損切りとは|億トレーダーが徹底している3つのロスカットルール

損切りとは、損失を抱えている(=含み損)の状態で、保有している株式や通貨ペアのポジションを反対売買することによって決済し、損失を確定することです。ロスカットとも言います。

この損切りは、利益ではなく損失を確定させる行動なので、当然イヤなものです。

しかし、明確な損切りの基準を持たないでトレードすると、遅かれ早かれ資金を失うことになります。その時の雰囲気で損切りすればいいだろう、という軽い気持ちでポジションを持とうとしていたら、絶対に考え直して下さい。

なぜなら、損切りができずに、マーケットから退場する人が後を絶たないからです。せっかくFXを始めたのに、お金を減らして辞めてしまうなんて、目も当てられません。

そこで、この記事では、あなたがFXで勝てるようになるために重要な、

  • 損切りが重要な根本的な理由
  • 投資スタイルごとの損切りの設定方法

を中心にお伝えします。損切りができるようになると、それだけで、トレード成績が大きく改善されるぐらい意味のあるものだとお約束します。

執筆者
ぶせな

ぶせな

FXの専業トレーダー。認定テクニカルアナリスト。 本格的にFXを開始してから10年で1億6,500万円の利益を突破。著書に、『最強のFX 1分足スキャルピング』『最強のFX 15分足デイトレード』(共に、日本実業出版社)がある。ツイッターアカウントは、『@busena_fx』、ブログは『億トレーダーぶせなブログ』。

1.損切りルールが重要な理由

まず、損切りルールが重要な理由を簡潔に表すと、次の2つになります。

  • ルールがないと大損しやすいから
  • 人間は損する行動を無意識に取るから

これからFXを始める方、損切りルールが決まっていない方は、必ず理解しておきましょう。一つ一つ解説していきます。

1.1.FXで負ける人の典型的なパターン

FXで負ける人の典型的なパターンは、次の2つです。

  • 損切りできずにコツコツドカン
  • 損切り貧乏

「2つだけ?」と思われるかもしれませんが、FX初心者が失敗する人は、このいずれかのパターンで大きな損失を出しています。まずは、反面教師にして、こうならないようにしましょう。

1.1.1.損切りできずにコツコツドカン

「コツコツドカン」とは、全体としては悪くない勝率でやってきたのに、損切りの重要性を理解していないために、たった1回のトレードで大きな損失を出してしまう負け方です。

このコツコツドカンは、FXを始めてまだ間もない初心者に多く見られます。

偉そうに言わせていただいていますが、実は私も、FXを始めて2~3年の頃にコツコツドカンで1千万円以上の損失を出した苦い経験があります…。

詳しくは、『FXで失敗して1,000万円以上の大損をした事例と重要な教訓』をお読みいただきたいのですが、あなたには、私と同じ失敗はしてほしくないと思っています。

1.1.2.損切り貧乏

FX初心者のもう1つの負けパターンは、「損切り貧乏」です。

この損切貧乏とは、損切りの重要性は理解しているのですが、余りにも損切りの回数が多く、結局はトータルで大きく負けてしまうパターンです。

損切り回数が増える一番の原因は、すぐに取り返そうとして、同じ場面で何度もトレードしてしまうことです。損切りしたということは、戦略が間違っているにも関わらず、負けで終わらせたくないがために、損切り直後にエントリーした挙句、連敗してしまうのです。

そもそも、損切り回数が多いということは、相場の知識が欠けていることにあります。チャート上で価格が止まるポイント、上下のどちらかに動き出すポイントの分析が足りていないのです。そのため、テクニカル分析をしっかり学んで実践すると、成績は改善されます。

しかし、改善すべき点に目を向けずに損切り貧乏に陥ったら、今度はメンタルが崩壊し、冷静さを失って、「負け分を取り返そう」と想定以上の数量で無茶な取引をするようになってしまいます。その結果、短期間で信じられないような損失を被ることになりかねません。

もし、今あなたが損切り貧乏の状態なら、一度トレードを休みましょう。その間に、もう一度FXを徹底的に勉強し、負けトレードを分析して、勝つためのルール作りをしてみて下さい。

ポイント!
初心者が損切りで上手くいかないのは、「コツコツドカン」と「損切り貧乏」の2つのパターンである。こうならないよう意識することが、上手な損切りの第一歩です。

1.2.損失を先延ばしにする投資行動を取ってしまう

そもそも、FX初心者は、なぜ同じ原因で大損をするのでしょうか?

それは、人間は元々、利益を得られる場面ではすぐに利益を確定したくなり、逆に、損をする場面では損失から目を背けて損失の確定を先延ばしにする生き物だからです。ちなみに、人間のこのような心理を「プロスペクト理論」と言います。

しかし、FXに限らず、投資の鉄則は、損失は小さく利益は大きくの「損小利大」です。この損小利大は、プロスペクト理論とは反対の行動なので、意識をしないでFXをやっていたら、どうしても損をしてしまうのです。

それでは、どうすれば人間が元々自然に持っている心理に打ち勝って、勝ちに直結したトレードができるようになるのでしょうか?

その答えが、ルール作りにあります。

イメージとしては、無意識に損をする行動を取ってしまいがちなところを、ルールを作ることで矯正する感じです。ポジションを持ったり、ポジションを決済する時に、必ず確認すべきルールを作り、自分の感情よりも、そのルールを優先した行動を取ることで防ぐのです。

実は、私が大きな失敗を乗り越えてFXで勝てるようになった最大のきっかけは、この「損切りルールの徹底」でした。

そのため、ルールさえあれば、適切な損切りができるようになります。損切りが上手くできずに資金を減らしてしまっていたら、損切りのルールが徹底されていない可能性があります。

そうならないように、まずは損切りのルール決めましょう。そして、実践と検証を繰り返して、そのルールをより洗練されたものにしていくことが大事です。

ポイント!
人間は、元々は欲深い生き物。お金が関わる投資になると、自然と損する行動を取ってしまいます。利益を出すために、損切りルールをしっかり作りましょう。

2.私が徹底している損切りルール

繰り返しになりますが、損切りルールは絶対に必要です。損切りルールなしでは、人間は本能的に必ず損をする行動を取ってしまいます。そのため、トレードに臨むにあたって、損切りルールだけは真っ先に決める必要があります。

2.1.エントリーの根拠が崩れたら躊躇なく損切り

この項では、私が実践している損切りルールを紹介します。意外と思われるかもしれませんが、私の損切りルールは、次の1つだけです。

エントリーの根拠が崩れたら躊躇なく損切り

私は、スキャルピング、デイトレード、スイングトレードの3つの手法を実践しますが、この「エントリーの根拠が崩れたら躊躇なく損切り」のルールを基本にし、手法によって損切りポイントをその時の相場に合わせて決めています。

ただし、1分足のスキャルピングと、4時間足のスイングトレードでは、売買判断の時間軸があまりにも違いますよね。いくらエントリーの根拠が崩れたら損切りするとはいえ、あまりにも時間軸が違うと、損切りポイントは大きく異なります。

しかし、エントリーの根拠が崩れたら損切りする、という本質は変わりません。

なお、私が実践している上記の3つの手法や損切りの決め方は、次の記事を参考にして下さい。

《スキャルピングの損切りの決め方》
FXのエンベロープで1億以上稼いだ具体的な使い方
スキャルピングで5年で1億稼いだ私のトレード手法の全て

《デイトレードの損切りの決め方》
デイトレードを始める初心者が知っておくべき基礎知識

《スイングトレードの損切りの重要性》
スイングトレードで初心者が勝てるようになるまでの具体的手法

ポイント!
エントリー根拠が崩れたら、必ず損切りしましょう。これを基本とし、トレードスタイルに応じて損切りポイントを決めていくと、ルールが作りやすいです。

2.2.金額やパーセントで損切りしない

損切りのルールは、一般的には、「〇万円の損失が出たら損切り」「口座資金に対して〇%の損失が出たら損切り」というようなものがよく紹介されています。

結論からお伝えすると、自分の資金内容の変化を損切り基準にする考え方では成功しません。

なぜなら、あなたの都合での損切りであって、相場の状況に対応した損切りではないからです。

例えば、あなたが買いポジションを持っていて、チャート上では上昇トレンドの根拠は全く否定されていません。それにも関わらず、損切りラインを1万円という金額で設定していたので損切りしました。ただし、上昇トレンドは継続しているので、その後、すぐに上昇を始めました…。

上記の例は、エントリー根拠が正しいにも関わらず、損切りポイントが間違っているので利益が出ないパターンで、上述の「損切り貧乏」の典型的な例です。このように、金額で損切り幅を決めてしまうと、トレード根拠をお金に換算してしまうため、正しい損切りができなくなります。

資金管理は、1回当たりのトレードに投じる資金量でコントロールするべきであって、損切りでコントロールするものではありません。

このことは、利益を残すために非常に重要なので、納得できるまでよく考えて下さいね。 

2.3.勝率より損益率を重視する

損切りルールを作る上で、損切りの回数を減らすことは、誰もが考えるはずです。

損切りの回数が多いだけで、なんとなく負けている気がしますよね。それが嫌で、なるべく勝ちトレードを増やし、負けトレードを減らそうと考えがちです。そうすると、勝率(=勝ちトレード数÷総トレード数)は高くなります。勝率を上げると、トレードで勝てると思いますね。

しかし、FXで勝ち続けるには、勝率よりも、「損益率(=平均利益÷平均損失)」が重要です。

この損益率をpipsでいうと、「勝ちトレードの平均pips ÷ 負けトレードの平均pips」になります。また、損益率を1回のトレードで考えると、「利幅÷損切り幅」の設定のことです。なお、pipsについては、『FXの単位pips(ピップス)とは|読み取り方のコツ』を参考にして下さい。

損益率は、損切り幅よりも利幅の方を大きくするのが良いという考え方なので、これは、理想のトレードで先ほどお伝えした「損小利大」と一致します。つまり、たとえ勝率が悪くても、損切り幅より利幅の方が何倍も大きければ、勝ち続けることができるということです。

なお、損益率の詳細は、次の記事で解説しています。損切りルールを決める上で、必ず役に立つ知識なので、ぜひお読み下さい。

ポイント!
安定して勝ち続けるためには、勝率よりも損益率が重要になってきます。利幅と損切り幅の両方を考慮し、ルールを考えるようにしましょう。

3.成功は上手い負け方を覚えることから始まる

FXの世界では、ごく稀に、運だけで数十万円の元手を1億円以上にする人もいます。

しかし、そのような方は、正直、怖いもの知らずで無茶なトレードをして、たまたま長期間続くトレンドに乗れただけの人です。彗星のように現れた彼らは、その後、それ以上のスピードでそれ以上の額を失ってFXの世界からいなくなります。

もし、あなたが、まぐれで勝って短期間だけチヤホヤされたいというなら別ですが、私がお伝えしたいのは、長く安定して勝ち続けることの大切さです。そして、あなたが望むだけの資産を、現実的に作っていただきたいと思っています。

そのためには、負け方が大事なのです。

具体的には、1回で資金を全部失ってしまうような負け方は、下手な負け方です。一方、上手い負け方とは、損失を最小限に抑える負け方です。この上手い負け方さえ分かれば、あなたは、そう遠くないうちに、望むだけ稼げるようになるでしょう。

繰り返しになりますが、リスク(損失)を最小限に留めて、リターン(利益)を最大限に伸ばす「損小利大」こそが、FXで資産を倍増させる最大の秘訣です。そして、この記事でお伝えしたことは、まさに「損小」にするための「上手い負け方」の考え方です。

上手い負け方を知ることは、あなたがFXで成功する出発点です。必ず意識して、トレードに臨みましょう。

利益を最大化するために
ぶせな氏を含む億トレーダーが
実際に使っているFX口座とは

当サイトでFXコンテンツを執筆いただいているぶせな氏のノウハウを実践するなら、ぜひ口座選びにもこだわってください。

ぶせな氏は「口座選びを適当にやっていて勝てるようになったトレーダーは見たことがない」と仰っています。ぶせな氏が利益を最大化するために実際に使っている口座は、『FX口座のおすすめ|初心者に絶対知ってほしい6社の徹底比較』で詳しく解説しています。また、最新のおすすめと人気の13社から選ぶ場合は、『初心者にもおすすめ!人気FX会社13口座を9つの項目で徹底比較』をご活用ください。

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busena


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もちろん、運で一時的に勝つのではなく、どんな相場でも「勝ち続ける」ということを真剣に追求してきた結果です。


それは、10年間120カ月のうち112勝8敗(勝率93.3%)という、ずば抜けて安定した成績が明確に表しています。


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特に、十分な投資資金がなくてFXに活路を見出したい方や、すでにFXは始めているが勝てるようになるまでの道筋が見えない方にとっては、必ず、その悩みを解消するものであると、自信を持ってお伝えします。


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