イノベーション(3970)12月IPOでは人気化も上場後のイベントに注目

 イノベーション(3970)は法人向けインターネットマーケティング支援(成果報酬型の比較・資料請求サイトの運営及びマーケティングオートメーションツールの開発・提供) を主に行っています。今回のIPOにおける公募売出数は198,600株となっており、想定価格2,570円では吸収額が5.8億円、時価総額が21.9億円になります。事業内容については主にオンラインメディア事業とセールスクラウド事業に分かれており、オンラインメディア事業では比較・資料請求サイトで見込み客獲得を目指し、セールスクラウド事業では購入意欲の高い見込み客の発見を支援するツールを月額課金で提供しています。事業内容と公募売出数の希少性から12月IPOの中では人気化すると思いますが、上場後のイベントが注目されます。

銘柄情報
銘柄コード  3970 銘柄名 イノベーション 市場 マザーズ
事業内容 法人向けインターネットマーケティング支援
(成果報酬型の比較・資料請求サイトの運営およびマーケティングオートメーションツールの開発・提供)

 

初値の期待度 セカンダリー妙味 総合評価
 A A A
予想初値
 6000円

公募申込戦略 

 同社は公募売出数が198,600株、発行株数が852,600株と東証マザーズのIPOとしては希少性が高く、主幹事の日興証券でも169,100株しかありません。日興証券の場合はオンライントレードへの割合が1割ですからネット申込みにまわる株数が16,900株と少ないため、店頭口座での申込みが必須になります。その他、幹事証券については10,000株にも満たないため、主幹事集中が望ましいでしょう。

需給面

 同社がIPOをする際のリスクですがVCのリスクがありません。ただし上位の株主にロックアップが設定されていない企業にはロックアップがないため、一部売却も想定しなければなりません。SOについては45,000株のリスクがあります。

成長性

 同社は2015年3月期(前前期)の経常利益、当期純利益とも赤字でしたが今期は昨年よりも大幅な増益を見込んでいます。懸案としては売上高が昨年より減収となる点ですが、第3四半期の進捗を見極める必要があります。ただ、同社の株数(公募売出数が198,600株、発行株数が852,600株)にはかなりの希少性がありますので上場時に人気化した場合は落ち着くのを見てから分割期待で狙っても良いでしょう。

【評価の解説】

初値の期待度とは、公募価格よりも高い初値が付く可能性が高いと考えられるものです。この評価が高い銘柄は、『IPO 株の当選確率を上げる3 つのテクニック』を使って、積極的に申し込みをすると良いでしょう。セカンダリー妙味とは、上場後に株を取得しても、尚、値上がり益を見込める可能性が高いものです。この評価が高い銘柄は『IPO セカンダリー投資で会社員が年間数100万円の利益を得た方法』を参考に、利益の増大を目指してみるのも手です。また、初心者の方は、IPO 投資の基礎として、『IPO投資で収益率26.6%の成功例!絶対知っておくべき2つのノウハウ』にも目を通しておきましょう。

基本条件
仮条件 2,570円~2,770円
公募価格 2,770円
ブックビル期間 2016年12月6日 ~ 2016年12月12日
購入申込み期間 2016年12月14日 ~ 2016年12月19日
上場予定日 2016年12月21日
上場時発行済株数 852,600株 (別に潜在株式146,100株)
公募売出数 公開株数198,600株 
(公募153,600株、売り出し45,000株)
想定発行価格 2,570円
購入に必要な金額 277,000円
引受証券会社
役割 証券会社 割当数(株) 割合(%)
主幹事証券 SMBC日興 169,100 85.15
引受証券 SBI 9,900 4.98
引受証券 マネックス 4,900 2.47
引受証券 みずほ 4,900 2.47
引受証券 いちよし 4,900 2.47
引受証券 エース 4,900 2.47
既存株主およびロックアップ条件(VCリスク:C)
氏名 株数 割合 ロックアップ
富田 直人 497,000株 58.81% 180日
株式会社NTI 100,000株 11.83% 180日
株式会社日経BP 70,000株 8.28%  
岸本 真行 45,000株 5.32% 180日
株式会社リンクアンド 21,000株 2.48%  
遠藤 俊一 20,000株 2.37% 180日
長谷川 正和 10,000株 1.18% 180日
関口 陽一 8,000株 0.95% 180日
川上 明 7,000株 0.83% 180日
内田 雅人 7,000株 0.83%  
 既存株主合計 845,100 株 ロックアップカバー率  84.49% 
ストックオプション付与状況(SOリスク:C)
総会決議日 株数 行使価格 行使期間
 2007年8月22日 15,000株  130円 2011年9月1日~2017年8月21日
2016年2月15日 30,000株 130円 201年3月29日~2024年2月29日
2016年2月15日 61,000株 130円 2017年3月21日~2025年2月28日
2016年2月15日 14,000株 1,500円 2017年10月2日~2025年8月31日
2016年2月15日 26,100株 1,500円 2018年3月2日~2026年1月31日
合計 146,100株 上場時行使可能株数 45,000株
直近の業績
業績動向(百万円) 売上高 営業利益 経常利益 純利益
(単独実績)2015.3 1,564 46 44 6
(単独実績)2016.3 1,303 3 4 13
(単独予想)2017.3 1,164 140 160 121
(単独中間実績)2017.3 601 92 126 83

 

柳橋義昭の人気記事

IPOの裏側を知るトレーダーが、 IPOの獲得数を増やして利益を得ている全て


IPOは「新規公開株」のことをいいます。


IPOをした企業には、上場前から大きく注目される銘柄があります。


このような銘柄には様々な投資家が資金を出資し、一時的に株価が大きく値上がりする傾向があります。


このような銘柄に投資することをIPO投資といいますが、IPO投資はリスクが少なく利益が出やすいといわれています。


しかし、IPOは個人投資家に人気がありますので、なかなか獲得できない方が多いです。


このメール講座では私がIPO獲得に必要なノウハウをお伝えします。


私は証券会社でIPO業務に従事した経験があり、投資家としても毎年、様々なIPOを獲得しています。


私がIPO獲得に欠かせない証券会社から、証券会社の攻略方法に至るまで、メール講座で包み隠さず、お教えします。


無料メール講座を受講する

いつでも何度でも稼げる! IPOセカンダリー株投資

著者:柳橋


いつでも、何度でも稼げる! IPOセカンダリー株投資


長年、IPO投資で成果をあげている著者が、独自に構築した「セカンダリー投資」について、各手法を紹介しています。IPOといえば、低リスクの抽選配分での投資が主流ですが、上場後の値動きの傾向をパターン化したセカンダリーの戦略は、今後のIPO投資に大いに役立つでしょう。


詳細はこちら

投資の教科書の購読はfacebookが便利です。

Twitter・RSSでも購読できます。