トレンドを把握するためのパーフェクトオーダーの見方と使い方

パーフェクトオーダーとは、FXのチャートで、短期・中期・長期の3本の移動平均線が順番にキレイに同じ方向に並んでトレンドが発生している状態のことです。傾きが急なほどトレンドが強く、長く継続する傾向があります。

このパーフェクトオーダーは、多くのトレーダーが意識しています。

しかし、パーフェクトオーダー単体でエントリーの判断をするなど、誤った使い方をすると、せっかくの利点が活かせません。

そこで、この記事では、パーフェクトオーダーの基本的な説明に加えて、利益を出すための具体的なトレード戦略をお伝えします。

もし、あなたがパーフェクトオーダーを使いこなせていなければ、今後、どのように活用すれば利益が生み出せるかが明確に分かるようになります。それでは、早速始めましょう。

執筆者
ぶせな

ぶせな

FXの専業トレーダー。認定テクニカルアナリスト。 本格的にFXを開始してから10年で1億6,500万円の利益を突破。著書に、『最強のFX 1分足スキャルピング』『最強のFX 15分足デイトレード』(共に、日本実業出版社)がある。ツイッターアカウントは、『@busena_fx』、ブログは『億トレーダーぶせなブログ』。

1.パーフェクトオーダーの基本

最初に、パーフェクトオーダーとはどんなものか、実際のチャートで見てみましょう。

黄線が25日移動平均線、青線が75日移動平均線、赤線が200日移動平均線です。ちなみに、移動平均線には3種類あり、私は、指数平滑移動平均線(EMA)を使っています。

ただし、これから説明するパーフェクトオーダーでは、どの種類の移動平均線を使っても見方は同じなので、ご安心下さい。

上のチャートのAでは、移動平均線が3本ともデッドクロス(短期の移動平均線が長期の移動平均線を上から下に突き抜けること)しています。その後、Bでゴールデンクロス(短期の移動平均線が長期の移動平均線を下から上に突き抜けること)するまで下降トレンドが継続しています。

ここで、白いボックスで囲った箇所にご注目下さい。

3本の移動平均線が全て下向きに傾いていますね。しかも、上から長期中期短期→ローソク足の順番にキレイに並んでいます。

このように、ローソク足が先行し、移動平均線が短い期間の順番に同じ方向に並んでトレンドが発生している状態のことを、パーフェクトオーダーといいます。

このパーフェクトオーダーには、必ず覚えておくべき特徴が2つあります。

《パーフェクトオーダーの特徴》

1. 短いトレンドでは発生しない

2. トレンドフォローの順張りに徹する

それぞれ詳しく説明していきます。

1.1.短いトレンドでは発生しない

パーフェクトオーダーは、トレンドの期間が短いと発生しません。なぜなら、短期間で終わるトレンドは、パーフェクトオーダーになる前に、それぞれの移動平均線が収束(交差)してしまうからです。

また、同じパーフェクトオーダーでも、それぞれの移動平均線の角度が急なほどトレンドが強いことを意味し、トレンドが継続する期間も長くなる傾向があります。

覚えておきましょう。

1.2.順張りで使う

パーフェクトオーダーは、トレンドの流れに合わせた売買戦略(順張り)で使うのが基本です。これを、「トレンドフォロー」といいます。

現在のトレンドが反転するポイントを予測して、トレンドの流れと反対の売買(逆張り)を行うと、結局、何度も損切りするハメになる可能性が高くなってしまいます。

相場観に頼った売買ではなく、パーフェクトオーダーの流れに素直に従う戦略に徹しましょう。

ポイント!

パーフェクトオーダーは簡単に発見することができるので、初心者におすすめの見方です。

2.パーフェクトオーダーのトレード戦略

パーフェクトオーダーはトレンドフォロー(=順張り)が基本だとお伝えしましたが、パーフェクトオーダーを確認して単純に買ったり売ったりするだけでは、利益は出せません。

以下の3つの視点をしっかり押さえる必要があります。

《パーフェクトオーダーの売買戦略》

1. 三本の移動平均線を支持帯/抵抗帯として見る

2. トレンドの初期の段階で、他の指標と合わせてパーフェクトオーダーを読む

3. 予測が正しければ利益を伸ばし、外れたらすぐに損切りする

この中でも、2番目の「トレンドの初期の段階で、他の様々な指標を見て総合的に判断する」という視点が特に重要です。これとパーフェクトオーダーを組み合わせたやり方が、私のデイトレード手法のベースになっています。

2.1.短期EMAと中期EMAに注目する

相場は、一度トレンドが発生すると、それを否定する材料が出るまで継続します。そして、価格は上下動を繰り返しながら、N字を描いて進んでいきます。

いきなりN字と言われても難しいと思いますが、『トレンド相場の3つのパターンと2つのルール』でも解説しているので、気になる方は参考にして下さい。ただし、ここで分からないくても、この後の内容は理解できるので安心して下さいね。

簡単にいうと、上昇トレンドなら、高値を更新したら一時的に反落し(=押し目をつけて)、またトレンドへ回帰していきます。下降トレンドなら、安値を更新したら一時的に反発し(=戻りをつけて)、またトレンドへ回帰していきます。

この押し目と戻りのポイントが、移動平均線だと25EMAと75EMAになりやすいということです。具体的には、一度トレンドが発生すると、ローソク足が何度も25EMAと75EMAにぶつかっては、トレンド回帰していきます。

これを、下降トレンドのパーフェクトオーダーが発生している次のチャートで確認しましょう。

黄色の25EMAと、青色の75EMAにご注目下さい。

Aでは、ローソク足が25EMAに接触して反落(=戻し)しています。Bも同様に、25EMAに接触して反落しています。次に、Cでは、ローソク足は25EMAでは反落しなかったのですが、75EMAとぶつかって、さらに下降トレンドを強めています。Dのポイントも、Cと同様です。

このように、短期・中期の移動平均線は、ローソク足が反転するポイント(=支持帯/抵抗帯)として機能します。トレンドが強いパーフェクトオーダーの時ほどこの傾向は強くなり、売買の根拠になりやすくなります。

なお、移動平均線がサポートラインからレジスタンスライン(もしくはその逆)に役割転換する意味がイマイチわからない場合は、『サポートラインとレジスタンスラインで相場の反転を見抜くコツ』をご覧下さい。

2.2.複数の根拠からトレンドを初期の段階で見極める

移動平均線がパーフェクトオーダーの場合、トレンドフォローに徹するのが鉄則でした。そして、上手くトレンドに乗るためには、トレンド初期の段階でトレンドになるのかどうか見極めることが大切です。

トレンドを早く見極めることができれば、トレンドフォローで、安定して利益が得られるようになります。そのための方法を、実例を使って解説していきます。

下のチャートをご覧下さい。

白い横のラインは、レジスタンスラインです。Aで、ローソク足がレジスタンスラインを上にブレイクしました。

そして、ポイントはBです。Aで上にブレイクしたローソク足は、再び白いラインの水準に戻り、Bで反発しています。ここで、レジスタンスラインがサポートラインに役割転換したことを確認できました。

次に、移動平均線にも注目してみましょう。

同じBのポイントで、青色の75EMAが、赤色の200EMAを下から上に突き抜けてゴールデンクロスしています。この時、同時に赤色の200EMAとローソク足が接触して反発していますね。

つまり、Bで、ここから上昇する可能性を示唆する次の3つのシグナルを確認できたのです。

  1. 白いサポートラインでの反発
  2. 75EMAと200EMAのゴールデンクロス
  3. 200EMAでの反発

トレンドが上昇する根拠が3つもあるので、Bはまさに、これからいよいよパーフェクトオーダーになるかどうかの見極めのポイントになります。Bで買いポジションを持ってもいいぐらいなのですが、パーフェクト―オーダーが出るまで、もう少し我慢が必要です。

かといって、パーフェクトオーダーが出たという根拠だけでトレンドを判断して、エントリーしてもいけません。ここでは、上記3つの要素が揃った時にパーフェクトオーダーになる可能性が高いと初めて判断し、その後のトレード戦略を立てるのです。

もう一度、同じチャートをご覧下さい。

実際は、Bより少し右の矢印の辺りで、相場は明らかにパーフェクトオーダーになっていると確認できます。

ただし、それぞれの移動平均線の角度は緩やかなので、それほど強い上昇ではなさそうです。しかし、トレンドは、それを否定する材料が出るまで継続します。

逆に言うと、このまま否定材料がなければ、トレンドは直近の高値をブレイクして、さらに加速する確率が高いということです。つまり、この時点で、その先のCでのブレイクを予測できるということです。

このような、複数の根拠に基づいたトレード戦略があれば、トレンドフォローで大きな利益を狙うことができます。

さて、ここまでの話を整理してみましょう。

まず、パーフェクトオーダーが出たらすぐに買うのではありません。パーフェクトオーダーが出た後に、より多くの根拠が揃ってからトレードすると、勝率が格段に高くなります。

もちろん、複数の根拠が揃ってパーフェクトオーダーを確認してエントリーしても、10回中、何回かは想定を外すこともあります。そのような時は、すぐに損切りして、次のトレードチャンスまで待ちましょう。

トレードに勝率100%はあり得ません。トータルで勝つことを目指しましょう。

2.3.損小利大で利益を伸ばす

パーフェクトオーダーで強いトレンドに上手く乗れたら、利益を伸ばせるだけ伸ばすことが、あなたがこれから資産を増やしていく上で重要になります。損失は小さく利益は大きくの「損小利大」の考え方ですね。

そして、利益を伸ばすために必要なのが、利益確定ポイントの設定です。利益確定の目安は、直近の値幅の2倍にするのが一番分かりやすいです。

改めて、先ほどのチャートをご覧下さい。

Cを上にブレイクすると、BC間の値幅の2倍のDまでは上昇するのでは?と想定できます。(実際、私はDに到達したとほぼ同時に利食いしました。)

ここで紹介した事例は、パーフェクトオーダーの有効性を説明するための典型ともいえる形です。この基本パターンを叩き込んで、色んなチャートを見て分析することで、あなたも、相場の動きをかなり正確にイメージできるようになります。

諦めずに、チャートとしっかりと向き合いましょう。

まとめ

最後に、パーフェクトオーダーを活用するための、特に重要なポイントを3つ挙げます。

《パーフェクトオーダーの活用法》
1. 相場の正しい知識を持つ

2. その他の指標と組み合わせて、妥協することなく判断の強い根拠を探す

3. 一度エントリーしたら、利食い/損切りを決めて徹底する

ぜひ、パーフェクトオーダーに注目してチャート分析をし、トレードに活かして下さい。

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