株主優待を利用して、私が毎月利益をあげている投資手法

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株式投資に興味のある人なら、誰でも「株主優待」というものを耳にしたことがあるでしょう。

株主優待は「一定数以上の自社の株式を権利確定日に保有していた株主に対する優待制度」です。株主優待には、会社ごとに色んな優待品があり、それを目当てとした個人投資家に人気があります。

この、個人投資家需要による優待株の人気化を利用した投資手法があります。これは、私が毎月行なっている手法の一つです。詳しくお伝えしていくので、ぜひ実践してみてください。

1.株主優待とは

株主優待とは、株式会社が一定数以上の自社の株式を権利確定日に保有していた株主に与える優待制度のことをいいます。

日本では3685社の上場企業がありますが、そのうち1307社が株主優待を実施しています(2018年10月24日時点)。つまり上場企業の3割が株主優待を実施しているということですね。

1.1.株主優待の権利付き最終日とは?

株主優待を受け取るためには、その株式の権利付き最終日時点で、その株式を保有している必要があります。

権利付き最終日は「権利確定日(決算日)」の3営業日前と決まっています。決算日は企業によって違いますが、上場企業で見ると3/31と9/30がほとんどです。例えば、今年で言うと、8月決算の場合 8月28日(月)が権利付き最終日です。

ちなみに、実際に品物や商品券が届くのは、決算日の約2ヶ月後が多いです。

1.2.各月に優待銘柄はどれぐらいあるの?

権利付最終日に株を保有していることを権利取りと言います。下表は、株主優待の権利取りが、毎月どれだけあるか表したものです。

  株主優待の銘柄数
1月 35
2月 136
3月 777
4月 30
5月 36
6月 111
7月 32
8月 107
9月 416
10月 31
11月 41
12月 163
合計 1,915

このように、株主優待については毎月何かしら権利を得ることができます。また上場企業の1,307社のうち、決算と中間決算と2回株主優待を実施している企業もありますので1,915社あります。

1.3.どんな優待が貰えるの? 

株主優待はの内容は、クオカードや商品券などの金券だったり、地域の特産品だったり様々です。

例えば、ケンタッキー・フライド・チキンやピザハットなどで有名な日本KFCホールディングスの株主優待は、店舗で利用可能な商品券です。100株以上の株主に対して500円の商品券が配られます。ただし、株数に応じて優待の内容が拡充されますので、保有株数が多いほど有利です。

日本航空では、JALグループの国内定期航空路線片道1区間を株主割引券1枚で50%割引で利用できる優待券を貰えます。100株以上の株主に対して1枚の優待券ですが、こちらも株数に応じて優待の内容が拡充されます。

高島屋は、株主優待カード(10%割引)を提供しています。このカードがあれば株主は高島屋での買い物は10%割引になります。

2.株主優待の内容の調べ方

通技に、株主優待の調べ方についてお伝えします。使うサイトは「YAHOO!ファイナンス」です。4661オリエンタルランドを例にお伝え致します。

まず、YAHOO!ファイナンスの株価検索に銘柄コードか銘柄名を入れます。


 

次の画面で、メニューの中にある「株主優待」をクリックするする。

これらの項目を見て頂くことで、企業の株価や権利確定月、単元株数、株主優待の内容に至るまで確認することができますので、自分が買い付けする前に株主優待の内容をチェックすると良いでしょう。

3.株主優待を利用した投資手法

さて、ここまで株主優待についてお伝えしてまいりましたが、この株主優待を利用して利益を狙う方法があります。株主優待の権利取りに関する値動きの傾向に注目した方法です。

まず、株主優待を実施している企業の株価の傾向についてお伝えしましょう。

3.1.権利確定日までの株価の傾向

個人投資家に人気のある優待銘柄は、権利確定日よりも2~3ヶ月前から注目され始めます。そして、株主優待目当てのための買いが断続的に入ります。結果、権利確定日に向けて値上がりしていきます。

※権利確定日までの株価の傾向

権利確定日までの株価の傾向

それでは実際にこの傾向を見てみましょう。

3.1.1.バルニバービの事例

まずはバルニバービ(3418)という銘柄です。7月決算の企業です。

バルニバービ

同社はカフェ、レストランを直営展開しています。7月が決算の企業ですが、同社は配当が15円、株主優待を実施しており、その内容は食事券(1枚2,000円) もしくは オリジナル商品の引換です。この内容が評価されて、同社は三ヶ月前から動意づいています。

もし、同社の株主優待の内容に注目していれば、この期間に同社に注目した投資が実現できます。なお、この例で取り上げた理由ですが、私は、株主優待を利用した投資をしていて、同社は私が月ごとに選んだ銘柄の一つです。

3.1.2.クリエイトレストランホールディングスの事例

私が選んだ銘柄から、もう一つご紹介します。クリエイトレストランホールディングス(3387)です。同社は2月決算の企業ですが8月の中間配当でも優待の権利が得られます。

クリエイトレストランホールディングス

同社はレストランやカフェ展開をしています。2月が決算の企業ですが、中間期の8月も優待が得られます。株主優待の内容は同社の店舗で利用できる食事券です。

同社の株価は上記のチャートをご覧頂くと、8月の権利確定日に向けて3ヶ月前から値上がりしています。

もし、3ヶ月前に買い付けできていれば利益をあげることは容易にできるはずです。

3.2.人気化しやすい優待銘柄の特徴

このように優待銘柄で利益を得るには、人気化するものを選ぶ必要があります。大まかに言うと、そのよううな銘柄には以下の二つの特徴があります。

3.2.1.優待利回りが高い

株主優待には「優待利回り」という指標があります。この優待利回りとは、優待の取得に必要な株数を買い付けした金額に対して、株主優待の価値がどれくらいあるのかを表したものです。

<優待利回り=優待の価値÷株式の買い付けにかかった金額>

株主優待には様々な優待品がありますので、還元率の高さで選ぶとしたら、優待利回りの高い銘柄から選ばえる場合があります。

3.2.2.換金性が高い

株主優待には自社のサービスや商品などを提供するものですが、それ以外にクオカードや商品券などの金券を実施している企業があります。一般的には、企業のサービスに関するものや商品よりも換金性が高い商品が人気化します。

株主優待を実施している企業の中には配当(もう一つの株主還元策)を実施している場合がありますが、換金性の高い株主優待であれば、配当の他にすぐにキャッシュにできるので人気が高くなる傾向があります。

優待銘柄の過去の動きを調べて、様々なデータを分析すると、より詳細に人気化する銘柄を把握することができるでしょう。

4.まとめ

今回は株主優待を利用した投資をお伝えしました。一般的には株主優待は権利を得て、優待が送られてくるのを楽しむものですが、株主優待を注目した株価の値上がりを狙って投資することで利益をあげることができてしまうのです。

是非、参考になさって下さい。

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