マネックス証券の使用レビュー|IPOの抽選ロジックを攻略

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新規公開株(以下、IPO)の獲得数を増やすためには、証券会社ごとに戦略を立てることが大事です。インターネット証券の大手であるマネックス証券は、IPO投資をする上で必須の証券会社です。

なぜなら、マネックス証券は毎年、多くのIPOを取り扱っており、抽選の方法は申込者が全員平等である「完全抽選」の方式を採っているからです。この記事では、マネックス証券でIPO投資をする場合の活用方法をお伝えいたしますので、ぜひお役立て下さい。

1.マネックス証券はどんな証券会社?

マネックス証券はマネックスグループ株式会社の完全子会社で、前身の日興ビーンズ証券株式会社(1999年設立)から続いているオンライン専業の証券会社です。なお、マネックスグループは東証マザーズに上場しています(銘柄コード:8698)。

サポート体制が充実しており、通常の電話サポートに加えて、パソコン操作の技術的な問い合わせに対応する「パソコンサポートダイヤル」も提供しています。これが評価されて、2017年は問合せ窓口格付けで三ツ星を獲得していており、初心者にもやさしい証券会社です。

※問合せ窓口格付けとは、HDI-Japanという機関がウェブサポートの有効性と企業の問合せ窓口のサポート内容について、顧客視点で三つ星~星なしの4段階で格付けする年間企画で、1年間に12業界調査して格付けを発表しています。

ちなみに、マネックス証券の証券口座数は2018年9月時点では179万口座です。そのうち稼働している口座は105万口座になりますので、全体の58%が稼働していることになります。また、預かり資産は440億円にも及び、オンライン証券では大手になります。

  • マネックス証券は手数料がオトクである

    以下は、同社とネット証券最大手のSBI証券の株式手数料を比較したものです。こちらの比較を見て頂ければ、少額の投資であればマネックス証券の手数料の方がお得であることがわかります。

    約定金額 マネックス証券 SBI証券
    10万円まで 95円 139円
    20万円まで 140円 185円
    50万円まで 190円 272円
    100万円まで 355円 487円

また、同社には、一日定額手数料コースというコースがあり、このコースを申し込んでいる方は、1日何回取引しても手数料が2,500円(約定金額300万円ごと)です。一日に何度も取引を繰り返すデイトレーダーのような方には、コストが抑えられて大変便利です。

2.マネックス証券のIPO実績

マネックス証券はインターネット専業の証券会社ですが、IPOの引受けについては、ネット証券の中では実績が多い証券会社です。

次の表をご覧ください。これは、2005年以降の年間の上場企業数とマネックス証券の幹事実績を表したものです。

年度 全上場企業数 マネックス証券幹事実績 割合
2005年 158 79 50.0%
2006年 188 102 54.3%
2007年 121 44 36.4%
2008年 49 13 26.5%
2009年 19 6 31.6%
2010年 22 9 40.9%
2011年 36 12 33.3%
2012年 46 16 34.8%
2013年 54 34 63.0%
2014年 77 39 50.6%
2015年 92 52 56.5%
2016年 83 46 55.4%
2017年 62 39 62.9%

2005年以降の実績を見ると13年間の平均が45.9%になります。ここ近年は2013年が63%、2014年が50.6%、2015年が56.5%、2016年が55.5%ですので、年間では2社に1社のIPOの幹事を行っていることになります。

通常、ネット証券は幹事実績が少ないのですが、同社は幹事実績が多く、IPOの獲得数を増やすためには同社の口座を持つことは必須です。

なお、同社は過去に主幹事も行っています。

  • マネックス証券の主幹事実績

2005年6月7日上場 ドリームバイザー・ドット・コム

公募価格 500,000円 初値 1,300,000円 +800,000円

2006年2月10日上場 エスプール

公募価格 250,000円 初値 610,000円 +360,000円

2006年3月15日上場 比較ドットコム

公募価格 450,000円 初値 2,700,000円 +2,250,000円

2006年12月26日上場 マルマエ

公募価格 470,000円 初値 1,010,000円 +540,000円

3.マネックス証券のIPO攻略(特徴や仕組み)

マネックス証券でIPOを申込みむ場合は、口座を作れば誰でも簡単に申し込めます。口座は最短で3日間で開設できます。また、年間の口座の管理料は一切かからないので安心です。

以下は、同社の口座開設までのフローになります。参考にして下さい。

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  • マネックス証券の抽選は「完全平等抽選」

マネックス証券でIPOを申し込む最大のメリットは、取引実績や資金量に関係なく、完全に平等の抽選を行っていつ点にあります。そのため、申込みの順番や申込み株数も関係はありません。

このような完全抽選の証券会社は、ネット証券では同社だけになります。

また、割当数は最低単元数(100株)になりますので、1,000株申し込んでいても10,000株申し込んでいても獲得できる株数は100株になります。

※イメージ

Aさん:IPOを10,000株の申込み →100株当選

Bさん:IPOを20,000株の申込み →落選

Cさん:IPOを50,000株の申込み →補欠

このような事の実際にありえますので、場合によっては年間でも複数のIPO株を獲得できる可能性もあります。

ここで、2017年9月に上場したマネーフォワードという、マネックス証券で当選者が続出した事例をご紹介します。

  • マネックス証券が有利な例(2017年9月上場マネーフォワード)
    証券会社名  割当数  抽選数
    SMBC日興証券  1,491,100株  149,100株
    マネックス証券  726,400株  726,400株 
    SBI証券  216,600株  100,000株
    みずほ証券  38,200株  3,800株
    東海東京証券  38,200株  3,800株
    静銀TM証券  25,500株  なし
    いちよし証券  12,700株  1,200株

マネーフォワードは公募売出し数が2,548,700株ありましたが、マネックス証券の割り当ては全体の2番目に多い726,400株でした。同社の場合は完全抽選なので、7,264名もの方が当選できたことになります。

マネックス証券で申し込むと有利なIPOは年間では多々ありますので、同社の口座はIPO投資に欠かせません。 

まとめ

結論ですが、マネックス証券はサポート体制がしっかりしており、手数料も安く、IPOの抽選も完全に抽選で初心者が最初に開く口座としても大変お勧めです。

今回の記事では紹介できませんでしたが、「トレードステーション」という上級者向けのトレードツールも用意しており、初心者から上級者まで幅広い方から支持を得ています。

私は、これまでマネックス証券でIPOを獲得する方をたくさん知っています。ぜひ、今回お伝えしたことをみなさまの今後の投資にお役立て下さい。

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