公募割れしないIPO銘柄の選び方

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IPO投資で得る利益を最大化するために抑えておくべきことはたった1つだけです。

それは、

・公募割れしない銘柄を選ぶ

です。

私は、2015年8月25日現在、IPO投資で248万円の利益を得ています。

  • 抽選で得たIPOの損益
銘柄名(コード) 公募価格 株数 売却価格 利益
ファーストロジック(6037) 1770 100 2850 10.8万円
ショーケースティービー(3909) 1800 100 5290 34.9万円
Aiming(3911) 920 500 1280 18万円
リンクバル(6046) 2400 100 3070 6.7万円
デザインワンジャパン(6048) 2750 100 4150 14万円
キーパー技研(6036) 2120 100 3160 10.2万円
ヒューマンウェブ(3224) 1800 100 2010 2万円
日本動物高度医療センター(6039) 1130 100 1630 5万円
レントラックス(6045) 1750 100 2680 9.3万円
ヘルスケア&メディカル(3455) 110000 10 170000 60万円
DIT(3916) 1300 100 4500 32万円
メニコン(7780) 1700 300 2950 37.5万円
サムティ・レジデンシャル投資法人(3459) 102000 18 94000 ▲14万円
パルマ(3461) 1350 200 2490 22.8万円
      合計  248.4万円

いかがでしょう?

戦略を立ててIPO投資に臨むことで、誰でも比較的高い確率で、このような利益を得ることができるようになります。

次の項からは、この方法をご紹介しますので、是非、参考にしてください。

1. 公募割れしない銘柄の選び方

「IPO投資とは投資初心者でも年間数百万円の利益を得られる理由」でもお伝えした通り、IPO投資とは、これから上昇する株を上場前に手に入れることによって、上場後の大きな値上がり益を得る投資方法です。

上場前に投資家が、当該企業の株式を購入する時の値段を「公募価格」といいます。そして、上場後に最初につく当該株式の株価を「初値」といいます。

つまり、IPO投資では、公募価格より高い初値がついた時に利益になり、公募価格より低い初値がついたら(=公募割れ)損失になるということです。

さて、ここで質問です。

日本では毎年、多くの企業が上場します。そのうち、初値が公募価格を上回る銘柄の割合がどれだけあるでしょうか。

下の表をご覧ください。

  公開数 公募価格より高い 公募価格と同じ 公募価格より安い 勝率
2004年 175 165 3 7 94.3
2005年 158 151 4 3 95.6
2006年 188 159 9 20 84.6
2007年 121 89 3 29 73.6
2008年 49 20 3 26 40.8
2009年 19 13 2 4 68.4
2010年 22 10 3 9 45.5
2011年 36 19 3 14 52.8
2012年 46 36 0 10 78.3
2013年 54 52 1 1 96.3
2014年 77 60 1 16 77.9
2015年 49 44 1 4 89.8
        平均 74.8

 これは、2004年~2015年(2015年は7月末まで)に行われたIPO数に対して、

それぞれ、

  • 初値が公募価格を上回った企業数
  • 初値と公募価格が一緒だった企業数
  • 初値が公募価格を下回った企業数(これを「公募割れ」といいます)

を計測したものです。勝率は公募価格より高い初値がついた企業数を全体のIPO数で割ったものです。

この12年間の傾向を見てみると、初値が公募価格を上回っているケースが全体の74.8%に及びます。また2008年から2012年頃までは日本経済は、冷え込んでおり極端な不景気でしたのでIPO数、勝率とも極端に低い水準になっています。

この極端に勝率が低い不景気の5年間を除くと勝率は87.4%になります。今後、日本は東京オリンピックを控えていることもあり、しばらくは景気は回復傾向になることが予想されています。

つまりIPO投資は、比較的高い確率で利益を手にすることができるのです。また、IPO投資においては、どの銘柄が公募割れするか高い確率で予測することができます。その方法を知っていれば、さらに勝率を高めることができます。

早速、そのテクニックをお伝えします。

1.1. 公募割れしない銘柄を選ぶ4個のテクニック

公募割れしない銘柄を選ぶテクニックは全部で4個あります。

  • 公開株数が少ない銘柄を選ぶ
  • 全て売り出しの銘柄は避ける
  • 仮条件の上限で公募価格が決まらない銘柄を避ける
  • 業績が不振な銘柄は避ける

1.1.1. 公開株数が少ない銘柄を選ぶ

実例をもとに解説させて頂きます。下図をご覧ください。
secondary1

 ※トレイダーズウェブより

これは2015年7月のIPO銘柄です。

この中で、デクセリアルズだけが公募割れをしていて、平山とアイリッジは公募価格を大きく上回る初値がつきました。もし、平山が当選していたとしたら100株で約6万円の利益になりますし、アイリッジに至っては100株でも約51万円の利益になります。

このデクセリアルズと、アイリッジ及び平山の公開株数を確認してみましょう。

アイリッジは379,500株、平山は483,000株ですがデクセリアルズは54,049,000株と2社よりも100倍多い株数です。

IPO投資では、公募に当選した株主が、初値がついた直後にその株式を売却しようとします。つまり公開株数が多ければ多いほど、上場直後の売り圧力が強くなり、公募割れの確率が高くなるということです。

1.1.2. 全て売り出しの銘柄は避ける

IPOは公募と売り出しがあります。

  • 公募=新しく発行した株を投資家に提供し資金調達をすること。
  • 売り出し=創業者など大株主が保有する株の一部を投資家に提供すること

大抵のIPOは公募株が多いですが、中には売り出しの株だけの企業があります。その場合、一部の株主の益出しという印象が強いため良い評価はされません。

この手のIPOは公募割れするケースが多いです。

下図をご覧ください。 直近に新規上場した売り出しのみのIPOです。

銘柄名 売り出し株数 公募価格 初値
デクセリアルズ 49,363,000株 1600円 1550円
テクノプロ・ホールディングス 23,700,000株 1950円 1852円
西武ホールディングス 27,826,000株 1600円 1600円
ジョイフルホンダ 3,814,600株 2700円 2650円
日立マクセル 35,227,700株 2070円 1971円
日本航空 175,000,000株 3790円 3810円
第一生命保険株式会社 7,106,170株 140,000円 160,000円

 この中で4銘柄が公募割れしています。

IPOを申し込む時に公募と売り出しの割合をチェックして下さい。

1.1.3. 仮条件の上限で公募価格が決まらない銘柄を避ける

IPOの公募価格が仮条件の条件で決定しないケースがあります。

これはブックビルディング期間中に仮上限の上限での申し込みが少なかったために発生するケースですが、それだけ人気がなかったことが考えられます。

例えば、2014年のIPOを見ると

  • 仮条件の上限で公募価格が決まったIPOは72社
  • 仮条件の仲値で公募価格が決まったIPOは1社
  • 仮条件の下限で公募価格が決まったIPOは4社

人気がないIPOは上昇する際にも買われない傾向があるため、

公募割れしている銘柄が多いです。

下図は2014年に仮条件の下限で公募価格が決まった4社です。

銘柄名 仮条件 公募価格 初値
メタウォーター 2,400-2,550 2,400円 2,256円
すかいらーく 1,200-1,450 1,200円 1,200円
西武ホールディングス 1,600-1,800 1600円 1600円
ジャパンディスプレイ 900-1,100 900円 2650円

公募割れの銘柄が2銘柄で、公募価格と同値が2銘柄です。

仮条件を下回って公募価格が決まった銘柄には注意しましょう。

1.1.4. 業績が不振な銘柄は避ける

直近の業績が赤字の会社は投資家に好まれませんので赤字が続いているような企業は

避けることをお勧めします。

まとめ

投資する銘柄についてはいくつか気になるIPO銘柄をピックアップして頂き、その上で今回の内容を参考にして頂き、IPO投資に役立ててみてください。

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