損切りとは?正しいトレードルールの作り方

損切りとは、FXの場合、あなたが持ったドル円のポジションで含み損が生じている時に、決済して損失額を確定させることです。損切りは、利益ではなく損失を確定させる行動なので、当然イヤなものです。

しかし、私が知る限り、明確な損切りの基準を持たないでFXで勝てている人は1人もいません。逆に、損切りができないということだけで大損し、大事な資金を失ってしまったという人はいくらでも見てきました。

損切りができるかできないかで、それぐらい大きな差が出ます。

残念なことに、書籍や他のサイトは、損切りの重要性自体には触れているものの、具体的な損切りルールに関して解説しているものはほとんどありません。そこで、この記事では、あなたがFXで勝てるようになるために重要な次の2つのことをお伝えします。

  • 損切りが重要な根本的な理由
  • 投資スタイルごとの損切りの設定方法

これだけで、トレード成績が大きく改善されるぐらい意味のあるものだとお約束します。

執筆者
ぶせな

ぶせな

専業トレーダー。認定テクニカルアナリスト。 本格的にFXを始めて8年で1億5千万円を突破。 自身のブログ『FX億トレーダーぶせな「スキャルピング」「デイトレード」』では、定期的にトレードの損益を公開中。著書に、『最強のFX 1分足スキャルピング』(日本実業出版社)がある。

1.損切りルールが重要な理由

損切りルールが重要な理由を簡潔に表すと、次のようになります。

  • ほとんど全てのFX初心者が、損切りが原因で大損するから
  • 人は元々、損失を大きくする投資行動を無意識に取ってしまうから

これから説明させていただきますので、しっかり理解しておきましょう。

1.1.FXで負ける人の典型的なパターン

FXで負ける人の典型的なパターンは、次の2つです。

  • 損切りできずにコツコツドカン
  • 損切り貧乏

「2つだけ?」と思われるかもしれませんが、私が見てきた限り、FX初心者で失敗する人は例外なく、このいずれかのパターンで大きな損失を出しています。まずは、これを反面教師として、しっかりと理解しておきましょう。

1.1.1.損切りできずにコツコツドカン

コツコツドカンとは、全体としては悪くない勝率でやってきたのに、損切りの重要性を理解していないために、たった1回のトレードで大きな損失を出してしまう負け方です。これは、FXを始めてまだ間もない初心者に多く見られます。

偉そうに言わせていただいていますが、実は私も、FXを始めて2~3年の頃に1千万円以上の損失を出した原因が、このコツコツドカンパターンでした(参考:「FXで失敗して1000万円以上の大損をした事例と重要な教訓」)。あなたは、これと同じ失敗をしないようにして下さいね。

1.1.2.損切り貧乏

FX初心者のもう1つの負けパターンは、損切り貧乏です。これは、損切りの重要性は理解しているのですが、余りにも損切りの回数が多く、結局はトータルで大きく負けてしまうパターンです。

損切り回数が増える一番の原因は、相場の知識が欠けていることにあります。チャート上で価格が止まるポイント、上下のどちらかに動き出すポイントの分析が足りていないのです。そのため、テクニカル分析をしっかり学んで実践すると、成績は改善されるでしょう。

ただし、改善すべき点に目を向けずに損切り貧乏に陥ったら、いずれメンタルが崩壊し、冷静さを失って、「負け分を取り返そう」と想定以上の数量で無茶な取引をするようになってしまいます。

もし、今あなたが損切り貧乏状態になっているなら、一度トレードを休みましょう。その間に、もう一度FXを徹底的に勉強し、負けトレードを分析して、勝つためのルール作りをしてみて下さい。そのための具体的なヒントは全て、ここから書かさせていただきます。

1.2.損失を先延ばしにする投資行動を取ってしまう

そもそも、FX初心者がなぜ、皆同じ原因で大損をするのかというと、人間は元々、利益を得られる場面ではすぐに利益を確定したくなり、損をする場面では損失から目を背けたくなる生き物だからです。ちなみに、人間のこのような心理を「プロスペクト理論」と言うようです。

しかし、FXの鉄則は「損小利大」です。これは、人間が元々持っている自然な心理とは反対の行動です。そのため、普通にFXをやっていては、どうしても損をしてしまうのです。

それでは、どうすれば人間が元々自然に持っている心理に打ち勝って、勝ちに直結したトレードができるようになるのでしょうか?その答えが、ルール作りにあります。

無意識に損をする行動を取ってしまいがちなところを、ルールで矯正するイメージです。ポジションを持ったり、ポジションを決済する時に、必ず確認すべきルールを作り、自分の感情よりも、そのルールを優先した行動を取ることで防ぐのです。

私が失敗を乗り越えてFXで勝てるようになった最大のきっかけは、この「損切りルールの徹底」でした。ぜひ、あなたも、この記事の中で「今」損切りルールを作って下さい。そして、実践と検証を繰り返して、そのルールをより洗練されたものにしていって下さい。

2.私が徹底している損切りルール

繰り返しになりますが、損切りルールは絶対的に必要です。損切りルールなしでは、人間は本能的に必ず損をする行動を取ってしまいます。トレードに臨むにあたって、損切りルールだけは、必ず真っ先に決めて下さい。

この章では、私が実践している損切りルールを紹介します。意外と思われるかもしれませんが、私の損切りルールは、次の1つだけです。

エントリーの根拠が崩れたら躊躇なく損切り

具体的に解説させていただきます。

2.1.エントリーの根拠が崩れたら躊躇なく損切り

これは、全てのトレーダーが共通して守らなければいけない最善の損切りルールです。事例を交えて解説します。

2.1.1.スキャルピングでの損切り事例

下のチャートをご覧下さい。これは1分足チャートでのスキャルピング事例です。

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黄色の移動平均線と陰線(赤色)が接触しているAのポイントで、下降トレンドにスイッチが入ったと判断して、売りポジションを持ったとします。これから相場は左下の白線のように、下降トレンドで動くと判断したのです。

この場合、ローソク足が移動平均線に押し下げられたことを下降トレンドの根拠としています。そのため、ローソク足が移動平均線を上抜けしたら、移動平均線が抵抗帯として機能していないことになるので、下降トレンドの想定そのものが否定されます。つまり、エントリーの根拠が崩れたということになるので、すぐに損切りして仕切り直しです。

スキャルピングの場合、相場は数秒単位で動くので、損切りのタイミングはすぐに訪れます。そのため、エントリー時に定めた根拠がブレることはありません。

2.1.2.デイトレードでの損切り事例

次に、1時間足を使ったデイトレードの事例です。

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Aのポイントで、ローソク足が、黄色の短期移動平均線と接触しています。これは、短期移動平均線が抵抗線として機能していることを意味します。

同時に、黄色の短期移動平均線が、青色の中期移動平均線を下抜けして、デッドクロスという状態になっています。デッドクロスは、下降トレンドが始まる可能性を示すシグナルになります。その後、ネックラインを下抜けた時に、下降トレンドの明確なスイッチと判断して、売りポジションを持ちました。

さて、この場合、エントリーの根拠が崩れるのはいつでしょうか?私であれば、ローソク足が短期移動平均線を上抜けした時に、すぐに損切りをします。なぜなら、「下降トレンドが始まりそうだな」と判断した時の最大の根拠がAのポイントで、黄色の移動平均線が、ローソク足を押し下げていて抵抗線として機能しているのを見た時だからです。

デイトレードも、スキャルピング同様、翌日にポジションを持ち越さずに、1日の中で売買が完結する取引です。そのため、エントリー時の根拠がブレることはありません。

2.1.3.スイングトレードでの損切り事例

もう1つ見て見ましょう。日足チャートを使ったスイングトレードの事例です。

余談になりますが、私はサラリーマンの方にはスイングトレードはおすすめしません。なぜなら、スイングトレードは、ポジションを数日に渡って持ち越すスタイルのため、その間にテクニカル的な根拠も変化していくからです。

そのため、日中にチャートをチェックすることも必要なのですが、ほとんどのサラリーマンは、仕事中に頻繁にトレード画面を見ることはできないでしょう。ちなみに、私がサラリーマンの時は、帰宅後の21時から26時の間に集中して、スキャルピングをしていました。

それでは、次のチャートをご覧下さい。

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この時は、チャネルラインを根拠に、Aのポイントで売りポジションを持ちました。この時点で、エントリーの根拠はチャネルラインのみなので、それを上抜けた時に損切りをすることになります。

この時は、幸いなことに、ポジションを持ってから、徐々に含み益が増えていきました。そして、ポジションを保有している間に新たなチャートパターンが形成され、損切りの根拠も変わっていきました。

下の4時間足チャートをご覧下さい。

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Aは、先ほどの日足チャートと同じポイントです。Aでポジションを持った後、相場は下落し、ネックラインが形成されました。ネックラインを上抜けることは、下降トレンドが終わる強いシグナルになります。そして、 下降トレンドが否定されると、ポジションを決済する必要があります。

Bのポイントをご覧下さい。ここで僅かに、ローソク足がネックラインを上抜けています。私はこれを見て、すぐにポジションを決済しました。結果的には損切りではなく利益確定になりましたが、「エントリー根拠が崩れたら損切り」というルールに沿ったトレードを行なっています。

繰り返しになりますが、スイングトレードの場合は、ポジションの保有期間が長いので、その間に相場状況は刻々と変化していきます。また、スイングトレードは、全てのトレードスタイルの中で、最もトレンドを重視する方法です。そのため、最初に上昇か下降トレンドであることを判断してエントリーします。

その後は、トレンドが否定される材料が出た時に、すぐに決済をするというイメージです。

2.2.金額やパーセントでの損切りはNG

書籍では、よく「〇万円の損失が出たら損切り」「口座資金に対して〇%の損失が出たら損切り」というようなルールが紹介されています。

結論からお伝えすると、そのような自分の資金内容の変化を損切り基準にする考え方では成功できません。なぜなら、それはあなたの都合での損切りであって、相場の状況に対応した損切りではないからです。

例えば、あなたが買いポジションを持ったとします。その時、チャート上では上昇トレンドの根拠は全く否定されていません。それにも関わらず、損切りラインを1万円と設定していたので損切りしました。ただし、チャート上では、上昇トレンドは継続しているので、その後、すぐに上昇を始めました。

これは、先ほどお伝えした「損切り貧乏」でFXで負ける人の典型的なパターンです。

これだけでも、自分が今まで勝てなかった原因が分かった方もいるのではないでしょうか?資金管理は、1回当たりのトレードに投じる資金量でコントロールするべきものであって、損切りでコントロールするものではありません。この点は非常に重要なので、理解できるまで何度も読み返していただければと思います。 

3.成功は上手い負け方を覚えることから始まる

FXの世界では、ごく稀に、運だけで数十万円の元手を、1億円以上にする人もいます。怖いもの知らずで無茶なトレードをして、たまたま長期間続くトレンドに乗ってしまった人たちです。彗星のように現れる彼らは、その後、それ以上のスピードでそれ以上の額を失ってFXの世界からいなくなります。

もし、あなたが、まぐれで勝って短期間だけチヤホヤされたいというなら別ですが、私がお伝えしたいのは、長く安定して勝ち続けることです。そして、あなたが望むだけの資産を、現実的に作っていただくことです。

そのためには、負け方が大事なのです。

1回で資金を全部失ってしまうような負け方は、下手な負け方です。上手い負け方とは、損失を最小限に抑える負け方です。これさえ分かれば、あなたは、そう遠くないうちに望むだけ稼げるようになります。

リスク(損失)は最小限に留めて、リターン(利益)は最大限に伸ばす「損小利大」こそが、FXで資産を倍増させる最大の秘訣です。そして、この記事でお伝えしたことは、まさに「損小」にするための「上手い負け方」のテクニックです。

これが、あなたがFXで成功するための出発点になります。くどいかもしれませんが、どうか、徹底的に理解して、トレードに臨んで下さい。

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