚くような数字ではありませんね。この後、加速度的に増加していきます。

100日後:2,050,000円(取引枚数45枚)
150日後:5,555,000円(取引枚数120枚)
200日後:15,500,000円(取引枚数330枚)
260日後:51,000,000円(取引枚数1,000枚)

1年後には、30万円がなんと170倍の5,100万円になっています。これは、1日10pips取れて複利で運用できれば理論上は達成可能な数字です。

あなたが明日からできるわけではありませんが、たとえば1,000人が同時に30万円からスタートすると、1年後に何人かは達成しているかもしれません。実際に、30万などの少額からスタートして、わずか数年で何億円も稼ぐデイトレーダーは日本に少なからず存在します。

1日10pipsというと、簡単なように感じる方もいれば、必ず10pips取るのは無理だと感じる方もいるでしょう。

では、1日10pipsではなく、5pipsならどうでしょうか?5pipsなら、数分もあれば取れてしまう数字ですね。

上述と同じ条件で、1日の利益を+10pipsではなく5pipsに変更し、1年後の資産を計算してみましょう。すると、次のようになります。

10日:312,000円(取引枚数7枚)
50日:462,000円(取引枚数9枚)
100日後:745,000円(取引枚数15枚)
150日後:1,230,000円(取引枚数25枚)
200日後:2,000,000円(取引枚数40枚)
260日後:3,720,000円(取引枚数80枚) 

1年後には、30万円が372万円になっています。先ほどの1日+10pipsと比較してしまうと、少なく感じてしまいますね。1日5pipsの利食いの差が1年積み重なると、これほどの差が出るのです。

これが複利の力です。つまり、出た利益を再投資することで、倍々に利益を生み続けることができるのです。

ちなみに、1日+10pipsをもう1年運用した場合(合計2年、520営業日)、次のようになります。ここでは、現実的に考えて取引枚数の上限は10,000枚とします。

300日:107,000,000円(取引枚数2,300枚)
400日:700,000,000円(取引枚数10,000枚)
500日:1,700,000,000(取引枚数10,000枚)
520日:1,900,000,000(取引枚数10,000枚) 

運用開始から2年で、19億円もの利益になりました。当初の資金は30万円でしたから、なんと6,300倍です。何十億も稼ぐデイトレーダーも実際に存在するので、理論上は可能です。

できるかどうかは別として、稼げる土俵があるだけで、FXには夢がありますね。19億とはいわず、1,000万や3,000万くらいなら自分にも稼げそうだと感じませんか?

投資をする上で、この土俵はとても大事です。いくら頑張っても、稼ぎに上限があるならリスクを取る意味がありませんね。

私がFXを始めた頃、1日10pips取れば、いつ頃には専業トレーダーになれる、などと皮算用をしたものです(FXに専業については、『FXで専業になる前に現役の億トレーダーが伝えたい6つのこと』を参考にして下さい)。

もちろん机上の空論であって、計画通りにはいきませんでしたが、実際に今こうして専業トレーダーで生計を立てていることは確かです。当時の皮算用があったからこそ、スタートできたのです。

計算することは、決して悪いことではないと思います。投資を始める前に計画することは、非常に大事です。

夢や目標があるから、頑張れるのではないでしょうか。ただし、リターンだけに目を奪われ、リスクを考えないのは問題です。これから説明するリスクをしっかり頭に入れ、計画を立てる必要があります。

2.複利運用の3つの注意点

複利運用はリターンだけではなく、リスクも受け入れなければなりません。リスクはあると知っていても、あまり考えたくないものですよね。しかし、良い面ばかり見て、悪い面から目をそらしていると、大損してから思い知らされることになります。

この項では、複利運用の3つの注意点をご紹介しまが、まずは前提として次のことを理解しておく必要があります。

「勝つことが前提になっている」

先ほどの複利運用の例は、毎日勝つことが条件になっていて、プラスの方向へ進み続ける前提です。具体的には、「1日10pips取れれば」「枚数を増やしていけば」の2つでした。

1日も負けることなく1年間トレードし、もし負けた日があると、すぐに取り返さなければなりません。たとえば、1日20pips負けると、翌日に40pips取れば平均して1日10pipsになります。しかし、1日10pips目指していた人が、負けを取り返すために40pipsも取れるでしょうか?現実的ではないですね。

また、数字だけで計算していて、相場の値動きを一切考慮していません。

相場は、刻々と変化しています。トレンドが形成され、ボラティリティが高い時期もあれば、レンジ相場でチャンスが全くない日もあるでしょう。ボラティリティが安定していないと、安定して利益を上げることは不可能になります。

トレードで大事なのは、チャンスがある時にトレードし、無い時はじっと待つことです。日によっては、全くチャンスが無く、エントリーできない日もあるでしょう。このような場合でも、相場を無視して自分の都合で良い仮定を立ててトレードすることは危険です。

このことを踏まえた上で、複利運用の3つの注意点についてお伝えします。

2.1. 利益と同じく損失も短期間で増えていく

利益だけを計算すると、FXは夢がある世界です。実際に成し遂げているデイトレーダーもいるわけですからね。しかし、凄いリターンが可能な反面、損失も同じように倍増していくことを忘れてはいけません。

FXにおいて、リスクとリターンは常に同じです。ミドルリスク・ハイリターンという手法は存在しません。ハイリターンなら、必ずハイリスクです。ローリスクなら、ローリターンになります。

リスクがあるかどうかが問題なのではなく、あなたが、どの程度リスクを認識して受け入れられるかどうかが問題です。リスクを認識することは、誰でもすぐにできるようになります。

重要なのは、実際にリスクに直面した時、冷静に受け入れられるかどうかです。そのためには、リスクを認識するだけでなく、心に深く落とし込んでおく必要があります。

たとえば、1日10万円の利益を上げるトレードをしているということは、その日に10万円の損失を出すリスクもあるのです。10万円だけでなく、少し連敗すると、30万円や50万円の損失はすぐに出ます。実際、思った以上の損失を出すのはよくあることです。

この時、リスクを受け入れる態勢が無いと、メンタルが崩れてしまいます。そうなると、チャンスがあっても怖くてエントリーできない、チャンスではないポイントで焦ってエントリーしてしまう、などと負けのスパイラルに陥ることになります。

むしろ、複利の力で勝ち始めると、負けるまでやってしまうのが人間ではないでしょうか。

たとえば、30万円からスタートして、500万円まで順調に増やしたとします。この時、「複利で運用し続けると一瞬で大損する可能性があるからトレードを止めよう」と考えるでしょうか?

もし続けていれば、1,000万、5,000万と増やせたかもしれないという思いが生じ、なんとなく損した気分になるはずです。

勝っている最中にトレードを止める、つまり勝ち逃げするのは、とても難しいことです。何十億円も稼いで、モチベーション的にも充分だと感じるなら別でしょう。しかし、初心者がようやく勝ち始めたというのに、勝ち逃げするのは難しいですね。そして、負けるまでやってしまうのが人間の欲です。

この欲は、投資心理において自然な働きだと思います。実際に私も、短期間で儲けようとして大損した過去があります(詳しくは、「FXで失敗して1000万円以上の大損をした事例と重要な教訓」をお読み下さい)。

複利で運用することは、資産が増加するスピードだけでなく、損失も倍増することを受け入れなければなりません。この態勢が無いと、私のように1回の損切りが取り返しのつかないことになります。

2.2. 資金増加のスピードに成長が追いつかない

机上の空論だとしても、30万円が1年後に5,000万円、2年後には19億円になるのは凄いことです。

上述しましたが、実際に達成しているトレーダーもいるので、実現できる世界であることは確かです。これを可能にしているのが、複利の力でした。同時に、レバレッジをかけていることも忘れてはなりません。

株式投資の現物取引のように、通常のトレードにレバレッジはありません(レバレッジ1倍)。レバレッジ25倍というのは、FX特有の設定です。複利の力に、さらにレバレッジをかけていると認識して下さい。

つまり、「レバレッジ」×「複利」がFXの超ハイリターンを生み出しているのです。

ただし、加速度的に資金は増えたとしても、あなたの成長が資金増加のスピードに追い付かなければ意味がありません。

最初は、恐る恐る30万円を運用してたのに、たった1年後には5,000万円もの資金を運用することを想像してみて下さい。30万円と5,000万円では、同じ感覚で運用できるはずがありません。

リスク管理は、実際にトレードをしながら、負けを経験して覚えていくものです。そのため、ある程度の時間と経験が必要で、数か月で体得できるものではありません。資金増加のスピードが速過ぎると、リスク管理能力が追い付かず、大金を扱うことができなくなります。

あなたの成長と、資金増加のスピードは、同じでなければなりません。少なくとも、あなたの成長のほうが遅いことは問題です。

大事なのは、レバレッジをかけて複利で運用することと、あなたの成長を同じスピード感にすることです。ただし、このスピード感は、人によって異なります。

ある程度の年齢で資産が何千万円もある方なら、1年後に5,000万円を目の当たりにしても、高揚することなく扱えるでしょう。しかし、これまでに大きなお金を見たことがない方が、数か月で数千万円と稼いだら、冷静に扱えない可能性が高くなります。

2.3. 取引枚数が増えるとプレッシャーで冷静にトレードできない

次に、取引枚数にフォーカスしてみます。

複利運用で最大のリターンが得られるのは、利益が出る度に取引枚数を上げるからです。上述の例でも、最初は5枚(5万通貨)でしたが、5日ごとに枚数を増やしていくと、1年後には10,000枚(1億通貨)です。1年で2,000倍もの取引量になるのです。

レートが1pips動くと、損益がどれくらい変動するのか、比較してみましょう(pipsの読み取り方について自信がない場合は、「pips(ピップス)とは」をまず参考にして下さい)。

  • 5枚(5万通貨):500円
  • 10,000枚(1億通貨):1,000,000円

設定は、1日10pipsの利益でしたね。5枚(5万通貨)の場合は、10pipsで5,000円です。これが10,000枚(1億通貨)になると、10pipsで10,000,000円(1千万円)も変動します。

勝てば凄いことですが、負けると大変なことになります。わずか数秒で、何百万円もの資産が変動するのですから、メンタルへの影響が尋常ではないことは容易に分かります。

これほどの通貨量をトレードするようになると、5枚(5万通貨)の時に冷静にトレードできたルールが守れなくなります。本来、5pipsで利益確定するのがルールだとしても、2pipsから3pipsで確定してしまうかもしれません。

逆に、-5,000,000円などという数字を見て損失が受け入れられず、損切りできないまま大損する可能性もあるでしょう。どちらにしても、これまでの人生で、あなたの資産が数秒単位で何百万円も変動することは無かったはずです。

初めて経験する欲望や恐怖に耐えられなくなり、ルールが守れなくなる可能性が極めて高いです。そして、どれ位の損益変動まで耐えられるものか、自分の性格を知っている人はいません。トレードで経験し、初めて知ることになります。

運用資金にかかわらず、10枚(10万通貨)より大きな枚数でエントリーすると、損益変動のプレッシャーに耐えられなくなる方もいるでしょう。一方、リスクを取ることが根本的に好きな人は、どんなに大きな枚数でもドキドキしないでエントリーできるでしょう。

しかし、ほとんどの方は、ある程度枚数が増えるとプレッシャーを感じるはずです。人間なら、欲望や恐怖は必ずありますからね。同じルールでトレードするにしても、取引枚数が増えると、守れていたものが守れなくなります。

FXとは、本来、利益が増えるにつれてトレードが楽になるものです。なぜならば、資金が増えると同時に、経験値も積み上がるからです。さらに、リスク管理の方法も体得できて、大損をしなくなります。

しかし、複利運用で利益が増える度に取引枚数を増やすことで、トレードが楽になるどころか、尋常ではないプレッシャーを自らにかけることになります。

このように、取引枚数が増えると、色々な感情が入り乱れ、ルールを維持できなくなる可能性が極めて高くなります。

3.複利を上手に活用するコツ

ここまでお読みいただき、複利運用の注意点について認識できたと思います。リターンがある反面、リスクも高いですね。1年で30万円を5,000万円にしようとすると、無理が出てくるのも当然です。

そこで、目標を少し低くして考えてみましょう。FXで稼いでいくための、現実的な考え方です。

これからお伝えすることは、一見、遠回りに見えるかもしれません。なぜ遠回りなのかというと、退場するリスクを極限まで抑えるからです。

退場だけは避ける、つまり、大損して資金を飛ばさなければ、利益はどんどん積み上がっていきます。1年で5,000万円稼ごうとするとリスクは高いかもしれませんが、3年、5年、10年と長期的に計画することで、退場するリスクはかなり抑えることができます。

あえて遠回りすることで、回りまわっていずれ複利の効果が出るとお考え下さい。

3.1. 取引枚数を減らすことで、成長速度に合わせて増やすことが可能

複利運用のリスクを排除するには、2章でお伝えした3つの注意点の逆をすればできるでしょう。

たとえば、次のようなことです。

  • 負けることまで考慮して計画する
  • 損失を倍増させないために利益を求めない
  • レバレッジを下げる、もしくは複利運用をしない
  • 取引枚数を増やさない

極論を言ってしまえば、上記のようになります。

しかし、これでは、FXの魅力までも奪ってしまいます。稼ぐためにトレードしているのに、FXをやる意味が無くなってしまいますね。ある程度のリターンを求めるなら、リスクを取るべきだと思います。

重要なことは、リスクを受け入れること、過度なリスクを取らないことでしょう。そうすれば、冷静なメンタルが維持できます。

FXにおける複利の力は、レバレッジをかけて枚数を増やすことです。

メンタルを維持するために、右肩上がりで取引の枚数を増やしていくのではなく、時には、減らす時期も作るとよいでしょう。

扱える枚数の許容範囲を超えたかもしれない、と少しでもプレッシャーを感じたら、迷わず枚数を落とすのです。エントリーしてドキドキしているようでは、その枚数は多過ぎるのもしれません。

枚数を増やしたり減らしたりしながら試行錯誤していると、その間にあなた自身もトレードで成長し、自然に増やしていくことができます。増やしていくスピードや上限は、人によって異なります。そのため、無理せずにメンタルが維持できるスピードと枚数のバランスを意識しましょう。

前進することに躍起にならず、メンタルを小休止させるためにも時には後退する、という考えもFXでは大事です。トレンドと同じで、前に進むためには、一度後退しておく必要があるものです。

3.2. 利益分を出金して、複利に頼らないでトレードできるようにする

勝てるルールを作れば、ある程度は損益は安定してきます。安定と言っても、FXはハイリスク・ハイリターンの商品です。決して、サラリーマンのように収入が安定することではありません。

大損が無くなった、利益が出る日が多くなった、1か月トレードすればほぼプラスにできるようになってきたなどというように、過去のあなたと比較した場合の感覚的なことです。

簡単に言うと、ようやく勝てるようになってきたかな、と感じる時です。

このような時期は、嬉しい反面、勘違いして調子に乗りやすい時期でもあり、危険と隣り合わせです。欲が勝り、枚数を増やしてさらに利益を増やしたいと感じるものです。当然、大きな枚数でトレードするのは初めてなので、大きな負けも未経験です。勝ち始めたトレーダーが大損するのは、このような時が多いです。

そこで、一発で退場しないように、勝ち始めたらあえて複利とは逆のことをするようにします。

そもそもFXは、レバレッジ25倍で取引できるので、枚数を増やして常に複利運用しなくても、金額は稼ぐことができます。

勝ち始めたということは、資金が増やせる証拠ですね。

たとえば、30万円を100万円まで増やせたら、複利運用するのではなく、70万円を出金して利益を確定させてしまうのです。また30万円から再スタートするのは億劫だ、と感じたら危険なサインです。

もしかしたら一気に枚数を増やすことで、500万、1,000万の利益を狙えるかもしれませんが、それは勝てることが前提です。もし負けたら、利益分が無くなるどころか、30万円以下になって元本割れしてしまいます。こうなったら、もうトレードをする気が起きなくなります。

そうならないために、利益分の70万円を出金して、70万円の勝ちを確定させます。それにより、本当にあなたにスキルが身に付いたのかどうか、試せるというメリットも出てきます。30万円から100万円にできたのが偶然でなければ、再度30万から100万円にできるはずですよね。

もしその30万円を丸々損してしまっても、既に70万円の利益は確保してあるので問題ありません。ほんの少しのショックで済むでしょう。むしろ、負けたことで学べるチャンスを与えてくれます。

そして、ある時期になったら複利運用してリスクを取っても良いですね。一見すると、資金を増やすために遠回りかもしれませんが、実は勝ち続けるために必要な考え方です。

3.3. pipsや金額より、まず期待値が高いルールを作る

1日10pips取る、1日1万円の利益を目標にする、という皮算用は、決して悪いことではありません。しかし、必ずこうする、絶対にこうでなければならない、と固執した考え方は相場では危険です。

なぜならば、相場のボラティリティに安定がない以上、損益も必ずこうなる、と目論見通りに進めるのは困難だからです。

また、pipsだけや金額だけにフォーカスするのも危険です。

たとえば、1日10pipsを目標にした場合、何枚でトレードするかによって意味合いが異なります。1枚(1万通貨)で10pips取るのと、100枚(100万通貨)でトレードするのは、金額が全然違いますね。

1枚(1万通貨)で10pipsだと1,000円で、100枚(100万通貨)で10pipsだと100,000円です。

同じ10pipsの値幅でも、利益が100倍変わってきます。お金としてこれだけ差が出ると、今度は金額が気になってくるものです。

たとえば、1日100,000円の利益を目標にした場合、20枚(20万通貨)で50pips取ったらいいか、100枚(100万通貨)で10pips取ったらいいのか悩むことになります。

勝てるルールを構築できれば、このように試算することも大切です。しかし、一番重要なトレードルールが無いうちから試算しても意味がありませんね。pipsと金額のどちらかにフォーカスしても、もう片方で悩むことになります。

そこで、試算するにしても、pipsと金額のどちらかにフォーカスし過ぎないようにすると良いです。

絶対にこうするではなく、軽く試算して、あとはトレードしながら決めていくという考えも重要です。ガチガチに決めず、トレードをスタートして、まず期待値の高いルール作りに専念することが、実は近道になる可能性が高いです。

まとめ

FXで複利の力を上手に活用するのか、それとも扱い切れなくなるかは、あなたのやり方次第です。

大事なことは、複利を軽はずみ的に使うのではなく、トレードを実践しながら様々な複利のパターンを考えることです。試行錯誤し、複利を使う時期、使わない時期が判断できるようになって下さい。

複利のリスクとリターンをしっかり落とし込み、熟考していけば、来たるタイミングで複利の力を大いに活用できるようになるでしょう。

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