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株式市場には複数の市場が存在していて、それぞれの市場には多くの銘柄が上場し取引されています。
しかし、時に市場間での移動が発生し、それにともなって市場が変化した銘柄への買い需要が発生することがあります。
当然買い需要が発生するのであればそのような銘柄を仕込んでおくことは利益につながります。
このページでは、銘柄の市場変更の基礎知識と実際に市場が変更されるとどのような需要が発生するのかをご説明してきます。
目次
株式市場で取引されていた銘柄が、市場替えにより他市場へと移ることがあります。たとえば東証二部から一部へ、マザーズやJASDAQから東証二部や一部へと変更されたりします。
株式は、証券取引所で取引されるためには、上場という段階を踏みますが、銘柄によりいきなり東証一部へ上場したり、二部へ上場してその後一部へと上場したりします。
市場が変わることで、その企業の信頼度が大きく変わるとともに需給の変更なども起こってきます。特に東証一部上場であることは、厳しい審査を抜けてきた証だとみなされ社会的・経済的な信頼度も大きくなります。そのような意味でも東証一部に指定されようとする企業も多くなります。
そこで、ここでは東証一部への指定のための条件を見てみることにします。
東証1部に指定されるためには企業側の「東証一部に上場したい」という意志だけではもちろんダメで、ある一定の条件があります。一部指定のための条件は下記サイトに記されていいますので、記憶してしまいましょう。
東証一部指定替え基準(下記リンク)
http://www.jpx.co.jp/equities/listing/criteria/transfers/index.html
株主数や流通株式量、時価総額や出来高、利益金額など厳格に基準が決められています。上記の審査基準に通ることで、念願の1部指定への道が開かれます。
それでは念願の位置部指定になることでその銘柄にどのような買いの需要が発生するのかを次項ではみていきます。
東証一部に指定されると、一定の買い需要が発生します。それがTOPIX買いと呼ばれるものです。
TOPIXとは東証株価指数のことであり、東証一部銘柄の時価総額の合計を終値ベースで評価したうえで、指数化したものであり、日経平均株価と同様多くの投資家にベンチマークとして使用されています。その多くの投資家の中には当然機関投資家やファンドなど預かり資金を運用しているいわゆる大口の投資家もいます。(インデックスファンド)
TOPIX買いとは、そのような大きな資金が東証一部に指定された銘柄に流入することを言います。
そしてこのTOPIX買いは、東証一部に指定された銘柄に対して行われるタイミングがあり、一部上場した翌月の末と決められています。
このタイミングと現状の株価、そしてその銘柄の時価総額などを顧慮してあらかじめ安いうちに株を仕込んでおけばその買い需要発生のタイミングで売り抜けることができるのです。
先ほど説明した通り一部指定になるためには厳格な基準が設けられています。そして、特に2部やマザーズに上場したばかりの銘柄は、勢いそのままになるべく早く1分へ行きたいと考えるため一部指定への努力があるかどうかを注意深く見守る必要があります。
さて、ここで1分への指定替えを狙っている企業が行う施策を3つご紹介します。企業の利益を上げるには本業が軌道に乗る必要がありますが、それ以外の流動性や時価総額、株主数と言ったところは実はテクニック的に乗り切ることができるのです。
その施策とは次の3つになります、
となります。以下解説していきます。
株式分割とは、株価をあらかじめ定められた比率で分割して購入単価を下げることを言います。
例えば、4,000円で100株単位の株式があったとします。その株を買うためには最低でも40万円の資金が必要ですが、これを株式分割によって、5分割すれば、株価が800円となり最低資金は80,000円で済むことになります。
最低必要資金が安くなることで、取引する投資家が増加、すなはち流動性が高くなることにつながります。
株主優待とは、企業が株主に対してお礼の印に、食品、金券、施設利用券等様々なサービスをプレゼントすることを言います。日本の企業独特のサービスであり、1000を超える企業が株主優待制度を利用しています。
この株主優待ですが、最低売買単位を持っているともらえるものが多いので、最低売買のみ買おうとする投資家が多いです。株主数を増やすためには非常に効率的な制度であると言えます。なぜなら優待目的で株を買う投資家はすぐには売却しない投資家が多いからです。
また優待の質が高くなる、つまり改良されたりすると再び買われることが多くなります。そうなってくると当然時価総額も大きくなってきますので、株主数と時価総額と言う点で大きな役割を担ってくれます。
立会外分売は、企業などの大株主が株式市場が閉じているときに割引価格で投資家に株を売ることを言います。
申込み単位によりますが、例えば上限100株で株主に株式を手渡そうとしているならば、明らかに多くの投資家を集めよう、株主数を増やそうという意図のもとお粉われているのだとわかります。
ただし、指定替えのつもりが全くない企業の立会外の分売には注意が必要です。あくまで指定替え基準を満たしつつある企業で、株主数を積極的に増やそうとしている企業を見つける努力が必要です。
株式投資の経験を積むと、市場間の銘柄の行き来に着目できるようになり、そこに利益の源泉があるのだと気づくようになります。
たしかに銘柄の指定替えのタイミングをつかむことは簡単ではありませんが、その分狙っている人も少なくもしそのタイミングをとらえることができれば大きな利益を獲得することができるのです。
ぜひこのページを参考にしてください。
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