FXのレバレッジなしから考える|トレードする目的と稼ぎ方

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レバレッジをかけることで、FXのトレードで何が変わるのか、すぐに答えられますか?レバレッジなしのままだと、資金効率が極端に悪くなって稼げるチャンスを逃してしまいます。

そこで、この記事を読むことで、次の知識を得ることができます。

  • レバレッジをかけることで得られるメリット
  • 実際のトレードでのレバレッジの設定方法

記事の中では、レバレッジのかけ方による実際の運用シミュレーションも行っていますので、ぜひ参考にして下さい。最後までお読みいただくと、「トレードする目的」が明確になり、稼げるイメージが描けるようになります。

1.レバレッジとは

FXの大きな特徴の1つに、レバレッジがかけられることがあります。レバレッジとは、投資の世界では、「てこの原理」を使って少額の資金で大きなリターンを狙う時に使います。

現在、FXでは、個人口座だと最大25倍のレバレッジをかけて運用することができます。つまり、元手資金の25倍まで運用できます。例えば、5万円の元手資金があったとしたら、25倍のレバレッジをかけることで125万円分の取引が可能です。

一方、レバレッジなしとは、レバレッジ1倍でトレードすることをいいます。レバレッジをかけないので、元手資金に対するリスクを少なくすることができる反面、リターンも少なくなります。

そこで、結論から言うと、FXをやるならレバレッジをかけることで効率良く資金を増やすことができます(詳しくは、『FXでレバレッジの高いトレードができる人の3つの条件』をお読み下さい)。

大事なことは、「レバレッジのかけ方」です。曖昧にしか理解していない方は、FXをやる目的を見誤っているかもしれません。この記事を読んで、しっかり理解して下さいね。

2.FXを行う本来の目的を考える

レバレッジなしを考える前に、まず、あなたがFXでどんな運用をしたいのか考えてみましょう。

FXに興味を持った理由や、FXに対するイメージも含め、おそらく大きく分けて次の2つのうちのどちらかになると思います。

  1. デイトレードとして取り組みたい(積極的に売買する、為替差益を得る)
  2. 外貨預金として取り組みたい(売買を頻繁に行わない、金利差を得る)

それぞれ詳しく見てきます。

2.1.デイトレードとしての取り組み

1番目のFXのデイトレードとしての取り組みは、安く買って高く売るといった価格変動による「為替差益」を狙ったもので、キャピタルゲインのことをいいます。「買い」だけでなく「売り」からも注文できるので、値上がりだけでなく、値下がりによる利益も狙うことができます。

デイトレードを含めたリスクを取ってリターンを狙うトレードスタイルには、次の3つがあります。

売買回数で優位性を得るか(スキャルピング)、それとも、利幅で得るか(デイトレードやスイングトレード)は、トレードスタイルによって異なります。ただし、共通していることは、どれも莫大な利益を得ることが目的だということです。

ちなみに、私のような、トレードだけで生計を立てている専業トレーダーがこれに該当します(専業については、『FXで専業になる前に現役の億トレーダーが伝えたい6つのこと』をお読み下さい)。

まとめると、デイトレードとしての取り組みは、次に説明するスワップのような年に数パーセントの金利を得るのではなく、日々の価格変動で売買し、いずれ数千万や億といった利益を目指すやり方です。

2.2.外貨預金としての取り組み

2番目のFXの外貨預金としての取り組みは、金利差を得る、スワップ目的のトレードになります(スワップについては、「スワップポイントとは」をご参考下さい)。

これは、利子などのインカムゲインを狙う外貨預金と同じ感覚で、金利の高い通貨と安い通貨を組み合わせてトルコリラ/円や南アフリカランド/円などを買い、長い期間保有することです。

ちなみに、2種類の通貨の組み合わせのことを通貨ペアと言います(詳しくは、『通貨ペアとは|FXトレードで勝つための正しい選び方』を参考にして下さい)。

スワップ目的のトレードは、頻繁に売買は行いません。半年や1年、2年などと長期間に渡って保有することで、多くのスワップを受け取ることができます。また、長期保有することで運用が成立します。

1.のデイトレードと2.の外貨預金では、FXの取り組み方が全く異なります。具体的には、リスクの取り方や、売買するタイミングなど、考慮すべきことが違ってきます。同じFXとはいえ、両社は別の投資商品といっても過言ではありません。

まず、あなたがFXでどちらを目指しているのかを明確にしましょう。

3.レバレッジなしとは

最初に、レバレッジの違いによる必要証拠金を計算してみましょう(証拠金については、『FXの証拠金の仕組みと特に重要な3つの数字の計算方法』に書かれていますので、まずお読み下さい)。

例えば、ドル円が109.00円の場合、1万通貨の注文を出す時に必要な証拠金は、次のようになります。ちなみに、1万通貨とは、価格が1円(100pips)動くと1万円の損益になるポジション量です(pipsについては、「FXの単位pips(ピップス)とは?」を参考にして下さい)。

  • レバレッジなし:109万円(109円×10,000通貨)
  • レバレッジ25倍:4万円(109円×10,000通貨÷25)

ご覧のように、同じ1万通貨のポジションを取るために必要な資金は、こんなにも変わってきます。レバレッジの数字の通り、25倍の差が出るということです。

また、1,000通貨の注文(1円の価格変動で±1,000円)を出す時に必要な証拠金は、この10分の1です。

  • レバレッジなし:10.9万円
  • レバレッジ25倍:0.4万円

このように、資金が10万円しかなくてレバレッジなしだと、ドル/円で1,000通貨の注文さえできないことになります。この場合、資金をもっと増やすか、レバレッジをかけるしかありません。

さて、レバレッジについて、イメージが沸いてきましたか?

このことを頭に入れて、次からは、レバレッジなしのメリットとデメリットについて考えます。

3.1. レバレッジなしのメリットとデメリット

レバレッジなしのメリットとデメリットをまとめると、次のようになります。

3.1.1.レバレッジなしのメリット

≪レバレッジなしのメリット≫

  • 元手資金に対して損失の割合が少ない
  • 長期運用に適している
  • 資金が枯渇する心配が無い

ポイントは、ポジション量に対して資金が潤沢ということです。それに伴って安心感が得られ、メンタルにも良い影響を与えます。

≪レバレッジなしのデメリット≫

  • 資金効率が極端に悪くなる
  • まとまった資金がないとFXが始められない
  • 大きなリターンが期待できない

デメリットは、メリットの反対ということになります。レバレッジ25倍に比べて必要証拠金が25倍になりますので、リターンを求めるなら資金が必要ということになります。

3.2. レバレッジなしの運用シミュレーション

では、レバレッジなしで運用した場合の資金の増え方をシミュレーションをしてみましょう。

スタート時の想定資金は30万円で、トレードの各設定は次の通りです(FXを始めた初期でのおすすめの運用資金については、『FXはいくらから始めるべきか?』を参考にして下さい)。

  • 運用期間:260営業日(1年間でのFX取引が可能な日数です)
  • 通貨ペア:ドル円
  • 元本:30万円
  • スタート時の取引枚数:2,000通貨(0.2枚)
  • 1,000通貨あたりの必要証拠金:109,000円
  • 1日の利益:+10pips
  • レバレッジ:なし(1倍)
  • 枚数増加方法:1,000通貨を追加できる必要証拠金まで利益が出たら増やす

この条件でトレードすると、結果は次のようになります。ちなみに、10日とは「10営業日後」、30日とは「30営業日後」のことです。

10日:301,000円(取引枚数2,000通貨)
50日:309,000円(取引枚数2,000通貨)
100日後:319,000円(取引枚数2,000通貨)
150日後:330,500円(取引枚数3,000通貨)
200日後:345,500円(取引枚数3,000通貨)
260日後:363,500円(取引枚数3,000通貨)

1日10pipsの勝ちを1年間続けて、たった63,500円の利益です。しかも、1年経過しても取引枚数は、2,000通貨から3,000通貨の1,000通貨しか増やすことができませんでした。

これを踏まえて、次に、レバレッジ10倍で運用した資金の増え方をシミュレーションをしてみます。

条件はレバレッジなしの場合と同じで、資金が増える度に枚数を増加し、常にフルレバレッジに近い条件です。注目すべき点は、最初に建てられるポジションです。レバレッジなしの時は2,000通貨だったのに対して、レバレッジ10倍の時は10倍の20,000通貨と、スタート時点から差があります。

さて、結果は次のようになります。

10日:310,000円(取引枚数20,000通貨)
50日:410,000円(取引枚数30,000通貨)
100日後:605,000円(取引枚数50,000通貨)
150日後:905,500円(取引枚数80,000通貨)
200日後:1,375,000円(取引枚数120,000通貨)
260日後:2,310,000円(取引枚数200,000通貨)

1年間運用して、なんと200万円の利益になりました。これくらいの利益が出ると、FXをやっている成果が実感できそうですね。

特に差が出たところは、取引枚数です。最初は20,000通貨でしたが、1年後は200,000通貨まで建てられるようになりました。

最後に、レバレッジなしで100万円から運用した資金の増え方のシミュレーション結果をご覧下さい。

10日:1,004,000円(取引枚数8,000通貨)
50日:1,036,000円(取引枚数8,000通貨)
100日後:1,079,500円(取引枚数9,000通貨)
150日後:1,125,000円(取引枚数10,000通貨)
200日後:1,175,000円(取引枚数10,000通貨)
260日後:1,237,000円(取引枚数11,000通貨)

1年後の利益は、237,000円です。

なぜこの結果をお見せしたのかというと、レバレッジなしだと、資金効率が悪いことをお伝えしたかったからです。資金が100万円と多いにも関わらず、取引枚数が8,000通貨から11,000通貨の3,000通貨しか増やせていません。

レバレッジなしで100万円からスタートするよりも、2番目にシミュレーションしたように、レバレッジ10倍で30万円からスタートした方が、利益額は多いことが分かります。

さて、あなたは、レバレッジなしとありとでは、どちらでFXの運用をしたいと思いますか?

ちなみに、同じ条件で「レバレッジ25倍」で1年間運用すると、驚くことに5,000万円以上の利益が出ることになります。レバレッジのかけ方により、こんなにも利益に差が出てくるのです(「FXの複利で失敗しないためには?」の記事も参考にして下さい)。

3.3. レバレッジなし=リスクが減ることではない

では、レバレッジは最大の25倍に設定すればいいのかというと、何倍が適切かに正解はありません。

レバレッジ10倍からスタートすれば、ポジションが多く建てられる反面、負ける時はあっという間に損失が拡大してしまいます。反対に、レバレッジなしだと、取引枚数が少なくて損失が少ない反面、リターンも少ないですね。

重要なことは、リスクの意味をはき違えないことです。

例えば、レバレッジなしで運用すれば、リスクは少ないと考える人もいるかもしれません。しかし、これは、運用資金に対しての「損失割合」が少なくなるだけで、「損失額」が減るわけではありません。言い換えると、注文できる枚数が少ないから損失が少ないだけで、リスクそのものは変わりません。

つまり、レバレッジの倍率や元手資金を増減させることは、「資金管理」の方法を変更しただけであって、FXそのもののリスクとリターンは、何ら変わらないのです。

これは、絶対に勘違いしてはダメです。

FXをやる以上、レバレッジ1倍だろうが、10倍だろうが、リスクは同じです。もちろん、レバレッジ25倍でも同じです。例えば、1,000万円の運用資金をレバレッジ1倍でトレードして30万円の損失を出したとします。この場合、レバレッジ1倍だからリスクが少ないと言えるでしょうか?

そんなことはありませんね。30万円の損失を出したことに、レバレッジは何ら関係ありません。レバレッジなしだからといって、リスクの意味をはき違えてはいけません。

大切なことは、あなたのトレードルールや資金管理方法、メンタルやFXをやる目的など、総合的に考慮してレバレッジを決めることです(FXの資金管理については、『FXの資金管理で利益を上げるために必要なノウハウの全て』も併せてお読み下さい)。

レバレッジ1倍でトレードすればリスクは少なく、資金も減らない、と安易に決めてはいけません。

4.レバレッジなしを別の観点から捉える

さて、この章では、レバレッジなしを別の観点から捉えて、理解を深めましょう。

4.1.外貨預金とスワップトレードを比較する

銀行で外貨預金をする時、レバレッジをかけることができませんよね。実は、外貨預金と、FXでレバレッジなしでスワップトレードを行うことは、運用内容としてはほとんど同じになります。そのため、両者は比較されることが多いです。

そこで、まず、外貨預金とFXのスワップトレードについて説明します。

まず、外貨預金やスワップに興味を持つ人の理由を想像してみて下さい。次のようなきっかけの人が多いのではないでしょうか。

  • FXのように本格的に売買したくはないけれど、お小遣い稼ぎをしたい
  • 最初は長期保有目的でスワップを受け取り、チャンスがあれば売買もしてみたい
  • 毎月コツコツと積立てのような運用を始めたい
  • 外貨預金に興味はあるけれど、FXとの違いが良く分からない
  • 預けているだけで増えるならやってみたい

いかがでしょうか?

このように、きっかけは何であれ、FXをやるのですから、利益を出したいと思うのは当然ですよね。

4.2.スワップトレードで重要なこと

次に、スワップ目的でFXを始める場合に重要なことは何だと思いますか?ポイントは、次の2つです。

  • スワップポイント(金利、インカムゲイン)
  • 為替差益(売却益、キャピタルゲイン)

それぞれ解説していきますね。

4.2.1. 長期保有してスワップを受け取る

スワップを得る目的で高金利の通貨を買う場合、長期保有が前提になります。その場合、外貨預金と比較して、スワップには次のようなメリットがあります。

  • 手数料がかからない(買値と売値の差のスプレッドはあるが、外貨預金の手数料に比べたら無いに等しい)
  • 好きなタイミングで開始・終了できる(FXには、外貨預金と違って満期という概念がない)
  • 少額で好きな資金から運用可能
  • レバレッジが選択できる(1倍・10倍・25倍など)
  • 毎日スワップを受け取ることができる

このように、スワップは、外貨預金と比較して手軽に少額からスタートできるのが特徴です。先ほどの外貨預金は、まとまった資金がないと口座が開けない場合がありますが、スワップは数千円や数万円あれば始められます。

ただし、スワップの場合、買った値段より売った値段のほうが安くなって損をしてしまうと本末転倒なので、為替差益が重要になってきます(詳しくは、『スワップポイントとは|FXで金利差益を狙う方法と注意点』でお伝えしています)。

これについては、次で詳しくお伝えします。

4.2.2. 為替差益でプラスする

たとえレバレッジなしでスワップ運用をしても、リスクを軽減できることにはなりません。理由は、先ほどもお伝えしたように、元本に対しての損失額の割合が少なくなるだけだからです。

結局、為替差損の問題があるので、買った通貨ペアの価格が上がらないと、運用している意味がありません。しかしながら、価格が上がるタイミングを予測して外貨預金やスワップトレードをする人は少ないのが現実です。

買値から下落しても、いつか上がるだろう、持っていれば金利(スワップ)が付くから大丈夫、という甘い考えになりがちです。しかし、為替差損は、想像以上にメンタルにダメージを与えます。

特に、買った通貨ペアが値下がりし、長期間含み損になることも想定していないと、計画外のナンピンをしてしまいがちです。そうなると、結局は大損して資金を失う結果になります。

そうならないよう、スワップトレードを行う場合は、目的とゴールを決めてから取り組むことが重要になります(詳しくは、『FXのスワップ運用で初心者が一番大損する5つの理由』をお読み下さい)。

5.レバレッジをかける目的を明確にする

ここまでの話を整理すると、FXは、

  • デイトレードとして頻繁に売買してリターンを狙う
  • スワップを得るために長期保有を目的とする

のどちらも可能でした。その際、レバレッジの使い方が一番重要だということもお伝えしました。勝てるルールが無いにもかかわらず、レバレッジをかけたトレードを繰り返せば、すぐに資金は枯渇してしまうことは想像できますよね。

そうならないように、この章では、レバレッジの使い方についてもう少し理解を深めていきます。

5.1. 大きなリターンを求める

繰り返しになりますが、FXの大きなメリットは、レバレッジが25倍までかけられて、大きなリターンが狙えることです。元手資金の25倍の取引が可能だからこそ、夢がある投資商品なのではないでしょうか。個人的には、この仕組みを最大限に享受すべきだと思います。

なぜ私がそう思うのかというと、レバレッジなしでFXをスタートするとしたら、資金効率があまりにも悪いからです。FXは、レバレッジをかけることで、資金効率が良くなります。そのメリットを活かすことで、短期間で大きな利益を狙うことができます。

上手くいけば、数年間で人生が好転するくらいの大きな利益をFXであげられる可能性があるのに、最初からその手段を捨ててしまうことは勿体無いですよね。

そのためには、ある程度のリスクを取ってリターンを狙うことも必要です。最初からリスクを恐れてレバレッジなしでトレードしていたら、結局はFXのメリットを享受することなく、あまり稼げないと勝手に判断して止めてしまうのがオチではないかと思います。

このようにお伝えしても、レバレッジをかけて元手の何倍の取引をするのは危険だ、と言う人もいるかもしれません。しかし、ここで言いたのは、レバレッジをかけることが悪いのではなく、期待値が高いルールが無いにも関わらず、欲を出してレバレッジをかけ過ぎることが問題だということです。

勝てる手法を確立し、上手にレバレッジを活用することで、FXで数千万や億といった利益が可能になります。

ただし、絶対に減らしたくない資金でFXを始めようとするならば、レバレッジに関係なく、FXに手を出すべきではありません。なぜなら、先ほどもお伝えしましたが、たとえレバレッジなしで運用しても、リスクを減らすことにはならないからです。

リスクそのものが減るのではなく、元手資金に対する損失額の割合が減るというだけでしたね。これはとても重要なことなので、しっかり覚えておいて下さい。

5.2. 資金管理のほうが重要

レバレッジも重要ですが、それ以上に重要なのが、資金管理です。ちなみに、資金管理とは、取引枚数やポジションの建て方、損切りの決め方、利幅の考え方などです。

なぜレバレッジより資金管理のほうが重要なのかというと、資金管理がマイナスの期待値だと、どんなレバレッジの使い方をしようが、FXでは勝てないからです。資金管理ができることが前提で、初めてレバレッジを活用することができるのです。

ということは、資金管理がプラスの期待値なら、レバレッジは自ずと活用できるようになります。つまり、資金管理と、その基になる取引ルールを先に考えることで、レバレッジなしがいいか、それとも10倍や25倍がいいのかが分かってきます。

先にレバレッジのことだけを考えても、資金管理と実際のトレード方法が決まっていなければ意味がありません。この順番は絶対に忘れないようにして下さいね。

次の2記事を読んで、資金管理についての理解を深めていただけばと思います。

5.3. 早く稼ぐ

では、あなたがFXに取り組む上で大切にしているものは何でしょうか?

稼ぐためにトレードするわけですから、「資産を増やすこと」が大きな目的になるのは明白だと思います。そして、これは私のことなのですが、もう一つ大事にしていることがあります。それは、「時間」です。早く稼いで、お金と時間の余裕を作るということです

そもそも、私がFXを始めた理由の一つに、自由な時間が欲しいという願望がありました。朝から晩まで働くのではなく、平日に旅行をしたり、趣味に時間をかけるなど、人生を純粋に楽しみたいという欲望です。

たとえお金があったとしても、時間がなければ達成できません。しかし、FXならそれを可能にする環境が整っています。そして、時間を手に入れるためには、稼ぐ力を身に付ける必要があります。

ただし、専業トレーダーになれば自由になるというのは間違いで、稼げなければ自由ではありません。稼げなければ、時間だけが有り余った無職と同じです。はたして、この状態を時間があるから自由と言えるでしょうか?

そうではないですね。自由を手に入れるには、やはり稼いでいることが前提になります。

そこで、FXで早く稼ぐには、レバレッジなしでトレードするのではなく、レバレッジをかけて行うべきだと思っています。

FXの本を読んだりして机上で学ぶことも大切ですが、どんなに莫大な知識を詰め込んで時間を割いても、稼げなければ意味がありません。そして、リスクが怖いからといって、小さなリターンしか狙わないで1年が過ぎてしまったら、時間が勿体ないですよね。

もちろん、レバレッジをかけたら必ず勝てるわけではありません。何度も言いますが、期待値が高いルールや資金管理が前提になります。ひとたび勝てるようになると、レバレッジ効果で短期間で大きく稼げる可能性が高くなります。これこそが、FXの魅力です。

ただし、これはあくまでも、私の目的を達成するための考え方です。レバレッジなしでFXを行う目的、レバレッジをかけてFXをやる理由など、あなたの考えがしっかりまとまっていれば、どんな使い方でも良いと思います。

何のためにFXをやるのか、FXのメリットを享受するためにどうすべきか、もう一度よく考えてから行動して下さい。考え抜いてから起こす行動こそ、地に足の着いたトレードを可能にします。

6.レバレッジの倍率の2つの設定方法

では、実際の取引口座でレバレッジを設定する方法をお伝えします。自分がレバレッジ何倍でトレードしているのか分からない、ということがないようにして下さいね。

このレバレッジの設定方法はFX会社によって異なりますが、今回は、よくある例でご紹介します。実際にあなたが使っているFX口座を調べてみて下さい(私のおすすめ口座は、『FX口座のおすすめ|初心者に絶対知ってほしい4社の徹底比較』で詳しく紹介しています)。

レバレッジの設定方法は、ほとんどのFX会社が次の2通りのどちらかになります。

  1. レバレッジの倍率を自分で選択する
  2. レバレッジを変えずに、取引枚数か運用資金で管理する

それぞれ、詳しく説明させていただきます。

6.1. レバレッジの倍率を自分で選択する

レバレッジの設定方法の1つ目は、FX口座の取引ツールや注文画面を立ち上げた時、「▼」マークのプルダウンメニューから変更する方法です。

どこから設定するかわからない場合は、お使いのFX会社のカスタマーサービスにお問い合わせいただきたいのですが、ここでは、トレイダーズ証券の「みんなのFX」のサービスの画面を使って説明します。

下の画像をご覧下さい。

注文画面の「▼」マークをクリックすると、レバレッジ1倍、10倍、25倍を選択することができます。

ここで注意していただきたいのは、任意の数字を入力できる口座はほとんどないということです。例えば、レバレッジ13倍や22倍などの中途半端な設定はできません。この画像のように、キリが良くて決められた数種類から選択する方法がほとんどです。

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6.2. レバレッジを変えずに取引枚数と運用資金で調整する 

レバレッジの設定方法の2つ目は、レバレッジを変えずにレバレッジを調整する方法です。これを読んだだけでは、意味がよく分からないですね。しかし、最近はこちらのほうが主流なので、しっかり理解して下さい。

まず知っていただきたいことは、レバレッジを変えないとは、先ほどの「▼」マークのように選べないということです。次がポイントなのですが、自分で倍率を選ぶことなく、「レバレッジが25倍」になるように自動的に計算されるのです。別の言い方をすると、レバレッジを設定する必要がないのです。

レバレッジを変えたい時は、注文時の「取引枚数」を増減させたり、口座に入れておく「運用資金」を増減させます。口座に入っている資金から最大で売買できる通貨量を自動で計算してくれて、それ以上の注文は入らないようになっています。

この調整によるレバレッジの上げ下げには、次の2通りがあります。

  • レバレッジを上げたい時は、「取引枚数」を上げるか、「運用資金」を減らす。
  • レバレッジを下げたい時は、「取引枚数」を下げるか、「運用資金」を増やす。

ちなみに、私がスキャルピングのメイン口座にしているJFXは、この設定方法を採用しています。下のQ&A画面の赤い枠にご注目下さい。

JFX

また、ヒロセ通商も、JFXと同じレバレッジ設定方法を採用しています。下のヒロセ通商の画像の赤い枠をお読みいただきたいのですが、表現は違っても言っていることはJFXと同じで、計算方法も同じです。ちなみに、ヒロセ通商とJFXは、親子関係の会社です。

hirose

この自動計算によるレバレッジの設定方法について、もう少し詳しく説明しますね。

押さえていただきたいことは、元手資金に対して、取引枚数が多ければレバレッジは上がることです。

例えば、100万円の元手資金に対して1,000通貨の注文を出すよりも、10,000通貨の注文を出すほうがレバレッジは高くなります。当然、レバレッジが高くなれば、損益変動も大きくなります。

したがって、レバレッジの「倍率」よりも、「注文した枚数がどれくらいの損益変動になるか」という点に意識を向けるといいかもしれません。

では、なぜこのような自動計算のレバレッジ設定が主流なのでしょうか?

その理由は、先ほどのように「▼」マークのプルダウンでレバレッジを選択できたとしても、レバレッジなし(=レバレッジ1倍)でトレードする人が少ない上、レバレッジ1倍でFXをやる意味はないという考えからのようです。

リスク管理の1つの方法として、レバレッジ1倍しかトレードできないようにしておけば、建てられるポジションが少ないので損失も少ないでしょう。しかし、レバレッジをかけられることは、FXの大きな特徴でしたよね。

そのメリットをお伝えするために、JFXなどのFX会社には、レバレッジを最初からなしに設定できるようにするのではなく、「取引枚数」と「運用資金の量」でコントロールしてほしい、という意図があるようです。

コントロールするといっても、口座に入れている資金に応じてレバレッジ最大25倍までの取引しかできないので、心配する必要はありません。

自分で注文時の取引枚数を調整したり、口座に入れておく資金が調整ができるようになると、FXで勝つために必要な資金管理やリスク管理の徹底にも繋がります。ぜひ、意識して取り組んでみて下さい。

まとめ

レバレッジについて考える時、最初に、自分がFXでどんな運用したいのかイメージして下さい。記事内でお伝えしたように、FXで外貨預金のように長期投資もできますし、デイトレードのように大きな利益を狙うことも可能です。

FXを通じて何を達成したいのか、目的をぜひ思い出して下さい。それに合わせた資金管理や取引ルールを構築していく過程で、適切なレバレッジのかけ方が分かってくるはずです。

FXで稼ぎたいたいと思うのなら、レバレッジをかけて本気で取り組む姿勢が大切です。焦らずにスキルアップしていきましょう(併せて、『FX初心者が本気で稼ぐために絶対知るべき45の知識と手法』もご参考下さい)。

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ぶせな

ぶせな

専業トレーダー。認定テクニカルアナリスト。 2009年に本格的にFXをスタート。累計利益は、3年目で5千万円、5年目で1億円、10年目の2018年には1億6千万円を突破。 一時的な利益ではなく、継続的に利益を上げ続けるためにリスク管理を徹底し、短期売買の「スキャルピング」と長めに保有する「デイトレード」の2つの手法を得意とする。
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