外貨預金とFXの比較|良いのはどっち?

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外貨預金と、FXで金利収入を得るスワップ取引ならどちらが良いのか?と考えたことがある方もいると思います。

最近の日本は超低金利のため、日本円で銀行に預けていても、ほとんど利息が付きません。例えば、三菱東京UFJ銀行の普通定期預金の金利は、たったの0.001%です。

定期預金だと0.01%になって少し上がりますが、100万円を1年間預けても100円の利息しか受け取れません。これでは、ATMで1回利用手数料を払うだけで消えてしまいますよね。

他方、海外の金利は、日本より高い傾向にあります。例えば、三菱東京UFJ銀行の米ドルの普通預金は0.2%で、定期預金は0.5%となっています。

はたして、外貨預金とFXならどちらが良いのか、比較してみましょう。

外貨預金とFXの4つの比較

結論からお伝えすると、外貨預金にはいくつかのデメリットがあるので、外貨預金の代わりにFXを利用したほうが、はるかにお得です。

実際に、次の4つの観点から外貨預金とFXを比較してみましょう。

  1. 手数料
  2. 金利
  3. 預入資金の安全性
  4. 払い戻しの自由度

1.手数料の比較

外貨預金には交換レートが定められており、円を外貨に換える時のレートと、外貨を円に換える時のレートは異なります。例えば、こんな具合です。

  • 円  → 米ドル 112.89円
  • 米ドル→ 円   112.39円

この場合、円をドルに換える際に、1ドルあたり112.89円かかります。逆に、米ドルを円に換える際には、1ドルあたり112.39円しかもらえません。つまり、差額の50銭が手数料です。1万ドル(1,128,900円)を外貨預金する場合で考えると、預けて払い戻すだけで、5,000円の手数料がかかります。

ネット銀行だと少し条件が良くなり、住信SBIネット銀行の場合、預けて払い戻す手数料は8銭で済みます。1万ドルだと、外貨預金の手数料は800円で済みます。

一方、FXの手数料はスプレッド分の0.3銭程度です。1万ドル(1,128,900円)をFXで取引する場合で考えると、ドルを買って円に戻すのに30円の手数料で済みます。

以上のように、手数料だけで考えると、次の順番で安くなります。

  1. FX
  2. ネット銀行
  3. 大手銀行

2.金利の比較

冒頭でもご紹介した通り、国内の大手銀行の外貨預金の定期金利は0.5%程度です。1万ドルを1年間預けて、50ドル(1ドル112円で換算すると5,600円)の金利となります。

ちなみに、ネット銀行の住信SBIネット銀行だと、1年定期預金の金利は1.35%となっています。1万ドルを1年間預けると、135ドル(1ドル112円で換算すると15,120円)になります。

一方、FXの場合は、外貨預金の金利に相当するものとして、スワップ金利が受け取れます。スワップ金利は、円の金利とドルの金利の金利差を日々受け取ることができるものです(参考:「スワップポイントとは」)。

スワップ金利はFX会社ごとに異なり、日々変動もするので、正確に算出するのは難しいです。しかし、住信SBIネット銀行の1年定期預金と同程度の年換算利回りとなる、と考えておいてよいでしょう。

以上、金利を比較すると、大手銀行が低く、ネット銀行とFXが同程度で高いということになります。

3.預入資金の安全性

円預金の場合は預金保険制度の対象となり、1人あたり1,000万円までが保護の対象となります。つまり、銀行が破たんしても、1,000万円の預金までは保護されます。

しかし、外貨預金は預金保険制度の対象外です。万が一、預金先の銀行が破たんした場合、外貨預金には保護されません。これは、ネット銀行でも同じです。

一方、FXの場合は、顧客の資産は信託銀行に預けられ、FX会社の資産と分別されて管理されます。そのため、FX会社が破たんしても、顧客の資産は信託銀行で保護されています。

ただし、この仕組みは金融商品取引法の適用を受ける国内のFX会社のもので、海外のFX会社の場合はこの限りではありません。

4.払い戻しの自由度の比較

外貨預金の場合、定期預金として預入した場合は、満期にならないと解約できません。定期預金以外はいつでも解約できますが、その分、金利は低くなってしまいます。これは、ネット銀行でも同じです。

一方、FXの場合は、いつでも反対売買を行うことで円に戻すことができます。

この点で、FXのほうが状況に応じて機動的に売買できるので、リスク管理の観点から優れているといえるでしょう。

まとめ

以上、外貨預金とFXを4つの観点から比較しました。

外貨預金はネット銀行では手数料が低めに抑えられ、金利もFXと同程度の条件のものもありますが、資金の保護や払い戻しの自由度の点でFXに劣ると考えられます。

収益性に差がないとしても、安全性の面ではFXでの運用に軍配が上がります。「大手銀行だから安心」という考えではなく、しっかりと収益性と安全性を比較しましょう。

ただし、FXの魅力は、スワップ金利による長期運用ではなく、やはりトレードによる値上がりや値下がり益だという考えもあります。

どれが正解というものはなく、自分の性格や、元手資金、いつまでにどれくらい資金を増やしたいかなどを総合的に判断して、最適な金融商品・手段をお選びいただければと思います。

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