MT4で日本時間を表示する方法

MT4を使い始めると、業者によっては日本時間とズレていて、「この時間はなに?」となることがあります。例えば、海外口座の場合は、その国の時刻に合わせているため、日本時間ではありません。しかし、チャート分析をするときは、日本時間でないと不便ですよね。

そこで、この記事では、MT4で日本時間を表示する方法、およびMT4のタイムジーンに関する知識について説明します。

執筆者
ぶせな

ぶせな

FXの専業トレーダー。認定テクニカルアナリスト。 本格的にFXを開始してから10年で1億6,500万円の利益を突破。著書に、『最強のFX 1分足スキャルピング』『最強のFX 15分足デイトレード』(共に、日本実業出版社)がある。ツイッターアカウントは、『@busena_fx』。

MT4の日本時間とは

MT4には、タイムゾーンが設定されています。タイムゾーンとは、簡単にいうとMT4上の時刻のことです。

世界の国家間には時差があるため、日本では朝9時でも、ニューヨークでは前夜の20時になります。

そのため、使っている業者がニューヨークタイムに時刻を初期設定としている場合、そのMT4は、日本時間ではなくなります。このタイムゾーンは、業者により異なります。

1.1.MT4のタイムゾーンを確認

では、MT4のタイムゾーンを確認してみましょう。まず、気配値を表示させます。表示方法は、下図で確認してください。

左上の矢印の箇所をクリックすると、気配値(売りと買いのプライス)が表示されます。

では、上図の①、②について順番に解説していきます。

①タイムゾーン

矢印のすぐ下に、「気配値表示:04:06:09」とありますね。これが、MT4のタイムゾーンで、MT4上の現在時刻になります。

上記の場合、04時06分09秒ということです。

②日本時間

実際の日本時間です。「10時6分9秒」になります。これは、MT4上ではなく、私のPC上のカレンダーを表示しています。

MT4の時刻と比べると、この場合では6時間ズレていることになります。MT4を使う上では、この時刻の差が問題となるのです。

1.2.正確なチャート分析ができない

MT4と日本の時刻に差があると、何が問題かというと、正確なチャート分析ができなくなることです。

たとえば、日本時間の午前10時からトレードするとして、チャートを開きます。しかし、チャート上では、4時になっています。日本で生活している限り、時刻の認識は日本時間が基準となっているはずですよね。そうすると、チャートを見るたびに、時刻を足し算や引き算をして、修正しなければなりません。これでは面倒です。

ここで、実際にチャートを見ながら上で説明したことをを考えてみましょう。

下図をご覧ください。

図の丸印が、高値をつけたポイントです。

チャート分析するときに、高値や安値をチェックし、それが何時につけたのか、時間を見る方は多いのではないでしょうか。アジアタイムにつけた高値なのか、それとも欧州タイムの経済指標でつけた高値なのかにより、そのあとの戦略が変わってきますからね。

しかし、MT4上の時間がずれていると、今の日本時間に換算する必要があります。上図は6時間ずれているので、高値を付けたMT4上の時刻である2時46分からプラス6時間すると、8時46分に高値をつけたと認識できます。

しかし、頭の中で毎回このような計算をしているのでは、トレードが嫌になってしまうでしょう。これが、問題というわけです。使う業者により、タイムゾーンが違うのですから、混乱してしまいますね(解決方法は後述します)。

2.世界共通の時刻であるGMT

次に、基準となる時刻や、MT4上の時刻の概念について、説明します。

「時差がある」という理解だけでは、これからMT4を使いこなす上で認識が浅いといえます。そこで、なぜMT4のタイムゾーンは、業者によって違うのか、もう少し深く説明します。知っておくべきことは、次の2つです。

  1. GMTとは
  2. 夏時間と冬時間

2.1.GMTとは

MT4の時刻を理解するうえで、GMTを知っておく必要があります。

GMTは、グリニッジ標準時刻のことで、「Greenwich Mean Time」の頭文字をとったものです。地球上には時差がありますので、世界の標準時刻を定めておいた方が、商取引においてもなにかと便利ですね。それが、GMTということです。グリニッジとは、ロンドンにあるグリニッジ天文台です。経度が0度であるため、世界の標準時刻になっています。

日本時間はグリニッジ標準時刻よりも、9時間進んでいて、GMT+9と表します。時差が9時間ということです。

ちなみに時差は、一般的に次のように表します。

  • GMT+〇:グリニッジ標準時刻より、〇時間早い
  • GMT-〇:グリニッジ標準時刻より、〇時間遅い

※〇には数字が入ります。

ちなみに、世界中のほとんどのFX業者が、GMT+3を採用しています。

なぜかというと、ニューヨーククローズの時刻に合わせているからです。この時刻にチャートを合わせないと、終値の時刻がずれてしまい、日足の数が変になるからです。1週間は5日なので、その週の日足は5本ですよね。それが、6本になるなど、おかしなチャートになってしまうからです。

上記チャートもGMT+3です。

日本がGMT+9なので、チャートでは日本時間よりも6時間遅れているということです。

さて、MT4を使いこなすにあたっては、「夏時間」と「冬時間」も知っておかなけばなりません。

2.2.夏時間と冬時間

夏時間は、サマータイムのことです。

時計を1時間進め、太陽が出ている時間を長くしようということです。欧米を中心に導入されていますが、日本ではサマータイムは導入されていません。そのため、ピンとこないかもしれませんね。また、アメリカやオーストラリアのように、州によっては導入していない場合があるので、少しややこしいです。

ただ、トレードにおいて、どこがサマータイムを導入しているかどうかは、あまり関係ありません。

ちなみに、為替市場では、オセアニア、アジア、ロンドン、ニューヨークの4つがメジャーな市場です。

先述しましたが、日本はサマータイムが導入されていないので、アジア市場の時差は考えなくても大丈夫です。アジア市場を除いた3つの市場で、サマータイムの切り替えは、以下のようになっています。

  サマータイム開始日 サマータイム終了日
オセアニア市場 10月最終日曜日 3月最終日曜日
ロンドン市場 3月最終日曜日 10月最終日曜日
アメリカ市場 3月第2日曜日 11月第1日曜日

ここでは、時期を覚える必要はありません。3つの市場で、サマータイムの切り替え時期をなんとなく意識しておくだけで良いでしょう。

切り替え時期になると、ニュースのヘッドラインやFX業者のお知らせで、目にするようになります。

私は、オセアニア市場はトレードしないので、アセアニアのサマータイム自体を、ほとんど気にしていません。経済指標の時間が早くなりますが、指標発表の時間が変わったら、サマータイムの切り替えがあったな、という程度の認識です。ちなみに、オセアニアとロンドン・ニューヨークで、サマータイム切り替えの時期が逆になっているのは、北半球と南半球では季節が逆だからです。

そして、MT4で考えておかなければならないのは、夏時間と冬時間で、タイムゾーンが1時間変わることです。

GMT+3だったのが、夏時間だと1時間早まり、GMT+2になります。

ただ、タイムゾーンが変わったからといって、MT4で何か設定をしなければならないことはありません。何もしなくて良いです。

タイムゾーンが変わると、MT4の取引時間が変わるだけだという認識です。日本時間でいうと、土曜日の朝7時にクローズしていたチャートが、サマータイムになると朝6時にクローズなります。

3.日本時間の表示方法

それでは、日本時間を表示する方法を説明します。

MT4では、タイムゾーンを変更することができません。設定ひとつで、好きなタイムゾーンにできれば良いのですが、残念ながらできません。次の3つの方法で設定します。

  • 日本時間の日本国内業者を使う
  • インジケータ付の国内業者を使う
  • 海外業者でインジケータを設定する

3.1.日本時間の日本国内業者を使う

タイムゾーンが日本時間なら、そもそも何の問題もありませんね。

日本国内の業者で、タイムゾーンを日本時間に設定している業者を使えばいいのです。

2019年6月現在で、日本時間のMT4を提供している国内業者は2社です。

下図は、日本国内でMT4を提供している業者で、黄色部分が日本時間を採用している業者です。

フォレックスドットコム、およびYJFX!になります。

日本業者 デモ口座 デモ期限 タイムゾーン 日本時間
インジケータ
FXトレード・フィナンシャル 30日 海外
OANDA  〇 無期限 海外
外為ファイネスト  〇 90日 海外
EZインベスト証券  〇 90日 海外 ×
楽天証券  〇 30日 海外 ×
FOREX EXCHANGE  〇 無期限 海外
AVATRADE  〇 21日 海外 ×
FOREX.com  〇 60日 海外
YJFX!(チャート分析のみ)  〇 無期限 国内
JFX(チャート分析のみ)  〇 無期限 国内

ただし、タイムゾーンが日本時間だからといって、この2社が絶対におススメというわけではありません。MT4を使う目的によります。

MT4でトレードするのか、デモ口座だけ使うのか、トレード手法はスキャルピングかデイトレードか、使うテクニカル分析など、いろいろな条件を比較してから決めるようにしましょう。あくまでも、タイムゾーンが日本時間というだけです。

なお、YJFX!のMT4を使う場合は、本口座のIDとパスワードが必要になります。

先に口座開設を済ませてから、MT4をダウンロードしましょう。

3.2.インジケータ付の国内業者を使う

国内の業者でも、上図のようにタイムゾーンは海外の方が多いです。

ただ、日本時間を表示するカスタムインジケータを使うことで、チャート上で日本時間を表示することができます。そのインジケータを提供している業者を使えば、問題は解決できます。

上図の一番右に「日本時間インジケータ」とありますね。

これが上の表の青い部分の5社が該当します。

  • FXトレード・フィナンシャル
  • オアンダ
  • 外為ファイネスト
  • FOREX EXCHANGE
  • JFX(チャート分析のみ)

日本時間を表示するインジケータがどのようなものか、見てみましょう。

たとえば、FXトレードフィナンシャルのHPを見てください。

参考:MT4のチャートに日本時間を表示することはできますか?

本文中に、「日本時間を併記するオリジナルインジケータFXTF-Japan Timeをご用意しております」とありますね。

FXトレードフィナンシャルに限らず、上図の5社にも、HPには同じような記載があります。使いたい業者のHPをチェックしてみてください。

そして、実際にMT4での表示は、下図になります。

チャートの一番下に、MT4の時刻があります。これは、もともと備わっているタイムゾーンになります。その上に、日本時間が表示されています。インジケータを設定すると、この日本時間が新たに表示されるようになります。たとえば、任意のローソク足にカーソルを当てたとき、日本時間がすぐに認識できるようになります。

これで、いちいち日本時間に換算してチャート分析をする必要がなくなります。

3.3.インジケータをダウンロードする

上で解説した2つの方法は、いずれも日本国内の業者で日本時間を表示する方法でした。

次に、海外業者のMT4で、日本時間を表示する方法を見ていきましょう。

FXトレードフィナンシャルなど、上図の独自のカスタムインジケータを提供しているのは、5社ありました。これらのインジケータは、本来どのMT4業者でも使えるインジケータです。

しかし、自社でしか使えないように、インジケータに制限をかけています。自社で口座開設してくれる人にだけ、使えるようにしています。

上記の5社が独自のインジケータを作っているように、個人でもインジケータは制作することができます。個人で作り、制限をかけずにどの業者でも使えるようにしてあれば、海外口座のMT4でも使うことができます。

そして、日本時間を表示するインジケータは、世の中にいくつか出回っているようです。中でも有名なのが、「JPN_Time_SubZero」というインジケータです。FXトレードフィナンシャルなど、5社と同じ内容で、チャートの下部に日本時間を表示することができます。「JPN_Time_SubZero」をダウンロードし、MT4に設定すれば、どの業者のMT4でも、日本時間が表示できます。

海外業者のMT4を使う場合、これで問題が解決できます。

「JPN_Time_SubZero」で検索すると、簡単にダウンロードすることができます。

ただ、「JPN_Time_SubZero」は個人が作ったもので、無料で出回っているので、作動の保証はありません。海外業者で、どうしても日本時間を表示したい場合は、作動しなくなるリスクを容認したうえで、使ってみるといいでしょう。

まとめ

日本時間を使うかどうかは、あなたのトレード手法や、検証方法によります。

不便を感じるなら、ぜひ設定してみてください。

ちなみに、私はMT4をいくつか利用しています。

チャート分析するチャートは、時間が重要なので、日本時間を採用している国内業者のMT4を使います。

スキャルピングで表示する1分足は、サーバーの強さやティック回数の多さが重要になるので、国内でも海外時間の業者、予備で海外業者を使います。

なお、私も、「JPN_Time_SubZero」のような独自のカスタムインジケータを制作しています。

インジケータを作るのは、プログラマーに外注すると数万円で可能です。いろいろ試してみて、作ってみるのも面白いでしょう。

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