IPO銘柄とは|株価が上がる企業の特徴と投資手法

株式投資をしていたら、こう思うことはありませんか?

「株価が数倍に値上がりする銘柄を見つけたい」

株式投資においてそのような願望は夢物語です。なぜなら、大抵大きく値上がりする銘柄は大きく値下がりする可能性も秘めているので、リスクとリターンは基本的には同程度です。

しかし、そんな願望が実現するシーンが一つだけあります。それがIPO(新規公開株)です。

これまで株式市場で取引されていなかった銘柄があらたに市場に上場することをIPOといいます。IPOの中には、上場すると同時に株価が数倍になるような銘柄が数多く存在します。また、上場してからも株価が数倍になるような銘柄も多いです。

今回は、2018年上半期のIPO銘柄の中からパフォーマンスが良かった5つの銘柄をピックアップしてランキング形式にしてお伝えします。大きく値上がり銘柄を並べてみることで、どのような銘柄が暴騰するするのかを知ることができます。

また株価が上がる銘柄の特徴と同時に初値形成後の株価の上昇を利益に変える「セカンダリー投資」もご紹介します。私は、このセカンダリー投資を実践して、毎年、大きな収益をあげているので、是非、参考にしてください。

はじめに。IPOをよく知らない人のために

IPOをよく知らない人のために簡単に解説しておきます。

IPOは以下の順で行われます。

  1. 証券会社による抽選
  2. 公開価格決定
  3. 新規上場して初値が決まる

これから上場しようという株式は、まず一般から公募という形で投資してくれる人を募ります。一般の投資家は公募価格の範囲で申し込みを行い、申し込みの人気度合いから正式な公開価格が決定します。

IPOは証券会社が行う抽選で当選か落選か決まりますが、もし、当選できた場合は、公開価格で株を保有していることになります。(上場前に口座へIPOが反映されます)

※SBI証券のIPO申込み画面

上記は、SBI証券のIPO申込みの画面ですが、申込みを受け付けている銘柄は「ブックビル申込」のところへ「申込」のボタンが表示されます。

IPOが新規上場すると、上場初日はほとんどの銘柄に買いが殺到して株価が切り上がっていきます。上場初日に初めて株価がついた場合、その株価のことを初値といいます。

例えば、Aという銘柄(単元100株)が2,000円から2,300円の間で公募する(ブックビルディング)とします。その銘柄が人気の高い企業と思えばそれに、2,300円で申し込みを行います。そして、抽選で当選できれば、2,300円で100株保有していることになります。その後、上場時に買い注文が殺到して、初値が7,300円で決まった時に売却したら50万円の利益が得られます。(税引き前)

上記の例は決して大げさなものではなく、公開価格より初値が数倍になるようなケースが頻繁に見受けられます。そして、それがIPO投資の醍醐味だったりするのです。それではランキングを見ていきましょう。

1.初値で数倍になったIPO銘柄 TOP5

2018年は多くの銘柄が初値で公開価格を大幅にうわまわるパフォーマンスを上げています。ここでは、初値で売却したなら大きく儲けることのできた5銘柄をランキングで発表します。同時に業務内容と企業HPを記載しておきますので、どのような企業の株価が伸びるのか確認する意味でも簡単に目を通しておくとよいでしょう。

5位 ビープラッツ(4381)  初値売りで利益 780,000

ビープラッツは、継続課金の販売・管理プラットフォームの提供している企業です。業種は情報・通信で、東証マザーズに上場しています。

同社のビジネスモデルは「IoT(モノのインターネット)」「通信(MVNO、光コラボ)」「クラウド」の事業者を対象にクラウドサービスや通信サービスのコンサルティングを行っています。

「ビープラッツHP」

4位 ベストワンドットコム(6577)  初値売りで利益 1,050,000

ベストワンドットコムはクルーズ旅行に特化したオンライン旅行予約サイト「ベストワンクルーズ」の運営等を行っています。こちらはサービス業ですが、上場している場所はマザーズです。

同社はクルーズ旅行・船旅を専門としたオンライン・トラベル事業をしていますが、上場企業には旅行会社はありますが、同社のような船舶に特化したビジネスはありません。

「ベストワンドットコムHP」

3位 RPAホールディングス(6572)  初値売りで利益 1,071,000

RPAホールディングスは事務作業代行ソフトウェアの販売等を行うロボットアウトソーシング事業及びアフィリエイトサービスを行うアドネットワーク事業等を展開しています。情報通信業、東証マザーズに上場しています。

同社はRPA分野におけるリーディングカンパニーとして、「人とデジタルレイバーが協調して働く新しい時代」を実現するために、デジタルレイバーを活用したスタートアップを支援しています。

「RPAホールディングスHP」

2位 アジャイルメディア・ネットワーク(6573) 初値売りで利益 1,247,000

アジャイルメディア・ネットワークはソーシャルメディアや体験を通じたファン発見・活性化・分析サービス「アンバサダープログラム」の提供を行っている企業です。こちらはサービス業で東証マザーズに上場しています。

同社はインターネットを利用した広告配信代理業や情報提供サービス業を中心に展開しています。

アジャイルメディア・ネットワークHP

1位 HEROZ(4382)  初値売りで利益 4,450,000

HEROZは、人工知能(AI)を活用したインターネットサービスの企画・開発・運営しています。情報通信で、上場している場所は東証マザーズです。この銘柄は初値売りで445万円を超えるプラチナチケットでした。

同社は将棋人工知能(AI)の開発を通じて蓄積した深層学習(ディープラーニング)を含む機械学習によるAI関連手法を固有のコア技術として展開しています。

「HEROZHP」

いかがですか?

このページで初めてIPO株を知った人は「こんなに儲かるものなのか!」とびっくりされたかもしれません。初期資金30万円程度で100万円の利益をだすのは通常の投資では非常に難しいです。その点、IPOは抽選で取得して初値がついた時点で利益が出るため、百戦練磨の投資の達人たちと戦わなくてすむので、投資初心者にも向いているといえるでしょう。

ランキングに一通り目を通すと、上場先の場所が新興市場でかつ最先端のネット系事業が多いことがわかります。またビッグデータ、クラウド関連、マイナンバーなど株式市場でも話題となるそのテーマの重要度なども初値形成には大きな影響があるようです。

もちろん上昇する銘柄を選ぶための要素はこれ以外にもたくさんありますが、このように結果を調べてどのような銘柄が高パフォーマンスを残しているかをチェックしておく姿勢は大事です。

ただ、IPOは抽選であたって初値で売ったら終わり、というものではありません。抽選で当たらなかったとしても上場後の値動きを利用することで大きな収益機会をつかむことができます。

2.初値売りだけじゃもったいない!上場後の戦略

初値売りで大きな利益を得られることがわかりますが、実はIPO株のうまみはこれだけではありません。上場したあとの株価の動きを利用して利益を出すことができるのです。

それがIPOセカンダリー投資といわれる手法です。下記チャートをご覧ください。

 

極東産機(6233)の日足チャートです。2018年9月27日に696円の初値がついた後、5営業日後には1,597円まで上昇しています。たった5日間で2倍以上の株価になっているのです。私は同社を上場後に買い付け、5営業日後には137万円の利益をあげることができました。

IPOが上場した後に買い付けることをセカンダリー投資といいますが、特徴としては、非常に短期間で値上がりするIPOに投資できることです。そのような銘柄をうまく売り抜けることができれば短期間で資産を数倍に膨らませることも可能になってきます。

こうしてみるとIPOのセカンダリは簡単なように感じてしまうかもしれません。しかし、IPOのセカンダリー投資で成功するためには、売買しようとする銘柄は慎重に選ぶ必要があること(厳格な銘柄選定基準がある)と同時にリスク管理を行うことの2つを守る必要があるということを忘れてはいけません。

私はセカンダリーについて、「公募割れを狙って利益を得るIPOセカンダリーの戦略」、「カップウィズハンドルとは|株式投資の利益アップに欠かせないパターン」、「テンバガーとは|IPOで株価が10倍になる銘柄を見つける3つのポイント」などの記事も書いていますので、参考にしてみてください。

IPO銘柄選定のための分析に関しては下記記事にて詳しくご紹介しています。

IPOの初値予想するために大事な7つのポイント

まとめ

IPOは人気が高く公募数も少ない銘柄を抽選で当てることは確かにむずかしいですが、対策を打って何度も申し込みを続けることで当てることも可能となってきます。詳しくは、「IPO投資におすすめの証券会社はこれだ!【2018年度下半期版】」に書いていますので、IPOの獲得したい方はお読みください。

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IPO投資(新規公開株)は、これから投資を始めたい方、特にサラリーマンにおススメしたい投資法です。


なぜなら、IPO投資は、デイトレードやスイングトレードと違って、常にパソコンの画面に張り付く必要がないため、忙しい会社員の方でも取り組みやすい手法だからです。


IPO株を獲得したり、IPOが株式公開してから売買する戦略を実践することで、なサラリーマンの年収を大きく上回る利益をIPO投資から得られるでしょう。


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執筆者
柳橋義昭

柳橋義昭

兼業投資家。 証券会社在籍時に営業、ディーラー、ネット株部門の立ち上げを行い、 2008年からエンジュク株式会社に従事。 証券会社でIPOの業務の経験を活かし、2008年に独自の投資手法を確立。 その後は毎年、IPOの獲得とセカンダリー投資にて利益を積み上げる。 また、これまで述べ20,000人の投資家に自身の投資手法を伝授。 著書に、『いつでも、何度でも稼げる! IPOセカンダリー株投資』(すばる舎)がある。 証券外務員資格一種保有。

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